爽やかな酸味と香りが魅力!グリーンレモンの活用術
鮮やかな緑色が目を引くグリーンレモン。爽やかな酸味と、雑味のないフレッシュな香りが魅力です。黄色いレモンとは一味違う、爽やかさが際立つ風味は、料理やドリンクに清涼感を与えてくれます。この記事では、そんなグリーンレモンの特徴や、普段の食卓をより豊かにする活用術をご紹介。旬の時期ならではの味わいを、ぜひお試しください。

グリーンレモンとは?青レモン、緑レモンとの違い

グリーンレモンとは、その名の示す通り、緑色の外観を持つレモンのことです。まだ果実が緑色の段階で収穫されたレモンを指し、青レモンや緑レモンと呼ばれることもありますが、これらはすべて同じものを意味します。一般的にスーパーマーケットなどで見かける黄色のレモンとは品種は同じですが、収穫のタイミングが異なるため、色合いや風味に差異が生じます。レモンは収穫後も追熟し、青いままのグリーンレモンは、収穫した後に置いておくと実が黄色になります。ただし、収穫後日数が経ちすぎると酸味が少なくなったり、果汁が少なくなってしまったりするので注意が必要です。

グリーンレモンの特徴:味・香り・栄養素の違い

グリーンレモンは、通常の黄色いレモンと比べて、際立った酸味とフレッシュな香りが際立つのが特徴です。皮は厚めで、果汁の量はやや少なく、かすかな苦味も感じられます。また、香りの高さも特筆すべき点です。栄養面では、レモンと同様にビタミンCが豊富に含まれており、特に皮ごと摂取することで、より多くのビタミンCを効率的に摂取できます。さらに、ポリフェノールやカルシウムも豊富に含有されており、これらの栄養素も主に皮の部分に多く含まれています。

  • 味: 強烈な酸味と、かすかな苦みが感じられる
  • 香り: 豊かな風味が特徴
  • 栄養素: ビタミンC、ポリフェノール、カルシウムが豊富(特に皮に多く含まれる)

グリーンレモンの旬な時期・収穫時期

グリーンレモンの旬な時期は、産地によって多少の違いが見られますが、9月頃からグリーンレモンとして収穫が始まります。また、ハウスを使った施設栽培では収獲時期を早めたり、寒冷地で栽培することで収獲時期を遅くさせたりすることが可能です。レモンの収穫時期は9月~2月頃。多くの花は、春から花を咲かせ着果し、秋から冬にかけてが収穫時期となります。そのため、一部をグリーンレモンとして収獲し、その後に黄色のレモンとして収獲するなど、2段階で収獲することもできます。

国産グリーンレモンの産地

国産レモンの産地として広く知られているのは広島県です。その他にも、愛媛県、和歌山県、熊本県、佐賀県などでも生産が行われています。トドクヨでは、広島県大崎上島産の高品質なグリーンレモンを中心に販売しています。

グリーンレモンの賢い選び方:国産・無添加がベスト

グリーンレモンを選ぶなら、やはり国産を選ぶのが賢明です。海外産のレモンには、ポストハーベスト農薬として防カビ剤や、乾燥を防ぐためのワックスが使用されている場合があります。一方、国産レモンではポストハーベスト農薬の使用は認められておらず、ワックスも使用されないことが多い点が特徴です。ただし、栽培中に農薬が使われることはありますので、気になる方は栽培方法を確認するとよいでしょう。

  • 国産:防カビ剤や不要なワックスの心配が少ない
  • 無添加:皮まで安心して美味しくいただける
  • 有機栽培:JAS規格準拠で、さらに安心

グリーンレモンの上手な保存方法

グリーンレモンを長持ちさせるには、冷蔵庫の野菜室での保存が鍵となります。理想的な温度は6~8℃。10℃を超えると品質劣化が進みやすいため、常温での保存は避けましょう。

冷蔵庫でそのまま保存する場合

カットしていないグリーンレモンを保存する際は、一つずつ丁寧にラップや新聞紙で包み、野菜室へ。こうすることで乾燥を防ぎ、新鮮さを長く保てます。この方法なら、約1ヶ月は美味しく保存可能。時間が経つにつれて色が黄色みを帯びてくることがありますが、品質には問題ありません。

皮ごと冷凍保存する場合

グリーンレモンを丸ごと冷凍庫に入れると、長期保存が可能になります。栄養価や風味も損なわれにくいのが嬉しいポイント。凍ったままおろし金ですりおろしてジュースにしたりと、皮ごと活用したい場合に最適です。冷凍保存の目安は約1ヶ月です。

カットして冷凍保存する場合

グリーンレモンは、カットしてから冷凍することも可能です。冷凍保存した場合も、約1ヶ月程度を目安に使い切るようにしましょう。ドリンクにそのまま入れたり、自家製のはちみつレモンを作るのに便利です。カットしたレモンを冷蔵保存する場合は、風味を損なわないように5日以内に消費するのがおすすめです。

グリーンレモンのおすすめの食べ方・レシピ

グリーンレモンは、そのままかじっても爽やかな酸味が楽しめますが、色々なレシピに応用できます。中でも、塩レモンやはちみつレモンは、グリーンレモンの風味を活かせるので特におすすめです。選び方のポイントで触れたように、国産でワックス不使用のものなら皮ごとの調理もおすすめです。

塩レモンの作り方と食べ方

薄く輪切りにしたレモンと塩を清潔な瓶に入れ、じっくりと時間をかけて漬け込みます。塩レモンは、お肉や焼き魚に添えればさっぱりといただけますし、レモンから出たエキスはドレッシングとしてサラダにかけるのもおすすめです。

はちみつレモンの作り方と食べ方

薄くスライスしたレモンと蜂蜜を瓶に入れ、時間をかけてゆっくりと漬け込みます。自家製はちみつレモンは、パウンドケーキやフレンチトーストに添えても美味しく、その他にもお菓子作りや料理のアクセントとして幅広く活用できます。

レモン胡椒の自作レシピ

レモンを搾った後の果皮は、柚子胡椒と同じ要領でレモン胡椒に生まれ変わります。グリーンレモンの風味を最後まで味わい尽くせる活用法です。

飲み物へのアレンジ

グリーンレモンをカットして、ソーダ水やウィスキー、焼酎などに添えれば、爽快感あふれるドリンクが完成します。アルコールを入れずにソーダ水に加えるだけでも、格別の清涼感を堪能できます。

まとめ

グリーンレモンは、その清々しい香りと爽やかな酸味で、お料理や飲み物に彩りを添える魅力的な食材です。旬の時期に味わうのはもちろんのこと、適切な保存方法でより長くお楽しみいただけます。国産ノーワックスのグリーンレモンを選んで、安心・安全に、そして美味しくグリーンレモンをご堪能ください。

グリーンレモンと通常のレモン、違いは何?

グリーンレモンとは、熟す前の緑色の状態で収穫されるレモンを指します。一般的に見かける黄色のレモンと種類は同じですが、収穫時期の違いから、より強い酸味と香り、そしてわずかな苦味を持つのが特徴です。

グリーンレモンの上手な保存方法は?

グリーンレモンを保存する際は、冷蔵庫の野菜室に入れるのがおすすめです。丸ごと保存する場合は、一つずつラップや新聞紙で包むことで、鮮度をより長く保てます。長期保存を希望する場合は、皮付きのまま冷凍保存することも可能です。

グリーンレモンは皮ごと食べてもOK?

国産でワックスを使用していないグリーンレモンであれば、皮ごと食べても問題ありません。むしろ、皮にはビタミンCやポリフェノールといった栄養素が豊富に含まれているため、皮ごと食べるのがおすすめです。
グリーン レモンレモン