2月といえば?行事・イベントから旬の味覚まで!ランキング形式で徹底解剖
2月は、節分やバレンタインといった心躍るイベントが目白押し。建国記念の日や天皇誕生日といった祝日もあり、どこか特別な雰囲気を感じる月です。暦の上では立春を迎え春の兆しが見え始めるものの、実際はまだまだ寒さが厳しく、温かい食べ物が恋しくなりますよね。この記事では、そんな2月を彩る様々な行事やイベント、そして旬を迎える味覚をランキング形式でご紹介します。2月をより深く知り、楽しむための情報が満載です。ぜひ最後までお読みください!

2月のイベント情報

2月を存分に満喫できるイベントや催しをご紹介します。節分、バレンタインデー、さっぽろ雪まつりなど、2月を代表するイベントが目白押しです。寒さがピークを迎える一方で、春の兆しが見え始める2月。そんな時期ならではのイベントから、伝統的な行事まで、大人も子供も楽しめる情報をお届けします。季節のイベントをまとめた全4ページのPDFカレンダーもご用意。イベント企画に役立つアイデアも盛り込み、使いやすいテンプレートとして活用いただけます。

節分(2月2日~4日)

節分は、2月を代表する伝統行事であり、一般的に「立春の前日」にあたります。厄払いとして、古くから日本で大切にされてきました。「節分」は元々「季節を分ける」という意味があり、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日を指していました。中でも、昔は立春が1年の始まりと考えられていたため、立春の前日の節分が重要視され、現在では2月の節分を指すのが一般的です。節分には、季節の変わり目に悪いものが寄り付かないよう、豆まきをしたり、イワシの頭を飾ったりして鬼を追い払う風習があります。豆まきには炒った大豆を使用しますが、これは「魔目(まめ)」を射る、あるいは「魔滅(まめ)」に通じる語呂合わせに由来します。また、豆自体の栄養価の高さから、鬼(病気や災い)を祓う力があると考えられてきました。近年では、1年の健康と幸福を願って恵方巻を食べる習慣も定着しています。節分は立春の関係で日付が変動し、2025年は2月2日(日)です。2月の節分シーズンには、手作りの被り物で鬼になりきる工作イベントなど、親子で楽しめる集客イベントも人気です。個性的な鬼の表情が生まれ、写真映えする光景が広がります。弊社では、福笑いの要素を取り入れた鬼のお面工作のアイデアも公開しており、1月後半から2月初頭のイベント開催に活用いただけます。

恵方巻(2025年は2月2日)

恵方巻は、節分の日に食べる日本の伝統的な太巻きです。恵方巻を食べることで「無病息災」や「福を招く」と信じられており、1980年代に全国に広まって以来、2月になるとコンビニやスーパーで販売され、多くの人に親しまれています。恵方巻は、その年の縁起の良い方角「恵方」を向いて、願い事をしながら静かに食べるのが習わしです。子供と一緒に食べる際は、「声を出さない」ルールを守るのが難しいかもしれませんが、チャレンジすることで楽しい思い出になるでしょう。ちなみに、2025年の恵方は「西南西」です。恵方巻の食べ方には「切らずに丸ごと食べる」という特徴があり、これは商売繁盛や幸福を逃さないという意味が込められています。恵方巻の具材は、穴子や鰻、海老、かんぴょう、椎茸、胡瓜、だし巻き卵、桜でんぶなど7種類が一般的で、これは七福神に由来すると言われています。2月の節分時期には、恵方巻の由来や食べ方を学べるイベント、オリジナルの恵方巻を作るクッキングワークショップなどもおすすめです。

旧正月(2025年は1月25日~2月2日)

旧正月は、中国や中華圏で盛大に祝われる新年の行事で、中国では春節とも呼ばれます。旧暦の1月1日を新年とするため、グレゴリオ暦の正月より約2か月遅れて、通常1月末から2月初旬に訪れます。日本でも明治時代までは旧正月が一般的でしたが、現在では沖縄など一部地域でその風習が残っています。旧正月には家族が集まり、無病息災と家族の幸福を祈ります。家には赤い飾り「春聯」や、逆さまに貼られた「福」の字で華やかに彩られます。子供たちには赤い袋に入ったお年玉「紅包」が贈られるなど、「赤」は幸福や成功の象徴として重要な色です。国際交流が活発化する現代において、旧正月に触れる機会も増えています。2月の旧正月の時期には、異文化体験イベントやワークショップなどを通して、その歴史や伝統に触れてみるのもおすすめです。

立春(2月3日~5日)

立春は、暦の上で「春の始まり」を意味します。実際の2月上旬はまだ寒さが厳しいですが、この日から春とされます。立春を迎えることで、寒さが和らぎ、春の気配が感じられると考えられています。立春は二十四節気に基づき、太陽と地球の位置関係で決まるため、年によって日付が異なります。2025年の立春は2月3日です。また、立春は寒中見舞いを余寒見舞いに切り替える時期でもあります。立春は子供たちが春の訪れを感じる良い機会です。街や自然を観察し、小さな変化に気づくことで、季節や自然との触れ合いを深め、豊かな経験を得られます。立春の慣習として、「立春大吉」と書かれたお札を玄関に貼ることがあります。これは江戸時代から続く習慣で、魔除けや厄除けの効果があるとされています。「立」「春」「大」「吉」の文字が左右対称であることから、鬼が家に入り込んでも、まだ入っていないと錯覚して出ていくと言われています。

春一番(立春から春分まで)

春一番とは、冬から春へと季節が移り変わる2月に初めて吹く、暖かく強い南寄りの風のことです。冬の終わりと春の訪れを告げる自然現象として、日本で広く知られています。2月上旬の立春から3月下旬の春分にかけて観測されることが多く、ニュースなどでも報道されます。春一番という言葉は、もともと海での事故に由来しますが、1976年にリリースされたキャンディーズの楽曲「春一番」によって、そのイメージとともに日本中に広まりました。春一番と聞くと、穏やかで暖かい春の陽気を想像しがちですが、実際には強い風が吹き荒れることが多く、注意が必要です。海難事故や転倒などに十分注意し、特に子供たちの外出時は目を離さないようにしましょう。2月にイベントを開催する場合は、風の影響を受けにくい屋内でのイベントがおすすめです。店舗内を回遊するような集客イベントであれば、室内でも十分に楽しむことができます。

さっぽろ雪まつり(2月4日から2月11日まで)

さっぽろ雪まつりは、毎年2月に北海道札幌市で開催される、日本を代表する冬のイベントです。多くの観光客が訪れ、賑わいを見せています。このイベントは1950年、地元の中高生が美術教師の指導のもと、「寒い冬を楽しもう!」と6つの雪像を制作したことがきっかけで始まりました。その後、市民や地元企業、自衛隊などの協力により規模が拡大し、現在では国内外から多くの観光客が訪れる人気のイベントへと発展しました。さっぽろ雪まつりの見どころは、大通会場、すすきの会場、つどーむ会場の3つのエリアに分かれています。大通会場では大迫力の雪像、すすきの会場では幻想的な氷像、つどーむ会場では滑り台やスノーラフトなど、家族で楽しめるアクティビティが満載です。2025年2月は、ぜひさっぽろ雪まつりに足を運び、雪の芸術を堪能してみてください。

初午(はつうま)(2025年は2月6日)

2月の最初の午(うま)の日に執り行われる「初午(はつうま)」は、普段あまり意識することはないかもしれませんが、古くからの日本の慣習です。この日が選ばれるのは、五穀豊穣の神様である稲荷大神が、京都の伏見稲荷大社に降臨した日とされているためです。稲荷大神は、農業や商売繁盛の神として広く信仰されており、初午の時期には全国の稲荷神社で「初午祭」が盛大に開催されます。また、お稲荷さんの象徴ともいえる「いなり寿司」は、稲荷大神のお使いである「狐」を模したものであることはよく知られています。初午祭では、魔除けの意味を持つ赤い幟を立てたり、いなり寿司を食したりする風習が残っています。稲荷神の使いが「狐」である理由には、稲荷神が農業神であることが深く関わっています。民俗学者の柳田國男氏によると、日本人は古来より「山の神、田の神」への信仰を持っていました。この信仰では、春になると山の神が里に降りて田の神となり、稲の成長を見守り、秋の収穫が終わると山へ帰ると考えられていました。狐の生態もまた、この神様の動きと重なります。初午の頃から姿を現し、秋の収穫が終わる頃に山へ帰る狐の習性が、「田の神、山の神」と同じであることから、狐は稲荷神の使いと考えられるようになったのです。

針供養(2月8日)

2月8日は「針供養(はりくよう)」の日です。古くなり、役目を終えた縫い針や待ち針を神社などに納め、その労をねぎらう行事であり、感謝の気持ちを込めて柔らかい豆腐やこんにゃくに針を刺して供養します。針供養は、2月8日と12月8日のいずれかの日に実施されます。

建国記念の日(2月11日)

2月11日は建国記念の日です。正式名称は「建国記念の日」であり、日本の建国を祝う国民の祝日として、毎年2月11日に定められています。この日は、「初代天皇とされる神武天皇が即位したとされる日」に由来します。明治時代の1873年には、「紀元節」という名称で祝日に制定され、1948年まで祝われていました。第二次世界大戦後、GHQによって一時廃止されましたが、1966年に「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として再び国民の祝日となり、翌年から全国的に祝われるようになりました。建国記念日には、各地の神社仏閣で奉祝の儀式が行われるほか、日本の伝統文化に触れたり、子供たちと日本の成り立ちについて話したりするのも良いでしょう。

バレンタイン(2月14日)

2月を代表するイベントといえば、やはり「バレンタインデー」でしょう。2月14日は「聖バレンタインデー」と呼ばれ、愛する人や親しい友人にチョコレートを贈る、心温まるイベントとして親しまれています。日本においては、1932年にモロゾフが「2月14日に愛する人にチョコレートを贈る」というスタイルを紹介したことがきっかけで広まりました。そのため、日本では女性から男性へチョコレートを贈る習慣が一般的ですが、近年では自分へのご褒美としてチョコレートを購入したり、性別に関わらず贈り物を交換したりするケースも増えています。しかし、バレンタインデーは単なるチョコレートの祭典ではなく、実は深い宗教的背景を持つ行事です。その起源は、3世紀のローマに存在した司祭、「聖ウァレンティヌス」に遡ります。当時の皇帝は、兵士たちが結婚すると士気が低下すると考え、結婚を禁じていました。しかし、聖ウァレンティヌスは、愛し合う若者たちのために密かに結婚式を執り行っていたのです。その秘密が皇帝の耳に入り、彼は反逆者として処刑されてしまいます。後に、彼が処刑された2月14日は「聖バレンタインデー」と名付けられ、彼の勇気ある行動を称え、祈りを捧げる日として定着していったのです。

涅槃会(2月15日)

涅槃会は、仏教における重要な儀式の一つです。お釈迦様が入滅された日である2月15日に、その死を悼み、教えに感謝する法要が営まれます。この日は、お釈迦様の功績を偲び、仏教の教えを再確認する日として、多くの仏教徒にとって特別な意味を持ちます。

祈年祭(2月17日)

祈年祭は、私たちが普段耳にする機会は少ないかもしれませんが、日本の歴史書である古事記や日本書紀にも記述が残る、非常に古い伝統を持つお祭りです。毎年2月に行われる祈年祭は、その年の五穀豊穣を祈願するもので、春の訪れとともに各地で執り行われてきました。地域によって異なる神事が行われることも特徴で、三重県の伊勢神宮では、農耕の神々に対し、豊作への感謝を込めた厳かな儀式が捧げられます。2月の祈年祭の時期には、日々の食生活を支える食材への感謝を促し、食に対する意識を高めるイベントを開催してみてはいかがでしょうか。例えば、子供たちが楽しみながら食育を学べる工作ブックは、手頃な価格でありながら、キッズデザイン賞を受賞するなど、品質の高さが魅力です。子供向けイベントのコンテンツや、販促グッズとして活用できます。

猫の日(2月22日)

2月のユニークなイベントとして、「猫の日」が挙げられます。猫の鳴き声「にゃん」と数字の2の語呂合わせから、2月22日は猫好きにとっては特別な日です。この可愛らしい猫の日は、日本の愛猫家団体やペット関連企業などが協力し、1987年に制定されました。猫は昔から人々の生活に寄り添い、多くの家庭で家族の一員として愛されています。しかし、一方で、飼育放棄や野良猫に関する問題も存在します。2月22日の猫の日は、猫の幸せと保護について改めて考え、人間と猫が共生するための責任を再認識する機会として重要です。「猫に九生あり」という言葉をご存知でしょうか。これは、猫には9つの命があるという言い伝えで、古くから様々な文化圏で使用されてきました。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」にも、猫が登場する場面があります。日本でも、猫は特別な力を持つと信じられており、幸運を招く「招き猫」や、災いをもたらす「化け猫」など、猫の神秘的なイメージを反映した物語や伝承が数多く存在します。2月の猫の日の時期には、猫の愛らしさをテーマにしたグッズ作りや、動物愛護の精神、生命の尊さを学ぶイベントを開催することがおすすめです。猫に関する物語の読み聞かせや人形劇などを通して、子供たちが猫について楽しく学べるような企画も良いでしょう。

天皇誕生日(2月23日)

2月23日は、天皇陛下のお誕生日であり、国民の祝日として定められています。天皇記念日とも呼ばれるこの日は、天皇陛下の誕生日を祝う日として、国民にとって特別な意味を持ちます。天皇誕生日の恒例行事として、皇居で行われる「一般参賀」があります。これは、国民が直接皇居を訪れ、天皇陛下にお祝いの気持ちを伝える貴重な機会であり、毎年多くの人々が参加します。一般参賀では、天皇陛下と皇后陛下が国民の前に姿を現し、メッセージを伝えられることが慣例となっています。「天皇誕生日」は、1948年に制定された祝日法によって定められた国民の祝日の一つです。当初は昭和天皇の誕生日である4月29日でした。上皇陛下の御代には12月23日が天皇誕生日となり、現在の天皇陛下の即位に伴い、2020年から2月23日が新たな天皇誕生日として祝日になりました。現在の天皇は、令和天皇である徳仁天皇であり、2月23日が天皇誕生日として祝われています。ちなみに、平成天皇(上皇)の時代には、12月23日が天皇誕生日として祝われていました。2月の天皇誕生日には、子供たちと一緒に日本の歴史や文化を学ぶイベントを開催することがおすすめです。

うるう年(2月29日)

4年に一度、1年が366日となる特別な年、それが「うるう年」です。通常の2月は28日までですが、うるう年には「2月29日」という特別な一日が加わります。これは、私たちが普段使っている「グレゴリオ暦」(1年を365日とする暦)と、地球が太陽の周りを一周する実際の時間(約365.2422日)とのわずかなズレを調整するために設けられています。このズレを放置すると、季節と暦がずれてしまうため、約4年に一度、1日を加えて調整するのです。簡単に言うと、太陽の動きと暦のずれを修正するための措置と言えるでしょう。西暦年号が4で割り切れる年がうるう年となるため、例えば2026年はうるう年ではありません。直近のうるう年は2024年でしたから、次は2028年になります。「西暦が4で割り切れる=うるう年」と覚えておけば、次のうるう年をすぐに計算できます。しかし、うるう年でなくても2月はイベントのチャンスです。2025年の2月には、「なぜうるう年があるのか?」「暦の仕組みは?」といったテーマで、2028年に向けて子供たちに暦について学んでもらうのはいかがでしょうか。暦や宇宙について学ぶイベントは、知的好奇心を刺激し、毎年開催しても飽きさせない魅力があります。

梅(2月上旬から3月下旬)

梅は、古くから日本人に愛されてきた植物です。特に梅の花は、2月頃から徐々につぼみをつけ始め、春の訪れを知らせる花として親しまれてきました。2月はまだ寒さが残る時期ですが、梅の花はそんな寒さの中で美しい花を咲かせるため、「花の冬越し」とも呼ばれます。梅の名所として名高い京都の北野天満宮では、毎年2月に「梅花祭」が開催され、約1000本の梅の花が見頃を迎え、多くの参拝者で賑わいます。2月から3月にかけて見頃を迎える梅の花ですが、よく似た花に「桃」と「桜」があります。見分けるポイントは、花びらの形です。梅は花びらの先が丸く、一つの場所に一つの花が咲きます。桃は花びらの先が少し尖っており、一つの場所に二つの花が咲きます。桜は花びらの先が割れており、一つの場所からたくさんの花が咲きます。開花時期にも違いがあり、梅は1月下旬~4月下旬、桃は3月下旬~4月下旬、桜は3月中旬~5月上旬に咲きます。2月に梅の花見をする際は、子供と一緒に梅の花を観察したり、スケッチをしたりして、春の訪れを感じてみましょう。また、2月から4月にかけて、梅、桃、桜と順番に花を楽しめる周遊イベントを開催すれば、リピーター獲得にも繋がるでしょう。

雪(2月中)

2月は、一年の中で最も降雪量が多くなる、雪が本格化するシーズンです。冬のイベントというと、12月や1月を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は最も寒さが厳しくなるのは1月下旬から2月上旬にかけてです。雪で覆われた景色は、日本の冬の美しい風物詩として、古くから多くの人々に愛されてきました。雪をテーマにした詩や俳句、美術品なども数多く存在します。2月には、「さっぽろ雪まつり」をはじめ、日本各地で雪を使った様々なイベントやお祭りが開催されます。しかし、雪景色は美しい反面、雪のシーズンは注意が必要です。車の運転にはスタッドレスタイヤが必須ですし、歩行時には路面の凍結に注意しなければなりません。子供たちと安全に2月の雪を楽しむためには、事前の準備が大切です。

2月に旬を迎える食べ物は「小松菜」「キャベツ」

2月は、小松菜や春菊などの葉物野菜が美味しくなる季節です。特に、この時期のキャベツは肉厚で甘みがあり、スープや鍋料理に入れると格別です。魚介類では、1月から引き続きブリやタラが旬を迎え、脂がのって美味しくいただけます。果物では、柑橘類やリンゴが旬です。小松菜とリンゴのスムージーなど、旬の食材を使った料理を積極的に取り入れてみましょう。2月に旬を迎える代表的な食材としては、ブリ、タラ、小松菜、春菊、キャベツ、伊予柑、みかん、リンゴなどが挙げられます。

2月を彩る花、「椿」

2月になると、鮮やかな椿の花が咲き始め、厳しい寒さの中に春の息吹を感じさせてくれます。また、輝くような黄色の花を咲かせる福寿草も2月が見頃となり、「長寿」「回想」などの素敵な花言葉を持っています。この時期に楽しめる花としては、水仙、椿、そして福寿草などが代表的です。

日本の伝統、2月は「如月」

2月は、日本の古い呼び方で「如月(きさらぎ)」と呼ばれています。「如月」という名前は「着更着(きさらぎ)」とも書き、その字のごとく「さらに衣類を重ねて着る必要があるほど寒い時期」であることを意味しています。和風月名とは、昔の暦で使われていた月の名前で、各月の季節のイベントや自然の風景に合わせて名付けられました。如月の他に、2月は「梅見月(うめみづき)」や「雪解月(ゆきどけづき)」と呼ばれることもあります。

知っていましたか?節分は年4回

多くの場合、「節分」と言えば2月の立春の前日を思い浮かべますが、実は節分は年に4回あります。「節分」は「季節を分ける」という意味で、本来は立春だけでなく、立夏、立秋、立冬といった四季の始まりの日の前日を指していました。特に、昔は立春が一年のはじまりと考えられていたため、立春の前日の節分が特に重要視され、現代では2月の節分が一般的になったのです。

2月に使える季節の挨拶

・謹啓 早春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 ・立春を迎え、暦の上では春となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

2月を締めくくる挨拶の言葉

寒暖差が激しい時期ですので、くれぐれもご自愛ください。 時節柄、体調を崩されませぬようお気をつけください。

まとめ

2月は、節分やバレンタインデーなどのイベントから、建国記念の日や天皇誕生日などの祝日まで、様々な催し物がある月です。立春を迎え、暦の上では春の始まりですが、まだまだ寒く、雪の降る日も多いでしょう。如月の由来や、節分が年に複数回あることなど、ちょっとした知識も面白いかもしれません。また、恵方巻の習わしや、旧正月、初午、祈年祭など、日本の伝統文化に触れる機会もたくさんあります。この記事でご紹介したイベント、食、花、そして日本の文化に関する情報や季節の挨拶が、皆様の2月をより豊かなものにする一助となれば幸いです。

2月の国民の祝日は?

2月には、「建国記念の日(2月11日)」と「天皇誕生日(2月23日)」という二つの祝日があります。建国記念の日は、日本の初代天皇である神武天皇が即位された日とされ、建国を偲び、国を愛する心を育むために制定されました。天皇誕生日は、天皇陛下の誕生日を祝う日で、現在は令和天皇の誕生日にちなみ、2月23日となっています。これらの祝日は、日本の歴史や文化、そして天皇陛下を敬う大切な日として定められています。

節分の日付は毎年変わる?

節分は立春の前日と定められており、立春が太陽の動きによって年ごとに変わるため、節分の日もそれに伴い変動します。例えば、2025年の節分は2月2日(日)になります。事前に確認しておくと良いでしょう。

恵方巻を食べる理由とは?

恵方巻は、節分の日にその年の恵方と呼ばれる縁起の良い方角を向き、願い事をしながら黙って食べきることで、無病息災や開運を願う行事食です。包丁を入れずに丸ごと食べるのは、縁を切らないという意味が込められています。発祥は関西地方ですが、現在では全国的な風習となっています。

バレンタインデーのルーツは?

バレンタインデーは、3世紀のローマ時代、兵士の結婚を禁じた皇帝に背き、内緒で結婚式を挙げた聖バレンタイン司祭が処刑された故事にちなんだ「愛の日」です。当初は宗教的な意味合いが強かったものの、時代と共に恋人たちが愛を確かめ合う日として世界中に広まりました。日本においては、1932年にモロゾフがチョコレートを贈る習慣を紹介したことがきっかけで広まったとされています。

2月に旬を迎える美味しい野菜は?

2月は、小松菜や春菊、キャベツなどの葉物野菜が美味しくなる時期です。特にキャベツは、葉が厚くなり甘みが増すため、煮込み料理やお鍋に最適です。魚介類では、ブリやタラが旬で脂がのっており、果物では伊予柑、みかん、リンゴといった柑橘類が旬を迎えます。

2月の異名「如月」の名前のルーツは?

「如月(きさらぎ)」という2月の古風な呼び名は、一説には「衣更着(きさらぎ)」と記されることもあり、厳しい寒さのため、さらに衣を重ねて着る必要がある時期を表す言葉とされています。これは、昔の日本で使われていた月の名称で、各月の季節の特徴や催し物に合わせて名付けられました。

節分が年に4回あったのはなぜ?

通常、2月3日頃の立春の前日を指す「節分」ですが、元々は「季節の変わり目」を意味し、立春に限らず、立夏、立秋、立冬それぞれの前日を指していました。昔は立春が一年の始まりと考えられていたため、その前日の節分が特に重要視され、現代では2月の節分が最も広く知られています。

次の閏年はいつ?

閏年は、私たちが日常的に使用しているグレゴリオ暦の1年365日と、地球が太陽の周りを回る実際の周期とのずれを調整するために、ほぼ4年に一度、2月29日を加えて366日とする年です。直近の閏年は2024年であり、次に閏年となるのは2028年です。西暦年数が4で割り切れる年が閏年だと考えると覚えやすいでしょう。

2月に適した季節の挨拶の例は?

2月には立春があるため、季節の挨拶も春を意識した言葉へと変わっていきます。しかし、まだ寒さが厳しいため、相手の体調を気遣う表現が多く見られます。例えば、手紙やメールの冒頭には「向春の候」や「暦の上では春を迎えました」といった言葉が使えます。結びの挨拶としては、「三寒四温の折、くれぐれもご自愛ください」や「余寒厳しき折、どうぞお体を大切にお過ごしください」などが適切です。

旧正月とはどのようなお祭りですか?

旧正月は、中国や中華文化圏において、伝統的な暦の新年を祝う行事であり、「春節」とも呼ばれています。太陽暦の元旦から約2か月遅れて、通常は1月の終わりから2月の初め頃にやってきます。日本では、明治時代以前には一般的でしたが、現在では沖縄などの一部地域で祝われています。家族が集まって、その年の健康や幸福を願い、家を赤い装飾で鮮やかに彩るのが特徴です。

立春大吉のお札にはどんな意味があるのでしょうか?

立春に関連する風習として、「立春大吉」と記されたお札を玄関に貼る習慣があります。これは、江戸時代から続くもので、魔除けや厄除け、家への鬼の侵入を防ぐ力があると信じられています。「立」「春」「大」「吉」の文字がすべて左右対称であるため、鬼が家に入り込もうとしても、「まだ家の中ではない」と錯覚して出て行くと伝えられています。

春一番はなぜ穏やかなイメージと異なるのでしょうか?

「春一番」という言葉からは、のどかで暖かく、穏やかな春の情景を思い浮かべがちですが、実際の気象現象はそれとは大きく異なります。春一番が吹く際には、海岸地域や都市部において非常に強い風が吹き荒れます。そのため、予期せぬ海難事故や、歩行中や自転車運転中の転倒などに注意が必要です。

なぜ稲荷神の使いは狐なのですか?

稲荷神の使いが狐である理由は、稲荷神が農業の神様であることに起因します。古代からの「山の神、田の神」信仰において、神様が春に里に降りて田の神となり、秋に山へ帰るというサイクルが、狐が農作業の時期に人里に姿を現し、収穫が終わると山へ戻る習性と重なると考えられたためです。

猫は本当に「九つの命」を持っているの?

「猫に九生あり」という言葉は、猫が並外れて生命力が強いことを示す古い言い伝えです。文字通り9つの命を持つわけではありません。この表現は長い歴史を持ち、シェイクスピアの作品にも見られるほど、猫の神秘的なイメージを象徴するものとして親しまれています。2月22日の猫の日は、猫の福祉について考え、彼らへの愛情を深める良い機会となるでしょう。

バレンタインデーの起源、聖ウァレンティヌスとは?

聖ウァレンティヌス司祭は、3世紀のローマ時代、時の皇帝が兵士の結婚を禁じた際、これに逆らい、密かに結婚式を執り行っていました。しかし、この行為が明るみに出て、彼は反逆者として処刑されます。彼の命日である2月14日が「聖バレンタインデー」となり、愛を分かち合う人々を祝う日として世界中に広まりました。


2月 行事