秋の味覚、さつまいも。甘くてホクホク、色々な料理に使える万能野菜ですが、意外と保存方法に悩む方も多いのではないでしょうか。常温では芽が出てしまったり、冷蔵庫では低温障害を起こしたり…。そこでオススメなのが冷凍保存！美味しさをギュッと閉じ込め、長期保存を可能にします。さらに、冷凍することで調理時間も短縮できる嬉しいメリットも。この記事では、さつまいもの冷凍方法から解凍のコツ、そして冷凍さつまいもを使った簡単レシピまで、余すことなくご紹介します。さあ、賢く冷凍保存して、いつでも美味しいさつまいもを楽しみましょう！
さつまいもを冷凍保存する利点とは？長期保存と時短調理のコツ
さつまいもは、適切な保存環境でなければ、常温では変色や発芽、冷蔵ではすぐに鮮度が落ちてしまうなど、保存に工夫が必要な食材です。特に冷蔵保存では2日程度しか鮮度を保てないこともあり、たくさん買った時や使いきれなかった時に困ることがあります。しかし、冷凍保存を選べば、温度や湿度などの環境に左右されずに、さつまいもの品質を保ったまま長期間保存できるという大きなメリットがあります。冷凍することで、さつまいもの品質劣化のリスクを大幅に減らし、約1ヶ月間の保存が可能です。さらに、あらかじめ調理しやすいようにカットしたり、加熱してから冷凍すれば、調理する際に手間が省け、時間を大幅に短縮できます。これは、忙しい現代の生活スタイルにおいて、非常に大きなメリットとなります。すぐにさつまいもを使い切れない場合や、毎日の料理の準備を楽にしたい場合は、ぜひ冷凍保存を試して、その便利さを実感してみてください。
さつまいもの冷凍保存方法を詳しく解説！生・茹で・焼き、３つの方法
さつまいもを冷凍保存する方法は、生のまま冷凍、茹でてから冷凍、焼いてから冷凍、という大きく分けて3つの方法があります。それぞれに異なるメリットがあり、解凍後の使い方や保存前の状態に合わせて適切な方法を選ぶことで、冷凍さつまいもの美味しさを最大限に引き出すことができます。ここでは、それぞれの具体的な保存方法と、美味しく保存するためのポイントを詳しく解説します。
生のさつまいもを冷凍する方法と色々な料理への活用
さつまいもを生のまま冷凍する一番のメリットは、加熱せずに冷凍することで、調理する際に煮崩れしにくく、変色も起こりにくいことです。解凍後の調理方法が決まっていない場合や、煮物、炒め物、揚げ物など様々な料理に使いたい場合に特におすすめです。生のまま冷凍しても、冷凍庫で約1ヶ月間保存できます。この方法で保存することで、さつまいも本来の風味を保ちやすく、料理の幅が広がります。具体的な手順は以下の通りです。
1. さつまいもを丁寧に洗い、水分を完全に取り除く
最初に、さつまいもに付着した土や汚れを、ブラシや柔らかいスポンジで丁寧に洗い落とします。土が残っていると品質劣化につながるため、念入りに行ってください。洗い終えたら、キッチンタオルや清潔な布でさつまいもの表面の水分をしっかりと拭き取ります。水分が残っていると冷凍時に霜が付きやすくなり、品質が低下する原因となるため、完全に水分を取り除くことが大切です。
2. 使う料理を想定してカットする
生のさつまいもは、後で使う料理の種類に合わせてカットしてから冷凍すると、調理する際の時間を大幅に短縮できます。例えば、煮物や天ぷらを作る場合は厚さ1センチくらいの輪切り、さつまいもご飯や味噌汁の具材にする場合は火が通りやすいようにいちょう切り、芋けんぴや大学芋を作る場合はスティック状にカットするのがおすすめです。カットする前に、どのような料理に使うのかを具体的に考えておきましょう。
3. カットしたさつまいもを一つずつ丁寧にラップする
カットしたさつまいもは、空気に触れることで酸化が進み、色が変わってしまうことがあります。特に表面積の大きいスティック状やいちょう切りにしたものは、少量ずつラップでしっかりと包んで、空気に触れるのをできるだけ防ぐことで、酸化による変色を抑え、より長く保存できます。輪切りの場合は保存用袋に入れても良いですが、一つずつラップすることで霜が付くのを防ぎ、より良い状態で保存できます。
4. 冷凍保存用袋に入れてしっかりと密閉し、冷凍庫へ
ラップで包んださつまいもを冷凍用保存袋に入れ、袋の中で平らになるように広げます。そして、袋の中の空気をできるだけ抜き、口をしっかりと閉じて密閉してから冷凍庫に入れます。空気を抜くことで冷凍焼けや乾燥を防ぎ、さつまいもの風味や食感をより長く保てます。もし急速冷凍機能があれば、それを利用して素早く凍らせると、細胞の破壊を最小限に抑えられ、解凍後の品質が向上します。
加熱済みさつまいもの冷凍保存術と活用アイデア
さつまいもをあらかじめ茹でてから冷凍する方法は、解凍後すぐに調理に使用したい場合に最適です。既に加熱済みであるため、炒め物、和え物、サラダ、さらには裏ごしして離乳食やお菓子の材料にするなど、幅広い料理に手間なく利用できます。調理時間を大幅に短縮できるため、時間がない時の食事作りに重宝します。以下に、具体的な手順をご紹介します。
1. 洗浄後、用途に応じたカット
さつまいもを丁寧に洗い、皮をむくかどうかは、最終的に作る料理や個人の好みに合わせて決めましょう。例えば、皮付きのまま不揃いの大きさに切って煮物にする、皮を剥いてさいの目状に切ってサラダに加える、といった具合です。この段階でカットしておくことで、解凍後の調理が格段に楽になります。
2. じっくりと茹で上げる
カットしたさつまいもを鍋に入れ、ひたひたになるくらいの水と、ほんの少しの塩（量は調整）を加えて、柔らかくなるまで茹でます。竹串を刺して、抵抗なく通る程度が目安です。茹で過ぎると形が崩れやすくなるため、注意が必要です。逆に、加熱が不十分だと食感が損なわれるため、中心部までしっかりと火を通しましょう。
3. 冷まし、水気を除去し、個別に包む
茹で上がったさつまいもは、ザルにあげて余分な水分をしっかりと切り、粗熱を取ります。完全に冷めたら、1回に使う分量を小分けにし、ラップで丁寧に包みます。特に、炒め物などに使用したい場合は、形が崩れないように優しく包むことが大切です。このように小分けにしておくことで、必要な量だけを取り出して使用することができ、非常に使い勝手が良いです。
4. ペースト状にして冷凍保存（アレンジ自在）
ゆでたサツマイモを滑らかなペースト状にして冷凍するのも、便利な保存方法の一つです。温かいうちに、フォークやマッシャーを使って丁寧に潰し、冷めたら保存袋に薄く平らに広げ、空気をしっかりと抜いて密封します。ペースト状で冷凍しておけば、解凍後すぐにスープやポタージュ、お子様向けの離乳食、手作りスイートポテトの材料など、様々な料理やお菓子作りに活用できます。特に、小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、お菓子作りを頻繁にされる方にとっては、非常に使い勝手が良いでしょう。
5. 冷凍保存用バッグで保存
ラップで一つずつ丁寧に包んだサツマイモ（またはペースト状にしたサツマイモ）を、冷凍保存用の袋に入れ、できる限り空気を抜いてしっかりと密閉し、冷凍庫で保存します。他の冷凍食品と同様に、できるだけ早く冷凍するために、冷凍庫の急速冷凍機能を利用することをおすすめします。
焼き芋を冷凍保存！デザートとしての新しい楽しみ方
サツマイモを焼いてから冷凍する方法は、解凍後にそのまま美味しく、まるでスイーツのように味わいたい方に特におすすめです。焼き芋にすることで、サツマイモ本来の甘さが最大限に引き出され、さらに冷凍することで、ねっとりとした食感と凝縮された甘みが楽しめる、新感覚のデザート「冷やし焼き芋」へと変化します。温かい焼き芋とは一味違った美味しさに出会えるはずです。ぜひ一度お試しください。具体的な手順は以下の通りです。
1. 究極の焼き芋を焼く
まずは、ご家庭でとびきり美味しい焼き芋を作りましょう。オーブンやトースター、炊飯器、最近では電気圧力鍋やフライパンなど、色々な調理器具を使って、じっくりと時間をかけて加熱することで、サツマイモのデンプンが糖に変わり、甘みが最大限に引き出されます。蜜が溢れ出すような、とろけるように甘い焼き芋を目指して焼き上げてください。
2. 焼き芋を冷ます
焼き芋が焼き終わったら、まずは粗熱を取ってください。完全に冷めてから冷凍するのがポイントです。まだ温かい状態で冷凍庫に入れてしまうと、庫内の温度が上がってしまい、他の冷凍食品に影響が出てしまうことがあります。また、さつまいも自体も適切に冷凍できず、食感が悪くなる原因にもなります。常温でじっくり冷ますか、時間がない場合は冷蔵庫で冷やしてから冷凍庫に入れましょう。
3. 一本ずつ丁寧にラップで包んで冷凍
完全に冷ました焼き芋は、一本ずつラップで丁寧に包みましょう。ラップで包むことで、冷凍による乾燥を防ぎ、美味しさを保つことができます。ラップで包んだ後、冷凍保存用の袋に入れて、しっかりと空気を抜いて密閉します。複数本冷凍する場合は、一本ずつラップすることで、必要な時に必要な分だけ取り出せるので便利です。
冷凍焼き芋の解凍方法とおすすめの食べ方
冷凍した焼き芋は、解凍方法によって様々な楽しみ方ができます。冷たいまま、まるでスイーツのように楽しむこともできますし、温めてホクホクの食感を味わうことも可能です。凍ったまま食べると、ねっとりとした食感と濃厚な甘みが際立ち、まるでアイスクリームのような感覚で楽しめます。新しいデザートとして試してみてはいかがでしょうか。
解凍時間で変わる食感
冷凍焼き芋は、解凍時間によって食感が変化します。冷凍庫から出してすぐにカットすれば、包丁で簡単に切れるので、盛り付けも楽々です。5分から10分ほど自然解凍すると、スプーンで手軽にすくって食べられる、冷たいアイス焼き芋として楽しむことができます。このねっとりとした食感は、暑い季節にぴったりです。解凍時間は目安として、さつまいもの大きさや室温によって調整してください。解凍しすぎると水分が出てしまうことがあるので、半解凍の状態がおすすめです。
温めてホクホク感を再び味わう
冷凍した焼き芋も、温め直せばホクホクとした食感と甘みを再び堪能できます。電子レンジで軽く温めるか、オーブントースターでじっくり加熱するのがおすすめです。中心まで温まれば、まるで焼きたてのような香ばしさを楽しめます。トースターで温めると表面が少しカリッとなり、風味が増してさらに美味しくなります。
冷凍さつまいもの保存期間と長持ちさせるコツ
冷凍保存したさつまいもの賞味期限は、一般的に約1ヶ月が目安です。冷凍することで、品質劣化の原因となる酸化や乾燥を抑え、腐敗のリスクを大きく減らすことができます。そのため、旬の時期にたくさん手に入れたさつまいもや、一度に使いきれないさつまいもを、おいしさを保ったまま長く保存したい場合に最適です。ただし、1ヶ月を過ぎると冷凍焼けが進み、味や食感が落ちてしまう可能性があるため、できるだけ早く食べるのが美味しく味わうコツです。常温保存では芽が出やすく、黒く変色しやすいさつまいもも、冷凍保存なら冷蔵保存よりもずっと長く保存でき、美味しさをキープできます。
冷凍さつまいもの美味しい解凍方法と調理のコツ
冷凍したさつまいもを美味しく食べるには、適切な解凍方法、または凍ったまま調理することが大切です。間違った方法で解凍すると、さつまいもの風味や食感が損なわれることがあります。例えば、電子レンジで急速に解凍すると、水分が抜けてパサパサになることがあります。ここでは、さつまいもの美味しさを最大限に引き出すための解凍方法と、色々な料理への活用方法を、具体的な例を挙げながら詳しく解説します。
冷凍さつまいもの基本的な解凍方法
冷凍さつまいもをしっかり解凍してから使いたい場合は、以下の方法を参考にしてください。美味しさを損なわないためのポイントは、時間をかけてゆっくり解凍することです。
1. 冷蔵庫で時間をかけて自然解凍
一番おすすめしたいのは、冷蔵庫での自然解凍です。時間はかかりますが、低温でじっくりと解凍されるため、さつまいも本来の甘みを最大限に引き出すことができます。ゆっくりと解凍することで細胞へのダメージを最小限に抑え、まるで生のさつまいもを調理したかのような、なめらかでホクホクとした食感と風味を味わえます。調理する前日に冷蔵庫へ移しておくのが理想的です。
2. 電子レンジの解凍機能を使う
急いで解凍したい時には電子レンジが便利ですが、高熱での急速な解凍は、さつまいもの風味を損ねる原因になります。部分的に熱が集中してパサついたり、硬くなったりすることも。必ず電子レンジの「解凍モード」や「低出力」設定で、慎重に解凍しましょう。少しずつ状態を確認しながら加熱することで、品質の低下を最小限に抑え、均一に解凍できます。完全に解凍する手前で取り出すと、その後の調理がしやすくなります。
生のまま冷凍したさつまいもを、凍った状態で調理する裏技
生のままカットして冷凍したさつまいもは、完全に解凍せずに、凍ったまま煮物や汁物として使うのがおすすめです。凍ったまま加熱することで煮崩れを防ぎ、素材の旨味を閉じ込めて美味しく仕上げることができます。また、あらかじめカットしてあるため、調理時間の短縮にもつながります。冷凍したさつまいもは、凍ったまま調理することで変色しにくいというメリットもあります。
輪切りの冷凍さつまいもを煮物や揚げ物に
輪切りにして冷凍したさつまいもは、凍ったまま鍋に入れて煮物にするのが簡単でおすすめです。例えば、厚さ1cmにカットした輪切りのさつまいもであれば、煮汁に入れて約8分ほど煮るだけで、柔らかく美味しく仕上がります。さらに、衣をつけて凍ったまま揚げることで、外はカリカリ、中はホクホクとした食感の絶品天ぷらとして楽しむこともできます。凍ったまま揚げる際は、油の温度が急に下がらないように、一度に入れる量を調整してください。
いちょう切りの冷凍さつまいもをさつまいもご飯や味噌汁に
冷凍したいちょう切りさつまいもは、炊飯時にそのまま加えるだけで、手軽に風味豊かなさつまいもご飯が楽しめます。お米2合に対し、冷凍さつまいも約200gが目安量です。通常の炊飯モードで美味しく炊き上がります。また、味噌汁の具材としても最適で、凍ったまま鍋に入れれば約5分で火が通ります。手軽に野菜の栄養とさつまいも本来の甘みを加えられ、いつもの味噌汁がより一層美味しくなります。さつまいもの甘みが溶け出し、味わい深い一杯になるでしょう。
スティック状の冷凍さつまいもを芋けんぴや大学芋に
スティック状にカットして冷凍したさつまいもは、解凍せずにそのまま油で揚げるだけで、美味しい芋けんぴやスティック大学芋が作れます。冷凍状態のまま揚げることで、さつまいもの「ほっくり感」を損なわずに、外側はカリッと、中はしっとりとした食感に仕上がります。油はねには注意し、低温からじっくり揚げるのが美味しく仕上げる秘訣です。
一度解凍したさつまいもの再冷凍に関する注意点
一度解凍したさつまいもの再冷凍は、品質を著しく低下させるため、避けるべきです。再冷凍によってさつまいもの細胞組織が破壊され、水分が失われて食感が悪くなったり、風味が損なわれたりします。さらに、解凍と再冷凍を繰り返すと細菌が増殖しやすくなり、衛生上のリスクも高まります。解凍したさつまいもはその日のうちに使い切るようにしましょう。冷凍保存する際は、一回分の使用量を小分けにして保存することをおすすめします。
冷凍さつまいもを使った簡単絶品レシピ4選
冷凍さつまいもは、調理時間を短縮し、手軽に様々な料理に活用できる便利な食材です。ここでは、冷凍さつまいもを使った、簡単で美味しい絶品レシピを4つご紹介します。冷凍のまま使えるレシピも多く、忙しい日でも手軽に調理できます。冷凍保存の利点を最大限に活かして、美味しいさつまいも料理をぜひお試しください。
■材料
・冷凍さつまいも（スライスまたは不揃いのカット）お好みの量
・だし汁 200ml
・砂糖 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1.5
・みりん 大さじ1
1. 下ごしらえ
冷凍のさつまいもは、解凍せずにそのまま調理に使用します。他の野菜も使う場合は、食べやすい大きさに切っておきましょう。
2. 合わせ調味料を作る
鍋にだし汁、砂糖、しょうゆ、みりんを入れ、混ぜて煮汁を作ります。味見をし、甘さと塩加減を調整してください。
3. 煮込む
煮汁が煮立ったら、冷凍さつまいもを凍った状態のまま鍋に入れます。落としぶたをして、中火で約8分、さつまいもがやわらかくなるまで煮詰めます。冷凍さつまいもをそのまま煮物にすることで、下ゆでの手間が省け、簡単に調理できます。
4. じっくり味を含ませる
さつまいもが十分に柔らかくなったら、加熱を止め、そのまましばらく置いてください。こうすることで、さつまいもに味がしっかりと染み込み、より一層美味しく仕上がります。冷める過程で味が深まり、風味も豊かになります。煮詰める時間を調整することで、さつまいもの皮の色つやも美しくなり、見た目にも食欲をそそるでしょう。
■材料
・お米 2合
・冷凍さつまいも（いちょう切り） 200g
・水 炊飯器の規定量
・塩 小さじ1/2
・料理酒 大さじ1
・黒ごま お好みの量
1. お米の下準備
お米を丁寧に研ぎ、通常通り水に浸けて30分から1時間ほど置いてください。
2. 材料を混ぜて炊飯
浸水させたお米の水を切ったら、炊飯釜に移します。水を目盛りまで注ぎ、塩と料理酒を加えます。その上に、冷凍のいちょう切りさつまいも200gを凍ったまま均等に広げてください。
3. 炊飯
普段通りに炊飯器で炊き上げます。炊き上がったご飯とさつまいもの優しい甘さが絶妙に調和し、食卓を華やかに彩ります。お米2合に対し、冷凍さつまいも約200gが目安です。
4. 盛り付け
炊き上がったら全体を軽く混ぜ、お好みで黒ごまを散らしましょう。黒ごまの香ばしい風味が加わり、より一層豊かな味わいになります。
■材料
・冷凍さつまいも（千切りまたは細切り） 200g
・ごま油 大さじ1
・鷹の爪（輪切り） 少量
・【A】醤油 大さじ1.5
・【A】みりん 大さじ1.5
・【A】砂糖 大さじ1
・【A】酒 大さじ1
・白ごま 適量（お好みにより）
1. さつまいもの下ごしらえ
冷凍の千切りまたは細切りさつまいもを、凍ったまま、あるいは少し解凍した状態で用意します。生のさつまいもを予め細切りにして冷凍保存しておくと、このレシピが手軽に作れます。
2. 炒める
温めたフライパンに胡麻油と赤唐辛子を入れ、弱火でじっくりと香りを引き出します。香りが出てきたら、冷凍保存していたさつまいもを投入し、中火で炒めていきましょう。さつまいもが十分に温まり、やや透明感が出てくるまで炒めるのがポイントです。
3. 調味料を加えて絡める
さつまいもが程よく炒まったら、あらかじめ混ぜておいた【A】の調味料を全て加えます。焦げ付かないように火加減を調整しながら、水分がほぼなくなるまで煮詰めていきます。全体にむらなく調味料が絡みつくように、丁寧に混ぜ合わせましょう。
4. 仕上げ
煮汁がほとんどなくなったら火を止め、お好みで白ごまをふりかければ完成です。手作りのさつまいものきんぴらは、素材の風味と食感が活きた、どこか懐かしい味わいが魅力。バターのコクが加わることで、奥深い風味をお楽しみいただけます。
■材料
・冷凍さつまいも（スティックカット） 200g
・揚げ油 適宜
・【芋けんぴ蜜】砂糖 大さじ3、水 大さじ1
・【大学芋風ソース】砂糖 大さじ2、醤油 大さじ1、みりん 大さじ1、水 大さじ1
・黒ごま 適量（お好みにより）
■作り方
冷凍保存しておいたスティック状のさつまいもを活用すれば、お子様が大好きな芋けんぴや大学芋も手間なく作れます。冷凍のまま調理することで、さつまいも本来の風味を損なわず、外は香ばしく、中はふっくらとした食感に仕上がります。
1. さつまいもを揚げる
冷凍状態のスティック状さつまいもを、約160～170℃に熱した油で丁寧に揚げます。全体が黄金色に変わり、しっかりと火が通ったら油から取り出し、丁寧に油を切ります。
2. シロップを絡める
別の鍋に、【芋けんぴ用シロップ】の材料である砂糖と水を入れ、弱火で煮詰めてシロップを作ります。沸騰して泡が大きくなってきたら火を止め、揚げたてのさつまいもを加えて素早く混ぜ合わせます。全体にシロップが均一に絡んだら、クッキングシートを敷いたバットなどに広げて冷まし、表面を乾燥させれば出来上がりです。
1. さつまいもを揚げる
冷凍のスティック状さつまいもを、約170℃に設定した油で揚げます。さつまいもが適度に柔らかくなり、表面がカリッとした状態になったら取り出し、余分な油を切っておきます。
2. タレを絡める
フライパンに、あらかじめ準備しておいた【大学芋用タレ】の材料（砂糖、醤油、みりん、水）をすべて投入し、中火で加熱します。加熱中は焦げ付かないように注意しながら、タレにとろみが出てくるまで煮詰めます。揚げたさつまいもを加え、タレが全体にまんべんなく絡むように手早く混ぜ合わせましょう。タレが均一に絡んだら火を止め、仕上げにお好みで黒ごまを振りかければ完成です。
【お得情報】ふるさと納税でおいしいさつまいもを全国から取り寄せよう！
ふるさと納税を利用すれば、日本各地の選りすぐりの特産品や美味な食材を手軽に入手できます。特に、栽培方法にこだわって育てられた特別なブランドさつまいもなども返礼品としてラインナップされており、自宅で様々な品種のさつまいもを味わう絶好のチャンスです。さらに、地域経済の活性化をサポートしながら、税金の還付や控除が受けられるというメリットもあります。この機会に、ふるさと納税を通じて美味しいさつまいもを入手し、食卓をより豊かなものにしてみませんか？
まとめ
さつまいもは、常温や冷蔵での保存には不向きな食材ですが、適切な冷凍保存を行うことで、およそ1ヶ月程度の長期保存が可能になります。生のまま、茹でた状態、焼いた状態など、保存前の状態に合わせて冷凍方法を工夫することで、調理のバリエーションが広がり、調理にかかる手間も大幅に軽減できます。特に、生のさつまいもをカットして冷凍する方法は、土を丁寧に洗い落とし、水分をしっかりと拭き取り、料理に合わせた形状にカットした後、一つずつラップで丁寧に包んでから保存袋に入れるという手順を守ることで、凍ったまま様々な料理に活用できるため、忙しい日々を送る方にとって非常に便利です。また、焼き芋を冷凍すれば、温めてホクホクの焼き芋として楽しむだけでなく、自然解凍することで冷たいデザートとしても味わえます。冷凍したさつまいもの美味しさを最大限に活かすためには、冷蔵庫での時間をかけた解凍や、電子レンジの解凍モードの活用、そして凍った状態での直接調理がポイントです。この記事でご紹介した、ふっくらとした煮物、甘みが際立つさつまいもご飯、食感が楽しいきんぴら、そして新たに加わった本格的な芋けんぴや大学芋といったレシピを参考に、冷凍さつまいもを日々の食卓に取り入れてみてください。ふるさと納税で手に入れた全国各地の美味しいブランドさつまいもも、この冷凍保存術を活用して、余すことなく、長く楽しみましょう。
さつまいもを生のまま冷凍しても大丈夫ですか？
はい、生の状態で冷凍保存することができます。生のまま冷凍することによって、調理時に煮崩れしにくくなるという利点があり、幅広い料理に活用できます。冷凍する際は、泥をしっかりと洗い落とし、水気を丁寧に拭き取った後、用途に応じてカットし、一つずつラップで包んで、密閉可能な保存袋に入れて冷凍してください。この方法で、およそ1ヶ月間は品質を保つことができます。
冷凍さつまいもの保存期間はどれくらい？
冷凍保存した場合、さつまいもをおいしくいただける期間はおおよそ1ヶ月です。冷凍によって酸化や乾燥を抑え、品質劣化を遅らせることができます。ただし、1ヶ月を超えると冷凍焼けが生じ、風味や食感が損なわれる可能性があるため、できるだけ早く食べるようにしましょう。冷蔵だと2日程度しか日持ちしないことを考えると、冷凍は非常に有効な保存方法と言えます。
冷凍さつまいものおいしい解凍方法
おすすめは、冷蔵庫での自然解凍です。時間をかけて解凍することで、さつまいもの風味を最大限に保つことができます。時間がない場合は電子レンジの解凍機能も使えますが、急速な解凍は食感が悪くなる原因となるため注意が必要です。生のさつまいもを冷凍した場合は、凍ったまま煮物、汁物、揚げ物などに使うと、煮崩れを防ぎおいしく調理できます。焼き芋を冷凍したものは、解凍せずにそのままアイス焼き芋として楽しむのもおすすめです。
解凍後のさつまいも、再冷凍しても大丈夫？
再冷凍は避けるべきです。一度解凍したさつまいもを再び冷凍すると、細胞が壊れて水分が抜け、味や食感が大きく損なわれます。さらに、雑菌が繁殖しやすくなり、品質劣化のリスクも高まります。解凍したさつまいもはその日のうちに食べきるように心がけ、冷凍する際は、1回に使う分ずつ小分けにして保存するのがおすすめです。
冷凍さつまいもで作る簡単レシピ
冷凍さつまいもは、手軽に様々な料理に活用できます。ここでは、冷凍のまま調理できる「さつまいもの煮物」、炊飯器で簡単に作れる「さつまいもご飯」、食感と甘みが絶妙な「さつまいものきんぴら」、そしておやつにぴったりの「芋けんぴ＆大学芋」の4つの簡単でおいしいレシピをご紹介します。どれも冷凍さつまいものおいしさを手軽に楽しめるレシピばかりです。