生後7ヶ月を迎えた赤ちゃんのおやつ、何を選べばいいか、いつあげればいいか迷いますよね。この時期の赤ちゃんにとって、おやつは単なるお菓子ではなく、離乳食では補いきれない栄養を補給する大切な役割があります。また、食べる楽しさを知ったり、手づかみ食べの練習をしたりと、食育の第一歩にもつながります。この記事では、生後7ヶ月の赤ちゃんにぴったりのおやつの選び方から、与えるタイミング、おすすめのプレゼントまでを徹底解説。安全で栄養満点のおやつを選んで、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。
【管理栄養士監修】赤ちゃんのおやつはいつから?量や選び方、おすすめのおやつを紹介
ミルクだけだった赤ちゃんも、成長と共に色々なものが食べられるようになります。1歳頃になると離乳食とは別に「おやつ」を用意しますが、大人が考える甘いお菓子とは違います。赤ちゃんのおやつは、嗜好品ではなく、離乳食では足りない栄養を補う大切な「補食」です。食事以外におやつを食べる時間は、食べる練習や、手づかみ食べといった食育にも繋がります。この記事では、赤ちゃんはいつからおやつが必要なのか、なぜ必要か、与え方、選び方、月齢別のおすすめのおやつを、管理栄養士監修のもと詳しく解説します。食べさせるものや量に注意し、月齢ごとの量や種類、おすすめのお菓子を参考に、赤ちゃんの成長をサポートする楽しいおやつの時間を作りましょう。
おやつは1歳前後から始めるのが一般的
赤ちゃんに毎日おやつを与えるのは、離乳が完了する1歳~1歳半頃からが良いでしょう。この時期の赤ちゃんは活発になり、多くの栄養が必要です。しかし、消化機能はまだ発達段階で、一度に食べられる量も限られています。そのため、3回の離乳食だけでは必要な栄養を十分に摂れないことがあります。おやつは、食事で不足しがちな栄養を補う「補食」として重要な役割を果たします。1歳~1歳半頃になると離乳食の量が増え、食事のリズムも安定し、授乳量が減ってくるため、「補食のためのおやつ」という認識に切り替えることが大切です。おやつは甘いものを与えるだけでなく、成長に必要な栄養を効率良く補給することが目的です。生後7ヶ月頃から離乳食も2回食になり、食事から栄養を摂る割合が増えます。この頃からおやつを考える方もいますが、基本的には「食事の補助」と考えましょう。まだ母乳やミルクが主な栄養源なので、焦って与える必要はありませんが、食事の間隔が空きすぎてぐずる場合は、おやつを活用するのも良いでしょう。
おやつ開始の判断ポイント
おやつを与える時期は、離乳食が始まってからしばらく経ち、しっかり食べられていることが前提です。個人差はありますが、生後7ヶ月頃から「お楽しみ」として少量のおやつを始めるのが目安です。この時期のおやつは、栄養を補うよりも、食べることを楽しむため、あるいは手づかみ食べなどの「食べる練習」としての意味合いが大きいです。離乳食が進まない、食べムラがある赤ちゃんでも、まずはおやつを通して食べる楽しさを教えてあげましょう。おやつは、食事の間隔が空きすぎてぐずる場合の対策にもなります。ただし、与えすぎると離乳食を食べなくなる原因になるため、量に注意し、離乳食に影響が出ない範囲で与えましょう。赤ちゃんの離乳食の進み具合や一度に食べられる量には個人差があるため、月齢だけでなく、成長や発達に合わせて種類や量を調節しましょう。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせておやつを取り入れていきましょう。
理由1:不足する栄養を補う「補食」としての役割
赤ちゃんにおやつが必要な理由の一つは、離乳食だけでは不足しがちな栄養を補う「補食」としての役割があるからです。1歳前後の赤ちゃんは、活発に動くことで多くのエネルギーを消費しますが、胃腸の機能が未熟で一度にたくさん食べられません。そのため、3回の離乳食だけでは、成長に必要なエネルギーや、鉄分、カルシウム、ビタミンなどの栄養素を十分に摂取できないことがあります。おやつを補食として活用することで、食事と食事の間に不足分の栄養を補給し、赤ちゃんの健やかな発育をサポートします。補食としてのおやつは、甘いお菓子ではなく、食事で摂りきれない栄養素を摂取することが目的です。例えば、午前中にみかん1個、午後にふかしいもとヨーグルトなどを組み合わせるのがおすすめです。フォローアップミルクと組み合わせるのも良いでしょう。おやつは単なる間食ではなく、赤ちゃんの成長に必要な栄養バランスを整えるための食事の一部です。
理由2:食べる喜びを育む食育の第一歩
おやつは、赤ちゃんの食育において、食事の楽しさを知るための大切な機会です。特に生後7ヶ月から1歳頃の赤ちゃんにとって、おやつは栄養を補給するだけでなく、食事とは異なる雰囲気の中で食べ物を味わう喜びを体験するためのものです。食事の時間以外に、赤ちゃんが自分の手でつかんで食べたり、新しい食感や味に挑戦したりすることは、食べる意欲を高め、食べ物への関心を深めるきっかけになります。離乳食があまり進まなかったり、食事にムラがあったりする赤ちゃんでも、おやつを通して「食べることは楽しい」「美味しい」というポジティブな感情を育むことができます。お菓子ばかりに偏るのは避けたいですが、適切におやつの時間を取り入れることで、食事への積極的な姿勢を促し、食への好奇心を刺激することが可能です。様々形や硬さのおやつに触れることは、指先のトレーニングや噛む練習にもなり、赤ちゃんの口腔機能の発達をサポートする効果も期待できます。手づかみ食べの練習にも最適な機会となり、赤ちゃんが新たな味や食感を発見するチャンスを提供します。
理由3:心の栄養源、親子の絆を深める時間
赤ちゃんにとっておやつは、身体的な栄養だけでなく、心の栄養としても大切な役割を果たします。おやつの時間は、赤ちゃんがリラックスして食べ物を楽しめる特別なひとときであり、親子のコミュニケーションを豊かにする貴重な機会となります。「美味しいね」「上手に食べられたね」と声をかけることで、赤ちゃんは安心感と喜びを感じ、親子の絆をさらに深めることができます。また、おやつの時間は、日中の気分転換や、赤ちゃんがぐずった時の気持ちの切り替えにも役立ちます。例えば外出先で赤ちゃんがぐずり始めた時に、手軽に与えられる赤ちゃん用のおやつがあれば、赤ちゃんの注意を引きつけ、落ち着かせるのに役立ちます。さらに、おやつは食事と食事の間をつなぎ、赤ちゃんの生活リズムを整える役割も担います。飲み物と一緒に与えることで水分補給にもなり、1日の活動に必要な水分を効率的に摂取させることもできます。このように、おやつは赤ちゃんの気持ちを穏やかにし、満足感を与えることで心の安定にも貢献します。ただし、おやつに頼りすぎると食事への影響や偏食につながる可能性もあるため、あくまで適量を、親子の楽しい交流の時間として活用することが重要です。
赤ちゃんの成長を促す手づかみ食べの効果
手づかみ食べは、赤ちゃんの成長において非常に重要な過程です。指先の細かな動きを鍛えることで、将来的にスプーンやフォークを上手に使えるようになり、自分で食べる力を育むことにつながります。赤ちゃんは食べ物の感触を直接的に感じることで、食への興味や意欲を高めることができます。最初はぐちゃぐちゃにしてしまうこともありますが、手づかみ食べを続けるうちに、少しずつ上手に口に運べるようになります。多くの保護者から、おやつの時間で手づかみ食べに慣れると、食事もスムーズに進むようになったという声が聞かれます。手づかみ食べを通して、赤ちゃんは食べ物の形や硬さ、温度などの五感を使い、食べ物に対する理解を深めていきます。これは脳の発達を促すだけでなく、食事の自立に向けた大切な一歩となります。
手づかみ食べにぴったりのおやつ
手づかみ食べの練習には、赤ちゃんが持ちやすく、口の中で溶けやすいおやつが適しています。具体的には、以下のようなものがおすすめです。赤ちゃん用せんべいは、口どけが良く、適切なサイズで作られているため、初めての手づかみ食べに最適です。ベビーボーロは小さくて持ちやすく、口に入れるとすぐに溶けるため、喉に詰まりにくいという特徴があります。バナナやリンゴなど柔らかくて食べやすいカットフルーツは、自然な甘さで赤ちゃんにも人気です。リンゴは加熱して柔らかくしたり、薄くスライスするとより食べやすくなります。蒸しパンは手でちぎって食べられるため、赤ちゃんのペースに合わせて量を調整しやすいのがメリットです。これら手づかみ食べに適したおやつを取り入れながら、赤ちゃんの「自分で食べる力」を焦らず、楽しく育んでいきましょう。
与える時間:規則正しいおやつで生活リズムをサポート
赤ちゃんにとって、おやつの時間を一定にすることは、健やかな成長を促す上で非常に大切です。特に、離乳食が3回食に進んだ生後11ヶ月以降や、活発に動き回る1歳から1歳半頃のお子様には、1日に1~2回、例えば午前10時と午後3時といった具合に、時間を決めておやつタイムを設けるのがおすすめです。この時間設定では、2回目と3回目の離乳食の間など、食事に影響が出にくいタイミングを選ぶことが重要です。毎日同じ時間におやつを与えることで、お子様の体内時計が整い、次の食事への意欲を損なうことなく、スムーズに移行できます。生後7ヶ月から10ヶ月頃で、離乳食が1~2回の場合、おやつはまだ「お楽しみ」の要素が強く、離乳食以外の時間帯に少量を与えるのが適切でしょう。生後8ヶ月で離乳食が2回食の場合、2回目の食事と次の食事の間隔が空きすぎないように、少量のおやつを取り入れるのがおすすめです。ただし、この時期はまだ母乳やミルクが主要な栄養源ですので、無理強いする必要はありません。おやつをダラダラと与えるのは避け、食事と間食の区別をはっきりさせることが重要です。おやつをあげる前に手を洗ったり、椅子に座って食べるなど、食事と同じように習慣づけることで、お子様の食に対する自立心を育むことにもつながります。
与える量:適切な量を守り、離乳食をしっかり食べられるように
赤ちゃんのおやつは、与える量を適切に管理し、離乳食への影響を最小限に抑えることが大切です。おやつを与えすぎると、満腹感から離乳食を十分に食べられなくなる可能性があります。生後7ヶ月から10ヶ月頃の赤ちゃんには、あくまで「お楽しみ」として少量を与えるのが基本です。例えば、個包装されたおせんべいやビスケットであれば1~2枚、ベビーボーロなら10粒程度で十分でしょう。生後8ヶ月の赤ちゃんには、小さめの赤ちゃんせんべい1枚、またはベビーボーロ5~10粒を目安に与えてみましょう。厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』(2019年改訂版)では、1~2歳児の1日の推定エネルギー必要量は男児950kcal、女児900kcalと記載されているが、「おやつ(間食)」の具体的なカロリー目安については明記されていない。ただし、幼児期は一度に多く食べられないため、間食で不足分を補うことが推奨されている。 (出典: 厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』, URL: https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf, 2019-03)
これらの数値はあくまで目安であり、お子様の活動量や離乳食の摂取状況に合わせて調整してください。市販のおやつを選ぶ際には、1~2枚ずつ小分けになっているものを選ぶと、与える量を把握しやすく便利です。また、おやつと一緒にフォローアップミルク、牛乳、ヨーグルトなどを与える場合は、全体のカロリーや栄養バランスを考慮し、食べ過ぎにならないように注意が必要です。例えば、午前中に牛乳、午後におにぎりと麦茶といったように、水分補給も兼ねたメニューにすると、栄養と量のバランスが取りやすくなります。
月齢・発達に合わせた形状と硬さで安全に
赤ちゃんにおやつを選ぶ際は、月齢と発達段階に適した形状と硬さを考慮することが非常に重要です。生後7ヶ月頃から1歳頃の赤ちゃんは、まだ噛む力が弱く、誤嚥のリスクがあるため、口溶けが良く、軽い食感のおやつを選びましょう。具体的には、月齢に合わせたベビーボーロや赤ちゃん用クッキー、おせんべいなどが適しています。これらのおやつは、赤ちゃんが手で持ちやすいように工夫されており、指先の訓練にも役立ちます。一度にたくさん口に入れると喉に詰まらせる危険性があるため、保護者が少量ずつ与えるように心がけましょう。1歳頃からの赤ちゃんは、奥歯が生え始め、歯茎で食べ物を噛み砕けるようになるため、少しずつ食べられるものが増えてきます。この時期には、ある程度の噛み応えがありつつも、まだ硬すぎない、赤ちゃんが自分で持って食べやすい形状のものがおすすめです。例えば、ウエハースのように持ちやすく、口の中で溶けやすいおやつは、赤ちゃんが自分で食べる練習をするのに適しています。おやつを選ぶ際には、製品パッケージに記載されている対象月齢を必ず確認し、お子様の成長に合わせた安全なおやつを選んであげてください。
不足しがちな栄養を補給できるものがおすすめ
赤ちゃんのおやつを選ぶ際には、離乳食では不足しがちな栄養素を補える食材を選ぶことが大切です。特に1歳以降の補食としてのおやつは、単なる甘味だけでなく、栄養価にも注目しましょう。栄養補給を主な目的とする場合は、「おやつ」というよりも「補食」という意識を持ち、離乳食で使用する食材を活用するのがおすすめです。具体的には、エネルギー源となるおにぎりやパン、さつまいもなどの芋類、そして3回の食事で不足しがちな鉄分やビタミンを補うために、豆類や果物(リンゴ、みかん、バナナなど)が適しています。これらの食材は、栄養が豊富であるだけでなく、柔らかく、赤ちゃんでも食べやすいというメリットがあります。また、カルシウムを補給できるヨーグルトやチーズなどの乳製品や、牛乳も良い選択肢です。午前中に牛乳、午後におにぎりと麦茶のように、水分補給も兼ねたメニューにすると、バランス良く栄養を摂取できます。市販のおやつを選ぶ際も、カルシウムや鉄分、DHAなどが強化されている製品を選ぶことで、効率的に不足しがちな栄養素を補給できます。
アレルギー表示と原材料をチェックし、安全性を最優先に
赤ちゃんに初めておやつを与える際、何よりも重視したいのが安全性です。特に、アレルギー体質の赤ちゃんには、アレルギー表示の確認が不可欠です。2023年3月9日、消費者庁より、食品表示基準の一部を改正する内閣府令が公表され、食物アレルギーの義務表示対象品目に「くるみ」が追加されました。これにより、食物アレルギーの義務表示対象品目(特定原材料)は、「えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)」の8品目になりました。「くるみ」を含む食品のアレルギー表示は、2025年(令和7年)3月31日までが猶予期間とされています。(出典: 消費者庁(食品表示基準の一部改正に関する内閣府令), URL: https://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/news/20230313/, 2023-03-09)
例えば、亀田製菓の「ハイハイン」は、国産米粉を100%使用し、カルシウムも配合、アレルギー特定原材料等28品目不使用で、アレルギーに配慮したい場合に選びやすいおやつです。また、岩塚製菓の「がんばれ!小魚家族」も、アレルゲンとなる27品目を使用せず、化学調味料や香料も無添加であるなど、安全面に配慮した商品が多数販売されています。初めてのおやつは少量から試し、万が一アレルギー反応が出た場合に備え、医療機関を受診しやすい平日の午前中に与えるのがおすすめです。ご家族に食物アレルギーをお持ちの方がいる場合は、特に慎重におやつを選ぶようにしましょう。市販のおやつを選ぶ際には、原材料表示をよく確認し、赤ちゃんに優しいものを選ぶことが大切です。具体的には、添加物、砂糖、塩分が少ないものを選ぶと良いでしょう。もし不明な点があれば、医師や栄養士に相談することも重要です。
市販のおやつ:忙しい時に頼れる選び方とおすすめ商品
育児に奮闘するママにとって、赤ちゃんが安心して食べられる市販のおやつは、強い味方です。赤ちゃんの月齢や発達段階、栄養補給の目的に合わせて、多種多様な商品が販売されています。ここでは、特におすすめの市販のおやつを10種類ご紹介します。これらの商品は、口どけの良さ、栄養バランス、アレルギーへの配慮などを考慮して選ばれています。
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ハイハイン【7ヶ月から】(亀田製菓): 赤ちゃん用おせんべいの定番。国産米粉100%使用、カルシウム配合、アレルギー特定原材料等28品目不使用で安心。軽い口当たりと優しい甘さが特徴です。
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キューピー たまごたっぷりぼうろ【7ヶ月から】(キユーピー): 口の中で溶けやすい卵ボーロ。卵をふんだんに使用し、自然な甘みが楽しめます。個包装なので、持ち運びにも便利です。
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雪印ビーンスターク ウエハース【7ヶ月から】(雪印ビーンスターク): 甘さ控えめのクリームを2層でサンドしたウエハース。持ちやすく、赤ちゃんが自分で食べる練習にも最適です。個包装タイプ。
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岩塚製菓 がんばれ!小魚家族【9ヶ月から】(岩塚製菓): 国産うるち米に、ニンジンペースト、しらす、いわし粉などを練り込んだおせんべい。カルシウムが豊富で、アレルゲン27品目不使用、化学調味料・香料不使用の安心設計です。
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和光堂 手作り応援 チンして蒸しぱん【9ヶ月から】(和光堂): 電子レンジで手軽に作れる、甘さ控えめの蒸しパン。粉末を牛乳(または水)で溶いて混ぜるだけで、忙しい時でも手作り気分を味わえます。
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ピジョン 元気アップカルシウム にんじんとさつまいものビスケット【9ヶ月から】(ピジョン): ニンジンとサツマイモの粉末を練り込んだ、可愛らしい動物型ビスケット。素材本来の風味を生かした自然な味わいで、赤ちゃんの手に合わせた形状は、手づかみ食べやつまむ練習に最適です。
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和光堂 赤ちゃんのおやつ+Ca カルシウムシリーズ【9ヶ月から】(和光堂): 月齢に合わせた口どけ・固さ・味付けで作られたおやつシリーズ。つまみやすい形で、不足しがちな鉄分やカルシウムを補給できます。2本ずつの個包装で、量の調整が簡単です。
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カクダイ製菓 1才ごろからのクッピーラムネ【1歳ごろから】(カクダイ製菓): 親しみのあるクッピーラムネの、赤ちゃん向けバージョン。いちごとオレンジの濃縮果汁を使用し、着色料・香料不使用。少量ずつ個包装されており、ビタミンCも豊富です。
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和光堂 1歳からのおやつ+DHAシリーズ 小魚すなっく【1歳ごろから】(和光堂): 国産米にしらす粉末を加えた、口どけの良いノンフライスナック。DHA・鉄・カルシウム入りで、成長期の赤ちゃんにおすすめ。可愛らしいイカの形をしています。
上記以外にも、水分補給に最適な「CO・OP (国産大麦使用)麦茶 100ml」や、野菜を手軽に摂れる「CO・OP みっくすきゃろっと 100ml×3」のような飲料、さらに北海道産小麦と国産ほうれん草を使用した「CO・OP 北海道産小麦のふんわりプチホットケーキ 国産ほうれん草入り 14個入(154g)」のような軽食も、忙しい時の強い味方になります。これらの市販品を賢く利用することで、赤ちゃんの栄養補給とママの負担軽減を両立させましょう。
手作りのおやつ:安心・安全で愛情たっぷりのレシピ例
手作りのおやつは、自分で材料を選べるため、安心・安全であることはもちろん、赤ちゃんの月齢やアレルギーの有無に合わせて、栄養バランスを細かく調整できるというメリットがあります。市販品も便利ですが、時間に余裕がある時には、愛情を込めた手作りおやつに挑戦してみませんか?
手作りおやつの例としては、以下のようなものが挙げられます。
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旬のフルーツ: りんご、バナナ、みかん、いちごなど、旬の果物は、そのまま与えるだけでも最高の栄養補給になります。柔らかくて食べやすいバナナは、低月齢の赤ちゃんにも人気です。りんごはすりおろしたり、加熱して柔らかくしたりと、調理法を工夫できます。
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ふかしいも・焼き芋: さつまいもやかぼちゃなどの芋類は、エネルギー源となる炭水化物や、ビタミン、食物繊維が豊富です。蒸したり焼いたりして柔らかくし、赤ちゃんが食べやすい大きさに切って与えましょう。自然な甘さで、消化にも優しいのが特徴です。
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おにぎり・パン: 離乳食で食べ慣れているお米やパンを使った軽食も、手軽な栄養補給になります。小さく握ったおにぎりや、パンの耳を取り除いて一口サイズにカットするだけで、簡単なおやつになります。具材として、しらすや細かく刻んだ野菜などを混ぜ込むと、さらに栄養価が高まります。
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ヨーグルト・チーズ: カルシウムやタンパク質が豊富な乳製品もおすすめです。無糖のヨーグルトに果物を混ぜたり、赤ちゃん用のプロセスチーズを少量与えたりするのも良いでしょう。
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野菜スティック: 茹でたニンジンや大根、ブロッコリーの茎などをスティック状にカットし、柔らかく煮込んだものは、手づかみ食べの練習になるだけでなく、ビタミン補給にも最適です。
生後8ヶ月の赤ちゃんにおすすめの、簡単で栄養満点な手作りおやつレシピをご紹介します。
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バナナと豆腐のふわふわ蒸しパン 材料:ホットケーキミックス大さじ3、牛乳大さじ2、絹ごし豆腐20g、バナナ1/4本 作り方: バナナと豆腐をフォークで潰し、牛乳と混ぜ合わせます。 ホットケーキミックスを加えて混ぜ合わせ、耐熱容器に入れます。 電子レンジ500Wで約1分加熱します。
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さつまいもスティック 材料:さつまいも1/4本 作り方: さつまいもの皮をむき、1cm角のスティック状に切ります。 水にさらしてアクを抜き、鍋で柔らかくなるまで煮ます。
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野菜と鶏ひき肉のおやき 材料:鶏ひき肉20g、お好みの野菜(ほうれん草、にんじんなど)20g、片栗粉大さじ1、だし汁少量 作り方: 野菜は細かく刻み、鶏ひき肉と混ぜ合わせます。 片栗粉とだし汁を加えてよく混ぜ、小判型に成形します。 フライパンで両面を焼き、中まで火を通します。
完全に手作りする時間がない場合は、和光堂の「手作り応援 チンして蒸しぱん」のような、電子レンジで手軽に作れる半手作りキットを活用するのもおすすめです。牛乳や水を加えるだけで、ふわふわの蒸しパンが簡単に作れ、材料の買い置きがない時にも便利です。また、バナナ、オートミール、レーズンの3つの材料だけで作れる簡単クッキーのレシピも、インターネット上でたくさん紹介されています。このようなソフトクッキーは、バナナのしっとりとした食感が特徴で、赤ちゃんにも食べやすいでしょう。手作りおやつは、赤ちゃんの好みに合わせて味付けや材料を調整できるため、赤ちゃんの食の幅を広げることにも繋がります。手作りおやつの最大のメリットは、添加物を気にせず安心して与えられることです。ただし、以下の点に注意が必要です。材料の鮮度管理を徹底し、調理器具も清潔に保つなど、衛生管理には十分に配慮しましょう。味付けは薄味を心がけ、砂糖や塩は控えめにしてください。また、少量ずつ作り、早めに消費するようにし、保存方法にも注意が必要です。安全に配慮し、喉に詰まらせないよう、適切な硬さや大きさに調理することが大切です。
まとめ
赤ちゃんのおやつは、単なるお菓子ではなく、成長に必要な栄養を補給する「補食」としての役割や、「食べる楽しさ」を育む食育の一環として、非常に重要な意味を持っています。特に、手づかみ食べは、赤ちゃんの指先の機能や食事への興味を育む大切なプロセスであり、おやつの時間は、その練習に最適な機会です。毎日定期的におやつが必要になるのは、1歳〜1歳半頃からですが、離乳食が安定していれば、生後7ヶ月頃から「お楽しみ」として少量を与えることも可能です。生後8ヶ月で離乳食が2回食の赤ちゃんには、食事の補助として、食事の間隔が空きすぎてぐずる場合に活用することもできます。おやつを与える際は、食事に影響が出ないように時間を決め、食べすぎを防ぐために適切な量を守ることが大切です。1歳のお子さんには1日あたり100kcal、1歳半〜2歳頃には150kcalを目安に、生後8ヶ月の赤ちゃんには、赤ちゃんせんべい1枚やボーロ5〜10粒程度から少量ずつ始めるのが良いでしょう。おやつを選ぶ際には、月齢や発達段階に合わせた形状や硬さ、離乳食で不足しがちな栄養素を補える食材を選ぶことがポイントです。果物や芋類、ヨーグルトなどは、栄養も豊富で柔らかく食べやすいため特におすすめです。市販品を利用する際は、アレルギー表示だけでなく、添加物、砂糖、塩分が控えめであるかなど、原材料表示を必ず確認し、安全な製品を選びましょう。ハイハイン、卵ボーロ、ウエハース、DHAやカルシウムが強化されたスナックなど、赤ちゃんのために作られた、栄養豊富で食べやすく安全な商品がたくさん販売されていますので、忙しい時や外出時には、これらを上手に活用するのがおすすめです。また、手作りおやつは、添加物を気にせず、赤ちゃんの好みに合わせて栄養バランスを調整できるというメリットがあります。「バナナと豆腐のふわふわ蒸しパン」や「さつまいもスティック」、「野菜と鶏ひき肉のおやき」などのレシピを参考に、衛生管理と味付けに注意しながら、愛情のこもったおやつを作ってあげるのも良いでしょう。いつから、どんなものを、どのくらいの量で与えるか、悩むことも多いと思いますが、本記事で紹介した情報を参考に、赤ちゃんの健康と発育を促し、食への良い習慣を育むおやつを選んであげてください。おやつを通して「楽しい」「嬉しい」と感じてもらうことが、赤ちゃんの健やかな成長の近道となるでしょう。
本記事で提供する情報は、一般的な知識の共有を目的としており、個別の医療的アドバイスに代わるものではありません。赤ちゃんの健康状態やアレルギーに関して不安な点がある場合は、必ずかかりつけの医師や管理栄養士にご相談ください。
赤ちゃんのおやつはいつから?開始時期について
一般的に、赤ちゃんに定期的におやつを与えるのは、離乳食が完了する1歳から1歳半頃が良いとされています。この時期になると、おやつは離乳食だけでは不足しがちな栄養を補う「補食」としての役割を担うからです。しかし、離乳食をしっかり食べていることが前提ですが、生後7ヶ月頃から少量のおやつを「お楽しみ」として与えることもできます。特に、生後8ヶ月で離乳食が2回食の場合、食事をサポートする目的で少量を与えるのは有効です。ただし、この時期はまだ母乳やミルクが主な栄養源であることを意識しましょう。この時期のおやつは、栄養を補給するというよりも、食べることの楽しさを教えたり、手づかみ食べの練習をさせたりすることが主な目的となります。赤ちゃんの離乳食の進み具合や発達はそれぞれ異なるため、焦らず、赤ちゃんのペースに合わせておやつを取り入れていきましょう。
赤ちゃんにとっておやつは本当に必要なもの?
はい、赤ちゃんにとっておやつは必要なものです。おやつには主に3つの大切な役割があります。1つ目は、1歳前後からの「補食」としての役割です。この時期の赤ちゃんは一度にたくさんの量を食べることができないため、1日3回の離乳食だけでは不足しがちなエネルギーや栄養素(鉄分、カルシウム、ビタミンなど)をおやつで補うことが、健やかな成長に繋がります。2つ目は、生後7ヶ月頃からの「食育」としての役割です。おやつを通じて、新しい味や食感を体験し、手づかみ食べの練習をすることで、「食べることは楽しい」という気持ちを育むことができます。3つ目は、赤ちゃんの気分転換や生活リズムを整え、水分補給を助ける役割です。食事と食事の間を繋いだり、ぐずり対策としても活用できます。このように、おやつは身体的な栄養だけでなく、心の栄養や食の自立を促す上でも重要な役割を果たします。
おやつの時間、いつあげるのがベスト?
赤ちゃんにおやつを与える時間は、できるだけ決めてあげることをおすすめします。特に離乳食が1日3回になった1歳以降の赤ちゃんや、1歳半から2歳頃の幼児期には、1日に1〜2回、午前10時と午後3時など時間を決めて与えるのが理想的です。時間を設定する際は、2回目の離乳食と3回目の離乳食の間など、次の食事に影響が出にくい時間帯を選びましょう。生後8ヶ月で離乳食が2回食の場合も、2回目の食事と次の食事の間で少量を与えるのがおすすめです。規則正しい時間におやつを与えることで、赤ちゃんの生活リズムが整いやすくなり、次の食事への意欲を妨げることを防ぎます。おやつをダラダラと与え続けることは避け、食事と間食の区別をはっきりさせることが大切です。
どんなおやつを選べばいいの?選び方のポイント
赤ちゃんのおやつを選ぶ際は、月齢や発達段階に合わせた「形状と硬さ」、「栄養素」、そして「安全性」を基準に選びましょう。口の中で溶けやすく、喉に詰まりにくい軽い食感のもの(ボーロや赤ちゃんせんべいなど)や、赤ちゃんが手で持ちやすい形状のものがおすすめです。栄養面では、離乳食で不足しがちな鉄分、カルシウム、ビタミンなどを補えるものが理想的です。具体的には、旬の果物(バナナ、リンゴなど)、ふかしいもや焼き芋、ヨーグルト、おにぎり、パンなどが挙げられます。市販のおやつを選ぶ際は、製品パッケージに記載されている対象月齢を確認し、アレルギー表示をしっかりチェックしましょう。また、無添加や低添加、砂糖や塩分が控えめなものなど、成分表示も確認して赤ちゃんに優しいものを選ぶとさらに安心です。赤ちゃんの成長に合わせて、おやつの種類や硬さを少しずつ変えていくことが大切です。
赤ちゃんにとって手づかみ食べは重要?
はい、手づかみ食べは赤ちゃんの成長において、とても大切な役割を果たします。 手や指の細かな動きを促し、スプーンやフォークをスムーズに使えるようになるための土台作りをサポートします。 さらに、食べ物を直接触ることで、食への関心や好奇心を刺激し、自ら食べようとする力を育みます。 おやつの時間を活用し、赤ちゃんが持ちやすく、口の中で溶けやすい柔らかいおやつから、手づかみ食べにチャレンジしてみましょう。 例えば、赤ちゃん用のおせんべいやボーロ、小さく切ったフルーツ、ふっくらとした蒸しパンなどがおすすめです。













