秋が旬のさつまいもを使ったスイーツ「スイートポテト」。せっかく作るなら、素材の甘みを最大限に引き出した最高に美味しいスイートポテトを目指したいですよね。本記事では、スイートポテト作りに欠かせないさつまいもの選び方や焼き方のポイントを詳しく解説します。
スイートポテトとは?秋の味覚を堪能できる贅沢スイーツ
スイートポテトは、さつまいもの甘さを凝縮した、シンプルながら奥深い味わいのスイーツです。美味しく作るためには、さつまいもの選び方が重要なポイント。品種によって甘さや食感が異なり、仕上がりに大きく影響を与えます。

さつまいもの選び方:甘みを最大限に引き出すポイント
さつまいもには大きく分けて以下の3種類があります。
ホクホク系:「紅あずま」「鳴門金時」など
しっとり系:「シルクスイート」など
ねっとり系:「紅はるか」「安納芋」など
スイートポテトに最適なのは、糖度が高く、なめらかでしっとりした食感が楽しめる ねっとり系 の品種。特に 「紅はるか」 は甘みが際立っており、おすすめです。ホクホク系やしっとり系のさつまいもを使う場合は、砂糖を少し加えて甘さを調整しましょう。
美味しさを引き出す3つのポイント
【ポイント1】じっくり加熱で甘みを引き出す
さつまいもの甘みは、加熱によってでんぷんが糖に変わることで生まれます。これを最大限に引き出すには 低温でじっくり加熱 することが大切。
オーブントースター を使用する場合:600W(または200℃)で 約1時間 焼く
オーブン を使用する場合:200℃で 約1時間 焼く
アルミホイルを使わず 皮付きのまま 焼くことで、水分が適度に抜け、甘みが凝縮されます。
【ポイント2】熱いうちに潰して練る
通常、スイートポテトは裏ごししてなめらかに仕上げますが、今回は 裏ごし不要 。その代わりに、
熱いうちにしっかり潰す
火にかけながら練る
この方法で、カスタードクリームのような しっとりなめらかな食感 を実現します。
【ポイント3】バター・生クリームでコクをプラス
なめらかさとコクを出すために、
バター
牛乳
生クリーム
を加えて混ぜます。甘さが足りない場合は 上白糖やきび糖 を少し加えると、より深みのある味わいに仕上がります。
スイートポテトの作り方
1. さつまいもを焼く
さつまいもを 皮付きのまま 3cm厚にカット。
軽く塩水に浸して水気を切る。
オーブントースター(600Wまたは200℃)で約1時間焼く。
※ 丸ごと蒸してもOK(加熱時間は長くなるが、皮むき・潰しが楽になる)。
2. 皮をむく
焼き上がったさつまいもは 熱いうちに皮をむく 。じっくり加熱すると水分が程よく抜け、皮が剥きやすくなります。
3. さつまいもを潰す
ボウルに入れ、ゴムベラでしっかり潰します。ゴムベラですくったとき、もったりとまとわりつくくらいの状態が理想。
4. バター・牛乳・生クリームを加えて練る
潰したさつまいもにバター・牛乳・生クリームを加え、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜます。
5. 卵黄を加えて練る
卵黄を加えて混ぜると、コクが増してより濃厚な味わいに。
6. 弱火で練り上げる
鍋に移し、弱火で加熱しながらさらに練ります。火を通しながら練ることで、しっとりなめらかな食感に仕上がります。
7. 成形する
生地を 50g程度 に分ける。
ラグビーボール状 に整える。
表面に溶いた 卵黄 を塗る(しっとり仕上げるため)。
8. 焼き色をつける
オーブントースター(600Wまたは200℃)で約10分焼く
表面が 香ばしい焼き色 になるまで加熱する

焼きたては格別!冷やしても美味しいスイートポテト
焼きたてのスイートポテトは 香り豊かでとろけるような口当たり 。
冷蔵庫で冷やすと しっとり感が増し、また違った美味しさ が楽しめます。
じっくり焼くのが難しい場合は 市販の焼き芋 を活用するのもおすすめ。冷たい場合は 電子レンジで温めてから 使いましょう。
まとめ
秋の味覚・さつまいもを使ったスイートポテトは、シンプルながら奥深い味わいのスイーツ。ぜひこの記事を参考に、甘さを最大限に引き出した極上のスイートポテト作りに挑戦してみてください。きっと、その美味しさに感動するはずです!