冬の味覚といえば、やっぱりみかん!甘酸っぱくてジューシーな味わいは、老若男女問わずみんなを笑顔にしてくれますよね。でも、せっかく食べるなら、一番美味しいみかんを選びたい!そこで今回は、人気みかんランキングをお届けします。定番品種から話題の新品種まで、おすすめのみかんを厳選してご紹介。それぞれの特徴や選び方のポイントも解説するので、あなたにとって最高の「みかん」を見つけて、今年の冬をさらに美味しく彩りましょう!
好きなみかんはどれ?人気品種ランキングをチェック!
みかんと一口に言っても、様々な品種がありますよね。その中でも、特に人気を集めているのはどの種類なのでしょうか?お気に入りのみかんがランクインしているか、ぜひチェックしてみてください。
5位:伊予柑
ジューシーで食べ応えのある「伊予柑」が、第5位にランクイン!伊予柑は、大きく、つややかな橙色の果実が特徴です。果肉がたっぷりで食べ応えがあり、プリプリとした食感も楽しめます。果汁が豊富で、爽やかな香りと甘酸っぱさが魅力。厚めの皮ですが、手で簡単にむくことができます。山口県で発見された品種ですが、現在は愛媛県での栽培が盛んです。「伊予の国」にちなんで名付けられたと言われ、その風味とジューシーさで多くの人に親しまれています。「果肉のボリューム感」と「ジューシーさ」が、伊予柑の人気の秘密です。
4位:紅まどんな
まるでゼリーのような食感が魅力の「紅まどんな」が、第4位に輝きました。2005年に品種登録されたばかりの比較的新しい品種で、一般的なみかんよりも大きく、濃いオレンジ色の美しい見た目をしています。紅まどんなの最大の特徴は、とろけるような独特の食感。まるでゼリーを食べているかのように滑らかで、果汁をたっぷりと含み、強い甘みと少ない酸味が特徴です。愛媛県でのみ栽培されている希少な品種であり、高級フルーツとして贈答用にも人気があります。「ゼリーのような食感」と「希少性からくる高級感」が、紅まどんなが支持される理由です。※紅まどんなはJA全農えひめの登録商標です。
3位:不知火(しらぬい)
程よい甘酸っぱさと、食べやすさが支持を集めた「不知火(しらぬい)」が3位にランクイン。清見オレンジとポンカンを掛け合わせたハイブリッド品種で、その特徴的な見た目も人気の理由の一つです。デコボコとしたヘタの部分が、なんとも可愛らしい印象を与えます。果汁が豊富で、プチプチとした食感が楽しく、濃厚な甘みと爽やかな酸味が絶妙なバランスで調和しています。「皮がむきやすく種が少ない」、「甘さと酸味のバランスが絶妙」といった点が、特に評価されています。特筆すべきは、「不知火」の中でも、厳しい基準(糖度13度以上、酸度1.0度以下など)をクリアし、JA熊本果実連から許諾を受けた農業団体のみが「デコポン」という名前で販売されます。デコポンは、不知火の中でも選りすぐりの高品質なものと言えるでしょう。
2位:ポンカン
まろやかな甘さと、皮ごと食べられる手軽さが魅力の「ポンカン」が2位に選ばれました。インド原産のポンカンは、明治時代に日本に伝わりました。その名前は、原産地であるインドの都市「プーナ」に由来すると言われています。外側の皮が簡単にむけ、内側の薄皮もそのまま食べられるため、手間なく味わえるのが嬉しいポイントです。酸味が穏やかで、口の中に広がる優しい甘さが特徴です。「皮がむきやすく、薄皮も気にせず食べられる」、「酸味が少なく、まろやかな甘さを堪能できる」といった点が、人気の理由として挙げられます。美味しいポンカンを選ぶには、ヘタの切り口が小さく、果皮の色が濃くハリがあり、ずっしりと重みを感じるものを選ぶのがおすすめです。これらの特徴を持つポンカンは、果汁が豊富で濃厚な味わいが期待できます。
1位:せとか
とろけるような食感と、溢れる果汁から「柑橘の王様」とも呼ばれる「せとか」が、見事1位に輝きました。せとかは、「清見」と「アンコール」を交配させ、さらに「マーコット」を掛け合わせて生まれた、比較的新しい品種です。それぞれの親品種の良いところを受け継ぎ、口に入れた瞬間に広がる、とろけるような食感、濃厚でジューシーな味わい、そして爽やかな香りが特徴です。その美味しさは、まさに"柑橘のトロ"と称されるほどです。「とろける食感と、たっぷりの果汁が楽しめる」、「爽やかで上品な香りが魅力的」といった点が、せとかの人気の秘密です。栽培が非常に難しく、生産量も限られているため、市場に出回る数が少なく、希少価値の高い高級柑橘として知られています。その希少性から、高値で取引されることも珍しくありません。
その他人気みかん品種
ランキング外で、特に人気のあるみかんの品種と、その主要な特徴をまとめました。各品種が持つ独自の風味や食感を比較して、自分にぴったりのみかんを見つける参考にしてください。
はるみ
果汁たっぷりの「清見」と、手軽に食べられる「ポンカン」の良いところを組み合わせた品種が「はるみ」です。皮が薄くて剥きやすく、種が少ないため、手軽に食べられます。果肉は大粒で、プリプリとした食感が楽しめます。噛むほどに爽やかな香りが広がり、上品な甘さを堪能できます。「果肉がプリプリしていて食べ応えがある」、「爽やかな香りが口いっぱいに広がる」という点が、はるみの魅力です。市場に出回る量が少ないため、スーパーなどではあまり見かけないかもしれません。手に入れたい場合は、オンラインショップなどを利用するのがおすすめです。
清見
温州みかんの代表品種「宮川早生」と、アメリカ原産の「トロビタオレンジ」という、それぞれの良さを持ち合わせた交配種が「清見」です。1979年に品種登録された、日本初のタンゴール(ミカンとオレンジを掛け合わせたもの)としても知られています。オレンジのような芳醇な香りと、温州みかんならではのまろやかな甘さが特徴で、一口食べればその豊かな風味が口いっぱいに広がります。外皮はやや硬めなので、カットして食べるのがおすすめです。「オレンジのような香りがたまらない」「甘みと酸味のバランスが絶妙」という声が多く聞かれます。糖度は11~12度ほどで、甘さの中に程よい酸味があり、種もほとんどないため、非常に食べやすいのも人気の理由です。
甘夏
甘みと酸味、そして独特のほろ苦さのバランスが絶妙な「甘夏」。その名の通り、夏を連想させる柑橘ですが、旬は3〜5月頃。大ぶりで食べ応えがあり、果汁たっぷりでジューシーな点も魅力です。夏みかんよりも糖度が高いことから「甘夏」と名付けられたと言われています。果肉がしっかりとしているため、ゼリーやコンポートなどのデザート作りには欠かせません。また、皮ごと使って自家製マーマレードを作るのもおすすめです。「あのほろ苦さがたまらない」「手作りデザートやジャムに最適」と、多くの人に愛されています。
八朔(はっさく)
江戸時代、広島県の「恵日山浄土寺」で偶然発見されたのが「八朔」です。「八朔」という名前は、発見当時の住職が「旧暦8月1日には食べられる」と言ったことに由来すると伝えられています。上品な甘さと程よい酸味に加え、ほんのりとした苦みが味わいを深めます。パリッ、サクッとした独特の食感も特徴で、一度食べたらやみつきになる人も少なくありません。「上品な甘さとほろ苦さのハーモニーが絶妙」「パリッとした食感が楽しい」と評判です。主な産地は和歌山県で、国内生産量の約7割を占めています。収穫は12月頃から始まり、2〜3月頃に出荷のピークを迎えます。
甘平(かんぺい)
「甘平(かんぺい)」は、2007年に品種登録された比較的新しい柑橘で、愛媛県でのみ栽培されているオリジナル品種です。扁平な形と濃いオレンジ色が特徴で、果汁を豊富に含んでいます。種がほとんどなく、果肉が非常に柔らかいため、薄皮ごと手軽に食べられるのが大きな魅力です。口に入れるとプチプチ、シャキシャキとした食感が楽しめます。酸味が少なく、糖度が高めに設定されているため、お子様からご年配の方まで、幅広い世代に愛されています。「種が少なくて食べやすい」「とろけるような甘さがたまらない」という声が多く聞かれる、愛媛県が誇る自慢の柑橘です。
まとめ
この記事では、人気みかんの品種ランキングをご紹介しました。それぞれの品種が持つ、他にはない風味や食感、そして栽培の歴史や特徴を知ることで、みかんの世界の奥深さを感じていただけたのではないでしょうか。このランキングが、皆さまにとって新たな発見につながり、お気に入りを見つけるヒントになれば幸いです。ぜひ、旬の時期に合わせて、さまざまなみかんを味わい、ご家庭でその豊かな風味を堪能してください。
Q1: みかんの品種選び、後悔しないためには?
A1: みかんを選ぶ際、重視したいのは甘さ、酸味、皮の剥きやすさ、口に入れた時の食感です。ご自身の好みに合わせて選びましょう。例えば、濃厚な甘さととろけるような舌触りを求めるなら「せとか」や「紅まどんな」、甘さと酸味のバランスが良いものが好みなら「不知火」、手軽に食べたい場合は「ポンカン」が良いでしょう。旬の時期に購入することも大切です。新鮮なみかんは色が鮮やかで、手に持った時にずっしりと重みを感じ、ヘタの切り口が小さいのが特徴です。
Q2: 「デコポン」と「不知火」って何が違うの?
A2: 実は「デコポン」は、みかんの品種名ではありません。「不知火」という品種の中で、JAが定める糖度や酸度などの厳しい基準をクリアしたものだけが「デコポン」という名前で販売されます。つまり、デコポンは不知火の一種であり、高品質な不知火である証と言えます。あの特徴的な、ヘタの周りが盛り上がった形はどちらも共通です。
Q3: みかんを長持ちさせる保存方法はありますか?
A3: みかんを美味しく保つには、風通しの良い、涼しい場所での保存が基本です。直射日光は避け、段ボール箱に入れる際は、みかん同士が重ならないように並べるか、新聞紙で一つずつ包むのがおすすめです。冷蔵庫に入れる場合は、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて野菜室へ。ただし、冷蔵庫での長期保存は味が落ちる原因になるため、注意が必要です。
Q4: 贈答品にも最適な高級みかんの種類は?
A4: 高級みかんとして名高いのは、やはり「せとか」と「紅まどんな」でしょう。「せとか」は、まるで柑橘の大トロと称されるほど、果汁たっぷりでとろけるような食感が魅力。栽培が難しく、生産量が限られているため、希少価値も高いみかんです。「紅まどんな」は、ゼリーのようなプルプルとした食感と、濃厚な甘さが特徴。愛媛県でのみ栽培されている希少性から、贈り物としても大変喜ばれます。
Q5: みかんの皮って、何か活用できる方法ってありますか?
A5: はい、みかんの皮はいろいろと利用できますよ!例えば、マーマレードやジャムの材料として使うことができます。特に、甘夏みかんは少し苦みがあって、皮も厚めなので、ゼリーやコンポート、マーマレードを作るのに向いています。他にも、乾燥させて陳皮という漢方薬やお風呂に入れる入浴剤にしたり、油汚れを落とす洗剤代わりに使うこともできるんです。