かぼちゃを生のまま冷凍保存!美味しさ長持ちの秘訣と活用レシピ
秋の味覚、かぼちゃ。煮物やスープ、スイーツにと大活躍ですが、丸ごと一個はなかなか使い切れない…そんな経験はありませんか?カットしたかぼちゃは傷みやすく、使い切れずにダメにしてしまうことも。でも大丈夫!賢く冷凍保存すれば、かぼちゃを無駄にすることなく、いつでも美味しい料理に活用できます。この記事では、かぼちゃを生のまま冷凍する簡単ステップ、鮮度を長く保つための冷凍・解凍方法、冷凍かぼちゃを使った長持ちレシピ、さらには保存時のカビや臭い対策まで詳しくご紹介。賢く使い切って、食卓を豊かに彩りましょう!

かぼちゃを長持ちさせる!保存前の下処理

スーパーでよく見かけるカットかぼちゃは、4~6等分にカットされ、種とわたが付いた状態でラップされていることが多いです。多くの場合、そのまま冷蔵庫へ入れてしまいがちですが、実は傷みやすいのは、水分を多く含む種とわたの部分。ここから劣化が進んでしまうのです。だからこそ、かぼちゃを美味しく長く保存するには、購入後すぐに種とわたを取り除くことが大切です。スプーンなどを使って種とわたをきれいに取り除きましょう。この時、果肉が濡れないように注意し、皮の部分だけを軽く洗い、残った水分はキッチンペーパーで丁寧に拭き取ってください。水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなり、傷みの原因になります。適切な下処理を行ったとしても、冷蔵保存では3~4日程度しか日持ちしません。かぼちゃ本来の風味や食感を最大限に楽しむには、購入後すぐに調理するのが一番ですが、すぐに使わない場合は、冷凍保存を活用して美味しさをキープしましょう。

かぼちゃを自宅で冷凍保存する方法

カットしたかぼちゃは傷みやすいので、使い切れない場合は冷凍保存がおすすめです。自宅でかぼちゃを冷凍する基本的な方法としては、生のまま冷凍する方法と、加熱してマッシュ状にしてから冷凍する方法の2種類があります。料理に合わせて使い分けることで、かぼちゃの美味しさをより長く保ち、調理の手間も省けます。それぞれの方法で手順やポイントが異なるので、以下を参考に、自分に合った方法を選んでみてください。

生のまま冷凍保存

かぼちゃは生のままでも冷凍できます。この方法のメリットは、下茹での手間が省けることと、凍ったまま調理できることです。生のまま冷凍する場合は、用途に合わせたカット方法を選ぶことが大切です。例えば、炒め物や天ぷら、ソテーには薄めの「くし形切り」、煮物やカレー、シチューには「小さめの角切り」がおすすめです。これらの切り方なら、調理時に火が通りやすくなります。小さめの角切りと薄いくし形切りは特に使いやすく、おすすめです。カットしたかぼちゃは、1回に使用する分量(4~5切れ程度)ごとにラップでしっかりと包みます。空気をできる限り抜き、ラップを密着させることで、酸化を防ぎ、品質を保つことができます。さらに、ラップで包んだかぼちゃを冷凍用保存袋に入れることで、二重に保護され、乾燥や変色、食感の悪化を効果的に防ぐことができます。この方法で冷凍した場合、冷凍庫で約2週間保存可能です。

生のまま冷凍したかぼちゃの解凍と調理のコツ

生の状態で冷凍保存したかぼちゃは、解凍せずにそのまま加熱調理に使うのが一番おすすめです。お味噌汁や煮物、カレーなど水分が多い料理なら、冷凍状態のまま鍋に投入して調理できます。小さく角切りにしたり、薄めのくし形にカットしておくと、比較的早く火が通ります。調理前に解凍してしまうと、変色したり、水分が出て食感が悪くなることがあります。さらに加熱すると、かぼちゃ本来の風味や食感が損なわれがちです。冷凍のまま調理することで、かぼちゃの色、味、食感の変化を最小限に抑え、美味しく食べられます。ただし、炒め物や天ぷらなど、短時間で加熱する料理に使う場合は、完全に解凍するのではなく、電子レンジで軽く加熱(半解凍または予熱)してから使うと、調理時間を短縮しつつ均一に火を通せます。目安として、100gあたり約1分(500W)程度加熱すると良いでしょう。

マッシュして冷凍保存する方法

かぼちゃは生のままでも冷凍できますが、風味や食感が多少落ちる場合があります。冷凍しても美味しさを保ち、なめらかな食感を楽しみたいなら、加熱後にマッシュしてから冷凍するのがおすすめです。この方法は、スープやサラダ、コロッケ、お菓子など、様々な料理に活用できます。まず、かぼちゃを食べやすい大きさにカットし、皮をむいて柔らかくなるまで茹でます。茹で上がったらお湯を切り、木べらやマッシャーで滑らかになるまで丁寧に潰します。潰したかぼちゃを、1回分の使用量(約80gなど)ずつラップに薄く広げて包み、平らにします。平らにすることで冷凍・解凍時間を短縮でき、使いやすくなります。ラップで包んだら、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍します。二重に包装することで、乾燥や冷凍焼けを防ぎ、品質を長持ちさせることが可能です。マッシュしたかぼちゃは、冷凍庫で約2週間保存できます。

マッシュした冷凍かぼちゃの解凍と調理のコツ

マッシュして冷凍したかぼちゃは、凍ったまま調理に加えることで、すぐに火が通り簡単に活用できます。例えば、牛乳(かぼちゃ80gに対し100~150mlが目安)と一緒に煮込めば、あっという間に風味豊かな滑らかかぼちゃスープが完成します。また、電子レンジの解凍機能で解凍し、卵と混ぜてオムレツにしたり、スイーツやコロッケの材料として使うのもおすすめです。電子レンジで解凍する際は、加熱時間を短めに設定し、様子を見ながら少しずつ解凍するのがコツです。水分が飛びすぎるのを防ぎ、かぼちゃのしっとりとした食感を保てます。

冷凍かぼちゃの品質維持:におい・変色対策と賞味期限

ご自宅で冷凍したかぼちゃを解凍した際、「なんだか変なにおいがする…」と感じたり、色が変化しているように見えたりすることがあります。このようなにおいや変色の原因としては、大きく分けて2つの可能性が考えられます。
1つ目は、冷凍する前の下処理が不適切であったことによる品質劣化です。特に、かぼちゃの種とわたは水分を多く含んでいるため、これらをきちんと取り除かずに冷凍すると傷みやすく、においや変色を引き起こす主な原因となります。冷凍する前に、これらを確実に除去することが品質を維持するための第一歩です。
2つ目は、冷凍庫内のにおい移りや冷凍焼けです。食品をしっかりと密閉せずに冷凍した場合、冷凍庫内の他の食品のにおいが移りやすくなるだけでなく、空気に触れることで乾燥が進み、風味や食感が損なわれる「冷凍焼け」の原因にもなります。ラップと密閉保存袋で二重に包むなど、厳重な対策を講じることが重要です。
上記の2点に注意しても、食べる際に少しでもにおいが気になる場合や、かぼちゃ特有の青臭さを和らげたい場合は、調理時に工夫を加えることで改善できます。例えば、シナモンなどの香りの強いスパイスや、蜂蜜、メープルシロップなどを加えることで、においや青臭さをマスキングし、風味豊かな一品に仕上げることが可能です。また、かぼちゃの青臭さがどうしても気になるという方は、皮をすべて剥いてから冷凍する方法もあります。皮を剥くことで、青臭さの原因となる成分が減少し、よりマイルドな味わいになります。自宅で冷凍したかぼちゃの賞味期限は、生のまま、またはマッシュした状態でも、約2週間を目安に使い切ることを推奨します。これは、家庭用冷凍庫での緩慢冷凍では、品質が比較的早く低下しやすいためです。

市販の「冷凍かぼちゃ」なら、より長くおいしさを保てる!

ご自身でかぼちゃを冷凍するのも良い方法ですが、時間や手間をかけたくない、あるいはより高品質な冷凍かぼちゃを楽しみたいという場合には、市販の冷凍かぼちゃが最適です。硬くて扱いにくいかぼちゃを自分でカットするのは大変な作業ですが、市販の冷凍かぼちゃは、すでに使いやすい大きさにカットされており、種やわたの除去などの下処理も済んでいるため、調理の手間を大幅に削減できます。また、多くの市販品は電子レンジで手軽に調理できるようになっているため、忙しい日でも簡単に料理に取り入れることが可能です。さらに、市販の冷凍かぼちゃは、専門の工場で-30℃~-40℃という非常に低い温度で急速冷凍されています。この急速冷凍技術によって、家庭での緩慢冷凍と比較して食品の細胞組織の損傷が最小限に抑えられ、栄養価を高く維持できる点が大きな魅力です。加えて、収穫後に適切な追熟を行った旬のかぼちゃを使用していることが多く、一年を通していつでも美味しく、旬の味覚を手軽に楽しめるという利点もあります。

冷凍かぼちゃを美味しく調理する秘訣

冷凍かぼちゃを使って煮物を作る際、美味しく、そして形を崩さずに仕上げるには、ちょっとした工夫が必要です。特に重要なポイントを以下にまとめました。煮崩れを防ぎながら、しっかりと味が染み込んだ煮物を作るには、まず、市販の冷凍かぼちゃを活用するのがおすすめです。硬いかぼちゃを自分で切って種を取り除く手間が省けます。次に、調理の際に、冷凍かぼちゃを鍋に並べる時は皮を下にし、煮汁を加えて落し蓋をして煮込むのが大切です。皮を下に向けることで煮崩れを防ぎ、落し蓋は煮汁を全体にいきわたらせ、均一に味を染み込ませる効果があります。市販の冷凍かぼちゃは、通常、製造過程でブランチング(軽く湯通し)されており、既に8割程度火が通っている場合が多いので、加熱しすぎないように注意しましょう。過度な加熱は、煮崩れの原因となります。濃厚な甘みと、とろけるような食感のかぼちゃ煮を、ぜひこれらのコツを参考にして、ご家庭で楽しんでみてください。

材料(2~3人前)

冷凍かぼちゃ 500g
だし 適量

【A】
醤油 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2

作り方

1. 冷凍かぼちゃを凍ったまま、皮を下にして鍋底に並べます。
2. かぼちゃが浸る程度にだしを入れ、【A】の調味料を全て加えます。
3. 落し蓋をして、弱火で約15分煮込みます。※煮崩れしやすいので、調理中はあまり触らないように注意してください。
ポイント:冷凍かぼちゃは皮を下にして並べ、落し蓋をして煮るのが、美味しく仕上げる秘訣です。

冷凍かぼちゃで作る絶品レシピ6選

冷凍かぼちゃは、その使いやすさと栄養価の高さから、様々な料理、軽食、デザートに広く利用できます。ここでは、食卓を豊かにする、冷凍かぼちゃを使った多彩なレシピを6つご紹介します。市販の冷凍かぼちゃを使用する際は、製品パッケージに記載されている使用方法や調理方法に従って調理してください。

かぼちゃとシーフードのドリア

かぼちゃ本来の自然な甘さと、クリーミーなベシャメルソース、とろけるチーズが絶妙にマッチした、食卓を彩る一品です。魚介の旨味が溶け込み、熱々でボリューム満点なので、これだけでも十分な満足感を得られます。サラダやスープを添えれば、さらに贅沢な食事になります。

材料(2~3人前)

冷凍かぼちゃ:150g
冷凍シーフードミックス:100g
炊きたてご飯:300g
手作りor市販のホワイトソース:200g
とろけるチーズ:50g
風味付けバター:5g
料理酒:大さじ1
彩り用パセリ(刻み):適量

作り方

1. 冷凍かぼちゃをパッケージの指示に従って加熱し、フォークなどでざっくりと潰します。
2. 冷凍シーフードミックスを解凍せず、そのままフライパンで炒めます。
3. 「2」に料理酒を振りかけ、水分をしっかりと飛ばすように炒めます。
4. 「1」のかぼちゃ、「3」のシーフードミックス、ホワイトソースを混ぜ合わせます。
5. 温かいご飯にバターを混ぜ、耐熱容器の底に平らに敷き詰めます。
6. 「5」のご飯の上に「4」のかぼちゃとシーフードのソースを乗せ、チーズをたっぷりかけます。
7. オーブントースターで約15分、焼き色がつくまで加熱します。仕上げに刻みパセリを散らすと、見た目も華やかになります。

かぼちゃとキノコのバルサミコ風味ソテー

お酒のお供にぴったりの、ちょっと大人な味わいのソテーです。隠し味の醤油とバターが、バルサミコ酢の酸味と香りを引き立て、奥深い味わいに仕上がります。ちょっとしたパーティーやおもてなし料理にも最適です。

材料(3人分)

冷凍かぼちゃ:200g
マッシュルーム:1パック
ニンニク:1かけ
ローズマリー:2枝
オリーブオイル:大さじ2
バルサミコ酢:大さじ3
醤油:小さじ1
バター:10g
塩・こしょう:少々

作り方

1. 冷凍かぼちゃは、パッケージの指示に従って解凍し、約1cmの厚さにスライスします。
2. マッシュルームは、お好みのサイズにカットします(通常は2等分)。
3. フライパンにオリーブオイル、薄切りにしたニンニク、ローズマリーを入れ、弱火でじっくりと加熱し、香りをオイルに移します。
4. ニンニクの香りが十分に立ったら、マッシュルームを加えて炒め、しんなりとするまで炒めます。
5. 「4」のマッシュルームに解凍したかぼちゃを加え、あまりかき混ぜずに、焼き色がつくまでじっくりと焼きます。
6. マッシュルームとかぼちゃを、一度フライパンから取り出しておきます。
7. 同じフライパンにバルサミコ酢を入れ、弱火で加熱し、量が半分程度になるまで煮詰めます。煮詰まったら、醤油を加えて混ぜ合わせます。
8. 「7」のフライパンに、先ほど取り出しておいたマッシュルームとかぼちゃを戻し入れ、全体に調味料を絡ませるように炒めます。
9. 最後にバターを加えて混ぜ合わせ、バターが溶けたら完成です。味見をして、塩・こしょうで味を調整してください。

かぼちゃのそぼろ煮

短時間で簡単に作れる、家庭的な味わいの煮物です。鶏ひき肉の旨味と、かぼちゃの自然な甘さが絶妙に調和し、とろりとした食感が、お子様からご年配の方まで幅広い世代に喜ばれます。ご飯のお供にぴったりの一品です。

材料(2人分)

冷凍かぼちゃ:200g
鶏ひき肉:100g
サラダ油:大さじ1

〈A〉

おろし生姜:小さじ1
料理酒:大さじ1
醤油:大さじ1

〈B〉

出汁:150ml
砂糖:大さじ1
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1

〈C〉

片栗粉:小さじ2
水:大さじ2

作り方

1. まず、Aの材料であるおろし生姜、料理酒、醤油をボウルなどで混ぜ合わせ、下味のタレを作ります。
2. 鍋にサラダ油を少量ひき、中火で温めます。下味のタレと鶏ひき肉を鍋に入れ、ひき肉が固まらないように丁寧に炒めます。ひき肉の色が変わり、ポロポロになるまで炒めるのがポイントです。
3. 2の鍋に、Bの調味料(出汁、砂糖、みりん、醤油)を全て加えて混ぜ合わせます。全体が均一になるように混ぜたら、沸騰するまで加熱します。
4. 沸騰したら、凍ったままのかぼちゃを、皮を下にしてそっと鍋に入れます。こうすることで、煮崩れを防ぎ、かぼちゃの形をきれいに保つことができます。
5. 強火で約5分間煮込み、かぼちゃに火を通します。竹串などで刺して、かぼちゃが柔らかくなっているか確認してください。
6. Cの片栗粉と水を混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を作ります。5の鍋に水溶き片栗粉を少しずつ加えながら、全体を混ぜてとろみをつけます。
7. お好みのとろみがついたら火を止め、器に盛り付ければ完成です。熱々をお召し上がりください。

かぼちゃのサラダ

冷凍かぼちゃを活用すれば、硬いかぼちゃを切る手間を省き、手軽に美味しいサラダを作れます。レーズンの自然な甘さと、香ばしいクルミの食感がアクセント。ほんのり甘いかぼちゃのサラダは、デリ風のおしゃれな味わいです。ランチのお供や、ちょっとした軽食にも最適です。

材料(2人分)

冷凍かぼちゃ:200g
レーズン:30g
玉ねぎ:1/8個
マヨネーズ:大さじ3
クルミ:適量
塩・こしょう:少々

作り方

1. 冷凍かぼちゃは、パッケージの指示に従って解凍し、一口大にカットします。
2. レーズンをぬるま湯に浸して柔らかくし、水気をしっかり絞ります。
3. 玉ねぎは薄くスライスし、水にさらして辛味を取り除き、水気を切ります。
4. ボウルに、解凍したかぼちゃ、レーズン、玉ねぎ、マヨネーズを入れ、全体を丁寧に混ぜ合わせます。
5. 塩とこしょうで味を調えます。
6. 最後に、砕いたクルミをトッピングすれば、風味と食感がアップします。

かぼちゃクリームのモンスター

ハロウィンなどのイベントにぴったりの、見た目もキュートなデザートレシピです。かぼちゃの優しい甘さとチョコレートの組み合わせは、野菜が苦手なお子様にも喜んでもらえるはず。一緒に飾り付けをするのも楽しいですね。

材料(2人前)

冷凍カボチャ:200g
チョコレートグラノーラ:20g
ミニマシュマロ:4個
チョコレートペン(黒):1本

A:カボチャクリーム

砂糖:大さじ2
牛乳:大さじ1
生クリーム:大さじ2

B:モンスターの口

カボチャの皮:20g
チョコレートグラノーラ:20g

C:モンスターの目

ミニマシュマロ:4個
チョコレートペン(黒):1本

作り方

1. 冷凍カボチャをパッケージの指示に従って解凍し、果肉と皮に分けましょう。皮は後で使用するために、別の容器に保管します。
2. カボチャの果肉と材料A(砂糖、牛乳、生クリーム)をボウルに入れ、滑らかになるまで丁寧に混ぜ合わせ、カボチャクリームを作ります。
3. 先ほど保管しておいたカボチャの皮から20gを取り、細かく刻んでチョコグラノーラと混ぜ、材料B(モンスターの口の材料)を準備します。
4. 角を少し切り落としたビニール袋に「2」のカボチャクリームを入れ、絞り袋のように用意します。
5. 直径7~9cm程度の透明なカップを2つ用意し、「4」のクリームを底に1.5cmほど絞り入れます。
6. カップに絞り入れたカボチャクリームの上に、「3」で作った材料Bの口をトッピングします。
7. 「6」のカップに、さらに「4」のカボチャクリームを絞り入れ、表面を均一に整えます。
8. マシュマロにチョコペンで目を描き、材料C(モンスターの目)を作ります。これを「7」のカップの上に飾り付ければ完成です。

パンプキンプリン

冷凍カボチャを丁寧に裏ごしし、オーブンでじっくり焼き上げる本格的なパンプキンプリン。その滑らかな口どけと、カボチャ本来の優しい甘さが魅力です。お子様向けのパーティーには、チョコペンで顔を描いてデコレーションするのもおすすめです。

材料(4~6個分)

冷凍カボチャ:200g
牛乳:200ml
生クリーム:100ml
卵:2個
砂糖:50g
バニラエッセンス :少量

作り方

1. 冷凍カボチャをパッケージの指示通りに解凍し、皮を取り除き、滑らかになるまで丁寧に裏ごしします。
2. 大きめのボウルに「1」で裏ごししたカボチャと、牛乳、生クリーム、卵、砂糖、そしてバニラエッセンスを加え、泡立て器でしっかりと混ぜ合わせます。
3. 「2」で混ぜ合わせたプリン液を、耐熱性のあるプリン型やココット皿などの容器に注ぎ入れます。
4. 天板に深さ1cmほどの水を張り、「3」の容器を並べます。これは湯煎焼きにするための準備で、プリンがよりなめらかに仕上がります。
5. 150℃に予熱したオーブンで、約40~50分間焼きます。焼き時間はオーブンの機種によって調整し、竹串を刺して生地が付いてこなければ焼き上がりです。粗熱を取った後、冷蔵庫で十分に冷やしてからお召し上がりください。

まとめ

カットされたかぼちゃは、特に種とワタの部分から品質が低下しやすいため、使い切れない場合は、できるだけ早く適切な方法で冷凍保存するのが賢明です。用途に応じて、生のままカットして冷凍したり、加熱してマッシュ状にしてから冷凍したりすることで、料理のバリエーションが広がり、かぼちゃをより長く、美味しく味わうことができます。ご家庭で冷凍したかぼちゃは、およそ2週間を目安に使い切るように心がけましょう。
今回ご紹介した様々なレシピを参考にすれば、自宅で冷凍したかぼちゃや市販の冷凍かぼちゃを使って、おかずからデザートまで、幅広い料理を手軽に作ることができます。自宅での冷凍と、賢く市販品を利用することで、かぼちゃをより長く美味しく、そして無駄なく食卓に取り入れ、毎日の料理をより豊かにしていきましょう。


Q1: 家庭でかぼちゃを冷凍する際、一番良い方法は?

A1: ご家庭でかぼちゃを冷凍する方法は、主に2つの選択肢があります。一つは「生のまま冷凍する方法」で、炒め物や天ぷら、煮物など、用途に合わせて、くし形や角切りにして冷凍します。この際、種とワタは必ず取り除き、水分を丁寧に拭き取ってから、1回使用する分ずつラップでしっかりと包み、さらに冷凍用の密閉保存袋に入れて二重に保存することで、酸化や乾燥を防ぎます。もう一つは「加熱後にマッシュして冷凍する方法」で、お菓子やコロッケ、スープなどに重宝します。一口大にカットし、皮をむいて茹でた後、滑らかになるまでマッシュし、同様に1回分ずつラップで平らに包んでから密閉保存袋に入れて冷凍します。どちらの方法を選ぶ場合でも、冷凍庫での保存期間は約2週間を目安に、早めに使い切ることを推奨します。

Q2: 冷凍かぼちゃは、解凍せずにそのまま調理に使えますか?

A2: はい、生のまま冷凍したかぼちゃは、煮物や味噌汁、カレーなど、水分を多く含む加熱調理には、解凍せずに凍った状態で加えて調理するのが理想的です。事前に解凍すると、色が変わったり、水分が抜け出て食感が悪くなったりする恐れがあるためです。炒め物や天ぷらなど、短時間で加熱する料理に使う場合は、完全に解凍するのではなく、100gあたり約1分(500W)を目安に電子レンジで軽く加熱してから使うと、火の通りが均一になります。マッシュして冷凍したかぼちゃは、凍ったままスープに加えても良いですし、電子レンジの解凍機能を使って半解凍・解凍してから、コロッケやお菓子、オムレツなどに活用することもできます。電子レンジで解凍する際は、水分が蒸発しすぎないように、加熱時間を短めに設定し、様子を見ながら行うことが大切です。

Q3: 市販の冷凍かぼちゃを使う利点は何ですか?

A3: 市販の冷凍かぼちゃには、数多くの利点があります。硬いかぼちゃを自分でカットしたり、種を取り除いたりする手間が省け、下処理が済んでいるため、調理時間を大幅に短縮できます。電子レンジで手軽に調理できる商品も豊富にあり、忙しい方でも簡単に利用できます。工場で-30℃~-40℃の超低温で急速冷凍されているため、家庭での緩慢な冷凍に比べて食品の細胞組織の損傷が少なく、栄養価や品質が高く維持されます。また、収穫後に追熟させた旬のかぼちゃを使用していることが多く、一年を通して美味しいかぼちゃを手軽に楽しめる点も魅力です。

Q4: 冷凍かぼちゃで煮物を作る際、煮崩れを防ぎ美味しく仕上げるコツはありますか?

A4: 冷凍かぼちゃを使って煮物を作る際に、煮崩れを防ぎながら美味しく仕上げるには、いくつか重要なポイントがあります。まず、鍋にかぼちゃを並べる際は、皮を下にして配置しましょう。次に、煮汁を加えて落とし蓋をすることで、味が均一に染み込みやすくなり、煮崩れも防ぐことができます。特に、市販の冷凍かぼちゃは、製造工程で軽く加熱処理(ブランチング)されていることが多いため、既に8割程度火が通っている状態です。したがって、過度な加熱は避けることが重要です。必要以上に加熱すると煮崩れの原因となるため、調理中は注意深く様子を見ながら火加減を調整してください。

Q5: 冷凍したかぼちゃから気になるニオイがする場合、どうすれば良いですか?

A5: 冷凍かぼちゃから不快なニオイがする場合、主な原因として2つの可能性が考えられます。1つ目は、冷凍する前に種とワタをきちんと取り除かなかったことによる品質劣化です。種とワタは水分を多く含み、傷みやすいため、必ず取り除くようにしましょう。2つ目は、冷凍庫内のニオイが移ってしまったり、冷凍焼けを起こしている可能性です。かぼちゃを十分に密閉せずに冷凍すると、他の食品のニオイを吸収したり、空気に触れて乾燥・酸化(冷凍焼け)を引き起こすことがあります。これを防ぐためには、ラップでしっかりと包み、さらに冷凍用の密閉保存袋に入れるなど、二重に密閉して保存することが大切です。もしニオイが気になる場合は、調理時にシナモンなどの香りの強いスパイスや蜂蜜を加えることで、不快なニオイを抑えることができます。また、かぼちゃの皮をすべて剥いてから冷凍することも、ニオイ対策として効果的です。

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