いちご タルト 断面

いちご タルト 断面

いちご タルト 断面

焼き立てのパイ生地の上に、甘酸っぱい香りが漂ういちごがぎっしり詰まった様子は、誰もが心躍る光景でしょう。透き通るような赤い果肉と、まるでキャンバスの上に置かれたかのように綺麗に並べられたいちごの断面は、まさに芸術品そのものです。一口食べれば、口の中に広がる上品な味わいに、思わず笑みがこぼれそうになります。今回はいちごタルトについて深掘りします。

最高においしい、いちごのタルトを作ろう

春の訪れを告げるいちごのタルトは、鮮やかな赤と甘酸っぱい香りが特徴の、フランス生まれの定番デザートです。バターを溶かしてホロホロとした食感の生地を作り、その上に滑らかなクリームをたっぷりと注ぎます。そして、主役の新鮮ないちごを一粒一粒丁寧に並べ、青りんごなどの果物を添えて華やかに仕上げます。

バニラビーンズの香りがほのかに漂い、いちごの甘酸っぱい味わいが口いっぱいに広がるこのタルトは、手間をかけた分だけ特別な味わいを楽しめます。手作りのいちごタルトを大切な人と一緒に味わいながら、春のひとときを満喫してください。

いちごタルトのレシピ(直径16cmのタルト型1台分)

いちごをたっぷりのせた華やかなタルト。タルト生地を寝かせる時間が必要なので、作業は2日以上に分けて行うのがおすすめです。


パートシュクレ(タルト生地)

材料


無塩バター: 60g

砂糖(粉糖): 40g

塩: ひとつまみ

卵黄: 1個

アーモンドプードル: 20g

バニラペースト: 小さじ1/2

薄力粉: 100g

作り方


常温に戻した無塩バター、粉糖、塩をボウルに入れ、ゴムベラで混ぜます。卵黄、バニラペースト、アーモンドプードルを加えて混ぜます。

ふるった薄力粉を加え、練らないように混ぜ、ラップで包んで冷蔵庫で一晩冷やします。

生地を3mm厚にのばし、タルト型に敷きます。冷凍庫で30分冷やし、生地がしっかり冷えたらフチを整え、フォークでピケします。冷蔵庫で冷やしておきます。

クレームパティシエール(カスタードクリーム)

材料


牛乳: 200g

卵黄: 40g

砂糖(グラニュー糖): 50g

フランプードル: 18g

生クリーム: 60g

バニラペースト: 小さじ1

作り方


卵黄、グラニュー糖、フランプードルを混ぜ、温めた牛乳を加えます。鍋に戻し、中火で絶えず混ぜながら炊きます。クリームがトロッとなるまで炊いたら冷まします。

冷めたクリームを一度裏ごしし、かたく泡立てた生クリームを加えて混ぜます。

クレームフランジパーヌ

材料


無塩バター: 30g

砂糖(粉糖): 30g

全卵: 30g

アーモンドプードル: 30g

クレームパティシエール: 40g

作り方


無塩バター、粉糖、全卵、アーモンドプードルを混ぜて冷蔵庫で冷やし、クレームパティシエールを加えて混ぜます。

タルト型に敷いた生地に流し込み、冷蔵庫で冷やしてから焼きます。

仕上げ

材料


いちご: 1パック~

粉糖: 適量

ナパージュ: 適量

作り方


クレームパティシエールを絞り袋に入れてタルトに絞り、粉糖を振ります。

いちごを半分にカットして並べ、ナパージュを塗って仕上げます。

かわいいいちごタルトの完成です!

いちご タルト 断面

レシピのポイント

ポイント1: クレームフランジパーヌでリッチな味わいに

タルトの土台にはクレームフランジパーヌ(クレームパティシエール入りのクレームダマンド)を使用することで、しっとりとした食感とコクが増します。この組み合わせにより、いちごと一緒に食べたときのハーモニーが楽しめるリッチなタルトになります。フレッシュなフルーツをたっぷりのせるタルトにぴったりな土台です。


ポイント2: ダレないクリームで美しい仕上がりに

フランプードルで作るクレームパティシエールは、安定性が高くダレにくいので、たっぷりのフルーツをのせてもクリームが崩れず美しくデコレーションできます。タルトを冷やしてからカットすると、きれいな断面が保たれます。ケーキフィルムを巻くと、さらにお店のような仕上がりになります。


ポイント3: 主役はいちご!たっぷり使って

いちごタルトの主役はいちごです。16cmのタルト型には、いちご1パックがちょうど良い量です。今回使用した「きらぴ香」のように、いちごの品種や大きさによってデコレーションの方法は自由です。たっぷりのいちごを使って、自分だけの美しいタルトを作ってみてください。

まとめ

いちごタルトの断面は、春の訪れを実感させてくれるだけでなく、味覚と視覚の両方を楽しませてくれる素晴らしい存在です。シンプルながらも味わい深い一品で、優雅な春の日を堪能するのにぴったりのお菓子と言えるでしょう。