独特の星形が可愛らしいスターフルーツ。お店で見かけると、ついつい手に取ってしまいますよね。でも、いざ食べるとなると「いつが一番美味しいの？」「どうやって選べばいいの？」と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。スターフルーツは、見た目だけでなく、食べ頃を見極めることで、甘みと酸味のバランスがとれた、とびきり美味しい旬の味を堪能できるんです！この記事では、スターフルーツの食べ頃を見極めるための簡単なポイントを徹底解説。ぜひ参考にして、スターフルーツの魅力を存分に味わってくださいね。
スターフルーツとは？
スターフルーツは、そのユニークな星形の切り口で、食卓を鮮やかに彩る人気のフルーツです。見た目の美しさはもちろん、味の変化も楽しめます。完熟した実は、シャキシャキとした歯ごたえで、甘さと酸味が絶妙なバランス。デザートとしてそのまま食べるのがおすすめです。一方、緑色の若い果実は、リンゴのような爽やかな酸味が特徴。サラダや漬物にすれば、料理のアクセントになります。原産地の東南アジアをはじめ、日本では沖縄や宮崎といった温暖な地域で栽培されています。旬は年に2回。沖縄では、秋と冬に収穫の最盛期を迎えます。
スターフルーツにはどんな種類がある？
濃厚な甘さが特徴の品種は、採れる場所や時期によって甘さに違いが出るものの、生で食べるのに最適です。実が大ぶりで、熟すと皮が鮮やかな黄色に変わります。対照的に、酸味が際立つ品種は小ぶりなものが多いです。主にジャムやピクルスなどの加工品に利用されるほか、その酸味を活かしてレストランの料理にも使われています。
主要な栄養素はこちら
スターフルーツ（100gあたり）には、様々な栄養成分が含まれています。エネルギー量は約30kcalです。タンパク質は0.7g、脂質はわずか0.1gです。炭水化物は7.5g含まれています。β-カロテン当量として74μgを摂取できます。ビタミンB1は0.03mg、ビタミンB2は0.02mgです。葉酸は11μg含まれています。ビタミンCは12mg摂取可能です。カリウムは140mg含まれています。食物繊維は1.8g含まれています。
サクッとジューシーな食感の秘密は「水分量」にあった！
スターフルーツの魅力は、そのみずみずしさにあります。果実の9割以上が水分で構成されているため、一口食べると、シャキシャキとした食感とともに、甘酸っぱい果汁が口の中に広がり、なんとも言えない爽やかさを感じられます。さらに、スターフルーツは、ビタミンC、カリウム、食物繊維といった、体に嬉しい栄養素も豊富に含んでいます。以下に、それぞれの栄養素が持つ働きについてご紹介します。
■ビタミンC：ビタミンCは、肌のハリや血管の健康を保つコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。また、強力な抗酸化作用によって、体の老化を促進する活性酸素の活動を抑制する働きも期待できます。さらに、鉄分の吸収を助ける効果があることも知られています。
■カリウム：カリウムは、体内の水分バランスを調整する上で重要な役割を果たしています。ナトリウムの排出を促すことで、むくみの解消に貢献するほか、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しているため、不足すると、倦怠感などの症状が現れることがあります。
■食物繊維：食物繊維は、人の消化酵素では分解できない食品成分であり、水溶性と不溶性の2種類が存在します。スターフルーツには、これらの食物繊維がバランス良く含まれています。水溶性食物繊維は、コレステロールや糖の吸収を抑える効果が期待され、不溶性食物繊維は、便量を増やして排便をスムーズにするほか、腸内環境を整える効果があると言われています。
おいしいスターフルーツを選ぶには
おいしいスターフルーツを選ぶための秘訣を3つご紹介します。
■表面の輝きとハリをチェック。スターフルーツを選ぶ際は、まず表面の輝きとハリを確認しましょう。表面にハリがなく、しわが目立つものは、熟しすぎている可能性があるため、避けるのが賢明です。
■傷がないか確認する。傷があると、そこから劣化が進みやすくなります。より長く新鮮さを保つためには、表面に傷がないきれいなものを選びましょう。
■熟度を見極める。スターフルーツは、まだ熟していない緑色のものは酸味が強く、サラダや漬物に適しています。完全に熟した黄色いスターフルーツは、甘くて果汁が豊富です。追熟させるよりも、木で熟したものがより甘くおすすめです。用途に合わせて熟度を確認し、最適な色合いのものを選びましょう。
おいしいスターフルーツの選び方と味わい方！
珍しい果物、スターフルーツ。その栄養価と、よりおいしいものを選ぶための秘訣をお伝えしました。見かける機会は少ないかもしれませんが、もしお店で見つけたら、ご紹介した選び方を参考にして、新鮮なスターフルーツを選んで味わってみてください。