緑茶の恵みを余すことなく!お茶挽き器(お茶ミル)で楽しむ粉末茶の魅力と選び方
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皆さんは「粉末茶」について、どれほどご存知でしょうか?茶葉を細かく砕いた粉末状のお茶で、急須がなくても手軽に本格的な緑茶の風味を堪能できるだけでなく、料理やスイーツ作りなど、多岐にわたる使い道があります。近年、この粉末茶を自宅で簡単に作れる「お茶挽き器」や「お茶ミル」が注目を集めています。お好みの茶葉をお好みの粒度で挽くことができ、さらに出来上がった粉末茶からは、茶葉本来の栄養を余すことなく摂取できるのが大きなメリットです。特に、現代の健康意識の高まりの中で、カテキンやビタミンCといった豊富な栄養素を内包する粉末茶は、その健康面での恩恵から非常に魅力的です。この記事では、お茶挽き器の選び方から、粉末茶の栄養価、そして抹茶との違いまで、その奥深い世界を掘り下げてご紹介します。

粉末茶とは?お茶挽き器(お茶ミル)で作る利点と魅力

お茶ミル、あるいは「お茶挽き器」とは、お茶の葉を微細な粉末に加工するための専用器具です。この便利なアイテムを活用することで、茶葉をまるごと粉末状にして味わう粉末茶を、家庭で簡単に作ることができます。粉末茶は、その手軽さと高い栄養価から、幅広い層に支持を得ています。
急須でお茶を淹れた場合、どうしても茶葉が残りますが、この茶殻には実は、茶葉に含まれる多くの栄養分が残存しています。一方、茶葉をそのまま粉末にすることで、急須で淹れたお茶では十分に摂取できなかった茶葉の栄養素を、あますことなく摂り入れられる点が、粉末茶の最大の利点です。カテキン、ビタミン、ミネラルといった、茶葉が本来持つ健康成分を効率良く体に取り込めるため、健康維持に関心が高い方々にとって最適な選択肢となり得ます。
粉末茶のメリットは、栄養摂取のみにとどまらず、多岐にわたります。お湯や水を加えるだけで手軽にお茶を堪能できるため、多忙な毎日の中でも、本格的なお茶の味わいを気軽に楽しめます。また、その活用の幅広さも大きな魅力です。粉末茶は、飲み物としてだけでなく、料理やお菓子の材料としても多方面で利用可能です。例えば、サラダに振りかけたり、クッキーやケーキの生地に混ぜて焼いたりすることで、日々の食卓やデザートに、お茶の豊かな風味と美しい彩りを添えることができるでしょう。
ただし、一部のお茶挽き器は、煎茶、番茶、ほうじ茶といった緑茶に特化し、玄米茶や茎茶には不向きな製品も存在します。購入する際は、対応している茶葉の種類を必ず確認するようにしましょう。お気に入りの茶葉で、栄養豊富でおいしい粉末茶を毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

茶葉の栄養をまるごと摂取!粉末茶がもたらす驚きの健康効果

お湯や水を加えるだけで気軽に緑茶を楽しめる粉末茶ですが、最も注目すべき点は、何と言っても緑茶本来の栄養成分をすべて摂取できることです。実は、急須で淹れた緑茶の茶殻には、茶葉に含まれる栄養素の実に約7割が残存しているとされています。これでは、貴重な健康成分を最大限に活かせているとは言いがたいでしょう。
しかし、茶葉全体を細かく粉砕した粉末茶であれば、お茶の持つ栄養素を文字通り、あますことなく体に取り入れることができます。これにより、急須で抽出したお茶では得られない、より集中的な健康効果が期待できるのです。

カテキンの驚異的な摂取量

粉末茶を飲用することで、その健康効果が広く認知されているカテキンの摂取量は、急須で抽出した緑茶と比較して、驚くべきことに約2.3倍にもなると報告されています(株式会社日本医学臨床検査研究所による調査)。カテキンは、緑茶特有の渋味成分であり、その高い抗酸化作用により、体内の活性酸素を排除し、細胞の老化抑制に寄与すると期待されています。
カテキンには複数の種類が存在し、中でもエピガロカテキンガレート(EGCG)は、コレステロールの吸収を抑制し、血糖値の急激な上昇を抑える作用があることが、これまでの研究で明らかにされています。加えて、抗菌作用や抗ウイルス作用も備えているため、風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも貢献すると考えられています。粉末茶として茶葉を丸ごと摂り入れることで、これらのカテキン成分を効率的かつ高濃度に、バランス良く摂取できるという利点があるのです。

脂溶性ビタミン(A, E)も余すことなく摂取

緑茶には、水溶性のビタミンCはもちろんのこと、脂溶性のビタミンも豊富に含まれています。従来の急須で淹れる方法では、水に溶け出しにくいこれらの脂溶性ビタミンは茶殻として残ってしまい、その恩恵を十分に享受することはできませんでした。しかし、粉末茶ならば、茶葉全体を摂取するため、緑茶が持つビタミンAやビタミンEといった脂溶性成分も余すことなく体内に取り込むことが可能です。
ビタミンAは、健全な視機能の維持や、皮膚・粘膜の健康を保つ上で欠かせない栄養素であり、免疫機能の向上にも寄与するとされています。一方、ビタミンEは「若返りのビタミン」と称されるほど強力な抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから体を守り、動脈硬化の予防や美しい肌を保つ効果が期待されています。これら貴重なビタミンを粉末茶で効率的に摂取することは、全身の健康増進と美容維持に大きく貢献するでしょう。

その他の豊富な栄養素

粉末茶は、カテキンやビタミン群だけでなく、実に多様な栄養素が凝縮された宝庫です。急須で淹れたお茶では通常捨てられてしまう茶殻に多く含まれる、水に溶けにくい食物繊維も、粉末茶であれば茶葉ごと全て摂取できます。食物繊維は、腸内環境を整え、便通の改善や予防に役立つだけでなく、食後の血糖値の急激な上昇を穏やかにする効果も期待されています。
さらに、粉末茶にはカリウム、カルシウム、フッ素などのミネラル成分も豊富です。カリウムは体内の水分バランスを調整し、高血圧の予防に効果を発揮します。カルシウムは丈夫な骨や歯を形成するために不可欠であり、フッ素は虫歯予防に有効です。これらのミネラルを茶葉全体から摂取することで、身体の様々な生理機能を支える上で必要な成分を効率よく補給することができます。

粉末茶の多様な活用法

粉末茶の魅力は、その高い栄養価だけでなく、無限に広がる活用方法にもあります。お水やお湯に溶かしてそのまま飲む以外にも、牛乳や豆乳と混ぜて風味豊かな「抹茶ラテ」風にしたり、焼酎やウィスキーに加えれば「緑茶割り」「緑茶ハイボール」として大人な味わいを楽しむことができます。
さらに、お料理やお菓子作りへの応用範囲も非常に広いのが特徴です。パンやケーキ、マフィン、クッキーといった焼き菓子に練り込めば、お茶の奥深い香りが広がるオリジナルスイーツが誕生します。アイスクリームやプリン、わらび餅などの冷たいデザートに振りかけたり、混ぜ込んだりするのもおすすめです。食事のシーンでは、緑茶粥や緑茶鍋の風味付け、サラダや和え物へのトッピングなど、和洋中を問わず様々なレシピに取り入れることができ、日々の食卓に彩りと健康的な要素をもたらしてくれるでしょう。

自分好みのお茶挽き器(お茶ミル)を見つける!失敗しない選び方のポイント

「お茶挽き器」や「お茶ミル」といったキーワードで検索すると、ご自宅で手軽に緑茶を粉末茶にできるアイテムが多種多様に登場します。セラミック製、天然木製、あるいは陶器製など、その素材やデザインは実に豊富です。価格帯も、手に取りやすいお手頃なものから、多機能でこだわりのある高価格帯のものまで幅広く展開されており、ご自身の用途やこだわりに合わせて最適な一台を選ぶことが可能です。後悔しない選び方をするためには、いくつかの重要なポイントを比較検討し、賢く選択することが大切になります。

豊富な選択肢と価格帯

お茶挽き器は、基本的な機能に特化した手動タイプから、多様な機能を搭載した高性能な電動タイプまで、多岐にわたる製品が市場に流通しています。素材に関しても、耐久性の高いステンレス、温かみのある天然木、伝統的な陶器、清潔感のあるセラミックなど、幅広い選択肢があり、デザインも空間に調和する洗練されたものから、専門家向けの堅牢なモデルまで様々です。価格帯も、手頃な数千円台から、高品質な数万円台まで幅広いため、ご自身の予算や利用目的に合わせて慎重に選ぶことが肝要です。

駆動方式で選定:手動式と電動式の比較

お茶挽き器を選ぶ際の大きなポイントは、その駆動方式にあります。主に手動式と電動式の2タイプがあり、どちらが適しているかは、どのようなシチュエーションで使いたいか、何を重視するかによって異なります。それぞれの特性を理解し、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つけましょう。

手動式お茶ミルの魅力と利点

手動式のお茶挽き器は、茶葉本来の風味や香りをじっくりと味わいたい、こだわり派のユーザーに最適です。電源に依存しないため、設置場所の制約がありません。キッチンのカウンターだけでなく、リビングのテーブルでくつろぎながら、あるいはキャンプなどの屋外で挽きたての粉末茶を楽しむことも容易です。自らの手でゆっくりと茶葉を挽く時間は、まるで瞑想のような感覚をもたらし、お茶を淹れるという行為そのものが豊かなリラックス効果を与えてくれます。
手動式には、ハンドルを回して粉砕する一般的なタイプから、薬味を擦るようなすり鉢型、さらには風情ある石臼型まで多様な形式が存在します。特に石臼タイプは、摩擦熱を発生させにくい構造でゆっくりと茶葉を挽くため、お茶が持つ繊細な風味やアロマを損なうことなく、非常にきめ細やかな粉末を作れるのが大きな魅力です。ただし、手作業であるため、それなりの労力が必要となり、大量の茶葉を処理する際には手間がかかることもあります。土台に滑り止め加工が施された製品を選ぶことで、安定性が向上し、より快適に作業できるでしょう。

電動式お茶ミルの利便性と考慮すべき点

もし短時間で手間なく茶葉を粉末にしたいのであれば、電動式お茶挽き器が断然おすすめです。ボタン一つで簡単に、しかもムラなく均一な粉末をスピーディーに作ることが可能です。忙しい朝の時間帯や、一度に多くの粉末茶を用意したい場面で非常に重宝します。さらに、電動モデルの中には、お茶だけでなく、コーヒー豆やスパイスの粉砕、さらにはミキサー機能まで兼ね備えた多機能な製品もあります。一台で様々な用途に活用したい方にとっては、魅力的な選択肢となり得るでしょう。ただし、他の食材の香りが茶葉に移らないよう、使用後には丁寧な洗浄が不可欠です。
一方で、電動式は手動式に比べて購入費用が高くなる傾向があります。また、電源コンセントが必要となるため、使用できる場所が限られる点も念頭に置くべきでしょう。製品によっては動作音が比較的大きい場合があるため、特に周囲を気にせず使いたい方は、購入前にユーザーレビューなどを参考に、実際の動作音レベルを確認しておくことをおすすめします。

挽目の粗さ調整機能の重要性

粉末にしたお茶の舌触りや、料理・スイーツへの応用を重視するなら、挽目の粗さを調整できるお茶挽き器の検討が不可欠です。粗挽き、中挽き、細挽きといった挽き加減をコントロールする機能があれば、用途に応じた理想的な仕上がりを実現できます。例えば、滑らかな口当たりのドリンクには極めて細かい細挽きを、料理で素材の食感を楽しみたい場合にはやや粗めに挽くなど、多様な楽しみ方が広がります。
挽目の粗さ調整機能は、あらかじめ設定されたいくつかの段階から選ぶタイプと、任意の細かさに微調整できる無段階タイプの2種類が存在します。より精密な調整を求める方には、無段階タイプが特におすすめです。特に、セラミック製のグラインダーは、均一な粒度で挽きやすく、金属特有の臭いがないため、お茶本来のデリケートな香りと風味を最大限に引き出すのに貢献します。

清潔さを保つためのお手入れのしやすさ

日常的に使用する道具である以上、衛生面は非常に重要な要素です。お茶挽き器は、細かくなった茶葉の粉が内部の隙間や刃部分に付着しやすく、放置するとカビや雑菌の繁殖を招いたり、お茶の風味を損なう原因となったりします。そのため、各パーツを取り外して水洗いできるモデルを選ぶのが賢明です。分解して洗浄できるタイプであれば、手入れが格段に楽になり、いつでもクリーンな状態を維持できます。
電動タイプの場合、特に茶葉を投入する部分や粉砕機構が着脱可能で洗えるかどうかを必ず確認しましょう。また、微細な粉を払い落とすための専用ブラシが付属している製品は、日々のお手入れをさらに手間なく行えるため重宝します。

あると便利な付属品のチェックポイント

お茶挽き器本体だけでなく、付属する便利なアイテムにも注目してみましょう。これらが揃っていると、より快適に、そして多彩な方法で粉末茶を堪能できます。
専用計量スプーンがあれば、毎回正確な量のお茶を簡単に測ることができ、準備がスムーズになります。粉末茶の濃さや味わいを常に一定に保ちたい場合に非常に役立つでしょう。挽きたてのお茶を新鮮な状態で保存できる専用容器がついていれば、挽いたばかりの風味を長く楽しめて便利です。密閉性の高い容器であれば、湿気や光から茶葉を守り、品質の劣化を防ぐ効果も期待できます。
さらに、挽いたお茶をそのままドリンクや料理に直接振りかけられるメッシュパーツや、ろ過フィルターが同梱されているものもあります。これにより、さらに手軽に粉末茶を日常生活に取り入れられるようになります。料理やお菓子作りにも積極的に活用したいと考えている方には、レシピブックが付属している商品が狙い目です。様々なお茶を使ったレシピを試すことができ、日々の食事やデザートに新しいアイデアや彩りをもたらしてくれるでしょう。

その他、お茶挽き器選びの細かな検討事項

上記で挙げた主要なポイント以外にも、お茶挽き器を選ぶ際には、以下のような細部にも目を向けることで、より満足度の高い一台を見つける手助けとなります。

一度に粉末にできる量と容量

お茶挽き器を選ぶ際、一度に処理できる茶葉の量と、挽いた粉末茶を保管できる貯蔵容量は、ご自身の使用頻度や用途に応じて慎重に検討すべきポイントです。常に挽きたての新鮮な風味を楽しみたい方は少量ずつ挽けるコンパクトなモデルが適していますし、まとめて作り置きしておきたい方には、大容量のお茶挽き器が時間を節約し、利便性を高めてくれるでしょう。ご自身のライフスタイルに合った最適な容量を見極めることが大切です。

粉末化の速度が風味に与える影響

茶葉を粉末にする速度は、出来上がるお茶の繊細な風味や香りに直接的な影響を与えます。一般的に、ゆっくりと丁寧に茶葉を挽くことで、摩擦熱の発生を最小限に抑えることができます。この熱の抑制こそが、お茶本来が持つ豊かな香気成分を損なわず、まろやかな味わいを保つ秘訣です。手動式のお茶挽き器や、低速回転に特化した電動モデルは、この点で特に優位性があります。お茶の奥深い味わいを追求し、栄養素も余すことなく摂取したい方には、低速タイプのお茶挽き器を強くお勧めします。

耐久性と素材(セラミック刃の利点)

お茶挽き器の性能と長期的な使用感を左右する重要な要素が、刃の素材です。特にセラミック製の刃は、その数多くの利点から高い評価を得ています。金属特有の臭いがなく、デリケートな茶葉の風味を損なわないため、お茶本来の味わいを最大限に引き出します。また、セラミックは錆びにくく、摩耗しにくい特性を持つため、衛生的かつ長く愛用できる点も大きな魅力です。一方、ステンレス製の刃も鋭い切れ味と耐久性を持っていますが、一部の方には金属臭が気になる可能性があることを留意しておきましょう。

デザインと収納性

お茶挽き器を選ぶ際には、キッチンのインテリアとの調和も考慮に入れると良いでしょう。もしお茶挽き器をキッチンカウンターなどに常に出しておく予定であれば、デザイン性の高い、見た目にも美しいモデルを選ぶことで、空間全体をよりスタイリッシュに演出できます。また、キッチンスペースに限りがあるご家庭では、コンパクトな設計や、使用しない時にハンドルなどの部品が本体にすっきりと収納できるタイプが非常に重宝します。機能性だけでなく、見た目の魅力と収納のしやすさも兼ね備えたお茶挽き器を選ぶことで、日々のティータイムがより豊かなものになるでしょう。

粉末茶と抹茶、それぞれの魅力と製法の深掘り

一見すると似通っている粉末状のお茶ですが、実は「粉末茶」と「抹茶」は、そのルーツから製法、そして風味に至るまで、全く異なる個性を持っています。ここでは、主に煎茶を粉末にしたものを「粉末茶」として、両者の決定的な違いを掘り下げていきましょう。

粉末茶(煎茶)の特性と製造プロセス

粉末茶は、一般的に広く親しまれている茶葉を微細な粉末に加工したものです。多くの場合、日差しをたっぷりと浴びて育った煎茶が原料として選ばれます。煎茶は、日光の恩恵を受けることでカテキンが豊富に生成され、その爽やかな渋みと心地よい香りが特徴です。そのため、粉末茶には抹茶に比べて、カテキンやビタミンCといった成分がより多く含まれています。
粉末茶の製造工程はシンプルでありながら効率的です。摘み取られた茶葉はまず蒸され、その後乾燥。この乾燥した茶葉を、特別な機械でお茶挽き器のように細かく粉砕することで、粉末茶が完成します。この製法により、茶葉が元々持つ栄養素を余すことなく、そのまま摂取できるのが大きなメリットです。

抹茶(碾茶)の特性と独特の製造方法

対する抹茶は、「碾茶(てんちゃ)」と呼ばれる特別な茶葉を、石臼や専用のお茶挽き器で丁寧に挽き上げて作られる、極めてきめ細やかな粉末茶です。碾茶の栽培には、「覆い下栽培」という独自の手法が用いられます。収穫前の約20日間、茶畑全体を覆いで遮光することで、茶葉は日光を避けて育ちます。この工程が、旨味成分であるテアニンを豊富に蓄えさせ、抹茶特有のまろやかな口当たりと深い旨味、そして鮮やかな緑色を生み出すのです。茶葉は蒸された後、揉まずに乾燥させ、茎や葉脈を丹念に取り除いたものが碾茶となり、これをさらに伝統的な石臼などでゆっくりと挽くことで、抹茶ならではの微粒子が生まれます。
このようにして日光を遮られ育った茶葉は、近年そのリラックス効果が注目されている旨味成分テアニンを非常に多く含んでいます。このため、抹茶は粉末茶とは一線を画す風味と栄養成分のプロファイルを誇ります。
粉末茶も抹茶も、茶葉そのものを直接摂取するため、急須で淹れる通常のお茶と比較して、茶葉の持つ栄養成分を丸ごと体内に取り込めるという共通の利点があります。特に、旬の摘みたての新茶をまるごと味わうのは、季節ならではの贅沢な楽しみ方と言えるでしょう。

お茶挽き器で作る粉末茶の多彩な活用術とレシピのアイデア

粉末茶は、その手軽さと高い栄養価だけでなく、様々な用途で楽しめる汎用性の高さも大きな魅力です。お茶挽き器で手軽に作れる粉末茶は、日常の飲み物としてはもちろん、料理やスイーツにも幅広く活用でき、毎日の食卓に豊かな彩りと健康的な要素をプラスしてくれます。

毎日の飲み物に手軽な一杯を

粉末茶の最大の魅力は、その手軽さにあります。水やお湯に溶かすだけで、急須を用意する手間なく、忙しい朝やオフィスでもすぐに淹れたての緑茶を楽しむことが可能です。また、牛乳や豆乳と混ぜ合わせれば、クリーミーで心安らぐ「緑茶ラテ」や「ソイラテ」に変身。さらには、焼酎やウィスキーの割り材として使えば、「緑茶割り」や「緑茶ハイボール」として、大人の時間を彩る一杯になります。冷たい水で抽出する「水出し粉末茶」や、温かいお湯で溶かす「ホット粉末茶」など、その日の気分やシーンに合わせて多彩な飲み方が選べます。

料理の隠し味や彩り豊かな演出に

粉末茶は、その奥深い風味と鮮やかな色彩が、料理に新しい表情と味わいをもたらします。例えば、ご飯を炊く際に少量加えるだけで、香ばしい「緑茶粥」や「緑茶ご飯」に早変わり。お鍋にひと振りすれば、いつもの鍋料理が「緑茶鍋」として、まろやかな風味豊かな一品になります。サラダや和え物、パスタなどに軽く混ぜ込むだけで、香り高いアクセントを添えることも。パンや麺類、ドレッシングなどに練り込めば、抹茶とは一線を画す、すっきりとした緑茶風味のオリジナルレシピが手軽に実現します。

スイーツを格上げする本格的な風味

粉末茶は、スイーツ作りの世界でもその可能性を存分に発揮します。ケーキ、マフィン、クッキーといった焼き菓子に練り込めば、お茶本来の香りが広がり、家庭で作ったとは思えないほどの本格的な味わいを引き出します。アイスクリームやプリン、わらび餅、ゼリーなどの冷たいデザートに混ぜ込んだり、仕上げに彩りとして振りかけたりするのもおすすめです。生クリームやソースに加えるだけで、風味豊かな和風デザートが簡単に作れます。特に、甘みと渋みのバランスが絶妙な粉末茶は、伝統的な和菓子はもちろん、洋菓子にも驚くほど調和します。
粉末茶の魅力をまず体験したい方には、市販の製品から試してみるのも良いでしょう。様々なメーカーから、緑茶だけでなく玄米茶やほうじ茶の粉末タイプも豊富に提供されています。ご自宅で手軽に挽きたての粉末茶が作れるお茶挽き器と組み合わせることで、粉末茶の新たな世界をぜひご堪能ください。

まとめ

本記事では、お茶挽き器で生み出される粉末茶の多面的な魅力に焦点を当てて解説しました。粉末茶の最大の特徴は、茶葉が持つカテキン、ビタミンA・E、食物繊維といった豊富な栄養素を余すことなく摂取できる点にあり、急須で淹れる一般的なお茶とは一線を画します。健康意識の高まりとともに、その栄養価の高さと手軽さが注目を集めているのは当然と言えるでしょう。
ご自身に合ったお茶挽き器を選ぶ際には、手動か電動かという駆動方式、挽き目の調節機能の有無、日常のお手入れのしやすさ、そして計量スプーンや保存容器、レシピ集といった付属アクセサリーの充実度を確認することが大切です。ご自身のライフスタイルやこだわりに基づいて最適な一台を選ぶことで、粉末茶作りのプロセスそのものを心ゆくまで楽しむことができます。
また、見た目が似ている粉末茶と抹茶は、使用される茶葉の種類、栽培方法、そして製造工程が異なる全く別の飲み物であることをご理解いただけたかと思います。それぞれが持つ栄養素や風味も異なるため、用途に合わせて賢く使い分けることで、お茶が持つ奥深い魅力を最大限に引き出すことができるでしょう。
緑茶ラテや焼酎の緑茶割りといった日常のドリンクから、パンやケーキ、アイスなどの手作りスイーツ、さらには緑茶粥や緑茶鍋といった工夫を凝らした料理まで、粉末茶の可能性はまさに無限大です。ぜひ、お茶挽き器を導入し、健康的で美味しい粉末茶がもたらす豊かな食生活を始めてみませんか。

お茶挽き器でどんな種類の茶葉が挽けますか?

多くのお茶挽き器は、煎茶、番茶、ほうじ茶といった一般的な緑茶の挽き加工に適しています。ただし、製品によっては玄米茶や茎茶には対応していない場合もあるため、購入前に製品の仕様や取扱説明書を確認することをおすすめします。香りの強いコーヒー豆やスパイス類を挽いた直後に茶葉を挽くと、それらの香りが茶葉に移ってしまう可能性があるため、使用の際はご注意ください。

粉末茶は急須で淹れたお茶とどう違いますか?

急須で淹れるお茶は、茶葉が持つ水溶性の成分が湯に溶け出したものですが、粉末茶は茶葉そのものを細かく微粉末にしたものです。このため、粉末茶では急須で淹れたお茶では抽出されずに茶殻として残ってしまうカテキン類、脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンE)、そして食物繊維など、茶葉が本来持つ栄養素を余すことなく摂取できるという点が最も大きな違いと言えます。

粉末茶と抹茶は同じものですか?

いいえ、粉末茶と抹茶には明確な違いがあります。粉末茶は、太陽の光を浴びて育った煎茶などを粉末状にしたものが一般的で、カテキンやビタミンCが豊富です。一方、抹茶は、日光を遮断して栽培された碾茶(てんちゃ)を、石臼などで丁寧に挽き上げたものです。抹茶には、旨味成分であるテアニンが多く含まれています。見た目は似ていますが、栽培方法、製造工程、風味、そして含まれる栄養成分においてそれぞれ特徴があります。

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