秋の味覚を代表する栗。その中でも、手間暇かけて作られた渋皮煮は、格別な存在感を放ちます。独特のほろ苦さと上品な甘さが織りなすハーモニーは、まさに至福の味わい。そのままいただくのはもちろん、和洋様々なアレンジで楽しむことができるのも、渋皮煮の魅力です。今回は、渋皮煮の奥深い魅力を最大限に引き出す、とっておきの食べ方をご紹介します。栗の風味を存分に味わい尽くし、心ゆくまで秋の味覚を堪能しましょう。
渋皮煮を贅沢に使用!マロンパウンドケーキ
アーモンドプードルが隠し味。いつものパウンドケーキが格段に美味しくなります。三温糖がない場合は、砂糖で代用可能です。
調理時間約60分
カロリー239kcal
費用約700円
材料 (20cm×6.5cm×22cmパウンド型1台分/8切れ)
薄力粉 100g、アーモンドプードル 20g、ベーキングパウダー 小さじ1、無塩バター 100g、三温糖 70g、卵 1個、栗の渋皮煮 100g、栗の渋皮煮シロップ 大さじ2、粉砂糖 適量
作り方
1. 下準備: バターは室温に戻し、型にバター(分量外)を塗ります。オーブンは170℃に予熱します。2. 栗の渋皮煮は4等分にカットします。3. ボウルでバターをクリーム状にし、三温糖を加えて混ぜます。卵を少しずつ加え、よく混ぜます。4. 薄力粉、アーモンドプードル、ベーキングパウダーをふるい入れ、混ぜます。栗の渋皮煮とシロップを加えて混ぜます。5. 生地を型に流し込み、平らにならし、170℃のオーブンで10分焼きます。取り出して中央に切れ目を入れ、更に20~25分焼きます。型から出し、冷まして粉砂糖をかけます。ポイント: 竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がり。焦げそうならアルミホイルを被せてください。
よくある質問
Q. 無塩バターは有塩バターで代用できますか?A. はい、可能です。ただし風味が変わり、塩味が少し加わります。Q. 渋皮煮のシロップがない場合は?A. 水と砂糖(各大さじ1)を混ぜてレンジで溶かし、冷まして使ってください。
重ねてしぼるだけ モンブランスコップケーキ
栗とさつまいもの絶妙なハーモニーが楽しめる、スコップケーキのレシピです。好きな量だけ取り分けられる手軽さが魅力で、おもてなしにも最適です。
調理時間約30分
費用目安約1000円
材料 (15cm×15cmのガラス容器1台分)
カステラ 120g(3切れ) 生クリーム 100ml 砂糖 大さじ1 栗の渋皮煮 80g ☆さつまいもクリーム さつまいも 150g 砂糖 大さじ2 無塩バター 10g 生クリーム 100ml 仕上げ用 栗の渋皮煮 6個
作り方
1 バターを室温に戻しておきます。2 カステラを半分の厚さにスライスし、容器の底に敷き詰めます。栗の渋皮煮(80g)は細かく刻みます。3 さつまいもは1cm幅にカットし、皮を厚くむいて水にさらした後、水気を切ります。耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジ600Wで5~6分加熱します。柔らかさを確認し、固ければ30秒ずつ追加で加熱してください。4 フードプロセッサーに☆の材料を入れ、なめらかになるまで混ぜます。絞り袋に入れ、さつまいもクリームを作ります。必要であれば裏ごししてください。5 ボウルに生クリーム(100ml)と砂糖を入れ、ハンドミキサーで柔らかいツノが立つまで泡立てます。さつまいもの水分量によってクリームの固さが変わるため、必要に応じて牛乳を少しずつ加えて調整してください。6 ガラス容器に泡立てた生クリームを広げ、刻んだ栗の渋皮煮を散らします。さつまいもクリームを絞り、仕上げ用の栗の渋皮煮をトッピングして完成です。
よくある質問
Q 無塩バターの代わりに有塩バターは使えますか? A はい、可能です。同じ量で代用できますが、風味や仕上がりが若干異なり、塩味が少し感じられるかもしれません。
芳醇な香りが広がる♪渋皮煮のスコーン
栗の渋皮煮を贅沢に使った、とっておきのスコーン。特別な日のティータイムや、おもてなしにもぴったりです。栗が旬の時期にぜひお試しください。
調理時間約60分
カロリー211kcal
費用目安500円前後
材料 (9個分)
☆生地 強力粉 250g ベーキングパウダー 小さじ1 冷蔵バター 80g 砂糖 20g 塩 ひとつまみ 卵 1個 牛乳 50ml 栗の渋皮煮 70g 仕上げ用 牛乳 大さじ1/2
作り方
1 冷蔵庫から出したバターを2cm角にカットします。オーブンを200℃に予熱開始。ボウルに卵と牛乳を混ぜて冷蔵庫で冷やします。 2 栗の渋皮煮を7mm角に刻みます。 3 大きめのボウルに強力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れ、混ぜ合わせます。そこにバターを加え、指先で擦り合わせるようにして、粉チーズのような状態にします。 4 3に冷やしておいた卵液を加え、切るように混ぜます。刻んだ栗の渋皮煮も加えて、生地をまとめます。 5 打ち粉をした台に生地を乗せ、めん棒で1.5cm厚の正方形に伸ばし、9等分にカットします。 ポイント 正方形にカットすることで、焼き上がりが美しくなります。 6 クッキングシートを敷いた天板に並べ、ハケで牛乳を塗り、200℃に予熱したオーブンで20〜25分焼きます。
よくある質問
Q 無塩バターの代わりに有塩バターを使っても大丈夫ですか? A はい、代用可能です。同じ量でお使いいただけますが、風味や塩味が少し変わることをご了承ください。
至福の味わい♪濃厚モンブラン
初心者でも安心の簡単レシピで、濃厚なモンブランが手軽に作れます。ご自宅で本格的な味わいをお楽しみください!
調理時間約60分
カロリー410kcal
費用目安1200円程度
材料(直径6cmカップ5個分)
栗の渋皮煮 5個 ☆アーモンド生地 無塩バター 30g グラニュー糖 30g 卵 1/2個 アーモンドパウダー 30g ★ホイップクリーム 生クリーム 100ml 砂糖 大さじ1 ○モンブランクリーム 生クリーム 80ml マロンペースト 200g ブランデー 小さじ1 飾り 粉糖 適量 金箔 適量
作り方 1 《準備》オーブンを170℃に予熱。バターは室温に戻します。 2 【アーモンド生地】バターを泡立て器でクリーム状にし、砂糖を加えて混ぜます。溶き卵を少しずつ加えて混ぜ、アーモンドプードルをふるって加え混ぜます。 3 生地をカップに分け入れ、170℃のオーブンで20分焼き、冷まします。 4 【ホイップクリーム】氷水で冷やしたボウルに生クリームと砂糖を入れ、ハンドミキサーで角が立つまで泡立てます。絞り袋に入れ、冷蔵庫で冷やします。 5 【モンブランクリーム】別の氷水で冷やしたボウルに生クリームを入れ、ハンドミキサーですじが残る程度まで泡立てます。 6 別のボウルにマロンペーストを入れ滑らかにし、ブランデーを混ぜます。5の生クリームを2回に分けて加え、切るように混ぜます。絞り袋に入れ、冷蔵庫で冷やします。 7 【仕上げ】アーモンド生地にホイップクリームを少量絞り、栗の渋皮煮を乗せ、さらにホイップクリームで覆います。マロンクリームを絞り、粉糖と金箔で飾ります。
よくある質問 Q 無塩バターの代わりに有塩バターは使えますか? A はい、使えます。分量は同じで大丈夫です。風味と塩味が多少変わります。
秋の味覚満載!栗のタルトで心も体も温まる
栗の渋皮煮を贅沢に使った、特別なタルトのレシピをご紹介します。記念日や来客時のおもてなしに、ぜひお試しください。
調理時間約3時間
カロリー約305kcal
材料費約1100円
材料
(直径18cmタルト型1台分):栗の渋皮煮 8個(110g)、アーモンドスライス 20g、栗の渋皮煮シロップ 大さじ2、☆タルト生地:無塩バター 50g、砂糖 大さじ3、塩 ひとつまみ、卵黄 1個分、薄力粉 100g、★アーモンドクリーム:無塩バター 60g、砂糖 大さじ3、溶き卵 1個分、アーモンドプードル 50g、薄力粉 大さじ2
作り方
1.【下準備】バターを常温に戻し、タルト型に溶かしバターを薄く塗り、冷蔵庫で冷やします。薄力粉を型に薄く振るい、余分な粉を落とします。2.【タルト生地】ボウルにバターを入れ、クリーム状にします。砂糖、塩を加え、白っぽくなるまで混ぜ、卵黄を加えて混ぜます。薄力粉をふるい入れ、ゴムベラで切るように混ぜてそぼろ状にし、まとめ、冷蔵庫で30分冷やします。3.ポリ袋の上からめん棒で3mm厚さに伸ばし、型に敷き、余分な生地を切り落とします。フォークで穴をあけ、冷蔵庫で1時間冷やす。生地が柔らかくなったら、冷蔵庫で冷やしてください。側面は2mmほど高めに。余った生地はクッキーに。オーブンを180℃に予熱開始します。4.タルト生地の上にクッキングシートを敷き、重しをのせ、180℃のオーブンで15分焼きます。重しとシートを取り除き、冷まします。火傷に注意してください。5.【アーモンドクリーム】ボウルにバター、砂糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜます。溶き卵を少しずつ加え、混ぜます。アーモンドプードル、ふるった薄力粉を加え混ぜます。オーブンを180℃に予熱します。6.栗の渋皮煮を半分に切ります。7.タルト生地にアーモンドクリームを入れ、平らにならします。栗の渋皮煮を並べ、アーモンドスライスを散らします。8.180℃のオーブンで20~30分焼き、熱いうちにシロップを塗り、冷まします。焦げそうならアルミホイルを被せてください。ポイント.重しは生米や乾燥小豆でも代用可能です。生地がだれたら冷蔵庫へ入れてください。焼き縮みやすい側面は型より少し高めにします。重しを外す時は火傷に注意してください。途中で焦げそうならアルミホイルを使うといいです。
よくある質問
Q: 無塩バターは有塩バターで代用可能ですか?A: はい、可能です。風味や仕上がりが多少変わり、塩味が少し感じられます。