青しそジュースを長期保存！鮮やかな風味を一年中楽しむための秘訣

青じそが旬の時期に、その豊かな風味をぎゅっと閉じ込めた青しそジュース。鮮やかな色合いと爽やかな香りは、食卓に彩りを添えてくれます。でも、せっかく作ったジュース、できることなら一年中楽しみたいですよね？この記事では、青しそジュースを長期保存するための秘訣を徹底解説！今年の夏は、自家製青しそジュースで、爽やかな一年を過ごしましょう。

青じそが旬を迎える時期には、国産クエン酸を用いることで、長期保存が可能な青しそジュースを手作りできます。青じその豊かな栄養価と、独特で爽やかな香りが、このジュースの大きな特徴であり、暑い夏はもちろんのこと、一年を通して楽しめる健康的な飲み物です。 このレシピは、庭でたくさん収穫できた紫蘇を朝摘みし、ジュースにして親しい人へのお裾分けから生まれました。さらに、煮詰めてシロップにする手間を省き、手軽に作れる「簡単青じそジュース」の作り方もご紹介します。こちらは大葉のフレッシュな香りを存分に活かし、手軽に作れるため、日常的に楽しむのに最適です。

国産クエン酸を活用することで、青しそジュースを長期間、風味を損なわずに保存することができます。この方法なら、青じそ本来の優れた栄養価と、爽快な香りをそのままに、いつでも手軽に味わえるジュースをストックできます。季節を問わず、自宅で簡単に作れる健康ドリンクとして、その価値は計り知れません。

青しそ ：200g 

水 ：1L 

砂糖 ：500g 

クエン酸（食品添加物グレード） ：15g

まず、しその葉は一枚ずつ丁寧に水洗いし、土や汚れをしっかり落とします。洗った後は、葉についた水分を軽く切る程度にし、強く絞らないように注意してください。次に、鍋に適量の水を入れ、火にかけて沸騰させます。水が十分に沸騰したら、洗っておいたしその葉をすべて鍋に入れ、そのまま5～6分間煮ます。この煮る工程で、しその色と香りの成分が十分に引き出されます。煮込みが終わったら、火を止めます。 別の清潔な鍋にザルをセットし、先に煮たしそと煮汁をゆっくりと注ぎ入れます。ザルに残ったしその葉は、ヘラなどを使ってしっかりと押し、残りの煮汁を丁寧に漉し取ります。しそのエキスがすべて抽出されたら、ザルを取り除き、漉した煮汁が入った鍋を再び火にかけます。ここに砂糖を加え、焦げ付かないように混ぜながら溶かします。砂糖が完全に溶けたら、国産クエン酸を加えます。クエン酸を加えた瞬間、ジュースの色が鮮やかなルビー色に変わる様子は、まるで魔法のようです。 その後、ジュースが再び沸騰する直前まで加熱し、沸騰したらすぐに火を止めます。出来上がったジュースは、氷水を入れたバットなどで冷やし、事前に煮沸消毒しておいた耐熱容器（瓶など）に丁寧に注ぎ込み、完全に冷まします。冷めたジュースは、取り出しやすい容器に移し替えて冷蔵庫で保存すると、毎日手軽に楽しめます。この濃縮ジュースは、水で3～5倍に薄めて飲むのがおすすめです。さらに、このしそジュースの原液100mlに対し、レモンペクチンを製品の指示に従った分量（例：5g）加え、一晩冷蔵庫で冷やすと、美味しいゼリーとしても楽しむことができ、ヨーグルトとの相性も抜群です。

この青しそジュースは非常に濃厚なため、そのままでは風味が強く感じられることがあります。美味しくお召し上がりいただくには、水で3～5倍程度に薄めて、お好みの濃さに調整することをおすすめします。クエン酸は口に入れるものなので、純度の高い食品添加物グレードのものを選びましょう。国産クエン酸は、一般的に酸味が強めなので、レシピの分量よりも少し控えめに加えると、より美味しく仕上がります。さらに、飲む直前に絞りたてのレモン汁を少量加えることで、爽やかさと奥深さがプラスされ、より一層風味豊かな味わいをお楽しみいただけます。

このレシピは、大葉を贅沢に使用した青じそジュースを、通常手間のかかるシロップ作りの工程を省略し、すぐに楽しめるように工夫したものです。大葉ならではの爽やかな香りが際立ち、すっきりとした味わいが特徴です。一般的にしそジュースは赤じそで作られることが多いですが、赤じそは旬が短く、大量にしか手に入らないこともあります。その点、一年を通して手に入りやすい大葉を使うことで、いつでも気軽に作れるのが大きなメリットです。忙しい時や、ちょっと気分転換したい時にぴったりの一杯です。作り方を詳しく解説した動画もご用意していますので、ぜひ参考にしてください。

このレシピは2人分です。以下の材料をご用意ください。

大葉:：20枚

グラニュー糖:：50g

酢（穀物酢）：大さじ2

水:：500cc

人数に合わせて、材料の分量を調整してください。分量を変える際は、調理時間や火加減も、分量に応じて適切に調整することが大切です。

爽やかで風味豊かな大葉の青じそジュースの作り方を説明します。まず、鍋に水500ccを入れて強火にかけ、沸騰させます。沸騰したら、大葉20枚をすべて鍋に入れ、5分間煮出します。この工程で、大葉の香りと成分が水に溶け出します。5分経ったら火を止め、鍋から大葉を取り出します。グラニュー糖50gを鍋に加え、よく混ぜて完全に溶かします。砂糖が溶けたら、清潔なザルで煮汁を漉し、大葉をしっかりと取り除きます。この時、ヘラなどで大葉を押し付け、残った水分を絞り出すと、より濃厚なジュースになります。漉した煮汁に、酢（穀物酢）大さじ2を加えます。酢を加えることで、ジュースの色が鮮やかなピンク色に変わり、さっぱりとした酸味が加わります。最後に、茶こしなどでさらに細かく漉すと、口当たりが滑らかになります。粗熱を取ったら、清潔な容器に移し、冷蔵庫で冷やして完成です。

大葉を煮出して取り出す際は、目の細かいザルや清潔なガーゼを用いて、大葉に染み込んだ水分を丁寧に絞り出すことが大切です。このひと手間で、大葉の豊かな香りと貴重な栄養成分を余すところなくジュースに凝縮させ、より風味豊かな仕上がりになります。この手軽に作れる青じそジュースは、赤紫蘇を用いたものと比較して、淡い色調が特徴で、口に含むと清涼感あふれる爽快な味わいと、穏やかな酸味が広がります。また、このレシピは青じそ（大葉）だけでなく、赤紫蘇を使って同様に美味しく作ることができます。赤紫蘇を使用すれば、鮮やかなルビー色と、青じそとは一味違った独特の芳香が楽しめるため、その時の気分や目的に合わせて試してみてください。思い立ったらすぐに作れる手軽さが、このレシピの最大の魅力であり、夏の暑さをしのぐリフレッシュメントとして最適です。

この記事では、青しそジュースの魅力と、それぞれの目的に合わせた二通りの作り方を詳しくご紹介しました。国産クエン酸を使用する長期保存レシピでは、青しそ本来の優れた栄養価と芳醇な香りを一年中堪能でき、作り置きにも最適です。一方、手軽なレシピでは、煮詰める手間なく大葉の清々しさを気軽に味わえ、すぐに作れる点が魅力です。特に、赤しそが入手困難な時期でも、大葉を使ってさっぱりとした美味しい青しそジュースを作れることをご紹介しました。どちらのレシピも、日々の健康維持や気分転換に役立つこと間違いありません。ぜひご家庭で、ご自身のライフスタイルに合った青しそジュース作りに挑戦し、その奥深い風味と効能を体感してみてください。

長期保存を目的としたレシピでは、国産クエン酸を使用し、適切な加熱殺菌と密封保存を行うことで、冷蔵庫で数ヶ月間の保存が可能です。未開封であればさらに長期保存も期待できますが、開封後は空気との接触により品質が劣化するため、できるだけ早く飲み切ることをお勧めします。一方、手軽なレシピで作るジュースは、加熱処理やクエン酸による保存効果が低いため、冷蔵庫で保管し、2～3日を目安に飲み切るのが理想的です。

クエン酸は、青しそジュースの保存期間を延ばすだけでなく、美しい赤色を引き出す上で重要な役割を果たします。特に長期保存を目的とする場合には、欠かせない材料と言えるでしょう。ただし、すぐに飲み切る手軽なレシピであれば、クエン酸の代わりにレモン果汁などで代用することも可能です。この場合、保存期間は短くなりますが、風味は大きく損なわれることはありません。今回の簡単レシピでは食酢を使用しており、酸味を加えるとともに色合いを調整する役割を担っています。

青しそは、健康をサポートする多様な栄養素の宝庫です。特に、β-カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。青しそに含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。また、カルシウムや鉄分などのミネラルも含まれています。これらの栄養素を手軽においしく摂取できるのが青しそジュースの魅力です。

もちろん、青しそジュースの作り方は、赤紫蘇でも応用可能です。赤紫蘇を使うと、ジュースは深みのある鮮やかな赤色になり、青しそとは一味違った、独特の芳香が楽しめます。赤紫蘇もまた、アントシアニンなどの栄養素がたっぷり。見た目も風味も異なる、赤紫蘇ジュースならではの魅力を発見してみてください。

青しそジュースの定番の飲み方は、水や炭酸水で3〜5倍に割って、その爽やかな風味をダイレクトに味わう方法です。牛乳や豆乳で割れば、まろやかなラッシー風ドリンクとして楽しめます。長期保存レシピでご紹介したように、レモンペクチンを加えてゼリーにしたり、凍らせてシャーベットにするのもおすすめです。さらに、ウォッカや焼酎で割って、オリジナルカクテルを作るのも楽しいでしょう。