残暑見舞いはいつからいつまで?暑中見舞いとの違い、書き方・マナー・例文を徹底解説
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立秋を迎えてもなお続く厳しい暑さのなか、大切な方への気遣いを伝える「残暑見舞い」。しかし、「残暑見舞いはいつから送るべき?」「暑中見舞いとは何が違うの?」と、その時期や作法に戸惑う方も少なくありません。本記事では、残暑見舞いを送る適切なタイミングの目安、暑中見舞いとの明確な違い、さらには基本的な書き方や知っておくべきマナー、具体的な例文に至るまで、季節のご挨拶を送る際に役立つ情報を網羅的にご紹介します。心温まる季節の挨拶を通じて、相手との絆をより一層深めるためのヒントがきっと見つかるでしょう。ぜひ最後までお読みください。

残暑見舞いとは?いつから送るもの?

残暑見舞いは、日本の夏の終わりに行われる季節の挨拶の習慣の一つです。ここでは、残暑見舞いの意味合いや、**いつから**送るのが適切かという時期の目安について解説します。

残暑見舞いの意味と役割

残暑見舞いは、夏の終わりの時期、まだ厳しい残暑が続く中で、相手の健康を案じる気持ちを伝えるための書状や贈り物を指します。この慣習は、単に相手への配慮を示すだけでなく、日頃お世話になっている方々へ、自身の近況を報告する役割も担っています。
また、暑中見舞いやお中元をいただいた際のお礼、またはその返礼として、感謝の気持ちを丁重に伝える手段としても広く用いられています。日本の古くからの文化として、季節の移ろいを感じながら、人々とのつながりを大切にする貴重な機会となっています。

送る時期の目安は「立秋」から

残暑見舞いを送る時期は、暦上の節目である「立秋」以降が適切な目安です。立秋は二十四節気の一つで、この日を境に季節は名目上秋へと移行するとされています。立秋の具体的な日付は年によって多少前後しますが、例年おおよそ8月7日から8日頃にあたります。
残暑見舞いをいつから送るかというと、この立秋以降から8月末までに相手の手元に届くように送るのが一般的です。ちなみに、「暑中見舞い」と「残暑見舞い」を使い分ける基準も立秋であるため、例えば8月1日なら暑中見舞いを、8月9日なら残暑見舞いを送るのが適切です。この時期の区分を意識することで、より季節感にあふれた丁寧な挨拶となるでしょう。

残暑見舞いはいつまでに届けるのが適切?

立秋(およそ8月7日〜8日)を過ぎてから出す季節の挨拶が残暑見舞いです。しかし、「いつまでに相手に届けるべきか」と悩む方は少なくありません。実は、残暑見舞いをいつまでに送らなければならないという厳密なルールはありません。残暑とは「残る暑さ」を意味するため、その暑さが続いている間であれば、いつでも出すことができるからです。
とはいえ、季節が移ろい秋の気配が深まるにつれて気温も落ち着き、「残暑」という言葉がしっくりこなくなる時期が訪れます。そのため、理想としては二十四節気の「処暑」の期間中(8月23日頃〜9月7日頃)まで、遅くとも8月末頃には到着するように手配したいものです。

具体的な期限と、期間を過ぎた場合の対応

残暑見舞いの本来の意味合いを考慮すると、「処暑」の終わりである9月7日頃までを目安に送付するのが適当とされています。この時期を超えると、残暑という表現自体が季節外れに感じられるようになるためです。ただし、地域によっては暑さが長く続くこともありますから、その場合は処暑の期間が終わる9月7日頃までを一つの目安として送っても問題はないでしょう。
もし残暑見舞いを出すタイミングを逃し、すでに涼しさが感じられる季節になってしまった場合は、無理に「残暑見舞い」として送るのではなく、「秋の挨拶」として気持ちを伝えるのがおすすめです。処暑を過ぎてからの便りであれば、一般的な手紙として「初秋の候」や「日ごとに秋の気配を感じる今日この頃」など、その時期にふさわしい時候の挨拶から書き始めると良いでしょう。
お相手からいただいた暑中見舞いや残暑見舞いへの返信として出す場合は、いただいたお便りへのお礼とともに、返事が遅れてしまったことへのお詫びの言葉を添えることで、より丁寧な印象を与えることができます。このように、残暑見舞いの期間が過ぎてしまったとしても、季節感を大切にし、相手への心遣いが伝わるような言葉選びとタイミングを意識することが大切です。

残暑見舞いの送付時期に地域差はある?

日本列島は南北に長いため、地域によって季節の進み方には大きな違いがあります。そのため、残暑見舞いを送る時期も、それぞれの地域の気候に合わせて多少前後することがあります。一般的には、「立秋」(8月7日〜8日頃)から「処暑」(8月23日頃)までに届くのが目安ですが、送る相手が住む地域の気候を考慮しながら、柔軟に判断することが求められます。
また、残暑見舞いとして品物を贈る場合は、お中元の期間が終わってから手配するのが適切なマナーです。ただし、お中元の期間自体も地域によって異なる場合があるため、その土地特有の慣習に配慮する必要があるでしょう。ここでは、地域ごとの気候の違いを踏まえた、送付時期の目安をいくつかご紹介します。

北海道・東北地方など

北海道や東北地方は、他の地域に比べて涼しくなるのが比較的早い傾向にあります。そのため、残暑見舞いを送る時期も、やや早めに設定するのが賢明です。北海道では、7月15日から8月15日までの間にお中元を贈るのが一般的です。もし贈り物をしたい場合は、この期間中であればお中元として、8月15日を過ぎてから残暑見舞いとして贈るのが自然な流れとなります。
一方、東北地方ではお中元の時期が7月1日から15日頃と早めに設定されているため、立秋(8月7日〜8日頃)以降であれば、残暑見舞いとして贈っても特に問題はありません。地域の気候や慣習を理解することで、より一層気持ちが伝わる残暑見舞いを送ることができるでしょう。

沖縄・九州南部など

沖縄や九州南部地域では、9月に入っても盛夏のような暑さが続くことがあるため、残暑見舞いを8月下旬や9月上旬に送っても季節感は十分に伝わるでしょう。なお、九州地方のお中元期間は全国に比べて遅く、通常8月1日から8月15日頃とされています。したがって、残暑見舞いとして贈答品を届ける場合は、8月16日以降月末までを目安にすると良いでしょう。
また、沖縄においては、お中元は**旧暦の7月15日(旧盆)**にあたる時期に贈る習わしがあります。新暦では8月中旬から9月上旬頃となり、毎年日付が変わります。そのため、残暑見舞いの贈り物に関しては、全国的な慣例と同様に、立秋(8月7日〜8日頃)を過ぎてから贈るのが適切です。暑さが長引く地域では、少し時期が遅くなっても喜ばれることが多くあります。

関東・関西など中間地域

関東・関西をはじめとする日本の中間地域では、全国的な目安とされる立秋(8月7日〜8日頃)から8月下旬までに残暑見舞いを送るのが一般的です。ただし、もしギフトを添えて贈る場合は、お中元の時期と重ならないよう注意が必要です。
関西地方ではお中元の期間が7月15日〜8月15日とされているため、この期間内であればお中元として贈り、8月15日を過ぎた場合は残暑見舞いとして贈るのが適切です。一方で、関東地方ではお中元の時期がやや早く、7月1日〜15日頃とされています。立秋を過ぎたタイミングであれば、残暑見舞いとしてギフトを贈るのが良いでしょう。その地域の慣習に合わせた配慮が求められます。

残暑見舞いと暑中見舞いの違い

暑中見舞いと残暑見舞いは、どちらも日本の夏に相手の健康を案じて送る挨拶状ですが、送付時期や文面、そしてその意味合いにおいて異なる点があります。ここでは、両者の相違点を整理してご紹介します。

送る意味の違い

「暑中見舞い」は、一年で最も暑さが厳しい時期に、相手の健康を気遣う気持ちを込めて送る季節の挨拶です。「暑中」とは、暑さがピークに達する期間を指し、この時期に送られるのが「暑中見舞い」となります。その主な目的は、猛暑の中での相手の体調を案じ、自身の近況を伝えることにあります。
一方、「残暑見舞い」は立秋が過ぎ、暦の上では秋に入ったものの、なお残る暑さの中で、相手の体調を気遣う気持ちを込めて送る挨拶です。まだ続く暑さへの配慮を示すことが、その主な目的となります。

残暑見舞いを送る時期と暑中見舞いとの境界線

暑中見舞いは、真夏の盛りにあたる期間、二十四節気の「小暑」(概ね7月7日頃)から「立秋」の前日(通常8月6日または7日頃)までに送ることが慣例とされています。季節の挨拶状を送る時期は、以下を目安にすると良いでしょう。

  • 小暑(7月7日頃)〜立秋の前日(8月6日〜7日頃):暑中見舞い
  • 立秋(8月7日〜8日頃)〜8月末(処暑の候9月7日頃):残暑見舞い

このように、立秋(8月7日または8日頃)を境にして、夏の挨拶状は「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へと切り替えるのが、季節の礼儀として基本的な作法です。この時期の節目を理解しておくことで、相手に失礼のない、より心遣いのこもったメッセージを送ることが可能になります。

適切な挨拶文の選び方と例文

暑中見舞いと残暑見舞いでは、手紙の書き出しや結びの言葉においても、その時期特有の季節感を反映した表現を用いることが大切です。例えば、盛夏に送る暑中見舞いでは、真夏の厳しい陽射しや暑さを気遣う以下のような言葉が適しています。

  • 「暑中お見舞い申し上げます」
  • 「連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」
  • 「暑さ厳しき折、くれぐれもご無理なさいませんようご自愛ください」

これに対し、残暑見舞いでは、暦上は秋の始まりとなる立秋を過ぎてからのものなので、秋の気配とまだ続く暑さを両立させた表現が好ましいでしょう。

  • 「残暑お見舞い申し上げます」
  • 「立秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが、皆様にはお変わりございませんか」
  • 「残暑厳しき折、どうぞご無理なさらないようお祈り申し上げます」

これらの挨拶文は、送るタイミングや相手との関係性、そしてその時の気候に合わせて選び抜くことで、相手への細やかな配慮がより深く伝わります。

残暑見舞いを書く際のポイントと心得

残暑見舞いを送付する際には、その構成や使用する言葉遣いに一定のマナーが存在します。本項目では、相手に心のこもったメッセージを届けるために押さえておきたい、残暑見舞いの作成時の重要点をご紹介します。

残暑見舞いの標準的な構成と留意事項

残暑見舞いの形式に厳密な規定はありませんが、一般的には以下の要素を盛り込んで作成されることが推奨されます。これらの項目を適切に配置することで、受け取る側にとって読みやすく、より丁寧な印象を与えることができるでしょう。

残暑見舞いの基本要素

  • 冒頭の言葉:季節の挨拶、相手の健康を気遣う言葉
  • 本文:日頃の感謝、近況の報告、相手の体調を労わる言葉
  • 結びの挨拶:相手の幸福や健康を願う言葉
  • 差出日:手紙を送った月日

なお、「見舞う」という表現は、相手を訪ねて病気や災害の状況を伺う意味合いが強く、目上の方に対して使うと失礼にあたる場合があります。そのため、本来は尊敬する相手には「残暑お伺い」とするのがより丁寧とされてきました。しかし、現代においては、この慣習を厳密に意識する人は少なく、会社の上司などに対して「残暑お見舞い」を用いても特に問題視されないことがほとんどです。
とはいえ、古くからの習わしや礼儀作法を重んじる方もいらっしゃいます。もし迷うようであれば、目上の方には「残暑お伺い」と記すのが無難でしょう。相手の方との関係性や相手の性格を考慮し、最も適切な表現を選ぶことが大切です。

日付の記し方

残暑見舞いに記載する日付は、特定の日付ではなく、「〇〇年 ◯月」や「〇〇年 晩夏」といった書き方が一般的です。これは、特定の1日を指すのではなく、残暑の期間全体へのご挨拶であることを示すためです。
また、ハガキや手紙を縦書きで作成する際は、日付などの数字は漢数字を用いるのが望ましいとされています。例えば、「二〇二四年 晩夏」のように記述することで、より伝統的で丁寧な印象を与えることができます。

句読点や頭語・結語は使わないのが伝統的な作法

挨拶状においては、文章の「区切り」や「終わり」を連想させる句読点を使用しないのが古くからのマナーです。これは、相手との関係に区切りをつけない、永遠に続くことを願うという配慮が込められています。句読点を用いない代わりに、適度なスペースを空けたり改行したりして、文章全体が読みやすくなるよう工夫しましょう。
また、残暑見舞いのような季節の挨拶状では、「拝啓」「敬具」といった頭語や結語は不要です。これらは主にビジネス文書や格式張った手紙で用いられるものであり、季節の挨拶状では直接的に本題へと入るのが一般的です。これらの細やかなマナーに配慮することで、より心のこもった洗練された残暑見舞いを送ることができるでしょう。

残暑見舞いを送る際のその他の配慮事項

残暑見舞いを送る際には、その時期や書き方以外にも、特定の状況下で気を付けるべきマナーが存在します。特に、ご自身やお相手が喪中である場合の対応については、その適切なマナーを把握しておくことが重要です。

自分やお相手が喪中のとき

残暑見舞いを含む季節の便りは、ご自身や先方が喪中の場合でも問題なく送ることができます。喪中の際に避けるべき挨拶状は、お祝いの意味合いが特に強い「年賀状」に限られると認識しておくと良いでしょう。
残暑見舞いは、お祝いではなく、酷暑の折の健康を案じるための挨拶状ですので、喪中の方へお送りしても失礼にはあたりません。ただし、先方が喪に服されている場合は、重苦しくならない範囲で、お悔やみの言葉を添えることで、より深いお心遣いが伝わるはずです。例えば、「ご服喪中とのこと、心よりお見舞い申し上げます」といった一文や、「ご心労の絶えない日々かと存じますが、どうぞご無理なさいませんよう」など、相手の状況に寄り添った言葉を選ぶのが望ましいです。

贈りものを添えるなら、どんなギフトが喜ばれる?

残暑見舞いは通常、書状や葉書で相手の健康を気遣い、感謝の気持ちを表すものですが、お中元のお礼や暑中見舞いへのご返礼として、心ばかりの贈り物を添えるのも素敵な心配りです。ここでは、ギフトを贈る際に意識したい費用の目安、品選びのコツ、そしてマナーについてご紹介します。

価格相場

残暑見舞いに添えるギフトの金額は、お相手との間柄によって変わりますが、一般的には3,000円から5,000円程度が妥当なラインとされています。特にお世話になっている方や、深い感謝を伝えたい方へは、この範囲で少し上質な品を選ぶこともあります。
ただし、あまりにも高額な品は、かえって相手に余計な気遣いをさせてしまう可能性があるので注意が必要です。相場に合った「ちょうど良い品」を選ぶことが、相手への配慮にもつながります。お相手に負担を感じさせない範囲で、真心を込めた品を選ぶことが肝要です。

贈りもの選びのポイント

残暑見舞いに最適なギフトを選ぶためには、いくつかの大切な点を押さえておくとスムーズです。先方に喜ばれる贈り物選びのヒントは以下の通りです。

  • 清涼感のある品を選ぶ:ゼリー、水ようかん、アイスクリーム、そうめんなど、夏の厳しい残暑に涼をもたらしてくれるような品が大変喜ばれます。
  • 日持ちの良い品を選ぶ:先方がすぐに消費できない状況も考慮し、常温で保管可能であったり、賞味期限が長めに設定されている焼き菓子なども良い選択肢です。
  • 相手の嗜好に合わせる:事前に相手の好みやご家族の構成が把握できていれば、より一層喜ばれる品を選ぶことができます。お子様がいらっしゃるご家庭には、皆で楽しめるスイーツなどが人気です。
  • 実用的な品を選ぶ:タオルセットのような実用的な品も、汗ばむ季節には重宝されることが多く、おすすめです。

晩夏の季節にぴったりの品を選ぶことで、あなたの温かい心遣いが伝わることでしょう。受け取った方が「これは嬉しい」と感じるような、センスの良いギフトを選びましょう。

のし紙・表書きのマナー

残暑見舞いの贈り物をされる際、ギフトに「のし紙」を添えるのが一般的な礼儀作法です。のし紙は、紅白の蝶結びのデザインを使用するのが基本とされています。これは、何度繰り返されても良い慶事や季節のご挨拶にふさわしいとされているためです。
また、表書きには通常「残暑御見舞」と記載しますが、もし贈り先が目上の方である場合は、より丁寧な敬意を示す表現として「残暑御伺い」を用いるのが適切でしょう。水引の下には、贈り主ご自身の氏名をフルネームで記します。こうしたのし紙や表書きに関する細やかな配慮は、相手への心遣いを一層深く伝え、贈る品に品位をもたらします。

残暑見舞いの例文集

ここからは、送るお相手や状況に応じた残暑見舞いの文例をご紹介いたします。受け取る方の顔を思い浮かべながら、ご自身の言葉で適宜アレンジして活用してみてください。

カジュアルな相手への例文

友人や親戚など、親しい間柄の方へ送る残暑見舞いでは、堅苦しくなりすぎず、相手の健康を気遣う気持ちを伝えることが最も大切です。自身の近況を交えながら、温かい気持ちが伝わる言葉で綴りましょう。

友人・知人への例文


残暑お見舞い申し上げます
立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが、〇〇さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。私の方は先日、〇〇(最近のできごと)を楽しんでまいりました。残暑はしばらく続くようですので、どうか熱中症には十分ご注意ください。また近いうちにお会いして、ゆっくりお話できるのを楽しみにしています。
令和六年 晩夏

【ポイント】具体的な近況を伝えることは、お相手との会話の糸口にもなります。相手の健康や状況を気遣う一言も忘れずに添えましょう。

親戚への例文


残暑お見舞い申し上げます
暦の上では秋となりましたが、まだまだ厳しい暑さが続いております。皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。先日は、おじ様、おば様には大変お世話になりましたこと、心より御礼申し上げます。おかげ様で、私どもも〇〇(近況)を健やかに過ごしております。この先もしばらく猛暑が続くとのこと、どうかお身体を大切になさってください。ご家族皆様のご健勝を心よりお祈りいたします。
令和六年 晩夏

【ポイント】普段の感謝の気持ちを伝えるとともに、相手のご家族皆様の健康を案じる一文を加えるのが適切です。

ビジネス関係(上司・取引先など)への例文

ビジネスシーンで残暑見舞いを送る際は、細心の注意を払い、丁寧な敬語を用いることが求められます。日頃の感謝を伝えるとともに、先方の健康と事業の繁栄を願う言葉を添えるのが一般的です。

上司への例文


残暑お見舞い申し上げます
酷暑の候、〇〇部長におかれましては、ますますご健勝にお過ごしのことと拝察いたします。日頃は公私にわたり、ひとかたならぬご指導ご厚情を賜り、誠にありがとうございます。おかげさまで、私どもも滞りなく業務を進めることができております。記録的な暑さが続くこの頃、どうかご無理はなさらず、くれぐれもご無理なきようご自愛ください。今後とも、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和六年 晩夏

【ポイント】普段の感謝と敬意を丁重に表し、引き続きのご指導をお願いする一文を添えることで、より円滑な人間関係を築けます。

取引先への例文


残暑お見舞い申し上げます
残暑厳しき折、貴社におかれましては、いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。常日頃は格別のご支援ご高配を賜り、心より感謝申し上げます。連日の酷暑が続いておりますので、皆様におかれましては、どうかくれぐれもご無理をなされませんよう、ご健康には十分ご留意ください。これからも変わらぬご厚誼を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
令和六年 晩夏

【ポイント】企業全体への敬意と日頃の感謝を表明し、今後のさらなる発展を祈念する言葉を選ぶのが適切です。

受け取ったご挨拶への返信例

暑中見舞いや残暑見舞いを受け取った際は、できるだけ早めにお返事を送るのが礼儀とされています。送り主への感謝の意を伝えるとともに、ご自身の最近の様子や相手の健康を労る言葉を添えるのが一般的です。もしお返事が遅れてしまった場合には、その理由とともにお詫びの言葉を丁寧に書き加えましょう。

一般的な返信の書き方例(暑中見舞い・残暑見舞い)


残暑お見舞い申し上げます
この度は、温かい暑中見舞い(または残暑見舞い)をお送りいただき、心より感謝申し上げます。暦の上では秋とはいえ、厳しい暑さが未だ続いておりますが、〇〇様におかれましてはお元気でお過ごしのことと存じます。お陰様で、私どもも滞りなく日々を過ごしております。どうかこの季節、くれぐれも体調を崩されませんよう、ご無理なさらずご健康にお過ごしください。
令和六年 晩夏

【ポイント】まずは、お便りへの感謝の気持ちを伝え、次に自身の近況を簡潔に述べることが重要です。お返事を出す時期が残暑見舞いの期間にあたる場合は、適切な季節の挨拶に切り替えて記載しましょう。

返信が遅れてしまった場合の例文


拝啓
残暑お見舞い(または秋の気配を感じるご挨拶)
この度は、ご丁重な残暑見舞いを頂戴いたしましたのに、返信が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。〇〇(近況)の件で少々取り込んでおりました。立秋を過ぎても残る暑さが続いておりましたが、〇〇様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。朝夕は多少過ごしやすくなったとはいえ、引き続き体調にはお気をつけいただき、どうぞご無理なきようご自愛ください。皆様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます。
敬具
令和六年 晩夏

【ポイント】返信が遅れてしまったことに対し、まずは誠意をもって謝意を伝えます。その際、簡単な理由を添えることで、より丁寧な印象になります。また、季節の移ろいに合わせて、「秋のご挨拶」など、適切な言葉を選ぶようにしましょう。

まとめ|日本の美しい習慣、残暑見舞いを大切にしましょう

残暑見舞いは、単なる習慣としてだけでなく、夏の厳しい盛りを越えた後も、相手の健康を気遣い、日頃の感謝を伝える日本の豊かな文化です。適切な時期に、心を込めた言葉遣いとマナーを守ることで、大切な人との絆を深め、より良好な人間関係を築く手助けとなります。
この記事を通じてご紹介した、残暑見舞いを送る最適なタイミング、暑中見舞いとの区別、そして正しい書き方やマナー、具体的な例文を参考に、今年の夏の終わりにぜひ心のこもったご挨拶を送ってみてはいかがでしょうか。真心がこもった季節の便りは、きっと受け取った方の心に響き、あなたの温かい配慮を伝えるかけがえのない一枚となるでしょう。


残暑見舞いはいつからいつまで送るのが適切ですか?

残暑見舞いは、暦上の節目である「立秋」(毎年8月7日〜8日頃)を迎えてから出すのが適切な時期とされています。一般的には8月末日までに届くように送ることが推奨されますが、遅くとも「処暑」の終わり、つまり9月7日頃までを目安とすると良いでしょう。この期間を過ぎてしまうと、季節のご挨拶としては「秋の挨拶」として送るのがふさわしくなります。

暑中見舞いと残暑見舞いの違いは何ですか?

暑中見舞いは、一年のうちで最も暑さが厳しい「夏の盛り(小暑から立秋の前日まで)」に送るのに対し、残暑見舞いは「立秋を過ぎてもなお厳しい暑さが続く時期」に送るという、明確な送付時期の違いがあります。どちらも相手の健康や安否を気遣う季節の挨拶状である点は共通していますが、時候の挨拶や言葉の選び方で季節感が異なります。

残暑見舞いの時期を過ぎてしまった場合、どうすればいいですか?

もし残暑見舞いを出すべき時期(おおよそ9月7日頃まで)を過ぎてしまった場合は、「残暑見舞い」としてではなく、「秋の挨拶」として送るのが適切です。その際には、「初秋の候」や「日ごとに秋の気配を感じる今日この頃」といった、その季節に合った時候の挨拶文を選ぶと、より丁寧な印象を与えることができます。

喪中でも残暑見舞いを送っても問題ありませんか?

はい、ご自身または相手が喪中期間中であっても、残暑見舞いを送ることに問題はありません。残暑見舞いは、お祝い事ではなく、相手の健康や無事を気遣う季節の挨拶状であるため、年賀状のように差し控える必要はないとされています。ただし、相手が喪中の場合は、お悔やみの言葉を添えるなど、相手の心情に配慮した丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

残暑見舞いの手紙に句読点や頭語・結語は必要ですか?

季節の挨拶状である残暑見舞いでは、句読点や、手紙の書き出しと結びの言葉(「拝啓」「敬具」など)は用いないのが古くからの慣習です。句読点は文章の区切りを示すため、途切れることのない関係を願う季節のご挨拶には不向きとされ、頭語・結語は主にビジネス文書のような改まった書簡で用いられます。代わりに、適切な余白や改行を設けることで、読みやすく整える工夫をしましょう。

目上の方へ残暑見舞いを送る際、どんな言葉遣いが良いですか?

目上の方へ残暑見舞いを送る際は、「残暑お見舞い」よりも、より丁寧で控えめな「残暑お伺い」という表現を表書きや挨拶文に用いるのが、伝統的なマナーとして推奨されてきました。現代では「残暑お見舞い」も広く受け入れられていますが、敬意を深く表したい場合や、より伝統を重んじる方へ送る場合は「残暑お伺い」を選ぶことで、一層丁寧な心遣いが伝わるでしょう。

残暑見舞いに添えるギフトの相場はどれくらいですか?

残暑見舞いに添えるギフトの価格は、多くの場合、3,000円から5,000円程度が目安とされています。相手に余計な気遣いをさせない「心ばかりの品」を選ぶことが肝心です。贈る相手との関係性や、伝えたい感謝の度合いに合わせて、この範囲内で最適な品物を選んでください。

残暑見舞いの「のし紙」には何と書けばいいですか?

残暑見舞いのギフトに掛けるのし紙の表書きは、一般的には「残暑御見舞」と記します。特に目上の方へ贈る場合は、一層の敬意を示すために「残暑御伺い」とすることがより丁寧な印象を与えます。水引は、何度繰り返しても喜ばしいことに用いる紅白の蝶結びを選び、水引の下部には贈り主の氏名を記載するのが一般的です。


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