くずきりは、日本の伝統的なデザートであり、葛の根から作られるデンプンを使用した食品です。見た目や食べ方が似ているところてんや寒天と比べて、カロリーや糖質量が意外と高いことが判明しています。本記事では、くずきりのカロリーや糖質量、栄養成分に加え、ダイエットへの活用法や食べる際の注意点について詳しく解説します。
くずきりのカロリー
くずきりは、くず粉を水に溶かして固めた食品で、ゆでた状態のカロリーは100gあたり135kcalです。この数値を聞いて、「思ったより高カロリーかも？」と思う方も多いでしょう。そこで、他の類似食品と比較してみます。
比較対象は、ところてん、寒天、緑豆春雨の3つです。100gあたりのカロリーは以下の通りです。
ところてん：2kcal
寒天：3kcal
緑豆春雨（ゆで）：84kcal
このように、最もカロリーが高い緑豆春雨と比べても、くずきりはかなりのカロリーを持っていることがわかります。普段低カロリーだと思って食べていた方には、驚きの事実かもしれません。
くずきりの糖質量
くずきりはカロリーが高いだけでなく、糖質量についても確認してみましょう。100gあたりの糖質量は32.5gです。この数字が多いと感じる方もいるかもしれません。そこで、他の食品と比較してみます。
比較対象は、ところてん、寒天、緑豆春雨の3つです。100gあたりの糖質量は次の通りです。
ところてん：0.0g
寒天：0.0g
緑豆春雨（ゆで）：19.1g
春雨が最も糖質量が多いものの、くずきりはそれを上回ります。ところてんや寒天は驚くことに糖質ゼロですので、くずきりの糖質量がいかに多いかがわかります。
くずきり（葛）の栄養とその機能
くずきりの原料であるくず粉は、葛の根から抽出されたデンプンで、その栄養成分は主に糖質です。また、微量ながらポリフェノールも含まれています。特に注目すべきは、イソフラボンの存在です。
イソフラボンは大豆に多く含まれることで知られていますが、くず粉にもプエラリンやダイゼインというイソフラボンが含まれています。これにより、更年期障害の症状緩和や骨粗しょう症の対策に役立つとされています。
くずきりのダイエット効果
カロリーや糖質が高めのくずきりですが、ダイエットに活用する方法もあります。間食として少量を選ぶことで、ダイエットの助けになるでしょう。ゆでたくずきりは40〜50gが適量で、これに換算すると54〜68kcal程度になります。
トッピングや味付けによってカロリーは変わりますが、ケーキやスナック菓子の代わりにすることで減量に貢献できるはずです。しかし、栄養バランスの良い食生活や適度な運動も忘れずに意識することが大切です。
くずきりを食べるときの注意点
くずきりを楽しむ際にはいくつかの注意点があります。まず、黒蜜など甘い調味料をかけるとカロリーが高くなるため、酢醤油でいただいたり、サラダや鍋の具材に利用することをおすすめします。
また、どんなに好みであっても「毎食くずきり」というのは避けましょう。糖質量が多く、ビタミンやミネラルが少ないため、栄養バランスが偏ります。一日の摂取目安としては、1回の間食として楽しむのが適切です。
まとめ
くずきりは、その独特な食感や風味から人気のあるデザートですが、カロリーや糖質量が高いことを理解することが大切です。適切な量を心がけ、間食として楽しむことで、ダイエットにも活用できます。また、甘い調味料の使用を控えたり、栄養バランスを考慮した食事を心がけることで、健康的に楽しむことができます。今後は、くずきりを上手に取り入れて、その魅力を存分に味わいましょう。