おしゃれな食卓にぴったりのキッシュは、その見た目からも味わいからも、特別な一品と感じさせてくれます。しかし、完璧なキッシュを作る鍵は何といっても"生地作り"。サクサク感のある生地は、キッシュをさらに美味しくするための大事なポイントです。今回は、初心者でも簡単に取り組める完璧なキッシュ生地の作り方をご紹介します。これをマスターすれば、自宅でいつでもプロ顔負けのキッシュが楽しめます!
「キッシュ」の魅力とは?
フランスのアルザス=ロレーヌ地方から伝わった郷土料理のひとつにキッシュがあります。キッシュはタルトのような生地に、具材と共に塩胡椒で味付けした溶き卵と生クリーム(アパレイユ)を流し込み、オーブンで焼き上げた料理です。中でも、「キッシュ・ロレーヌ」と呼ばれるものは、ベーコンとチーズを使ったシンプルな一品ですが、一般的には家庭料理としても親しまれており、家庭で余ったほうれん草やハムを具材として使用することが多く、そのアレンジの幅広さが魅力です。
キッシュ の 生地 の 作り方
1
《下準備》バターを1cm角にカットし、薄力粉をふるいにかける。全ての材料を冷蔵庫でしっかり冷やす。
ポイント
生地の温度を低く保つために、必ず冷えた材料を使うことが重要です。
2
ボウルにふるった薄力粉と塩を入れて混ぜる。バターを加え、手でこすり合わせながらポロポロの粒状にする。溶き卵を少しずつ加え、切るようにして粉気がなくなるまで混ぜる。手でひとまとまりにしてラップで包み、冷蔵庫で約1時間冷やす(キッシュ生地)。
ポイント
手の温度でバターが柔らかくならないように、冷蔵庫に時々生地を入れて冷やしつつ手早く作業しましょう。生地を冷蔵庫から出したら200℃にオーブンを予熱し始めます。
3
キッシュ生地を型より大きめに伸ばす。型にぴったり敷き、余分な生地をめん棒で切り取る。底にフォークで穴をあけ、クッキングシートを敷き、重しを置く。予熱したオーブンで200℃で12〜15分焼く。
ポイント
焼き上がったキッシュ生地に好みの具材と卵液を流し入れ、オーブンで200℃で20〜25分ほど焼き固めてください。