未希ライフとは

一層注目を集めているりんご「未希ライフ」をご存じでしょうか?今回は 甘みと酸味のバランスがよく、小ぶりな未希ライフについてご紹介します。今後のりんご選びを豊かにするヒントを得られるはずです。

未希ライフのユニークな特色

「未希ライフ」は、「千秋」と「つがる」を親に持つ初秋に収穫されるリンゴの品種です。青森県弘前市の工藤さんによって開発され、1992年に品種登録が完了しました。8月末から9月初めにかけて成熟し、「つがる」と同時期に市場に出回ります。このリンゴは250〜280グラムほどの重さで、やや小型です。果皮は深紅色をしており、果肉はほどよく硬く、みずみずしくシャキシャキとした感触です。甘酸の調和が取れている味わいが特徴です。名前の由来は品種開発中に放送されていたドラマで、育成者がそのドラマ制作に関与していたことから、主人公の名前とドラマのタイトルにちなんで命名されたそうです。

未希ライフを選ぶ際のポイントと保存方法

色濃い赤色の果皮を持ち、小ぶりでも重量感のあるものを選びましょう。色が薄く見えても、お尻が黄色がかっていれば成熟しています。さらに、果皮の張りと光沢も確認してください。未希ライフは、気温がまだ高い時期に出荷されるため、室温で置くとすぐに鮮度が落ちてしまいます。新聞紙などで包み、ポリ袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保存するのが良いでしょう。

未希ライフを楽しむための食べ方ガイド

未希ライフはそのまま食べるのはもちろん、熱を加えてジャムやコンポート、りんごバターとしても楽しめます。また、スムージーに混ぜたり、薄くスライスしてサラダの具材にするのもおすすめです。

皮にはポリフェノールなどの栄養素が含まれているため、生で食べる際には皮付きで食べることを推奨します。未希ライフの鮮やかな赤い皮を活かして「リンゴウサギ」の形に切るととても可愛らしくなりますよ。

未希ライフの出回る時期と主な生産地

未希ライフの流通時期は、8月の後半から9月にかけてです。青森県が未希ライフの栽培面積で全国トップに立っています。総面積は約71.8ヘクタールに達し、この中の9割以上が青森県内での栽培です。続いて、約1.2ヘクタールを有する北海道が2位となっています。

未希ライフ