ガトーショコラココアパウダーなし

ガトーショコラは、フランス語で「チョコレートケーキ」を意味する人気のデザートです。しっとりとした食感と濃厚な味わいが魅力的で、本場フランスはもちろん、世界中で愛されています。しかし、ココアパウダーを使わずに作るガトーショコラは、一味違った魅力があります。今回は、ココアパウダーなしでもおいしいガトーショコラを作る方法について、詳しくご紹介します。

純ココアなしでもガトーショコラは作れる?普通のココアは?

ガトーショコラは、フランス生まれの上品な味わいが魅力のチョコレートケーキです。本来、純ココアパウダーを使うのが伝統的な作り方ですが、手に入りにくい場合でも家庭用のココアパウダーで美味しく仕上げることができます。 ココアパウダーには、純ココアと家庭用の2種類があります。純ココアは、カカオ豆を焙煎し脱脂した後の粉末のみを使用した100%のカカオですが、家庭用ココアには脂肪分や砂糖、添加物が含まれているため、カカオ分が低くなっています。そのため、家庭用ココアを使うと本来のチョコレート風味が若干薄くなる可能性があります。 しかし、ココアの量を多めに使ったり、バターなどの脂肪分を加えることで、濃厚な味わいを再現できます。手軽に入手でき価格も手頃な家庭用ココアを賢く活用すれば、本格的な味わいのガトーショコラを簡単に作ることができるのです。

純ココアとココアパウダーは同じもの?違う?

ココアという食材は、カカオ豆から作られる大切な製品です。このカカオ豆の実を発酵させて乾燥させたものを「ココアビーンズ」と呼び、これを焙煎して殻を取り除いたものが「ココアニブ」になります。この「ココアニブ」を粉砕したものが「純ココア」、一方で「ココアニブ」から脂肪分を一部抜いた後に粉砕したものが「ココアパウダー」と呼ばれます。 つまり、「純ココア」は脂肪分をそのまま含んだ100%のカカオ製品ですが、「ココアパウダー」は一部の脂肪分が抜かれているため、脂肪の割合が低くなっています。そのため、風味、甘み、香りにやや違いが生じますが、基本的には同じカカオ製品です。ガトーショコラのレシピで「純ココア」と指定されている場合は、なるべく純ココアを使うことをおすすめしますが、手に入りにくければココアパウダーを代用しても問題ありません。ただし、飲用のココアパウダーは砂糖などが含まれているため、お菓子作りには不向きです。お菓子用のココアパウダーを選んでください。お菓子作りの際は、お好みに合わせて純ココアかココアパウダーを使い分けることができます。

ブラックココアパウダーをガトーショコラに使ったら?

ガトーショコラの風味を極める、ブラックココアパウダーの魅力 ガトーショコラは、濃厚なチョコレートの味わいが魅力のフランス生まれのお菓子です。一般的に、高級チョコレートと卵、小麦粉で作られますが、ブラックココアパウダーを加えると、一風変わった風味とコクのある味わいが楽しめます。 ブラックココアパウダーは、ココアバターを抜いたココア分のみを集めた製品で、チョコレート風味は控えめながらも、芳醇でスモーキーな香りが特徴的です。この深みのあるコクが、ガトーショコラの濃厚な味わいを一層引き立ててくれるのです。 さらに、ブラックココアパウダーは発色が良く、ドロリとしたブラックカラーを生み出します。ガトーショコラの外観をよりいっそう魅力的に演出するのがポイントです。芳醇な香りとしっとりなめらかな食感は、チョコレート好きの心を虜にするはずです。

純ココアや生クリームなしでも作れるガトーショコラがある?

それでは、純ココアや生クリームなしでも作れるガトーショコラがありますので、以下にレシピをご紹介します。 ただ、くれぐれも純ココアが材料にないレシピだけで、純ココアが材料にある場合は、普通の飲む用ココアは使わないでくださいね。

◆ふんわりしっとり!濃厚ガトーショコラのレシピ

【材料:15cm丸型・18cmも可】 板チョコ…120g 無塩バター…70g 卵黄…L2個・M3個 卵白…L2個・M3個 薄力粉…20g 砂糖…50g

【作り方】

1.型に敷き詰め、オーブンを170℃に予熱します。

2.卵白を泡立て、砂糖を加えてしっかりメレンゲを作ります。

3.別でチョコとバターを溶かし混ぜ合わせます。

4.3に卵黄と粉を加え、なめらかに混ぜます。

5.4にメレンゲを加え、底からすくいあげるように混ぜ合わせます。

6.型に流し入れ、高い位置から落とし空気を抜きます。

7.170℃で40分焼きます。焼き上がり後は中心が沈むのが特徴です。

8.冷めたら型から外し、お好みで粉砂糖を振れば完成です。 ココアや生クリームを使わずとも、濃厚なガトーショコラが作れます。

純ココアなしでも作れるけど、普通の飲む用ココアはダメ!

純ココアなしでも作ることはできるけれど、飲む用のココアは避けるべき理由についてご紹介します。

ガトーショコラは、純ココアなしでも作ることが可能ですが、代わりに飲む用のココアを使うのはおすすめできません。飲む用ココアには砂糖や添加物が含まれているため、生地の食感や甘さが変わり、失敗しやすくなります。

もし純ココアが手元にない場合は、ココアパウダーを使用するか、純ココアを使わないレシピを選ぶことをおすすめします。

まとめ

ココアパウダーを使わずに作るガトーショコラは、チョコレートの本来の風味と滑らかな口当たりが存分に楽しめます。高級チョコレートを使うことで、ガトーショコラの味わいはさらに深みを増し、ほろ苦く上品な仕上がりになります。材料を少なくすることで手軽に作ることができ、失敗しにくいのも魅力です。ぜひ、ココアなしのガトーショコラで新しい味の世界を体験してみてください。

ガトーショコラ