せりとは?知ってる栄養、下ごしらえ、絶品レシピまで徹底解説!
春の訪れを告げる山菜、せり。七草粥でおなじみですが、その魅力は香り高さを決定します。実は栄養も満点で、日々の食卓に積極的に取り入れたい食材なんです。この記事では、せりの基礎知識から、おいしさを引き出す下ごしらえ、鮮度を保つ保存方法まで徹底解説。さらに、せりパワーを最大限に活かす栄養情報や、食欲をそそる絶品レシピもご紹介します。せりの魅力を余すことなくお届けしますので、ぜひ最後までお読みください!

せり(セリ)とは?特徴、歴史、栽培地域を詳しく解説

せりは、セリ科セリ属の多年草で、日本原産の山菜です。地下茎が横に伸びて生える様子から「競り合う」ように見えることが名前の由来とされています。この生育様式が、古くから親しまれてきた理由の一つです。白いひげ根を使用することから、根白草や白根草とも呼ばれ、その歴史を感じます。英語ではJapanese parsleyと呼ばれ、その香りは日本のパセリと表現されます。成長すると草丈は30~40cmになり、青々とした葉と茎が春の訪れを告げます。主な栽培地域は宮城県と茨城県で、全国生産量の約6割を占めています。露地栽培が中心ですが、近年はハウス栽培も普及し、一年を通して手に入りやすくなりました。また、せりは比較的育てやすいため、ベランダなどでプランター栽培も可能です。日本の自然に根ざしたせりは、現代の食卓でも身近な存在として親しまれています

せり(セリ)の味と食感:葉、茎、根それぞれの魅力

せりは、葉、茎、根のすべてを食用として楽しめるのが魅力です。それぞれの部位で風味や食感が異なり、料理によって使い分けることで、せりの多様な味わいを堪能できます。根は、他の部位よりも歯ごたえがあり、土の香りのような力強い風味が特徴です。軽く加熱することでシャキシャキとした食感が引き立ち、香ばしさも加わります。根はせり特有の風味を最も強く感じられる部分と言えるでしょう。茎は根と同様にシャキッとした食感を持ち、みずみずしさと共に、せり特有の爽やかな風味を感じられます。加熱することで食感と風味が際立ち、料理のアクセントになります。葉は、せり特有の青々しい香りを最も強く感じられる部位です。口に入れた瞬間に広がるフレッシュな香りは、料理全体を引き立てます。生に近い状態で使用することで、香りを最大限に活かすことができます。豆知識として、せりの味は三つの葉に似ていると言われていますが、葉の形で簡単に見分けることができます。せりの葉は一般的に5枚、三つの葉は3枚必要です。機会があれば、ぜひ両者を見比べてみてください。このように、せりは部位ごとに異なる個性を持つため、料理によって使い分けることで、その魅力を最大限に引き出すことができます。

せり(セリ)に含まれる豊富な栄養とその働き

せりは、風味と食感に加え、健康をサポートする豊富な栄養素を含んでいる点も魅力です。一般的に100gのせりには、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム、食物繊維、鉄などが含まれています。これらの栄養素は、体の機能を正常に使用し、健康を維持するために使用できます。以下に、せりに特に豊富に含まれる主要な栄養素と、その働きについて詳しくご紹介します

β-カロテン

せりには、抗酸化作用に優れたβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるプロビタミンAとしても機能し、皮膚や粘膜を健康に保ち、視機能を良好に維持することができます。また、活性酸素による細胞のダメージを軽減し、老化の進行を遅らせたり、生活習慣病を予防したりする効果も期待されています。β-カロテンは脂溶性のため、油と一緒に摂取することで吸収率を高めます。したがって、せりを油炒めや天ぷら、ドレッシングをかけたサラダなどで食べるのがおすすめです。例えば、せりの天ぷらやかき揚げ、オリーブオイルベースのパスタやソテーにせりを加えることで、β-カロテンの吸収を高めることができます

ビタミンC

せりは、水溶性ビタミンであるビタミンCの良い供給源であり、健康維持に欠かせない様々な役割を担っています。 ビタミンCはコラーゲンの生成に深く関与し、皮膚、骨、血管、腱などの結合組織を強化し、健やかに保ちます。スヘの抵抗力を向上させることが期待できます。 さらに、ビタミンCは鉄分の吸収を促進する作用があるため、鉄分を多く含む食品と一緒に飲むことで、貧血予防にもつながります。 ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、せりを調理する際は、ビタミンCが失われにくい調理法を選ぶことが大切です。

葉酸

葉酸は、細胞の成長と再生に不可欠なDNA合成に関わる重要な栄養素で、特に新しい細胞が生成される際に必要です。妊娠を希望される女性や妊娠初期の女性は、胎児の正常な発育をサポートし、神経管閉鎖障害のリスクを低減するために、十分な葉酸を摂取することが推奨されています。葉酸は赤血球の生成にも関与しており、貧血の予防にも使用されています。葉酸は水溶性ビタミンであり、加熱によって失われやすい性質を持つため、せりをサラダとして生で食べるか、加熱調理を行う場合短時間で済ませることで、多くの場合摂取できます

鉄は、人体に不可欠なミネラルであり、その大部分は赤血球中のヘモグロビンに存在し、全身に酸素を運搬するという重要な役割を担っています。成人の体内には約3~5gの鉄が存在し、その約70%が赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに含まれています。残りの約30%は、肝臓、骨髄、筋肉などに貯蔵鉄として蓄えられ、体内で鉄が不足しているために利用されます。鉄が不足すると、酸素運搬能力が低下し、疲労感、息切れ、頭痛などの症状が現れる貧血を引き起こす可能性があります。せりに含まれる鉄は、植物性の非ヘム鉄ですが、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が高くなります。そのため、せり自体のビタミンCとの相乗効果で、効率的な鉄分補給が期待できます

カリウム

カリウムは、人体にとって必要不可欠なミネラル成分の一つです。体液の浸透圧を調整し、体内の水分バランスを正常に保つという重要な役割を担っています。特に、ナトリウム(塩分)の排出をサポートする働きがあるため、過剰な塩分摂取による影響を緩和し、血圧の安定に貢献すると考えられています。高血圧の予防やむくみ対策への効果も期待されており、積極的に食事に取り入れたい栄養素です。ただし、カリウムは水溶性であるため、調理の際に水に溶けやすいという性質があります。そのため、煮汁ごとできる鍋料理や、短時間で調理できるおひたしなど、調理方法を工夫することで、徐々に摂取するようになっています

セリ(セリ)の栄養素を効率よく摂取する方法

せりに豊富に含まれる栄養素を最大限に考慮し、効率的に摂取するためには、調理方法に工夫が必要です。 特に、ビタミンC、カリウム、葉酸などの水溶性ビタミンは水に溶けやすい性質を持つため、調理時間を短縮したり、煮汁も一緒に飲める料理を選んだりすることが大切で例えば、せり鍋やすき焼きのように、せりの栄養が溶け出す煮汁を余す楽しめる料理は、水溶性栄養素を効率的に摂取するのに最適です。さらに、せりに含まれるβ-カロテンは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取することで吸収率が向上します。 サラダにドレッシングをかけたり、炒め物に利用したりすることで、β-カロテンを効率的に摂取できます。生で食べることで、加熱による栄養の緩みを気にしながら、せり本来の風味と栄養をまるごと摂取できます。

せり(セリ)を最も楽しむ食べ方:メインから風味のアクセントまで

せりは、余すことなく食べられるだけでなく、その多様な風味と食感を大切にして、さまざまな料理に活用できます。ここでは、せりを主役としてたっぷり味わう方法と、他の食材の風味を引き立てる名脇役として活用する方法の2つのアプローチをお勧めします。せりをメインに楽しむ料理として代表的なのは、おひたし、せり鍋、きりたんぽ鍋などです。中でもせり鍋は、せりの生産量が全国トップクラスの宮城県を代表する郷土料理として知られています。出汁を煮立てたところに、せりを10~20秒ほどさっとくぐらせるだけで、せり本来のシャキシャキとした食感と豊かな香りを堪能できます。根付きのせりを使用すれば、土の香りが加わり、さらに奥深い味わいを楽しめます。また、秋田県の郷土料理であるきりたんぽ鍋にも、せりは欠かせない食材として使用されており、その爽やかな香りが鍋全体の風味を引き立てます。一方、せりの爽やかな風味を料理のアクセントとして活用するのもおすすめです。例えば、他の野菜と和えれば、いつもの和え物がワンランク上の上品な一品に仕上がります。かき揚げにすれば、せり特有の香りが食欲をそそるアクセントとなり、風味豊かな一品となります。和食だけでなく、中華やイタリアンなどの洋風料理にも意外なほどマッチします。このように、せりは主役としても脇役としても、その個性を最大限に発揮できる汎用性の高い食材であり、様々な料理でその魅力を楽しめます。

せり(セリ)の鮮度を保つ保存術:冷蔵と冷凍のポイント

ここでは、せりの持ち味をできる限り損なわずに保存する方法を解説します。せりの保存で最も多くの場合、乾燥を防ぐことです。せりは乾燥に弱く、水分が不足するとすぐにしなびて風味が落ちてしまいます。そのため、湿度管理が鮮度維持の鍵となります。ここでは、短期保存に適した冷蔵保存と、長期保存を可能にする冷凍保存の方法について詳しく見ていきましょう。冷蔵保存(野菜室)の場合、まず、せりを水で湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で丁寧に包みます。この湿った紙で包むことで、水分蒸発を許可する、適切な湿度を保ちます。次に、ポリ袋に入れ、根を下にして立てて野菜室で保存します。立てることで、せりが自然な状態に近くなり、鮮度を保つことができます。この方法で数日間は鮮度を維持できますが、せり特有の香りは時間とともに薄れていくため、大量に(3~4日以内)に使い切るのが好ましい。一方、長期保存には冷凍保存が適しています。下処理後のせりは冷凍保存も可能ですが、冷凍すると水分が抜け、解凍後に繊維が硬くなることがあります。そのため、冷凍する際は、1cm程度の長さにカットしておくと良いでしょう。カットしたせりは、1回使用する量ごとに小分けにしてラップで包み、空気を抜いて冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。空気を抜くことで酸化を防ぎ、品質劣化を遅らせることができます。この方法で約1ヶ​​月保存でき、必要な時に必要な量だけ使え、風味を保ちつつ様々な料理に活用できます。冷凍したせりは、解凍せずにそのまま加熱調理に使用するのが好ましい。

せり(セリ)を使った絶品レシピ:和風、洋風、エスニックまで

せりの下処理と保存方法をマスターしたところで、せりの美味しさを最大限に活かすレシピがおすすめです。古くから親しまれてきたせりは、その独特の香りとシャキシャキした食感で、様々な料理に使える万能食材です。定番の和食はもちろん、洋食やエスニック料理にも意外なほどマッチするので、ぜひご家庭でお試しください。せりが主役の鍋料理から、手軽に作れる一品料理、食卓を彩るパスタやサラダまで、豊富なレシピを取り揃えました

体が温まる 鶏肉とせりの鍋

せり鍋は、せり本来の風味と食感を堪能できる、宮城県の代表的な郷土料理です。鶏肉の旨味が溶け出したスープと、せりの爽やかな香りが絶妙に調和し、心身ともに温まる一品です。シンプルな材料ながらも、せりの個性が際立つ、主役級の美味しさです。根付きのせりを使うと、根の食感と土の香りが加わり、さらに奥深い味わいになります。〆にご飯やうどんを加えて、せりの旨味が凝縮されたスープを最後まで味わうのがおすすめです

さっぱりと塩レモン風味の豚肉とせりの鍋

こちらもせりを使った鍋料理ですが、塩レモン風味でさっぱりと仕上げました。豚バラ肉のコクのある旨味と、せり、レモンの爽やかな酸味が絶妙な組み合わせです。レモンの香りが豚肉の脂っぽさを取り入れ、せりの清涼感と相まって、いくらでも食べられるような軽やかな味わいです。さっぱりとしているので、食欲がない時でも美味しくいただけます。暑い季節にもぴったりの爽やかな風味で、一年を通して楽しめます。お好みで黒胡椒やラー油を加えても美味しくいただけます

卵と絡めて味わう♪豚肉仕立てのせりすき焼き風鍋

牛肉を使わずにとも美味しく仕上がる、豚肉とせりすき焼き風鍋のご提案です。甘辛い割り下が豚肉の旨味とコクを最大限に引き出し、食欲をそそる極上の味わいを生み出します。せり特有のシャキシャキ感と爽やかな香りは、濃厚なすき焼きの味わいに清涼感を与え、味覚のリフレッシュにも貢献します。根に傷みや汚れがなければ、せりの根も余すことなく食べられるため、せり全体の風味を堪能できるでしょう。溶き卵にくぐらせていただければ、より一層まろやかで深みのある味わいが広がります。ご家族皆様で食卓を囲む際にぴったりの、心温まる一品です

本場仕込みのきりたんぽ鍋

秋田を代表する郷土料理「きりたんぽ鍋」にも、香り高いせりは欠かせない存在です。 鶏肉や長ネギ、ごぼう、舞茸など、滋味深い山幸が溶け込むスープに、せりの清々しい香りが絶妙に調和し、鍋全体の風味をより一層たっぷりと感じます。たんぽは、もちもちとした食感とともに、スープの奥深い味わいが口の中に広がり、絶品です。

せりと椎茸の風味豊かな炊き込みご飯

せりを使った風味豊かな炊き込みご飯はいかがでしょうか。せりの他に、椎茸や油揚げを具材として使用しました。白だしをベースにした上品な味付けが、せり、椎茸、油揚げそれぞれの素材本来の旨味を最大限に引き出します。一口食べると、口いっぱいに広がる食材の旨味とせりの爽やかな香りが絶妙に絡み合い、食欲をそそります。せりは、炊き上がったご飯に混ぜ込むことで、その鮮やかな色味と風味を損なうことなく使用します。いつもの食卓を少し贅沢に演出する、香り高い一品です。お好みで鶏肉や人参などを加えてアレンジするのもおすすめです

レンジで手軽に♪せりのお浸し

せりの豊かな風味が際立つ、簡単なお浸しのレシピがおすすめです。せりならではの青々とした香りとシャキシャキとした食感を存分に堪能できる、シンプルながらも奥深い味わいの一品です。せりも調味液も電子レンジだけで調理することもでき、約10分程度で完成します。忙しい日の夕食の副菜や、もう一品追加したい時に最適な手軽さです。せりを軽くレンジで加熱することで、気になるアクが抜け、本来の甘みと香りが際立っています。めんつゆと出汁で手軽に作れる和え衣は、せりとの相性抜群です。ぜひ、いつもの和食献立に、この簡単で美味しいお浸しを加えてみてください

イカとせりの旨辛コチュジャン和え

せりは、その独特な風味が和食だけでなく、意外にも韓国料理とも相性抜群です。このレシピでは、コリコリとしたイカを、甘辛いコチュジャンダレで和えました。せりのシャキシャキ感が、イカの食感とコチュジャンの奥深い味わいを見事に調和させ、食感も味も楽しい一品に。ピリッとした辛さと爽やかさが、お酒の肴にもぴったり。箸が止まらない美味しさです。ご飯のお供にも、いつもの食卓に新しい風を吹き込んでくれるでしょう

白身魚とせりの中華風さっぱりサラダ

上品な白身魚の味わいを、せりが引き立てる中華風サラダです。繊細な味わいの鯛(またはカレイなどの白身魚)に、せりの清涼感あふれる香りと心地よい歯ごたえが加わり、絶妙なバランスを生み出します。風味豊かな中華ドレッシングが全体をまとめ、食欲をそそる香りをプラス。せりの食感がアクセントになり、おつまみにも最適です。見た目も美しく、食卓を華やかに彩ります。さっぱりとできるので、前菜やちょっとした箸休めに最適です

春の味覚!ホタルイカとせりのトマトパスタ

特別な日のディナーにもおすすめしたい、せりとホタルイカのパスタです。ニンニクとアンチョビをベースにしたオイルソースに、旬のホタルイカの濃厚な旨味が溶け出し、ふんわりでも十分に美味しいのですが、そこにせりの爽やかな香りとトマトの程よい酸味が加わることで、味が引き締まり、より奥深い味わいへと変化します。せりの緑、トマトの赤、ホタルイカの黒が彩り豊かで、食卓をパッと明るく演出します。ぜひ旬の時期に味わっていただきたい、おしゃれで美味しいパスタです

ホタルイカとせりのさっぱり大根おろし和え

ホタルイカとせりを加えた、もう一つの品がおすすめです。味付けはポン酢と白だしで、シンプルながらも上品な味わいに仕上げました。大根おろしを加えることで、さらに瑞々しさと清涼感がプラスされ、ホタルイカの旨味とせりの香りがより一層引き立ちます。いつもの和え物にせりを加えるだけで、風味豊かな一品に変わるので、ぜひとも。手軽に作れるのに、まるで料亭のような上品な味わいが楽しめるため、ちょっとしたおもてなしにもぴったりです。冷酒や焼酎との相性も抜群です

のが「コールドプレスジュース」です

この記事では、せりという野菜について、基本的な情報から、部位ごとの味わいの違い、下処理のコツ、鮮度を守る方法、そしてせりを活用した様々なレシピまで、詳しく解説しました。年草で、根に特徴的な白いひげを持っています。 根、茎、葉はそれぞれ食用として利用でき、独特の風味と食感が楽しめます。 特に、爽やかな香りとシャキシャキした食感は、和食はもちろん、様々な料理にアクセントとして活用できますさらに、せりにはβ-カロテン、ビタミンC、葉酸、鉄分、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれており、積極的に摂取することで健康維持にも役立ちます。せり鍋のようにせりを主役にするだけでなく、他の食材と組み合わせてどうぞせて、その風味を活かすのもおすすめです。 今回ご紹介した情報を参考に、ぜひご家庭で様々なせり料理に挑戦し、せりならではの豊かな味わいをご堪能ください。 食卓に彩りと風味を添えるせりの魅力を、ぜひお楽しみください。

せり(セリ)とはどのような植物ですか?

せりは、セリ科の植物で、日本原産の多年草です。日本の各地に自生しており、白いひげのような根を持つのが特徴です。「根白草(ネジログサ)」や「白根草(シロネグサ)」という別名もあります。生育すると30~40cmほどの高さになり、地下茎を伸ばして広がります。「競り合って生える」様子から「せり」という名前になったと言われています。主な産地は宮城県と茨城県で、全国の生産量の多くを占めています。露地栽培だけでなく、ハウス栽培も行われているため、一年を通して市場に出回っています。その爽やかな香りは、海外では「Japanese parsley」と呼ばれることもあります

せりはどの部分を食べられますか?また、それぞれの味や食感に違いがありますか?

せりは、葉、茎、根の全てを食用とすることができ、余すところなく使えるのが魅力です。それぞれの部位によって風味や食感が異なり、根は特に歯ごたえがあり、風味が強いのが特徴です。軽く加熱することで、シャキシャキとした食感を実現します。茎も根と同様にシャキッとした食感で、みずみずしさと爽やかな風味があります。葉はせり独特の香りが最も強く感じられる部分で、料理の風味付けに最適です。同じセリ科のミツバと似た風味がありますが、葉の枚数で見分けることができます、せりは通常5枚の葉を持ち、ミツバは3枚です

せりの下ごしらえで特に注意すべき点は何ですか?

せりの下ごしらえで重要なのは、「根の洗浄」と「アク抜き」です。 根には泥や汚れがつきやすいため、ボウルに水を入れるため、根の間を丁寧に洗い、細かい部分の汚れも落とします。 その後、きれいな水でしっかり落としすぎます。 市販のせりで根にスポンジが付いている場合は、その部分は食用ではないため切り落としましょう。 アク抜きは、おひたしなど、生の状態で食べる際に特に重要です。 熱湯で短時間さっと茹で、すぐに冷水にさらして加熱を止めます。

せり