バナナの皮に現れる黒い斑点や、熟しすぎると全体が黒っぽくなる現象。見た目には少し抵抗があるかもしれませんが、「これって食べても大丈夫なの?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。この記事では、バナナの黒い部分の正体と、食べても安全な状態、避けるべき状態を徹底解説。黒くなる原因から、美味しく食べられる見分け方まで、バナナを最後まで楽しむための知識を分かりやすくまとめました。黒いバナナに対する疑問を解消し、より安心で美味しいバナナライフを送りましょう。
バナナが黒く変色 場所による違い
1. バナナの皮に現れる茶色や黒の斑点は、シュガースポットと呼ばれ、熟成が進んだサインです。この状態のバナナは甘みが増し、柔らかくなっています。皮に斑点があっても、中身の色が正常であれば問題なく食べられます。
2. 皮の一部が黒ずむのは、バナナが圧迫されたり衝撃を受けたりしたためです。変色した部分は傷みが広がる可能性があるので注意が必要です。皮を剥いて中身を確認し、変色していなければ食べられます。バナナスタンドを使うと、衝撃から守ることができます。
3. 冷蔵庫に入れると皮が黒くなるのは、低温障害によるものです。バナナは寒さに弱く、冷蔵保存は適しません。低温障害で皮が黒くなっても、基本的に食べることはできます。ただし、果肉まで黒くなっている場合は傷んでいる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
4. バナナの皮全体が黒く変色するのは、冷蔵保存によって皮の細胞が壊れ、ポリフェノールが生成されるためです。見た目は悪いですが、中身に問題がなければ食べることができます。
5. 果肉が黒い場合は、衝撃によって傷んだ可能性が高いです。黒く変色した果肉は避ける方が賢明です。
6. バナナの果肉は、皮を剥いてしばらくすると褐色に変化します。これは、果肉に含まれるポリフェノールが酸素と反応してメラニンを生成する「褐変」という現象です。
腐ったバナナの特徴
果肉が変色し、茶色や黒ずんでいる、または異臭がする場合は腐敗しているサインです。食感もベチャベチャしている場合は、口にしないように注意してください。
果皮や果肉にカビが見られるものも、食べるのを避けるべきです。ただし、軸部分にカビがある場合は、果肉に異常がないか確認し、問題なければ食べられます。
バナナの保存方法
バナナの保存に適した温度は15~20℃程度。風通しの良い場所で保管しましょう。房を下にして置くと、重みで果肉が傷みやすくなります。吊り下げて保存するのが理想的ですが、難しい場合は以下の方法を試してください。常温保存では、バナナの湾曲を上にして置くことで、接地面を減らし傷みを抑えられます。冷蔵保存する際は、房から一本ずつ外し、ラップで包んでから保存袋に入れ、野菜室へ入れてください。冷凍保存も可能です。カットして冷凍する方法と、ペースト状にして冷凍する方法があります。レモン汁を少量かけることで、変色を防ぐことができます。