水菜はサラダや鍋に便利な一方で、買ってすぐにしんなりしやすい野菜です。そこで役立つのが、冷蔵で2〜3日、冷凍で約1ヶ月を目安に鮮度を保つ保存術。水気の扱い方や袋詰めのコツを押さえるだけで、使うたびに扱いやすくなります。この記事では、水菜の冷凍を中心に、冷蔵の基本、下ごしらえ、凍ったまま使える活用法、失敗しにくいポイントまでまとめて解説します。
水菜の保存は「水分コントロール」がカギ
水菜は乾燥にも湿りすぎにも弱く、どちらに傾いても食感が落ちやすくなります。保存では、葉を濡らしっぱなしにしない、余分な水気を残さない、袋の中をムレさせない、という3点を意識すると安定します。

水菜の冷蔵保存|シャキシャキ感を保ちつつ、2〜3日で使い切る
冷蔵保存は、水菜のシャキッとした食感を生かしやすい保存方法です。まずは、買ってから2〜3日を目安に使い切る分を冷蔵保存しましょう。冷凍する前に「すぐ使う分」と「ストック分」を分けておくと、料理の流れがスムーズです。
株のまま冷蔵で保存する方法
翌日〜数日で使い切るなら、切らずに保存すると扱いやすいです。
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洗わずに、乾いたキッチンペーパーで全体を包む
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ポリ袋に入れて口を軽く閉じる
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野菜室で立てて保存する(難しければ横でも可)
葉を濡らしたままにすると傷みやすいので、基本は使う直前に洗うのが向いています。
カットして冷蔵で保存する方法
すぐ使わないけれど冷凍まではしない、というときに便利です。
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水菜を洗い、食べやすい長さに切る
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冷水に1分ほど浸してからザルに上げる
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水気をしっかり拭き取る
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容器の底にキッチンペーパーを敷き、水菜をふんわり入れる
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上にもキッチンペーパーをのせてフタをし、野菜室へ
キッチンペーパーが湿ったら替えると、状態が安定しやすくなります。
水菜の冷凍保存|カットして凍らせれば、解凍なしで使える
水菜は冷凍することで、約1ヶ月の長期保存が可能になります。ただし、凍らせると食感は変わりやすいので、サラダ用ではなく加熱用として考えると失敗しにくいです。汁物や炒め物、鍋の具などに向きます。
冷凍前の下ごしらえ|失敗を減らす3つのポイント
冷凍の仕上がりは、凍らせる前の準備で決まります。具体的な冷凍方法に入る前に、共通して特に重要な次の3点を押さえましょう。
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水気を徹底的に取る(霜・固まり・水っぽさを防ぐ)
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平らにして凍らせる(早く凍って使いやすい)
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空気を抜く(冷凍庫の乾燥で風味が落ちるのを防ぐ)
水菜を生のまま冷凍する方法
いちばん手軽で、普段使いしやすい冷凍方法です。
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水菜を洗い、汚れを落とす
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食べやすい長さに切る(目安は5〜6cm)
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キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取る
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冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜く
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袋を平らにして冷凍庫へ
固まりを防ぎたいときは、袋の中で水菜をふんわり広げ、厚みを出しすぎないのがコツです。
茹でてから冷凍する方法|省スペースで使いやすい
冷凍庫が狭いときや、すぐ料理に入れたいときは、軽く加熱してから凍らせる方法が便利です。
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水菜を洗い、食べやすい長さに切る
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熱湯でさっと茹でる(短時間でOK)または電子レンジ600Wで水菜1束(200g)あたり2分ほど加熱する
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冷水で粗熱を取り、水気を軽く絞る
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使う分ずつ小分けにし、ラップで包む
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冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
強く絞りすぎると食感が落ちたように感じやすいので、軽く水分を切る程度が扱いやすいです。
冷凍した水菜の使い方|凍ったまま加熱が基本、必ず加熱調理する
冷凍水菜は、解凍してから使うより、凍ったまま料理に入れるほうが水っぽくなりにくいです。味噌汁、スープ、鍋、炒め物にそのまま加えると手間が減ります。
家庭用冷凍庫での保存は温度変動があるため、食中毒のリスクを避ける意味でも、冷凍した水菜は必ず加熱調理して食べるようにしましょう。
向いていない使い方
サラダや和え物など、シャキシャキ食感が主役の生食は、冷凍後だと食感が大きく変わることに加え、衛生面からもおすすめできません。
冷凍水菜で作る簡単レシピ|別料理でアレンジ
冷凍の水菜は、汁物や炒め物に相性が良いです。凍ったまま入れられるレシピにすると、時短にもつながります。
水菜と卵のあっさりスープ
材料(2人分)
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冷凍水菜:ひとつかみ(約50g)
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卵:1個
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水:400ml
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鶏ガラスープの素:小さじ2
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しょうゆ:小さじ1
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塩:少々
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こしょう:少々
作り方
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鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて火にかける。
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沸いたら冷凍水菜を凍ったまま加え、30秒〜1分ほど温める。
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溶き卵を回し入れ、ふんわり固まったらしょうゆを加える。
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塩・こしょうで味を整えて完成。
まとめ
水菜の保存は、水分の扱い方ひとつで状態が大きく変わります。冷蔵なら、乾燥とムレを避けるためにキッチンペーパーで包んで野菜室へ。冷凍するなら、水気をしっかり拭き取り、空気を抜いて平らに凍らせるのが基本です。冷凍水菜は解凍せずに汁物や炒め物へ入れると、手間が減って使い切りやすくなります。ほかの葉物の保存や冷凍のコツも知りたい方は、あわせて関連記事もチェックしてみてください。

Q1. 水菜は冷凍すると食感が変わりますか?
A. 冷凍すると水菜の細胞が変化しやすく、解凍後はシャキシャキ感が弱く感じられることがあります。そのため、冷凍した水菜はサラダよりも、味噌汁やスープ、鍋、炒め物など加熱する料理に向きます。凍ったまま加えると水っぽさが出にくく、食感の違いも気になりにくいです。
Q2. 冷凍水菜は解凍してから使う必要がありますか?
A. 基本は解凍せず、そのまま加熱調理に使うほうが扱いやすいです。解凍してから使うと水分が出やすく、ベチャっとした仕上がりになりやすいことがあります。汁物や炒め物なら、凍ったまま入れて火を通すだけで十分です。
Q3. 水菜を冷凍すると固まって取り出しにくいです。どうすればいいですか?
A. いちばん多い原因は水気が残っていることと、袋の中で厚みが出ていることです。洗った後はキッチンペーパーで丁寧に拭き取り、保存袋の中で平らに広げてから冷凍すると、固まりにくくなります。使う量が決まっている場合は、小分けにして凍らせるとさらに取り出しやすいです。
Q4. 冷蔵と冷凍、どちらの保存が向いていますか?
A. シャキッとした食感を生かしてサラダなどに使いたい場合は冷蔵が向きます。まとめ買いして長く保存したい、忙しい日にさっと料理へ入れたい場合は冷凍が便利です。用途を先に決めて、すぐ使う分は冷蔵、残りは冷凍に回すとムダが出にくくなります。
Q5. 冷凍する前に水菜は洗ったほうがいいですか?
A. 冷凍する場合は、先に洗って汚れを落とすほうが使うときに楽です。ただし、洗った後の水気が残ると霜や固まりの原因になるため、拭き取りを丁寧に行うのが大切です。水分をしっかり取ってから袋に入れれば、冷凍後も扱いやすくなります。

