「麗紅（れいこう）」は、独特な品種の柑橘で、清見とアンコールみかんを交配し、さらにマーコットオレンジを掛け合わせて作られました。果実の大きさは約8センチで、温州ミカンと同じくらいのサイズです。特徴的なのは、手で簡単に皮がむけることと、赤みがかった橙色の外皮です。この外皮は非常に滑らかで、美しい光沢があり、見るからに新鮮さを感じさせます。

果肉はぎっしりと詰まっており、果汁がたっぷりと含まれています。食べたときに感じるのは、さわやかで心地よい甘さが口の中に広がり、後味として長く残ることです。さらに、果肉を包むジョウノウ膜（じょうのうまく）が非常に薄いため、口に残ることがなく、とても食べやすいのが特徴です。

「はまさき」は、JAからつが誇るオリジナルブランドです。このブランド名で販売されるのは、唐津市の松浦東部地区で栽培された「麗紅」の中でも、特に糖度・酸度・外観の面で優れた品質を持つものに限られます。厳選された「麗紅」が、「はまさき」というブランド名で市場に出されることで、消費者に高品質の柑橘を届けています。

「麗紅」は、主に佐賀県の唐津地区、特に松浦東部で栽培されています。この地域は、柑橘の栽培に適した気候と土壌を持ち、高品質な果実が育つ環境が整っています。「麗紅」の特徴的な甘さや果肉の食感は、この地域での栽培によって育まれています。

「麗紅」は、毎年2月頃から市場に出荷され始めます。そして、3月中旬に出荷のピークを迎え、その月の終わりまでに出荷が終了します。出荷の期間は比較的短いですが、その時期に「麗紅」の魅力を存分に楽しむことができます。短い旬の時期に味わうことのできる希少な柑橘として、「麗紅」は多くのファンに親しまれています。

「麗紅（れいこう）」は、清見とアンコールみかん、マーコットオレンジを掛け合わせた特別な品種で、唐津市で育まれた「はまさき」は、その中でも最高品質を誇ります。2月から3月にかけての短い期間でしか味わえないこの希少な柑橘は、その鮮やかな色と爽やかな甘みで、消費者に特別な楽しみを提供しています。短い旬の時期にぜひその魅力を堪能してみてください。