千葉県富里市のJAが誇る特産品、「羅皇(らおう)」は、スイカの中でも最高峰と名高い逸品です。果実には栄養が集中し、濃厚な甘みとみずみずしい食感を実現しています。極上スイカ「羅皇」の魅力を、本記事でさらに深く探ってみましょう。
スイカ 羅皇(らおう)とは
千葉県富里市のJA、その西瓜部28支部で丹精込めて育てられている「羅皇」は、「紅大」という品種をさらに進化させたものです。「紅大」と同じく、一本の苗からたった一つの実だけを収穫する“一果取り”という栽培方法を採用しています。この一果取りのおかげで、栄養が実に集中し、抜群の甘さと素晴らしい食感を持つ大玉の西瓜が生まれます。「羅皇」の果肉は、「紅大」よりもさらに鮮やかな紅色を帯びており、その濃厚な甘さが際立っています。
金色羅皇(こんじきらおう)の旬や出荷時期は?
金色羅皇は、おおむね5月から8月にかけてが最盛期です。栽培方法や地域によって収穫時期は変動し、熊本県などの早い地域では5月頃から市場に出回ります。その後、6月から7月にかけて鳥取県、大分県、千葉県、新潟県などで収穫され、8月になると長野県、秋田県、青森県といった地域が中心となります。また、熊本県や大分県では、10月出荷を目指した抑制栽培も行われています。種子の販売開始から間もない品種ですが、今後は全国各地での作付け拡大が期待されます。
スイカの食べ頃
スイカは鮮度が命です。特に金色羅皇は、甘さを最大限に引き出すため、通常の赤いスイカよりもさらに5日ほど長く畑で熟成させてから収穫・出荷します。お手元に届いたときが、まさに最高の食べ頃です。