異文化が交錯し、「美食の楽園」として世界中の旅人を惹きつけてやまない台湾。気軽に味わえるストリートフードから、厳選食材を用いた贅沢な名店料理、さらには心を和ませる伝統的な甘味まで、その食の奥深さは計り知れません。本記事では、台湾訪問時にぜひとも堪能していただきたい人気料理や珠玉のスイーツを、現地に暮らす日本人ライターが余すことなくご紹介します。日本円でワンコイン(500円)から楽しめるローカルフードの情報はもちろん、旅程作成に役立つ現地の食文化や電子決済事情まで、台湾の食の魅力を最大限に引き出すための秘訣が満載です。それぞれの料理が持つ魅力や特徴、そして訪れるべき名店の情報も併せてお届けしますので、次回の台湾旅行の計画にお役立てください。
小籠包(ショウロンポー)
小籠包は、豚ひき肉を小麦粉の薄皮で丁寧に包み、蒸し上げた、台湾を代表する美食の一つです。熱気を帯びたスープと豊かな餡が口いっぱいに広がるこの逸品は、中国本土や香港を含む中華文化圏において、日々の食卓に欠かせない存在として愛されています。一口頬張ると、熱々で芳醇な肉汁が溢れ出し、その濃厚な旨味は一度体験すれば忘れられない感動を与えてくれます。
奥深き小籠包のバリエーション
お店ごとに、皮の厚みや餡の味付けには独自の工夫が凝らされています。定番の豚ひき肉餡はもちろんのこと、天然素材で彩られた見た目も鮮やかな小籠包、高級食材のトリュフを贅沢に使った逸品、さらには里芋を用いたスイーツ風タイプまで、その種類の豊富さには目を見張るものがあります。様々な趣向を凝らした小籠包を味わい比べ、自分好みの逸品を発見するのも、台湾の食文化を満喫する醍醐味と言えるでしょう。
外せない名店:鼎泰豐(ディンタイフォン)
私個人が特におすすめしたいのは、やはり「鼎泰豐(ディンタイフォン)」です。台湾各地には、鼎泰豐で腕を磨いた料理人が独立して開いた小籠包店も数多く存在しますが、まずは本店や人気の店舗で、その伝統的な本場の味わいを体験されることを強く推奨します。鼎泰豐の小籠包は、透けるような薄皮、口中に広がる豊かな肉汁、そして絶妙なバランスで調和された餡の風味が特徴であり、その卓越した品質は世界中の美食家から絶賛されています。
鼎泰豐 新生店 住所: 台北市信義路二段277号 アクセス: MRT東門駅より徒歩約3分 営業時間: 【月曜~金曜】11:00~20:30 【土曜~日曜】10:00~20:30 電話番号: +886 2 2395 2395
魯肉飯(ルーローハン)
魯肉飯は、ほかほかの白米の上に、細かく刻んだ豚バラ肉を甘辛い醤油ベースでじっくりと煮込んだ具材をかけた、台湾を代表するB級グルメです。口の中でとろけるような豚肉とご飯の組み合わせは、まさに病みつきになる美味しさ。一口頬張ると、豚バラ肉の豊かな脂の旨味が口いっぱいに広がり、その濃厚な甘辛いタレが染み込んだご飯の味わいは格別です。
魯肉飯の特徴と地域性
この台湾料理は、現地の人々のソウルフードとして深く愛されており、日本人観光客にも非常に人気があります。使用される脂身の割合や調味料は店舗ごとに異なり、それぞれの店の個性が光る一品です。台北を中心とする北部地域では「魯肉飯」という名称で広く知られていますが、台湾南部では「肉燥飯(ロウザウハン)」と呼ばれており、地域によって呼び方が異なる点も興味深い特徴です。
近年日本でもその名が浸透しつつありますが、本場台湾の魯肉飯の多くは八角(スターアニス)というスパイスが使われており(使わない店もあります)、台湾ならではのエキゾチックな風味を楽しむことができます。
おすすめの魯肉飯専門店:黄記魯肉飯
「黄記魯肉飯」は、口の中でとろけるようなひき肉の絶妙な味付けが特徴で、サイドメニューも非常に美味しいと評判です。地元住民からも厚い信頼を得る人気店であり、本格的な魯肉飯を堪能するには最適なスポットと言えるでしょう。
黄記魯肉飯 住所: 台北市中山區中山北路二段183巷28號 (晴光市場内) アクセス: MRT雙連駅または民権西路駅から徒歩約10分 営業時間: 11:30~22:00 (通常) 電話番号: +886 2 2596 2975
大鶏排(ダージーパイ)
台湾各地の夜市で常に長蛇の列を作る人気台湾食べ物、大鶏排(ダージーパイ)は、炸雞排(ザージーパイ)とも称されます。顔の大きさに匹敵する巨大なサイズが特徴で、ガイドブックやSNSでも度々話題に上ります。人の顔よりもさらに大きい、この巨大なフライドチキンは、ジューシーな肉質はもちろん、かなりの厚みがあるため、一口食べればそのボリュームと満足感に圧倒されます。
大鶏排の魅力と楽しみ方
香ばしい胡椒が効いた、カリッとした衣に包まれたジューシーでやわらかな鶏むね肉は、冷たいビールとの組み合わせが格別です。お店ごとに唐辛子パウダーで辛味を加えたり、甘辛い特製ソースでコーティングしたりと、その味わいは多種多様。屋台で注文すれば、巨大なフライドチキンが揚げられていく豪快な調理風景を目の前で楽しむことができ、それもまた魅力の一つです。
揚げたての唐揚げは紙袋に入っていますが、さらにビニール袋に入れてもらえるため、手が汚れにくい工夫がされており、気軽に食べ進められます。もし食べきれなくても、そのまま持ち歩けるため、台湾の賑やかな街を散策しながらの食べ歩きにぴったりの逸品です。
大鶏排の元祖として有名な店:豪大大雞排
台湾で最も有名な夜市の一つ、士林夜市に店を構える「豪大大雞排(ハオダーダージーパイ)」は、大鶏排のルーツとも言われ、常に多くの人で賑わう人気店です。夜市の熱気を感じながら、この豪快な一品をぜひ体験してください。
豪大大雞排 士林二店住所: 台北市基河路115号 (士林観光夜市内)アクセス: 台北MRT剣潭駅より徒歩すぐ営業時間: 【日曜~木曜】15:00-24:00 【金曜~土曜】15:00-24:30電話番号: +886 989 311 021 (参考情報)
牛肉麺(ニューローメン)
台湾の国民食とも称される牛肉麺は、牛骨や牛肉からじっくりと出汁をとったスープに、もちもちの麺と長時間煮込まれた牛肉を合わせた料理です。元々、農耕が盛んだった台湾で牛は貴重な存在でしたが、日本統治時代を経て食文化として広まったとされています。

牛肉麺の特色と種類
牛肉麺の醍醐味は、もっちりとした中太麺、そして牛骨をじっくり煮込んだコク深い濃厚なスープ、さらに長時間かけてとろとろに煮込まれた柔らかい牛すじ肉(または牛バラ肉)にあります。小麦粉から作られた麺は、日本のラーメンのような中華麺とは異なり、細めのうどんに近い独特の食感が特徴です。
スープは漢方の風味が香るスパイシーなものが主流ですが、台北発祥とされるあっさりとした透明なスープの清燉牛肉麵(チンドゥンニューローメン)もおすすめです。提供される牛肉は厚切りでとろけるような柔らかさ。また、非常にあっさりとした味わいの店もあり、実に多彩な味が堪能できます。
おすすめの牛肉麺専門店:永康牛肉麵
台湾の美食エリアとして名高い永康街に位置する「永康牛肉麵(ヨンカンニュウロウメン)」は、地元客から熱烈な支持を受ける人気店です。その深みのある芳醇なスープは、一口飲めば忘れられない感動を呼び起こします。洗練された内装が特徴で、ゆったりとした空間で本格的な牛肉麺を堪能したい方におすすめです。
永康牛肉麵 住所: 台北市金華街10號 アクセス: MRT東門駅5番出口より徒歩約5分 営業時間: 11:00~15:00 / 16:30~21:00 (定休日: 火曜日) 電話番号: +886 2 2351 1051
胡椒餅(フージャオビン)
巨大なフライドチキン「大鶏排」と並び、台湾の夜市で絶大な人気を誇るのが胡椒餅です。その起源は中国福州にあるとされ、今では夜市だけでなく街中の店舗でも手軽に味わえる、まさに台湾を代表する庶民の味です。
胡椒餅の製法と味わい
サクサクとした層状の中華風生地で包まれているのは、胡椒と青ネギが香る、ピリ辛で肉汁あふれる豚肉の餡です。屋台では職人が一つひとつ丁寧に手作業で成形し、特製の石窯の壁に貼り付けて高温で焼き上げる光景は、台湾夜市ならではの見どころです。
焼き立ての熱々を頬張ると、豊潤な肉汁が口いっぱいに広がり、その食感と風味は格別。小腹が空いた時や、台湾ビールとの相性も抜群です。この本場の胡椒餅の美味しさを、ぜひ現地で体験してください。
おすすめの胡椒餅専門店:福州元祖胡椒餅
龍山寺近くに店を構える「福州元祖胡椒餅(フージョウユェンズーフージャオビン)」は、台湾の食通たちをも唸らせるほどの有名店です。整理券制のため購入まで待つこともありますが、その待ち時間も納得のいく、訪れる価値のある逸品を提供しています。
福州元祖胡椒餅 住所: 台北市萬華區和平西路三段89巷2弄5號 アクセス: MRT龍山寺駅1番出口より徒歩約3分 営業時間: 11:30~19:00 (定休日: 月・火曜日) 電話番号: +886 2 2339 3077
もう一つの人気胡椒餅:福州世祖胡椒餅(饒河街観光夜市内)
饒河街観光夜市を訪れたら外せないのが「福州世祖胡椒餅」です。地元住民から観光客まで、多くの人々を魅了するこの一品は、伝統的な釜焼き製法でじっくりと焼き上げられ、その香ばしい皮と刺激的な餡が特徴です。
福州世祖胡椒餅(饒河街観光夜市内) 住所: 台北市松山区饒河街249号前 アクセス: MRT松山駅1番出口より徒歩約1分 営業時間: 【日曜~木曜】15:30-23:00 【金曜~土曜】15:30-23:30 電話番号: +886 2 2761 1058
蚵仔煎(オアチェン)
「蚵仔(オア)」は新鮮な牡蠣を、「煎(チェン)」は多めの油で揚げるように焼く調理法を指します。溶いた卵液にサツマイモ由来の片栗粉「地瓜粉」を加え、葉物野菜とふっくらとした牡蠣を鉄板で焼き上げた、台湾ならではのオムレツです。
蚵仔煎の独特な口当たりと風味
甘辛い特製ソース、ぷりぷりの牡蠣、そしてデンプン質の働きでもっちりとした独特の食感の卵が織りなすハーモニーは、日本ではなかなか味わえない感動を与えてくれます。目の前で調理される様子もエンターテイメントの一つ。台湾の豊かな海の恵みを存分に感じられる逸品です。
おすすめの蚵仔煎専門店:圓環邊蚵仔煎
寧夏夜市に位置する「圓環邊蚵仔煎(ユェンファンビエンオアザイジエン)」は、1965年創業の歴史ある名店です。台南から直接仕入れる新鮮な牡蠣を使用し、長年受け継がれてきた伝統の味を提供しています。ぜひこの機会にご賞味ください。
圓環邊蚵仔煎 住所: 台北市大同區寧夏路46號 アクセス: MRT雙連駅または大橋頭駅から徒歩約10分 営業時間: 12:00~14:30 / 16:30~01:00 (定休日: 水曜日) 電話番号: +886 2 2555 0313
麺線(メンシェン)
極細の麺を、とろりとしたカツオ出汁ベースのスープでじっくり煮込んだ麺線。発祥は台湾の沿岸地域とされ、農民たちが栄養補給のため、麺に牡蠣を加えて煮込んだのがルーツ(諸説あり)と伝えられています。
麺線のバリエーションと楽しみ方
南部の店では牡蠣入りが主流である一方、北部では豚の大腸を具材とする麺線が人気を集めています。風味豊かなとろみスープにパクチーやニンニクといった薬味を添えるなど、各店舗が趣向を凝らした多様な麺線を提供しています。温かく、とろけるような口当たりのスープは、ちょっとした空腹を満たしたい時や、肌寒い日に体を温めたい時に最適です。
おすすめの麺線専門店:阿宗麺線
手際の良い盛り付けが評判を呼ぶ、超人気の「阿宗麺線」は、西門町に本店を構え、国内外の観光客で常に賑わっています。座席はなく立ち食いスタイルですが、その格別の味わいは、行列に並ぶ時間を惜しまない価値があります。
阿宗麺線 西門町本店 住所: 台北市萬華區峨眉街8號 アクセス: MRT西門駅6番出口より徒歩約2分 営業時間: 【月曜~木曜】10:00~22:30 【金曜~日曜】10:00~23:00 電話番号: +886 2 2388 8808
火鍋(フォグオ)
台湾では、夏場でも熱い鍋を囲むほど火鍋は非常に愛されているグルメです。代表的なものとしては、漢方や生薬をブレンドした刺激的な辛さが特徴の麻辣火鍋(マーラーフォグオ)や、発酵白菜と豚バラ肉の酸味が絶妙な酸菜白肉鍋(サンツァイバイローグー)、たっぷりのごま油で具材を炒めてから煮込む石頭火鍋(シートウフォグオ)など、バラエティ豊かな種類が存在します。
台湾火鍋の魅力と特徴
台湾の火鍋は、その多様性と食べ応えで多くの人々を魅了します。特に「麻辣火鍋」では、二種類のスープを同時に味わえる「鴛鴦鍋(ユエンヤンゴー)」が一般的で、辛味と旨味の異なる風味を楽しめます。新鮮な肉類、海鮮、旬の野菜、練り物など、選べる具材の豊富さも特徴です。各店舗が工夫を凝らす特製のつけダレが、火鍋の風味をさらに引き立てる重要な要素となっています。
おすすめの火鍋チェーン:馬辣頂級麻辣鍋
数ある火鍋店の中でも、「馬辣頂級麻辣鍋(マーラーディンジーマーラグオ)」は、地元の人々に愛される人気のチェーン店です。日本ではあまり見かけないユニークな具材も豊富に揃っており、本場台湾ならではの火鍋文化を存分に体験できるでしょう。厳選された新鮮な食材と、長年受け継がれる秘伝のスープが織りなす絶妙なハーモニーは、きっと忘れられない美食体験となるはずです。
馬辣頂級麻辣鍋 中山店 住所: 台北市中山區南京東路一段2號 アクセス: MRT中山駅より徒歩約5分 営業時間: 11:30~翌2:00 電話番号: +886 2 2558 8177
担仔麺(タンツーメン)
台湾の伝統的な麺料理の一つに、「担仔麺(タンツーメン)」があります。小さめの丼に盛られたこの麺は、エビの旨味が凝縮されたあっさりとしたスープが特徴で、その上に肉味噌、風味豊かなニンニク、そして香草(パクチー)などが添えられています。もともとは台南で生まれた料理ですが、今では台北をはじめ台湾各地で親しまれています。
担仔麺の歴史と味わい
担仔麺の起源は、清朝時代に台南の漁師たちが漁に出られないオフシーズンに、天秤棒(担仔)を担いで売り歩いたことにあると伝えられています。豊かなエビの風味があふれるスープに、コクのある肉味噌と香ばしいニンニクが絶妙なバランスで調和し、さっぱりとしながらも深みのある味わいを生み出しています。台湾の屋台で手軽に味わえるため、観光客にも人気が高く、食事の締めくくりとしても最適な一品です。
おすすめの担仔麺専門店:度小月
台南発祥の由緒ある名店「度小月」は、担仔麺を代表する存在として国内外で知られています。台北忠孝店では、伝統的な担仔麺の深い味わいを守りつつ、モダンで落ち着いた雰囲気の空間で本場の味を堪能できます。
度小月 台北忠孝店 住所: 台北市忠孝東路四段216巷8弄12号 アクセス: MRT忠孝敦化駅3番出口より徒歩約5分 営業時間: 11:00~15:00 / 16:30~21:00 電話番号: +886 2 2773 1244
排骨飯(パイコーハン)
排骨飯は、特製の甘辛いタレをまとわせた揚げ豚肉「排骨(パイコー)」をご飯に乗せた、台湾で愛される定番定食です。丁寧に下味をつけた豚肉は旨味が凝縮され、外はカリッと香ばしく、中は驚くほどジューシーな仕上がりが特徴です。
排骨飯の魅力とどこで食べられるか
ご飯には排骨のほか、煮卵や高菜、旬の野菜などが彩り豊かに添えられ、栄養バランスにも配慮された一皿です。甘辛い秘伝のタレがご飯にしみ込み、一口食べれば箸が止まらない美味しさです。台湾の街角の食堂や弁当店で広く提供され、地元の人々の日常に深く根付いたソウルフードです。手軽に台湾の味を満喫したい方や、ボリュームのある食事がお好みの方に最適です。
排骨飯は特定の有名店に限らず、台湾の小さな路地裏の食堂からデパートのフードコートに至るまで、多様な場所で味わえます。お店ごとに異なる味付けや揚げ方のこだわりがあり、食べ比べを通じてお気に入りを見つけるのも醍醐味です。
豆漿(ドウジャン)
豆漿(ドウジャン)は、台湾の朝食に欠かせない、温かい豆乳スープのことです。台湾では、しょっぱい味付けの「鹹豆漿(シェントウジャン)」と甘い「甜豆漿(ティエントウジャン)」の2種類が主流で、現地の食文化に深く根付いています。
豆漿の種類と味わい方
「鹹豆漿(シェン ドウジャン)」は、ほんのり甘みのある豆乳をベースに、細かく刻んだネギ、干しエビ、切り干し大根などの具材が加えられ、酢、ラー油、醤油で風味豊かに味付けされた一品です。お酢が豆乳と反応し、ゆるやかに凝固させることで、おぼろ豆腐を思わせる独特の優しい口当たりが生まれます。また、特徴的なのは、「油條(ヨウティアオ)」と呼ばれる細長い揚げパンが食べやすい大きさにカットされて添えられている点です。パクチーやザーサイがアクセントとして入ることもあり、お店ごとに異なる味わいを楽しむことができます。
対照的に、「甜豆漿(ティエン ドウジャン)」は、その名の通りほんのりとした甘さが特徴の豆乳で、温かいホットと冷たいアイスの両方で提供されます。大豆本来の優しい風味を純粋に味わいたい方には最適な選択肢です。台湾を訪れるなら、この独特で魅力的な朝食文化をぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。
おすすめの豆漿専門店:阜杭豆漿
台北を代表する朝食スポットとして名高い「阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)」は、早朝から長蛇の列ができるほどの絶大な人気を誇ります。焼きたての香ばしい厚餅(ホウビン)や薄餅(ボービン)といった様々な種類のパンと一緒に豆漿をいただくのが、ここでの定番の楽しみ方です。
阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)住所: 台北市中正區忠孝東路一段108號2樓 (華山市場2階)アクセス: MRT善導寺駅5番出口からすぐの好立地営業時間: 5:30~12:30 (定休日: 月曜日)電話番号: +886 2 2392 2175
豆花(ドウファ)
豆乳を凝固させて作られる豆花(ドウファ)は、絹のようになめらかでとろけるような口当たりが魅力の、台湾で古くから愛される伝統的なスイーツです。大豆本来の風味を活かした素朴な甘さ控えめなものから、まるでプリンのようにとろける舌触りのものまで、店舗ごとにその個性は様々です。
豆花のトッピングと季節の楽しみ方
多くの店では、小豆、ハトムギ、モチモチのタピオカ、弾力のある芋圓(芋団子)など、健康的で多彩なトッピングの中から自分好みにカスタマイズできます。温かいシロップでいただく冬のホット豆花、かき氷を添えて涼む夏のクール豆花と、台湾では一年中を通して愛されているデザートです。また、黒豆を使用した豆花も風味豊かで絶品ですので、見かけたらぜひ試してみてはいかがでしょうか。美容と健康を意識する方々にも大変人気の高い一品です。
おすすめの豆花専門店:豆花荘
寧夏夜市にほど近い「豆花荘」は、伝統的な製法で作られる豆花が人気の老舗です。多彩な具材も魅力で、自分だけのオリジナル豆花を楽しめるのが特徴です。
豆花荘 住所: 台北市大同區寧夏路49號 アクセス: MRT雙連駅または大橋頭駅から徒歩約10分 営業時間: 10:00~01:00 電話番号: +886 2 2556 5073
珍珠奶茶(タピオカミルクティー)
珍珠奶茶として知られるタピオカミルクティーは、日本でも大流行した人気のドリンクです。発祥の地は台中とされ、現在では台湾全土にその店舗を展開しています。
タピオカミルクティーの本場の味とバリエーション
弾力のあるタピオカの口当たりと、お茶の産地台湾が誇る香り高いミルクティーの融合は、一度味わえば記憶に残るはずです。ぜひ本場の味を体験してみてください。定番の味に加え、黒糖タピオカや、茶葉不使用のミルクベースのドリンクなど、多種多様な選択肢があります。ぜひ様々な店舗を巡り、お好みの味を見つけてみてください。甘さは通常・微糖・無糖から、氷の量も細かく調整できるのが台湾ならではのスタイルです。
おすすめのタピオカミルクティー店:春水堂
タピオカミルクティーの創始者として名高い「春水堂」は、台湾全土にその名を広める店舗を展開しています。厳選された上質な茶葉を用いたミルクティーと、弾力豊かなタピオカが織りなす極上の味わいを堪能できます。
春水堂 (台北駅前店) 住所: 台北市中正區忠孝西路一段49號 (台北駅M6出口近く) アクセス: MRT台北駅直結 営業時間: 10:00~22:00 電話番号: +886 2 2370 2589
芒果冰(マンゴーかき氷)
夏の台湾を代表する味覚といえば、何と言ってもマンゴーです。ふわふわのミルクかき氷の上に、とろけるような甘さと爽やかな酸味を持つマンゴーが惜しみなく盛られた芒果冰(マンゴーかき氷)は、暑い季節の台湾訪問には欠かせない絶品スイーツです。
芒果冰のベストシーズンと注意点
多くのお店では、例年6月中旬頃から芒果冰の提供を開始します。マンゴーが最も美味しくなる夏期は、特に人気店では長蛇の列ができ、待ち時間が発生することも珍しくありません。訪問前にウェブサイトなどで混雑状況をチェックしておくのが賢明です。また、マンゴーはウルシ科の果物ですので、食べ過ぎると人によってはアレルギー反応が出ることがありますので、お気をつけください。せっかく台湾を訪れるなら、マンゴーの名産地である台南や屏東まで足を延ばし、獲れたての新鮮なマンゴーを贅沢に使った芒果冰を味わうのも格別です。本場の味わいは、その風味と甘さにおいてまさに別格と言えるでしょう。
おすすめのマンゴーかき氷店:冰讃 (ピンザン)
毎年夏季限定で暖簾を掲げる「冰讃(ピンザン)」は、厳選された新鮮なマンゴーをふんだんに使用した芒果冰で非常に有名です。国内外から多くの旅行客が押し寄せるこの人気店では、マンゴー本来の芳醇な味わいを心ゆくまで堪能することができます。
冰讃 (ピンザン) 住所: 台北市大同區民生西路145號 アクセス: MRT雙連駅1番出口より徒歩約5分 営業時間: 12:00~21:00 (マンゴーの季節のみ営業、通常4月~10月) 電話番号: +886 2 2550 5959
【2025年】台湾で最近流行りの食べ物
2025年現在、台湾ではかつてないほどのクロワッサン旋風が巻き起こっています。実は台湾には、金牛角(キンギュウカク)という、クロワッサンに似た三日月型で素朴な風味の伝統的なパンが古くから親しまれてきました。この親しみのある形状を土台として、台湾ならではの独創性に富んだクロワッサンが次々と生み出されているのです。
例えば、台湾が誇る特産品のタロイモを練り込んだ生地のものや、香り高い台湾茶とカスタードを合わせたクリームを挟んだものなど、地元の食材を巧みに取り入れた唯一無二のクロワッサンが人気を博しています。その見た目も多種多様で、一般的な形にとどまらず、可愛らしいリボン型や、目を引く7色のグラデーションを施したものまで登場しています。日本で見かけるクロワッサンとは一線を画す、創意工夫に満ちた台湾のクロワッサンを、この機会にぜひご賞味ください。
台湾は外食が多い?日本の食事事情との違い
台湾では、共働き世帯が多数を占めるため、日常的に外食を利用する人が多い傾向にあります。市街地のあちこちには地元の人々に愛される食堂や屋台が点在し、特に朝食や夕食の時間帯には、数多くの人々で活気に満ち溢れます。
さらに、好きな惣菜を選んで盛り付け、その量や種類で料金が決まる「自助餐(ジージューツァン)」と呼ばれる形式の飲食店も人気です。仕事帰りに家族のために購入し、自宅で食事をするスタイルも広く浸透しています。この5年間で急速に拡大したフードデリバリーサービスの利用も、以前にも増して一般的になりました。日本と同様に台湾でも物価上昇が続いており、一度の外食費用は上昇傾向にあります。しかし、食材を準備して手間暇かけて自炊するよりも、手軽に済ませられる外食を選ぶ方が効率的だと考える人々が多数派のようです。もちろん、健康意識や節約志向の高まりから、自炊を選ぶ台湾人も徐々に増えています。

台湾での食事に現金は必要?
台湾では、日本と同じくキャッシュレス決済が目覚ましい速さで普及しています。スマートフォンアプリを用いた決済や、交通系ICカード(例:悠遊卡、一卡通)は、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、大規模なレストランなど、幅広い場所で利用できます。
近年では夜市の屋台でもキャッシュレス決済を取り入れる店舗が増えていますが、その一方で、路地裏の小さな食堂や昔ながらの屋台では、依然として現金払いに限定される店が多いのが現状です。したがって、台湾を訪れる際には、常に台湾ドル(TWD)の現金を携帯することをお勧めします。万が一に備え、手元に少額の現金があればより安心です。
台湾への渡航には、プレスティアの「GLOBAL PASS」が便利
台湾へ旅行する際には、SMBC信託銀行プレスティアが提供するGLOBAL PASSが非常に役立ちます。GLOBAL PASSは国際デビットカードの一種で、その高い利便性から海外旅行愛好家の間で注目を集め、累計発行枚数は40万枚を超えました(*1)。
台湾滞在中にGLOBAL PASSを用いて台湾ドル(TWD)で決済した場合、ご利用額はVisaが定める為替レートに所定の事務手数料(3%)を加えたレートで日本円に換算され、お客様の円普通預金口座から直接引き落としされます。前述の通り、台湾ではキャッシュレス決済が普及していますが、GLOBAL PASSはデビットカード機能を有し、タッチ決済にも対応しているため、ショッピングや飲食時の支払いを円滑に行うことができます。
さらに、台湾ドル(TWD)の現金が必要になった際には、VisaまたはPLUSマークが表示されたATMから引き出すことが可能です。この際の海外ATM手数料は無料です(*2)。加えて、GLOBAL PASSは、口座に米ドルを保有していれば、その米ドルを直接使用して決済ができるため、台湾の免税店での買い物など、米ドルでの支払いが可能な場面で非常に重宝します。台湾に限らず、これから海外旅行を計画されている方は、SMBC信託銀行プレスティアの預金口座開設とGLOBAL PASSの申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
(*1)2025年7月現在
(*2)海外ATM手数料は無料ですが、別途ATMオーナー手数料がかかることがあります。ただし、プレスティアデジタルゴールド、プレスティアゴールド、プレスティアゴールドプレミアムのお客さまで条件を満たされた場合、あるいは、インターネット口座開設特典が適用された場合には、償還されます。
まとめ
台湾の美食は、その豊かなバラエティと深い味わいで、訪れる人々をいつの時代も惹きつけてやみません。本記事では、定番人気の小籠包や魯肉飯から、屋台で味わう大鶏排や胡椒餅、さらには台湾独自のデザートである豆花やタピオカミルクティー、マンゴーかき氷といった、ぜひ味わっていただきたい逸品を厳選してご紹介しました。さらに、新たに登場した担仔麺、排骨飯、豆漿など、台湾の食文化を深く理解するための料理のほか、現地の食事状況や便利なキャッシュレス決済に関する情報まで、台湾旅行を計画する際に役立つ情報を包括的に提供しています。このガイドブックを参考に、現地の絶品料理を存分にご堪能いただき、心に残る台湾の味覚の旅をお楽しみください。
台湾訪問で外せない絶品料理は?
台湾を訪れるなら、ぜひ味わっておきたい[台湾食べ物]として、肉汁たっぷりの小籠包、甘辛いタレがご飯と絶妙に絡む魯肉飯、顔を覆い隠すほどの巨大なフライドチキンである大鶏排、そして深いコクのスープととろける牛肉が魅力の牛肉麺があります。これらは台湾の食文化を象徴するメニューであり、世界中の観光客から絶大な支持を得ています。
台湾の夜市で味わうべきストリートフードは?
活気あふれる台湾の夜市では、様々な魅力的な[台湾食べ物]に出会えます。中でも、カリッと揚がった衣とふっくらした鶏肉がやみつきになる大鶏排、窯で焼き上げられた香ばしい皮とピリ辛の餡が特徴の胡椒餅、そしてプリプリの牡蠣とふわふわ卵が絶妙な蚵仔煎は特におすすめです。これら屋台の味は、夜市独特の賑やかな雰囲気とともに忘れられない食体験を提供してくれます。
台湾を代表する甘味の選択肢は?
台湾を代表する[台湾食べ物]の中でも、特に人気の甘味としては、なめらかな口当たりと控えめな甘さが心地よい豆花、もちもち食感のタピオカと香り高いミルクティーが融合した珍珠奶茶(タピオカミルクティー)、そして旬のフレッシュマンゴーが贅沢に乗った夏の風物詩、芒果冰(マンゴーかき氷)が挙げられます。これらは、台湾の温暖な気候や独特の食文化を表現する、外せないデザートです。
台湾の朝食で親しまれているメニューは?
台湾の朝食シーンで欠かせない[台湾食べ物]の一つが、豆乳をベースにした豆漿(ドウジャン)です。中でも、お酢でとろりと固まった豆乳がおぼろ豆腐のような食感を生み出す鹹豆漿は、サクサクの油條(揚げパン)と一緒にいただくのが台湾流の定番。この他にも、香ばしい焼餅(シャオピン)や、卵で包んだもちもちの蛋餅(ダンビン)など、手軽で美味しい軽食が毎日の朝食として幅広く愛されています。
台湾グルメを味わう際に、現金は必要不可欠ですか?
台湾の美味しい食べ物を巡る旅では、お支払い方法について知っておくことが大切です。最近の台湾では、コンビニエンスストアや大型の飲食店チェーンを中心に、LINE PayなどのQRコード決済アプリや、公共交通機関でも使える悠遊カードなどのキャッシュレス決済が広く利用されています。しかし、地元の人々に愛される夜市の屋台や、路地裏にひっそりと佇む伝統的な食堂では、現金のみを受け付けているケースがまだまだ多く見られます。台湾ならではの本格的な味を逃さず楽しむためにも、旅の間は常に少額の台湾ドル(TWD)現金を用意しておくことを強くお勧めします。

