水出しできるお茶って何がある?|向くお茶・向かない時の対処・おいしく作るポイント
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暑い季節や忙しい毎日に便利なのが、水でじっくり抽出する水出しのお茶です。お湯を沸かさずに作れるので手軽で、渋みや雑味が出にくいのも嬉しいところ。一方で、どのお茶が水出しに向くのか、時間はどれくらい置けばよいのか、迷う方も多いかもしれません。この記事では、水で抽出できるお茶の種類や、味をおいしく整えるコツ、作り置きの考え方まで、家庭で実践しやすい形に整えて紹介します。

水出しと急冷の違いを知っておく

冷たいお茶の作り方は、大きく分けて水出しと急冷の2つです。どちらが正解というより、欲しい味や使える時間で選ぶと失敗が少なくなります。

水出しの特徴

水を注いで冷蔵庫に入れ、時間をかけて抽出する方法です。苦みや渋みが出にくく、まろやかで飲みやすい仕上がりになりやすいのが魅力。準備が簡単で、作る人を選びません。

急冷の特徴

お湯で濃く抽出したあと、氷で一気に冷やす方法です。香りやコクが立ちやすい反面、作業は少し増えます。しっかりした味のアイスティーを短時間で作りたいときに向きます。

水出しできるお茶は意外と多い


水で出せるお茶は緑茶だけではありません。日常的に飲まれている多くのお茶は、水出しでも楽しめます。水出し用と書かれていない茶葉でも、時間をかければ十分に抽出できます。

水出しに向きやすいお茶

家庭で扱いやすく、水出しでも味が整いやすい代表的なお茶です。
  • 緑茶(煎茶、深蒸し系など)
  • ほうじ茶
  • 玄米茶
  • ウーロン茶
  • 紅茶
  • 和紅茶
  • ジャスミン茶
  • フレーバーティー
  • ハーブティー
水出しは渋みが出にくいぶん、香りが控えめに感じることがあります。香りを楽しみたい場合は、香りの特徴が分かりやすいお茶や、フレーバーのあるタイプが合いやすいです。

水出しが不安なケース

茶葉の個性や作り方によっては、最初にお湯を使ったほうが安心とされる種類もあります。とはいえ、日常的に手に入りやすい一般的なお茶であれば、水で出しても困ることは少ないでしょう。気になる場合は少量で試して、味の好みで判断するのが現実的です。

水出しできるお茶の味わいの特徴

水で抽出すると、お湯で淹れるときとは印象が変わります。違いを知っておくと、想像と違ったを減らせます。

まろやかで飲みやすい

水出しは苦みや渋みが出にくく、口当たりがやさしい味になりやすいです。濃い緑茶が苦手な方でも飲みやすく感じることがあります。

香りは控えめになりやすい

湯気と一緒に広がる香りがないぶん、香りは落ち着いた印象になります。香りを前に出したい場合は、時間を少し長めにしたり、香りがはっきりした茶葉を選ぶと調整しやすいです。

失敗が少なく作りやすい

温度管理がほぼ不要なので、毎回の味がブレにくいのも水出しの良さです。時間だけ気をつければ、安定して作れます。

水出し茶の基本レシピ

どの種類のお茶でも応用しやすい、基本の作り方です。まずはこの形で作って、濃さは次回調整すると楽です。

水出し茶(作り置き向け)

材料
  • 茶葉:10g
  • 水:1リットル
作り方
  1. 清潔な容器に茶葉を入れる。ティーバッグでも可。
  2. 水を注ぎ、茶葉全体が浸かるように沈める。
  3. 冷蔵庫に入れて、好みの濃さになるまで置く。抽出が終わったら、茶葉は取り出すと渋みが出過ぎず、衛生面でも安心。
  4. 飲む前に軽く混ぜる。
  5. すっきり仕上げたい場合は、飲み頃で茶葉を取り出す。
目安として、緑茶は1〜3時間、紅茶は6〜10時間(一晩)程度が一般的です。まずは表示されている目安時間で試してみて、薄いと感じたら次回は茶葉を少し増やすか、抽出時間を延ばしてみましょう。逆にお好みの濃さより濃くなってしまった場合は、飲むときに水を足せば調整できます。
【重要】水出し茶は雑菌が繁殖しやすいため、必ず冷蔵庫で保管し、抽出後24時間以内を目安に飲み切るようにしてください。特に夏場は注意が必要です。

お茶の種類別の抽出時間の目安

同じ水出しでも、お茶の種類によって抽出の進み方が違います。ここは目安として使ってください。
  • 緑茶(煎茶・深蒸し茶など):1〜3時間。短時間でフレッシュな香りと旨味が出やすく、渋みも出にくいです。
  • ほうじ茶、玄米茶:2〜4時間。香ばしい風味がしっかり抽出され、日常使いしやすい味わいに。
  • ウーロン茶:3〜6時間。茶葉の形状や焙煎の強さで抽出速度に差が出るため、途中で味見しながら調整しましょう。
  • 紅茶、和紅茶:6〜10時間(一晩)。じっくり置くことで渋みが抑えられ、まろやかなコクが引き出されます。前日の夜に仕込むのがおすすめです。
  • ハーブティー、フレーバーティー:30分〜2時間。香りが立ちやすいため、様子を見ながら短時間から試すと良いでしょう。
これらの時間はあくまで目安です。時間を決め打ちにせず、色と香りで飲み頃を見つけるのも水出しの楽しみ方です。
出典:LUPICIA「水出し茶の淹れ方」 (https://www.lupicia.com/shop/e/esb-coldbrew/)、日本茶インストラクター協会「水出し緑茶」 (https://nihoncha-inst.com/enjoy/mizudashi/) (参照日: 2023年10月26日)

水出し茶で作る「お茶ゼリー」

水出ししたお茶を、そのままデザートに変える簡単アレンジです。

お茶ゼリー(2〜3人分)

材料
  • 水出ししたお茶:300ml
  • 粉ゼラチン:5g
  • 砂糖:大さじ1〜2
作り方
  1. 水出し茶のうち50mlを耐熱容器に取り分け、砂糖を混ぜる。
  2. 粉ゼラチンをふり入れてなじませ、数分置く。
  3. 電子レンジで軽く温め、ゼラチンを溶かす。
  4. 残りの水出し茶250mlに加えてよく混ぜる。
  5. 容器に注ぎ、冷蔵庫で冷やし固める。
お茶の種類を変えると、香りや後味ががらっと変わるので、いろいろ試しやすいです。

まとめ

水で抽出できるお茶は、緑茶だけでなく、ほうじ茶や紅茶、ウーロン茶、ハーブティーなど幅広くあります。水出しは準備が簡単で、渋みが出にくく、毎日の飲み物として続けやすいのが魅力です。まずは茶葉と水の基本の比率で作り、濃さは茶葉の量や置き時間で調整すると失敗が減ります。気になるお茶があれば少量で試して、自分の好みに合う水出しの一杯を見つけてみてください。次の一回分を冷蔵庫に仕込むところから始めてみませんか。

水出しできるお茶は、結局どれが一番向いていますか?

向きやすいのは、味が出やすく渋みが強くなりにくいタイプです。緑茶なら飲みやすい仕上がりになりやすく、ほうじ茶や玄米茶は香ばしさが出て日常使いしやすい傾向があります。紅茶は時間をかけると味がまとまりやすいので、前日に仕込むスタイルが合う方に向きます。最終的には、好みの味の方向で選ぶのが一番です。

水出し用と書いていない茶葉でも、水で出せますか?

基本的には水でも抽出できます。水出し用は短時間で味が出やすいように工夫されていることが多いだけで、通常の茶葉が使えないわけではありません。時間を少し長めに取る、茶葉を少し増やすなどで調整できます。最初は少量で試し、好みの濃さを見つけるのが安心です。

水出しにすると薄く感じるのですが、どうすればいいですか?

まずは茶葉の量を少し増やす方法が分かりやすいです。それでも足りないときは、置き時間を延ばすと濃さが出てきます。逆に濃くなりすぎた場合は、飲むときに水を足せば整えやすいです。水出しは調整が簡単なので、数回で自分の黄金比が見つかります。

水出し茶は作り置きしても大丈夫ですか?

作り置きは可能ですが、水出し茶は加熱工程がないため、雑菌が繁殖しやすい特性があります。そのため、必ず清潔な容器を使用し、冷蔵庫で保管のうえ、抽出後24時間以内を目安に飲み切るようにしてください。風味が落ちるだけでなく、衛生面でのリスクも考慮が必要です。飲み切れる量を作り、ティーバッグや茶葉は抽出が終わったら取り出すと、より衛生的で味も安定します。
出典:おーいお茶「水出しの美味しい淹れ方Q&A」 (https://www.itoen.jp/oiocha/recipe/mizudashi/)、日本茶インストラクター協会「水出し緑茶」 (https://nihoncha-inst.com/enjoy/mizudashi/) (参照日: 2023年10月26日)

ハーブティーやフレーバーティーも水出しできますか?

できます。むしろ渋みが出にくい分、香りをすっきり感じやすいこともあります。ただ、香りが強いものは長く置くと印象が濃くなりすぎる場合があります。最初は短めで作ってみて、物足りなければ次回少し長くする、といった調整が失敗しにくいです。



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