玉ねぎは冷凍しておくと、調理のたびに包丁とまな板を出す手間が省け、料理がスムーズに進みます。冷凍した玉ねぎは火の通りが早く、煮込みやスープ、炒め物でも時短になりやすいのが魅力です。一方で、水分が出やすく食感が変わるため、向く料理・向かない料理があるのも事実。この記事では、玉ねぎを冷凍するメリットや失敗しにくい保存方法、すぐ使える冷凍玉ねぎレシピまで、普段の食卓に取り入れやすい形でまとめます。
玉ねぎを冷凍すると便利になる理由
玉ねぎは常温でも保存できますが、冷凍しておくと使いやすさが大きく変わります。特に、特売でまとめ買いをした際や、使いきれずに余ってしまいそうな時こそ、冷凍保存が役立ち、ムダなく使い切ることができます。
冷凍玉ねぎの良さは、主に次の3つです。
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下ごしらえをまとめて終わらせられる
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加熱すると柔らかくなりやすく、調理が早い
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使う分だけ取り出しやすく、料理の段取りが整う
ただし、冷凍した玉ねぎは水分が出やすく、食感も変わるため、生で食べる料理や、シャキッとした食感が欲しいサラダには不向きです。
解凍して生食する場合、水分とともに栄養が逃げてしまう可能性もあるため、焼く、煮る、炒めるなどの加熱調理に活用するのが基本となります。
(出典: 玉ねぎを冷凍すると栄養はどうなる!?メリット・デメリットを解説 (野口農園), URL: https://noguchi-farm.com/archives/column/tamanegi-reitoueiyou, 不明)
冷凍前の下処理と保存のコツ
冷凍する前にやること
冷凍する玉ねぎは、なるべく使う形に切ってから保存するのが便利です。用途が決まっているほど、調理の時短につながります。
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みじん切り:ハンバーグ、ミートソース、カレーなど
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薄切り:スープ、丼、炒め物など
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くし形:シチュー、肉じゃが、ポトフなど
冷凍の手順
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皮をむき、用途に合わせて切る
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1回分ずつ小分けにするか、平らにして袋に入れる
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できるだけ空気を抜いて口を閉じる
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金属トレーの上で冷凍すると固まりやすくなる (金属トレーの上で冷凍すると、熱伝導率が高く急速に凍らせることができ、氷結晶の肥大化を抑えて鮮度や風味を保ちやすくなります)
保存袋の中で薄く広げ、使う量ごとに軽く線を入れておくと、凍ったあとにパキッと割って取り出せて便利です。

冷凍玉ねぎの使い方のポイント
冷凍した玉ねぎは、基本的に解凍せず凍ったまま使うほうが扱いやすいです。解凍すると水分が出て、料理が水っぽくなりやすくなります。
炒め物で使うときは、最初に出る水分を飛ばす意識が大切です。火力を弱めすぎず、先に玉ねぎだけを炒めて水分を飛ばしてから、肉や他の野菜を入れると失敗しにくくなります。
冷凍玉ねぎレシピで作る時短おかず
冷凍玉ねぎの和風あんかけ鶏そぼろ丼
材料(2人分)
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冷凍玉ねぎ(みじん切り):150g
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鶏ひき肉:200g
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しょうゆ:大さじ1と1/2
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みりん:大さじ1
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酒:大さじ1
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砂糖:小さじ1
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水:80ml
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片栗粉:小さじ1
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水(片栗粉用):小さじ2
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ごはん:2膳分
作り方
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フライパンに冷凍玉ねぎを入れ、中火で炒めて水分を飛ばす。
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鶏ひき肉を加え、ほぐしながら火を通す。
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しょうゆ、みりん、酒、砂糖、水を入れて3分ほど煮る。
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水溶き片栗粉を回し入れ、とろみがついたら火を止める。
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ごはんにかけて完成。
冷凍玉ねぎとツナのトマトスープ
材料(2人分)
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冷凍玉ねぎ(薄切り):150g
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ツナ缶:1缶
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水:300ml
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トマトジュース(無塩でも可):200ml
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塩:少々
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こしょう:少々
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しょうゆ:小さじ1(好みで)
作り方
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鍋に冷凍玉ねぎと水を入れ、中火で温める。
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沸いたらツナを汁ごと入れ、2〜3分煮る。
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トマトジュースを加えて温め、塩・こしょうで味を整える。
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仕上げにしょうゆを少量入れると、味がまとまりやすい。
まとめ
玉ねぎは冷凍しておくと、切る作業が減り、料理の段取りが一気にラクになります。みじん切りや薄切りでストックしておけば、スープや丼、煮込みなどの冷凍レシピにそのまま使えて時短にもつながります。炒め物では水分が出やすいので、最初に水気を飛ばすのがコツです。家事の流れを整えたいときこそ、冷凍玉ねぎを上手に活用してみてください。ほかの野菜の冷凍保存や時短レシピもあわせて読むと、毎日の献立づくりがさらにラクになりますよ。

Q1. 玉ねぎは冷凍するとどれくらい保存できますか?
冷凍した玉ねぎは、目安として1か月程度で使い切ると安心です。長く置けるほど味が極端に悪くなるわけではありませんが、時間がたつと香りが弱くなったり、冷凍庫のにおいが移ったりしやすくなります。袋の空気をしっかり抜いて、日付を書いておくと管理がラクです。
Q2. 冷凍玉ねぎは解凍してから使うべきですか?
基本は凍ったまま調理するほうが使いやすいです。解凍すると水分が一気に出て、炒め物やソースが水っぽくなりやすくなります。煮込みやスープでも、凍ったまま入れるほうが味がまとまりやすいことが多いです。使う直前に袋から必要な量だけ取り出す方法がおすすめです。
Q3. 冷凍玉ねぎを炒め物に使うとべちゃっとしませんか?
水分が出やすいので、火の入れ方がポイントです。まず玉ねぎだけを中火で炒め、出てきた水分をしっかり飛ばしてから具材を入れると、べちゃつきを抑えやすくなります。油を少し多めにして香ばしく仕上げるのも効果的です。あんかけのようにとろみを付ける料理に回すと失敗しにくいです。
Q4. 玉ねぎは丸ごと冷凍できますか?
丸ごとの冷凍もできますが、使う場面は限られます。食感は柔らかくなりやすく、解凍時に水分が出やすいので、スープや煮込み向きです。丸ごと冷凍する場合は、皮をむいてラップで包み、袋に入れて保存すると扱いやすくなります。刻んで冷凍したほうが普段の料理では使いやすいことが多いです。
Q5. 冷凍玉ねぎは生で食べられますか?
生食にはあまり向きません。冷凍で組織が変わるため、解凍するとシャキシャキ感がなくなり、水っぽくなりやすいからです。サラダや薬味に使いたい場合は、冷凍ではなく冷蔵で短期保存するほうが満足しやすいです。冷凍したものは、スープや炒め物など加熱するレシピに回すのが安心です。

