卵なしでも美味しい!簡単ケーキレシピ集
卵アレルギーの方やヴィーガンの方、または卵の買い置きがない時でも大丈夫!卵なしでも驚くほど美味しいケーキが作れます。この記事では、基本の簡単レシピから、ちょっとした工夫で差がつくアレンジレシピまで幅広くご紹介。ふわふわしっとり、口に入れた瞬間笑顔になる、そんな卵なしケーキの世界へご案内します。ぜひ、お好みのレシピを見つけて、手作りケーキの楽しさを味わってみてください。卵なしでもふっくらとしたケーキを作ることは可能です。卵を控えたい方にも楽しんでいただけるよう、卵なしの基本的な作り方から様々なアレンジレシピまで詳しく解説します。

意外と簡単。卵なしで作るスポンジケーキのレシピ

卵なしでスポンジケーキを作るのは、少し難しいと思うかもしれませんが、実は意外と簡単にできます。卵は生地に空気を含ませて、きめ細かく安定させる大切な役割がありますが、適切な材料を選んだり、作り方を工夫することで、卵を使わなくてもふんわりとしていて、口当たりの良いスポンジケーキを作ることができます。特に、油と水分をしっかり混ぜ合わせることや、ベーキングパウダーなどの膨らませるための材料を上手に使うことが、卵の代わりになります。ここでは、基本的な卵なしスポンジケーキのレシピを詳しく説明し、誰でも家でおいしいケーキが作れるように、材料と手順を具体的に紹介します。卵アレルギーの方や、ヴィーガンの方、新しいお菓子作りに挑戦したい方にとって、きっと役に立つでしょう。

材料(15cm型1個分)

  • 薄力粉:90g
  • コーンスターチ:30g
ベーキングパウダー:6g
  • 粉砂糖:50g
  • 水:120cc
  • サラダ油(または製菓用ごま油):45cc

下準備

  • 薄力粉、コーンスターチ、ベーキングパウダー、粉砂糖は合わせてふるっておく。
  • 型にクッキングシートを敷く。
  • オーブンは180℃に温めてはじめる。

1. 生地を仕込む

  • ボウルにサラダ油と水を加え、泡立て器で白くなるまでよく混ぜ合わせる。
  • ふるっておいた薄力粉、コーンスターチ、ベーキングパウダー、粉砂糖を加え、泡立て器で混ぜ合わせる。

2. 型に流し込み、焼き上げる

  • 型に1を流し入れて表面を平らにし、2~3cm上からふきんに落として空気を抜く。
  • 天板にのせ、180℃のオーブンで20分焼き、170℃に落として10分焼く。竹串を刺してみて、何もついてこなければOK。
  • 型から外して裏返しにし、網の上にのせて冷ましたら完成。

卵なしでもふっくら仕上げる秘訣

卵を使わずにケーキをふっくらと仕上げるための重要なポイントは、「油と水をしっかりと混ぜ合わせること」です。通常、卵は生地に空気を含ませ、きめ細かく安定させる役割を担いますが、卵を使用しない場合は、油と水分を丁寧に混ぜ合わせ、乳化を促すことで、この役割を補います。これにより、しっとりとした均一な生地を作り出すことができ、卵なしでも口当たりの良いケーキを作ることが可能です。さらに、ベーキングパウダーや重曹といった膨張剤を適切に使用することも、ふっくらとした食感を実現するための重要な要素です。これらの膨張剤は、加熱によってガスを発生させ、生地を内側から膨らませる効果があります。また、粉の種類や混ぜ方を工夫することで、卵の有無に関わらず、理想的なふっくら感と風味豊かな味わいを両立させることが可能です。

油分と水分を丹念に乳化させる

卵を使わないケーキにおいて、油と水の乳化は、生地の出来を左右する非常に重要な工程です。卵の乳化作用がないため、植物油や牛乳、豆乳といった液体材料を混ぜ合わせる際には、泡立て器で念入りに、かつ丁寧に混ぜ続ける必要があります。油と水が完全に混ざり合い、わずかにとろみのある状態になるまで混ぜることで、生地全体に水分と油分が均等に行き渡り、しっとりとした、パサつきのない仕上がりになります。この工程を丁寧に行うことで、卵がなくても生地が安定し、焼いている間に均一に膨らむための土台ができます。乳化が不十分だと、水分と油分が分離し、生地が重くなったり、きめが粗くなったりする原因になるため、根気強く混ぜ合わせることが成功への鍵となります。

材料選びのポイント

卵を使わないケーキ作りで大切なのは、代わりとなる材料をどう選んで活かすかです。たとえば、米粉を使うと、グルテンを含まない独特のもちもちした食感が楽しめます。また、豆腐や豆乳で作ったヨーグルトは、ケーキをしっとりとさせ、コクを加えて、卵が入っているかのような深い味わいにしてくれます。バナナやリンゴのようなフルーツは、生地に自然な甘さと水分、食物繊維をプラスするだけでなく、材料をつなぐ役割も果たします。ベーキングパウダーや重曹などの膨らませる材料を上手に使うことで、卵がなくてもしっかり膨らみ、軽い食感のケーキを作れます。レモン汁や酢を少し加えると、重曹の効果がアップし、よりふっくらとした仕上がりになります。これらの材料の特徴を理解し、レシピに合わせて工夫すれば、卵アレルギーの方やベジタリアンの方も楽しめる、色々な種類の卵なしケーキを作ることができます。

卵なしで作れる絶品アレンジレシピ

1. 簡単!膨張剤なしで作る、きな粉のカップケーキ

1人分から2人分で作れる、卵を使わないきな粉味のカップケーキは、手軽さが魅力です。特別な膨張剤を使わなくても作れるので、素材本来の味が楽しめるのが特徴です。きな粉の香ばしい香りが口の中に広がり、やさしい甘さが、おやつの時間にぴったりです。アレルギーがある人だけでなく、普段のおやつとしても気軽に作れる、おすすめのレシピです。

材料(1~2人分)

  • ホットケーキミックス:60g
  • 牛乳:大さじ3
  • きな粉:大さじ1
  • 砂糖:大さじ1
  • 生クリーム:大さじ1

作り方

  1. ボウルに全ての材料を入れ、ダマがなくなるまでしっかり混ぜます。ホットケーキミックスの粉っぽさがなくなり、全体がなめらかになるまで丁寧に混ぜるのがポイントです。
  2. 混ぜた生地を、用意しておいたカップケーキの型に均等に入れます。型の7割くらいまで入れると良いでしょう。
  3. 200℃に温めたオーブンで約15分焼きます。焼き時間はオーブンによって調整してください。竹串をケーキの中心に刺して、何もついてこなければ焼き上がりです。熱いうちに型から取り出し、少し冷ましたら完成です。

2. ホットケーキミックスと豆腐で。パウンドケーキ

ホットケーキミックスと豆腐という身近な材料で、手軽でありながらヘルシーなパウンドケーキを作ることができます。卵不使用とは思えない、やさしい味わいが魅力です。豆腐の効果で、生地はしっとりとした食感と奥深いコクを持ち、満足感も充分。ホットケーキミックスのおかげで、面倒な計量も不要なので、お菓子作り初心者さんでも気軽に挑戦できます。

材料(3人分)

  • ホットケーキミックス:150g
  • 絹ごし豆腐:150g
  • 砂糖:大さじ2(お好みで調整)
  • バニラエッセンス:数滴(お好みで調整)

作り方

  1. オーブンを180℃に余熱し、ホットケーキミックスと豆腐を、ゴムベラで滑らかになるまで混ぜる。
  2. 混ぜた生地を、好きな型に入れて、180℃で30分焼く。使用するオーブンによって焼き上がりが違うので、時間は調整してください。竹串を刺して何もついてこなければ完成。

3. レンジで作る。材料4つ!なめらかかぼちゃ豆腐ケーキ

電子レンジで手軽に作れる、なめらか食感の豆腐かぼちゃケーキをご紹介します。甘さ控えめなので、お子様のおやつにも安心。ヘルシー志向の方にもおすすめです。材料はたったの4つで、手間なく美味しい豆腐かぼちゃケーキが完成します。かぼちゃの優しい甘さと豆腐のまろやかさが絶妙に調和し、軽やかで上品な味わいが楽しめます。

材料(目安:9cm×14cmの容器)

  • かぼちゃ:正味150g(皮と種は除く)
  • 絹ごし豆腐:150g(水切り不要)
  • 砂糖:大さじ3(お好みで調整。甘さ控えめが好きな方は大さじ2に減らしてください。)
  • 片栗粉:大さじ1
  • 容器:約9cm×14cmの耐熱コンテナ、または小さめの器など

作り方

  1. かぼちゃは一口大に切る。耐熱容器にかぼちゃを入れラップをし、600Wの電子レンジで約4分加熱する。
  2. かぼちゃが柔らかくなったらスプーン等で実と皮に分ける。(実の部分は150g使用)
  3. かぼちゃ、絹ごし豆腐、砂糖、片栗粉をハンドミキサーなどで攪拌する。
  4. 耐熱容器に3を入れ600Wの電子レンジで2分加熱し、取り出してよく混ぜる。
  5. さらに2分加熱し、取り出してよく混ぜる。
  6. 保存容器に5を入れ表面をならし、粗熱だ取れたら冷蔵庫で冷やす。表面をならす時は、水に濡らしたスプーンを使うとならしやすいです。
  7. 容器から取り出して、お好みできな粉を茶こしで振り、食べやすい大きさに切る。

4. 炊飯器で作る、卵・小麦粉なしの米粉バナナケーキ

炊飯器で手軽に作れる、卵と小麦粉を使わないバナナケーキのレシピです。米粉を使用しているので、もっちりとした食感が楽しめます。冷やして食べるのもおすすめです。準備と混ぜる時間はわずか5分程度で、あとは炊飯器にお任せなので、とても簡単です。米粉とバナナの優しい甘さで、しっとりとしたケーキが楽しめます。

材料(炊飯器3合用)

  • A 米粉(製菓用):75g
  • A アーモンドプードル:20g
  • A タピオカ粉:10g
  • A ベーキングパウダー:2g
  • A 重曹:1g
A 砂糖:大さじ1
  • 牛乳:60g
  • オイル:大さじ2
  • レモン汁:10g
  • バナナ:2本

作り方

  1. まず、バナナの皮をむき、ボウルに移します。そこにレモン汁を少量加え、フォークを使って丁寧に潰してください。熟したバナナを使うと、より自然な甘さが引き立ちます。レモン汁は、バナナの変色を防ぎ、風味を豊かにする役割があります。
  2. 1で潰したバナナに、植物油(サラダ油など)と牛乳を加え、フォークでよく混ぜ合わせます。全体が滑らかになるまで、しっかりと混ぜることが大切です。
  3. 別のボウルに、以下のAの材料を全て入れ、泡立て器で丁寧に混ぜ合わせます。粉類を事前に混ぜておくことで、生地を作る際にダマになりにくくなります。
  4. 3のボウルに、2の液体材料を加え、泡立て器で混ぜ合わせます。粉っぽさがなくなるまで混ぜますが、混ぜすぎには注意が必要です。均一になったら混ぜるのを止めましょう。
  5. 炊飯器の内釜に、少量の油(分量外)を薄く塗ります。こうすることで、ケーキが焼き上がった際に取り出しやすくなります。準備した生地を内釜に流し込み、早炊きモードで炊飯を開始します。
  6. 炊き上がったら、竹串をケーキの中心に刺し、生地が付いてこないか確認します。もし生地が付いてくる場合は、再度早炊きモードで炊飯してください。2回目の炊飯後にも生地が付いてこなければ完成です。焼成後、バナナの色で焦げているように見えることがありますが、竹串で確認することが重要です。

ポイント

この米粉バナナケーキを美味しく仕上げるには、必ず製菓用の米粉を使用してください。製菓用米粉は粒子が細かく、お菓子作りに適しています。早炊きモードの場合、約50分で焼き上がりますが、炊飯器の種類によって焼き時間に差が出ることがあります。竹串で確認し、焼き時間を調整してください。完熟バナナを使うと、より甘く風味豊かなケーキになります。粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やすと、より美味しくお召し上がりいただけます。

まとめ:卵なしでも大満足! 色々なケーキに挑戦しよう

卵を使わない製菓は、卵アレルギーをお持ちの方に限らず、健康を意識している方や、今までとは違う食感や風味を試したい方にも、たくさんの可能性を秘めています。この記事で紹介した色々なレシピは、卵がなくても想像以上に美味しく、しかも簡単に作れることを証明しています。お豆腐や米粉、豆乳ヨーグルトなどの代替食材を上手に使い、油と水分の乳化、的確な膨張剤の使用などのポイントを押さえることで、ふんわり、しっとり、もちもちなど、色々な食感のスイーツを楽しめます。これらのレシピはほんの一例です。ぜひ、ご自身の好みや食生活に合わせて、材料をアレンジしたり、色々な味を試したりして、あなただけのオリジナルの卵なしスイーツ作りに挑戦してみてください。きっと、新たな発見と、手作りスイーツの楽しさが待っています。


卵なしケーキでも本当にふっくらしますか?

はい、工夫次第で卵なしでもふっくらとしたケーキを作ることは可能です。卵の代わりに、油と水分をしっかりと混ぜ合わせたり、ベーキングパウダーや重曹などの膨張剤を適切に使ったり、豆乳ヨーグルトや豆腐などの材料を組み合わせたりすることで、卵が持つ膨らみやしっとりとした食感を再現できます。特に、植物性の油と水分を丁寧に混ぜ合わせる乳化の工程は、生地に均一に空気を含ませ、軽い食感を作るためにとても大切です。

卵なしケーキを作る時、卵の代わりに何を使えばいいですか?

卵の代わりになるものは、いくつかあります。一般的なものとしては、リンゴ酢と重曹を混ぜて発泡させる方法、熟したバナナを潰して使う方法、豆腐やアボカドでしっとり感を出す方法、チアシードやフラックスシードを水で戻してゼリー状にしたもの、そしてお店で売られている色々な卵の代わりになるものなどがあります。それぞれの材料がケーキに与える食感や風味を考え、レシピや作りたいものに合わせて選ぶことが大切です。

卵アレルギーのお子様向けケーキ作りの秘訣は?

卵アレルギーを持つお子様のためにケーキを作る上で最も大切なのは、卵を一切使用しないことです。アレルギー対応の代替食材、たとえば米粉や豆腐、豆乳などを積極的に活用しましょう。見た目も華やかにするために、アレルギー対応のフルーツやチョコレート、飾り付け素材などを工夫して使うと、さらに喜ばれるでしょう。原材料の表示をしっかりと確認し、意図しないアレルギー物質の混入がないかを慎重にチェックすることが重要です。

卵不使用ケーキの保存方法の注意点は?

卵を使っていないケーキも、通常のケーキと同じように、密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保管するのが基本です。特に豆腐やかぼちゃといった水分を多く含む材料を使ったケーキは、腐りやすいため、作った後はできるだけ早く(2〜3日以内)に食べきるようにしましょう。レシピによっては冷凍保存できるものもありますが、その際は乾燥を防ぐためにラップでしっかりと包み、密閉できる袋や冷凍保存用の容器に入れて保存すると、風味や食感を維持しやすくなります。


卵不使用ケーキ