朝食の定番、パンに欠かせないジャム。いちご、ブルーベリー、マーマレードなど、様々な種類があって迷ってしまいますよね。でも、ジャムの魅力はパンに塗るだけにとどまりません。ヨーグルトに添えたり、お菓子作りに使ったりと、その用途は無限大。今回は、プロの視点から厳選したおすすめジャム10選をご紹介します。選び方のポイントや、ジャムの新たな楽しみ方も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。お気に入りのジャムを見つけて、いつもの食卓をより豊かに彩りましょう。
味のタイプは、好みや食べ方に合わせて決めましょう
ジャムと一口に言っても、その風味は多岐に渡ります。ご自身の好みや用途に合わせて最適なものを選びましょう。 例えば、果実本来のフレッシュな味わいを堪能したいのであれば、定番のフルーツジャムがおすすめです。いちご、ブルーベリー、オレンジといったお馴染みのものから、りんご、もも、ぶどう、洋梨、あんずなど、季節ごとの旬の味を楽しめるものまで、選択肢は豊富です。 特に、いちごやブルーベリーといったベリー系のジャムは、果肉がたっぷりと入ったプレザーブスタイルも多く、中には果実含有量が50%を超えるものも存在します。これらは、スイーツだけでなく料理にも活用できるため、たっぷりサイズを購入しても飽きずに楽しめるでしょう。 また、手軽に栄養バランスを整えたいという方には、野菜ジャムがおすすめです。日々の食生活で不足しがちな野菜を、手軽に摂取できるのが魅力です。かぼちゃやさつまいもといった自然な甘みが楽しめるものから、トマトやパプリカ、ルバーブなどのさっぱりとしたものまで、様々な種類があります。 中には、あずきを使ったものや、玉ねぎやにんにくといった珍しいものも。パンに塗るだけでなく、料理にも使えるヘルシーさがポイントです。甘さ控えめのジャムが好きな方にもおすすめです。 さらに、スイーツ感覚で楽しみたいなら、甘くてなめらかなクリーム系のジャムがおすすめです。ミルク、チョコミルク、メロンミルク、抹茶ミルクなど、パンやクラッカーがたちまちスイーツに変わるような、魅力的なフレーバーが揃っています。 香ばしさをプラスしたいなら、マロン、ピスタチオ、アーモンドなどのナッツ系クリームもおすすめです。 そのまま食べるのはもちろん、ケーキ、パイ、マフィンのフィリングやトッピングとしても活用できます。濃厚な甘さは、ホットミルクに溶かしても美味しくいただけます。お子様も喜んでくれるクリーム系のジャムは、朝の糖分補給にもぴったりです。
お取り寄せならではの特別なジャムで贅沢な時間を
ご当地ならではの希少なジャムはいかがですか?なかなかお目にかかれない味を求めるなら、各地の特産ジャムがおすすめです。例えば、山形県産のさくらんぼジャム、愛媛県産の甘夏と伊予柑のマーマレード、長野県産のりんごジャムなど、その土地ならではの旬の味覚が堪能できるのがお取り寄せの魅力です。また、珍しいジャムとの出会いも、お取り寄せの楽しみのひとつ。鹿児島県の紫いもジャム、北海道産のハスカップジャム、和歌山県のじゃばらマーマレードなど、まだ知らない味を探求するのも面白いでしょう。素材にこだわるなら、旬のフルーツを使った季節限定ジャムを選んでみましょう。旬の時期に収穫された新鮮な果物で作られたジャムは、素材本来の旨味や香りが際立ちます。春にはいちごジャム、初夏にはあんずジャム、夏にはブルーベリージャム、秋にはりんごやぶどうのジャムなど、それぞれの季節の味覚を堪能できます。同じ果物でも品種によって旬の時期が異なるため、品種限定のジャムを探してみるのも良いでしょう。旬のジャムは、メーカーの公式サイトで限定品として紹介されていたり、販売スケジュールが掲載されていることもあります。お気に入りのジャムが見つかったら、メーカー公式サイトで販売時期や予約の可否を調べてみましょう。
健康を意識するなら、ヘルシーな選択を
ジャムを選ぶ際、健康を意識するなら原材料と成分表示の確認が重要です。ヘルシーに楽しむためのポイントを見ていきましょう。ダイエット中には、低カロリー・低糖度タイプが最適です。一般的なジャムは糖度55~65%ですが、低糖度とされる40%以上55%未満、またはそれ以下のもの、糖質を半分に抑えた製品も存在します。低糖度のジャムはカロリーも低めです。例えば、高糖度いちごジャム100gは約250kcalですが、低糖度のものは約194kcal、大さじ1杯(20g)では約39kcalです。パッケージで確認するか、原材料欄をチェックしましょう。砂糖不使用で果汁や還元麦芽糖などの甘味料を使用したものは、糖分やカロリーが控えめな傾向があります。また、糖分が原材料欄の後ろに記載されているものもおすすめです。自然なものを選びたい方には、オーガニックや無添加のジャムが適しています。有機JASマークは、農薬や化学肥料に頼らない有機栽培の証です。保存料や香料などの添加物不使用のジャムは、素材本来の味わいを楽しめます。シンプルな原材料で作られたものを選び、無添加表示の内容を確認しましょう。
ギフト用は贈る相手に合ったジャムを選ぼう
ギフト選びは、贈る相手を想う気持ちを形にする大切な行為です。ジャムを贈るなら、相手に合った素敵な一品を見つけたいもの。ここでは、贈る相手別に喜ばれるジャムギフトの選び方をご紹介します。目上の方への贈り物には、格式を重んじた品を。例えば、誰もが知る有名ブランドや、こだわりの専門店の商品はいかがでしょうか。名のあるブランドの品は、その上質なイメージから、お祝い事や引き出物といったフォーマルな場面にも最適です。老舗フルーツ専門店の「新宿高野」や「千疋屋総本店」、信州で人気の「サンクゼール」などは、特に喜ばれるでしょう。贈答用としてセットになっているものも多く、季節のご挨拶の品としても重宝します。味のバリエーションも豊富なので、相手の好みに合わせて選んでみましょう。ご家族へのギフトなら、色々な味が楽しめる詰め合わせがおすすめです。ジャムは素材によって味が大きく変わるため、バラエティ豊かな詰め合わせは、家族みんなで楽しむことができます。特に、人数が多いご家庭には、それぞれが好きな味を選べるギフトは喜ばれるでしょう。彩り豊かな詰め合わせは、見た目も華やかで、ギフトとしての特別感を演出します。また、ジャムは開封後の賞味期限が短いため、少量ずつ色々な味が楽しめる詰め合わせは、無駄なく最後まで美味しくいただけるという点でもおすすめです。
迷ったらミニサイズのアソートで試すのもアリ
どれにしようか決められない時は、ミニサイズのアソートがおすすめです。様々なメーカーから、ワインのテイスティングセットのように、少しずつ色々な味が楽しめる商品が出ています。まだ試したことのないジャムを気軽に試せるのは嬉しいですね。もちろん、お試しだけでなく、少しずつ色々な味を楽しみたい方にも最適です。少量なので、使い切れるのもポイント。パンにもヨーグルトにも、毎日飽きずに美味しく味わうために、アソートを選んでみてはいかがでしょうか。