夏の暑さを和らげるために冷凍フルーツを楽しむ方が増えていますが、その中で「冷凍キウイはまずい」という声も珍しくありません。果汁が豊富でさっぱりとした味わいが人気のキウイですが、冷凍すると風味や食感が損なわれてしまうことが原因と言われています。本記事では冷凍キウイがどのような理由でまずく感じられるのかを探り、その問題を解決するための具体的な方法をご紹介します。冷凍キウイの美味しさを取り戻すためのヒントが満載です!
キウイは冷凍すると美味しくなくなる?
キウイは冷凍できる果物です。
「キウイを冷凍すると美味しくなくなる」という声があるのは、適切に冷凍・解凍していないからです。
キウイは、収穫後に甘さと柔らかさを増す追熟タイプの果物です。
食べきれないうちに追熟しすぎて腐らせてしまうこともあります。
腐らせるくらいなら、冷凍保存で美味しく楽しみましょう!
キウイは熟した状態で冷凍すると美味しく食べられる
「キウイの冷凍はまずい」という問題は、実はキウイが未熟であることが原因かもしれません。
キウイは完熟すると保存が難しくなるため、店頭に並ぶのはまだ成熟しきっていないものが多いのが現状です。
購入後、少し時間を置いて完熟させてから食べるのが理想的ですが、冷たい場所では熟成が進みません。
甘さが増し、果肉が柔らかくなる前に冷凍してしまうと、風味も食感も十分ではなくなるので、冷凍する際には完全に熟すまで待つことが大切です。
キウイが完熟しているかの確認は手で触れて固さを感じることがポイントです。
軽く押して指が少し沈む程度なら、それが完熟の兆候です!
まだ硬い場合は、常温でさらに熟成を進めてから、キウイを楽しんでください。
冷凍キウイをおいしく保存する方法
キウイフルーツの保存方法は主に2つあります。
皮をそのまま冷凍する方法は、手軽にキウイを楽しみたい人にぴったりです。
よく洗ったキウイをしっかりと乾かし、キッチンペーパーに包んでジッパーバッグに入れ、冷凍庫で保存しましょう。
「皮はどうすれば?」と疑問に思うかもしれませんが、凍ったままのキウイを水で濡らすとスルッと皮がむけます。
この方法は、冷凍した時だけ使える裏技ですね。
「キウイが食べたいけど皮むきが面倒…」と思っていた方には、まさに革新的です!もう一つの方法は、皮をむいてカットしてから冷凍する方法です。
キウイを小分けにして冷凍することで、必要な分だけ取り出して食べられます。
輪切りや角切りにしたキウイを小分けしてラップで包み、ジッパーバッグで冷凍庫に保存すればOKです。皮ごと冷凍、またはカットしてから冷凍、どちらも保存は約1ヶ月可能です。
完熟キウイは通常約1週間しか持たないので、1ヶ月保存できるのは嬉しいですね。
キウイの冷凍保存を活かした美味しい楽しみ方
ここでは、冷凍キウイフルーツのおいしい活用法を4つご紹介します!
簡単に楽しめる方法ばかりなので、ぜひお試しください。
キウイの冷凍シャーベット
完全に解凍した冷凍キウイフルーツは水っぽくてイマイチな食感になります。
シャリシャリの食感を楽しむには、半解凍で食べるのが一番です。完熟しているキウイフルーツも冷たい状態では甘みを感じにくくなります。
そのため、お好みに応じて砂糖やはちみつを少しかけることで、より満足感を得られます。
キウイスムージー
冷凍キウイフルーツを活用した食べ方をご紹介。
一般的に、スムージーはフルーツや野菜と氷を一緒にミックスして作りますが、冷凍キウイを使うと氷は不要です。
濃密で冷たいスムージーが仕上がります。
キウイフルーツだけでも美味しいですが、他のフルーツと組み合わせても良いですね。
牛乳だけでなく、ヨーグルトやはちみつを加えて、自分の好みに合わせたアレンジを楽しんでみてください。
キウイジャム
市販では見かけにくいキウイフルーツのジャム。
電子レンジを利用して簡単に作ることができます。
レシピは生のキウイフルーツを使いますが、冷凍されたものはそのまま使用してください。
仕上がりがゆるめなので、ヨーグルトやアイスにソースとしてぴったりです。
キウイアイスバー
キウイをスライスして棒をさし、凍らせるだけで、さわやかで見た目も楽しいオリジナルアイスバーが完成します。