スイーツ マリトッツォ

マリトッツォは、イタリア・ローマ発祥のスイーツです。甘酸っぱいブリオッシュ生地に、きれいな白っぽいクリームがサンドされた見た目も味も魅力的な菓子パンです。ローマの朝食やおやつとして愛されているマリトッツォは、今やイタリア全土そして世界中で人気を集めています。この記事では、マリトッツォの由来や歴史、作り方、人気店などをご紹介します。

話題のスイーツ「マリトッツォ」とは?

マリトッツォは、イタリア料理の本場ローマで人気の伝統菓子です。ふわふわの生地に贅沢なカスタードクリームがたっぷり詰まり、サクサクのアーモンドをトッピングした極上の一品です。 この"パンとクリームの夢のような組み合わせ"は、見た目の可愛らしさと味の豊かさで近年、日本のスイーツ界でも大ブームとなっています。焼き立ての生地は、外はカリッと香ばしく、中はしっとり柔らか。濃厚なカスタードクリームとの相性は抜群で、一口食べるとクチビルが止まりません。 カリカリ、モチモチ、とろ~りの三つの食感が楽しめるのも魅力の一つ。価格は少し高めですが、庶民の味として長く愛されてきた歴史があります。日本のパン屋やカフェでも続々と店頭に並び、スイーツファンの間で話題沸騰中のお菓子なのです。

マリトッツォの発祥はイタリア

マリトッツォは、イタリア料理の歴史と伝統が込められた焼き菓子です。ローマ発祥の名物で、古くから庶民の味として親しまれてきました。甘酵母生地にクリームやドライフルーツを詰め、砂糖をまぶした上品な味わいが特徴です。 ローマの下町で働く人々の朝食として愛されていたマリトッツォですが、近年その美味しさから全国的に広まり、いまやイタリアを代表する焼き菓子の一つとなりました。ローマ旅行の際には、歴史ある老舗店でマリトッツォを味わうことをおすすめします。コーヒーと一緒に召し上がれば、本場の朝食を堪能できるでしょう。発祥の地で味わう伝統の風味に、きっと魅了されることでしょう。

マリトッツォの名前の由来

マリトッツォという名前には、愛と献身、そして社会的障壁を乗り越える強い想いが込められています。この伝統的なイタリア菓子の名前は、イタリア語で夫を意味する「マリート(Marito)」に由来していると言われています。かつては男性がマリトッツォの中に婚約指輪を入れてプロポーズをする風習もあり、その名前はマリートの愛称として生まれたとの説があります。さらに、ローマ時代の奴隷の娘マリトッツォという名前の少女と、主人の息子との悲恋物語にも由来があるとされています。この可愛らしい名前は、今日でもイタリアを代表する菓子を象徴しています。

日本でマリトッツォが人気となった理由

マリトッツォは、近年日本で人気急上昇の伝統的なイタリア菓子です。そのブームの火付け役となったのは、福岡県の人気パン屋「アマムダコタン」でした。2020年4月頃から販売を開始し、SNSで発信したところ、一口サイズながらもボリュームたっぷりの生地とクリームの写真映えする見た目が瞬く間に拡散。雑誌やTVでも取り上げられ、マリトッツォは一気にトレンド商品の仲間入りを果たしました。 翌2021年にはコンビニやカフェでもマリトッツォが頻繁に見かけられるようになり、全国的なブームへと発展。イタリア伝統の味わいと手軽な食べ方が日本人の胃袋も虜にしたのです。小ぶりな見た目に反して生地はしっとり、甘さ控えめのカスタードクリームとの絶妙なハーモニーは、おやつタイムの新たな顔として定着。老舗の一流品を気軽に楽しめることから、マリトッツォは日本の食文化にもすっかり馴染んでいるといえるでしょう。

本場イタリアのマリトッツォと日本のマリトッツォとの違い

イタリアで発祥したマリトッツォは、本場では素朴な味わいが特徴的な伝統的な菓子パンです。一方、日本のマリトッツォは、イタリア伝統の製法をベースにしつつ、日本人の嗜好に合わせてアレンジされています。生地に卵と牛乳に加えて、マーガリンやショートニングを加えることで軽くサクサク感を出したり、クリームやカスタードを詰めて甘さを強調するなど、様々な工夫がなされています。さらに、干し柿やくるみ、抹茶など和テイストを取り入れた日本独自の味付けも人気があり、伝統と創作の調和を楽しめるのが日本のマリトッツォの魅力となっています。 続いては、イタリアと日本のマリトッツォの違いについて解説します。 イタリアのマリトッツォは、バルやカフェで注文後に生クリームをはさむスタイルが一般的です。さっぱりとした軽い生クリームが入っており、ブリオッシュ生地のほか、コッペパンや編み込み生地のパンで作ることもあります。具材にはレーズンや松の実、ドライフルーツなどが使われ、生ハムやサラダを挟むバリエーションも存在します。 一方、日本のマリトッツォは冷蔵された状態でスーパーやコンビニでも販売されているのが一般的です。本場イタリアよりも華やかで、カットフルーツを挟んだり可愛らしくデコレーションされたアレンジマリトッツォも人気があります。

マリトッツォはイタリア発祥のスイーツだった

マリトッツォは、イタリア中部の古都ナポリで19世紀後半に誕生した伝統的なスイーツです。小麦粉、卵、バターを使った濃厚な生地とさくさくのブリオッシュ生地が重なり、カスタードクリームやドライフルーツ、チェリーなどの贅沢な具材が詰められています。朝食からデザートまで幅広い用途で愛されてきたマリトッツォは、イタリア国内に留まらず世界中に広まり、日本でも人気を博しています。素材や味付けのアレンジを加えながらも、ナポリ発祥の味わいを継承したマリトッツォは、イタリア文化の代表的な一品として世界中で親しまれています。

まとめ

マリトッツォは、ローマの伝統的なスイーツが現代に受け継がれた菓子パンです。ふわふわのブリオッシュ生地に甘酸っぱいクリームが絶妙な味わいを醸し出し、朝食やおやつタイムの定番となっています。歴史と文化が息づく菓子として、ローマのみならずイタリア中、そして世界中で愛されるようになりました。本場の味を求めるなら、老舗の人気店を訪れてみるのがおすすめです。

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