レタスはサラダや付け合わせに便利な一方で、保存が雑だとすぐにしなびて日持ちしにくい野菜です。ポイントは乾燥とムレを避け、芯まわりをやさしくケアすること。この記事では、丸ごと・使いかけ・ちぎった後など状態別のレタス保存法を整理し、選び方や下ごしらえのコツ、食べ切りに役立つレシピまでまとめました。今日からできる小さな工夫で、最後の一枚まで気持ちよく使い切れます。
レタスが傷みやすい理由と保存の基本
レタスは水分が多く、葉が薄いので、冷蔵庫の乾いた空気で水分が抜けやすい一方、袋の中で水滴が増えるとムレて傷みやすくなります。つまり、乾かしすぎないけれど濡らしすぎない環境が理想です。
保存中に外葉の一部がしおれたり、少し色が変わったりすることもありますが、広がるぬめりや強い異臭、変色、カビの発生が見られる場合は、細菌が繁殖している可能性があるため、食中毒のリスクを避けるためにも食べるのを控えてください。状態が悪い部分だけを取り除いて使える場合もありますが、少しでも不安を感じる場合は廃棄することをおすすめします。

丸ごとレタスの冷蔵保存
2〜3日以内に使い切るなら、包んで乾燥を防ぐ
短期間なら、手間をかけすぎず乾燥対策を優先します。
手順
-
表面に水滴があれば、軽く拭く
-
レタス全体をラップでふんわり包む
-
野菜室に入れる
包み方がゆるいと乾燥しやすく、逆にきつすぎると葉が傷みやすいので、形をつぶさない程度が目安です。
もう少し長く保ちたいなら、芯を守って湿度を整える
日持ちを伸ばすコツは、芯まわりの乾燥を抑えつつ、全体のムレを避けることです。
手順
-
外葉で汚れや傷みがあるものがあれば、1〜2枚だけ外す
-
芯の部分に軽く湿らせたキッチンペーパーを当てる
-
全体をキッチンペーパーで包み、袋に入れる
-
芯を下にして野菜室に置く
使うときは外側から1枚ずつはがすと、内側が守られて使い切りやすくなります。
芯にひと工夫して、レタスの日持ちを伸ばす方法
丸ごとのまま保存する前提で、芯に軽い処理をしておくと、乾燥や劣化の進み方がゆるやかになります。手順はシンプルですが、やりすぎると傷みの原因になるので、清潔さとやさしさを意識します。
つまようじを刺す方法
レタスの芯にある『成長点』を破壊することで、収穫後も続く成長を止め、エネルギー消費による傷みを防ぎ、鮮度を長持ちさせる効果が期待できます。
手順
-
レタスをひっくり返して芯を見せる
-
清潔なつまようじを3本用意する ※つまようじが折れて中に残らないようご注意ください。調理の際は必ずつまようじを全て抜いたことを確認してください。
-
芯の外側寄りに、等間隔になるように刺す
-
芯に湿らせたキッチンペーパーを当て、袋に入れて野菜室へ
レタスの芯には『成長点』があり、これを刺激することで収穫後も続く成長を止め、エネルギー消費による傷みを防ぐ効果が期待できます。ただし、芯の中心を狙いすぎたり、深く刺しすぎたりすると傷みやすいので、外周寄りを意識すると扱いやすいです。
小麦粉で切り口をカバーする方法
芯の切り口から水分が抜けやすいと感じる場合は、薄く切って新しい断面を出し、粉でふさぐイメージで整えます。
手順
-
芯の先端を薄く切って断面を整える
-
断面に小麦粉を薄くまぶす
-
芯に湿らせたキッチンペーパーを当てる
-
全体を包んで袋に入れ、野菜室へ
粉は厚く付けすぎると扱いにくいので、薄く覆う程度が使いやすいです。
※小麦粉を塗布した後に湿らせると、水分を吸収してカビや細菌が繁殖するリスクが生じる可能性があります。清潔さを保ち、過度に湿らせないよう十分ご注意ください。(参考: 小麦粉製造におけるHACCPの考え方を取り入れた衛生管理のガイドライン, 厚生労働省, URL: https://www.mhlw.go.jp/content/11135000/000692901.pdf, 参照日不明)
使いかけレタスの保存法
1/2カットの冷蔵保存
切り口の乾燥と変色を抑えることが優先です。
手順
-
切り口に湿らせたキッチンペーパーを当てる
-
袋に入れ、軽く空気を抜いて口を閉じる
-
切り口が下になるように野菜室へ
袋が小さいと押されて傷みやすいので、ゆとりのあるサイズが安心です。
ちぎったレタスの冷蔵保存
サラダ用にちぎった後は、水分の扱いが重要です。濡れたままはムレやすく、乾かしすぎるとしんなりしやすいです。
手順
-
洗った場合は水気をよく切る
-
保存容器の底にキッチンペーパーを敷く
-
レタスを入れ、上にもキッチンペーパーをふんわり被せる
-
フタをして冷蔵する
食感を優先するなら、ちぎるのは食べる直前にして、保存はカット前の状態に寄せるのが無難です。
レタスの冷凍保存法
冷凍は日持ちさせるのに便利ですが、解凍すると食感が変わるため、生食向きではありません。スープや煮込みなど、加熱用として使い切る目的で保存します。
手順
-
葉を洗ったら、水気をしっかり取る
-
一口大にちぎる
-
冷凍用袋に入れ、空気を抜いて平らにする
-
冷凍庫へ入れる
早く凍らせたい場合は、金属トレイにのせて冷凍すると扱いやすいです。使うときは凍ったまま鍋に入れると、水っぽさが出にくくなります。
新鮮なレタスの選び方
レタス保存法を活かすには、買う段階で状態の良いものを選ぶのが近道です。
-
葉にハリがあり、しおれていない
-
芯や切り口が乾いておらず、変色が少ない
-
半玉なら、断面がみずみずしく、葉が詰まりすぎず崩れすぎてもいない
外葉が少し硬そうな場合でも、加熱料理に回せば使いやすく、無駄が減ります。
下ごしらえでシャキッとさせるコツ
生で食べるなら、食べる直前のひと手間で食感が変わります。
-
ちぎったレタスを冷たい水に短時間さらす
-
その後の水切りをしっかり行う
水切りが甘いとドレッシングが薄まり、味がぼやけやすいので、ここは丁寧にすると満足感が上がります。

レタスを使い切るレシピ
レタスとツナのさっぱり和え
材料(2人分)
-
レタス:5〜6枚
-
ツナ:1缶(約70g、油または缶汁を軽く切る)
-
酢:小さじ2
-
しょうゆ:小さじ1
-
砂糖:小さじ1/2
-
ごま:小さじ1
作り方
-
レタスは大きめにちぎり、水気をよく切る。
-
ボウルにツナ、酢、しょうゆ、砂糖を入れて混ぜる。
-
レタスを加えてさっと和え、ごまをふる。
レタスと卵の中華風とろみスープ
材料(2人分)
-
レタス:4〜5枚
-
卵:1個
-
水:400ml
-
水溶き片栗粉用の水:小さじ2
-
鶏がらスープの素:小さじ2
-
しょうゆ:小さじ1
-
片栗粉:小さじ1
-
水(片栗粉用):小さじ2
作り方
-
鍋に水と鶏がらスープの素を入れて温める。
-
しょうゆを加え、沸いたら水溶き片栗粉で軽くとろみを付ける。
-
溶き卵を回し入れ、ふんわり固まったら火を弱める。
-
ちぎったレタスを入れ、さっとしんなりしたら火を止める。
まとめ
レタス保存法の基本は、乾燥とムレの両方を避けることです。丸ごとなら包み方と置き方を整え、芯まわりを軽く守るだけでも日持ちが変わります。使いかけは切り口や水気を丁寧に扱い、冷凍は加熱用として割り切ると無駄なく使い切れます。選び方と下ごしらえまで押さえれば、レタスがしんなりして困る場面が減るはずです。ほかの野菜の保存も気になる方は、あわせて読んで日々の食材管理に役立ててください。
Q1. レタスは保存前に洗った方がいいですか?
基本は食べる直前に洗う方が扱いやすいです。保存前に洗うと、水滴が残ってムレやすくなり、日持ちが短くなることがあります。どうしても先に洗う場合は、水気をしっかり取ってから保存すると状態が安定しやすいです。
Q2. レタスの切り口が赤っぽいのは傷んでいますか?
切り口の色の変化は、空気に触れて起こることがあります。においが変、ぬめりがある、溶けたように傷んでいるなどのサインがなければ、すぐに食べられないというわけではありません。見た目が気になる場合は、その部分を薄く取り除き、早めに使い切ると安心です。
Q3. 1/2カットのレタスを長持ちさせるコツはありますか?
切り口が乾くとしおれやすいので、湿らせたキッチンペーパーで切り口を覆うのがポイントです。袋に入れて空気を軽く抜き、押しつぶさないように保存すると、シャキッと感が残りやすくなります。保存中に水滴が増えたら、キッチンペーパーを替えると安定します。
Q4. ちぎったレタスがしんなりしたとき、戻す方法はありますか?
食べる直前に冷たい水に短時間さらすと、パリッとしやすいです。ただし、戻した後の水切りが甘いと味が薄く感じやすいので、しっかり水を切るのがコツです。状態が悪い場合は無理に戻さず、スープや炒め物など加熱に回すと使い切りやすいです。
Q5. 冷凍したレタスはどんな料理に向きますか?
冷凍すると食感が変わるため、生のサラダには向きません。スープ、みそ汁、煮込みなど、汁気のある料理に加えると扱いやすいです。凍ったまま鍋に入れると、水っぽさが出にくく、必要な分だけ使えるので、レタスを余らせがちなときにも便利です。

