【冷凍】しゃりっもちっ くずバー｜和菓子｜和菓子 湘南ひらつか 三秀堂

【くずバーの豆知識】

不思議な食感の秘密からお気に入りの見つけ方まで
夏の暑い日、冷たいスイーツが恋しくなりますね。アイスクリームやかき氷もいいけれど、最近「第3の冷たいスイーツ」として注目を集めているのが「くずバー」です。

「シャリシャリ、もちもち、ぷるぷる…なんとも不思議な食感！」
「色々な味を食べ比べてみたい！」
「この『葛』ならではの感じがたまらない！」

そんな魅力にハマる人が続出中のくずバー。今回は、その不思議な食感の秘密から、もっと楽しめる豆知識まで、たっぷりとご紹介します。

豆知識①：なぜ溶けない？不思議な食感の秘密は「葛」
くずバーの最大の特徴は、なんといっても「溶けない」こと。アイスキャンディーのように見えますが、時間が経ってもドロドロに溶けてしまうことがありません。その秘密は、主原料である「葛粉（くずこ）」にあります。

葛はマメ科の植物で、その根から採れるデンプンが葛粉です。葛粉は、水に溶いて加熱したあと冷やすと、ぷるぷるとしたゼリーのように固まる性質があります。この性質を利用しているため、くずバーは凍っている時はシャリっと、少し溶けるとぷるぷる、もちもちとした独特の食感に変化します。

食べ方ワンポイント
冷凍庫から出してすぐはシャリシャリ食感。5分ほど常温に置くと、周りが少し溶けてきて、ぷるんとした食感とのコントラストが楽しめます。お好みの「食べごろ」を探してみてください。

豆知識②：食べ比べが楽しい！見た目も華やかなフレーバー
フルーツをふんだんに使ったものがくずバーの定番です。

定番のフルーツ系： いちご、みかん、桃、ぶどう、パイナップルなど。果肉がゴロッと入っているものも多く、見た目も華やかで選ぶのが楽しくなります。
和風フレーバー： 抹茶、小豆、きなこなど。葛との相性も抜群で、上品な甘さが楽しめます。
ちょっと変わったフレーバー： ラムネ、コーヒー、ヨーグルトなど、お店によって様々なオリジナルの味も登場しています。
色とりどりのくずバーが並んでいる様子は、まさに「食べる宝石」。お気に入りのフレーバーを食べ比べたり、全種類制覇を目指したりするのも楽しみ方の一つです。

豆知識③：主役「葛」の奥深い世界
キーワードにあった「葛のされ感がいい」という感覚、とてもよく分かります。あの独特の食感と上品な風味は、まさに葛ならでは。実は、この葛粉、特に「本葛（ほんくず）」と呼ばれるものは、非常に手間ひまかけて作られる貴重な食材です。

葛の根を掘り起こし、砕き、何度も水にさらして不純物を取り除くという、伝統的な「葛晒し（くずざらし）」という製法で作られます。この丁寧な工程を経ることで、なめらかでコシのある、極上の葛粉が生まれるのです。

くずバーをきっかけに、同じ葛を使った「葛餅」や「葛切り」、冬には体を温める「葛湯」などを試してみると、葛の奥深い魅力にさらに気づくことができるでしょう。

豆知識④：お気に入りの「くずバー」を見つけるには？
「こんなに魅力的なら、ぜひ食べてみたい！」と思ったら、どこで探せばよいのでしょうか。

和菓子屋さん： 夏になると、多くの和菓子屋さんで自家製のくずバーが販売されます。お店ごとのこだわりや、旬のフルーツを使った限定の味が楽しめます。
道の駅・サービスエリア： その土地の特産フルーツを使ったユニークなくずバーに出会えることも。旅の思い出にもぴったりです。
オンラインストア： 全国の人気店のくずバーをお取り寄せできます。「くずバー 通販」などで検索すると、様々な商品ページが見つかります。「本葛使用」や「手作り」といったキーワードで絞り込んで、こだわりの逸品を探すのもおすすめです。
まとめ
不思議な食感、多彩なフレーバー、そして奥深い素材の魅力。くずバーは、ただの冷たいお菓子ではない、日本の伝統と新しい感性が融合したスイーツです。

今年の夏は、あなただけのお気に入りのくずバーを見つけて、その魅力を心ゆくまで味わってみてはいかがでしょうか。