パウンドケーキは、卵と砂糖、小麦粉、バターを基本の材料とする伝統的なお菓子です。ふんわりとした食感と上品な甘さが人気の秘密ですが、作り置きしても日持ちがするのが魅力的な点のひとつ。今回は、パウンドケーキを長く美味しく保つための賢い方法をご紹介します。
パウンドケーキの上手な保存方法は?
パウンドケーキの風味を堪能するには、適切な保存方法が肝心です。しっとりとした食感が魅力のパウンドケーキは、ケアを怠ると一気にパサパサになり、おいしさが失われてしまいます。常温、冷蔵、冷凍と、保管場所によってメリットや日持ちは異なります。おいしさを長く保つための正しい保存術を、ここでマスターしましょう。 手作りの大切なパウンドケーキはもちろん、市販品でも有効な知識です。一口サイズにスライスして冷凍保存すれば、食べる分だけ解凍できて便利。密閉できる小さな容器に入れ、空気を抜いて保存するのがコツです。冷蔵庫に入れれば生地の乾燥を防げます。保存方法次第で、しっとりとした食感と風味をキープできるのです。ぜひ、この機会にパウンドケーキの正しい保存術を学びましょう。
パウンドケーキの保存方法
パウンドケーキの風味を長持ちさせる保存方法と、常温・冷蔵・冷凍それぞれの場合の日持ち目安をご紹介します。
【常温保存】 粗熱が取れたらラップで密封し、さらにポリ袋に入れましょう。水分が逃げないよう、包み直しも心がけて。
・プレーンやドライフルーツ入り:約1週間 ・生フルーツ入りや低糖質:3~4日
【冷蔵保存】 ラップ→ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。生フルーツ入りなら食感もそのまま。
・日持ち目安は常温保存と同じ
【冷凍保存】 カットしてラップ包み→ジップ付き袋に密封し冷凍が吉。
・プレーン:約1ヶ月
・生フルーツ入りや低糖質:約2週間 自然解凍か電子レンジで解凍し、すぐに食べきることが鉄則。
いずれの保存方法でも、密封して空気に触れないよう注意することが大切です。保存期間が長くなるほど風味は落ちてきますので、できる限り早めに食べ切りましょう。
パサついてしまったパウンドケーキのアレンジ方法
パウンドケーキがパサついてしまっても、捨てずにアレンジすれば、新しい美味しさを堪能できます。 ラスクにアレンジすれば、カリッとした食感が楽しめます。スライスしたパウンドケーキを天板に並べ、お好みでグラニュー糖を振りかけてオーブンで焼くだけ。手軽にサクサクのラスクが完成します。 また、フレンチトースト風にアレンジすれば、しっとりリッチな味わいに変身。卵と牛乳の卵液に浸し、きつね色に焼けば絶品のフレンチトースト風に。ホイップクリームやはちみつをかければ、カフェ気分も堪能できます。 さらに、ひと口サイズにカットしたパウンドケーキにカスタードクリームやフルーツを重ね、トライフルにアレンジすれば、豪華で可愛らしいデザートに早変わり。いちごやミントをトッピングすれば、見た目も華やかです。 このように、少し工夫を加えるだけで、パサパサのパウンドケーキが新たな美味しさを宿します。ぜひ、アレンジの一つをお試しください。
人気・おすすめのパウンドケーキ5選
パウンドケーキの本場の味わいから個性的な新作まで、五つ星の老舗や人気店の逸品をご紹介します。
1. キムラフルーツの「フィリピン産スティックバナナ」は、太陽の恵みを存分に浴びたバナナを使い、コクと甘さが楽しめる逸品。軽食やおやつにぴったりの一品です。
2. 老舗「足立音衛門」の「栗のケーキ」は、トルコとチリ産の2種の栗を使い分け、やわらかな食感としっかり食感を両立。発酵バターと和三盆糖の風味豊かな生地が魅力です。
3. 京都の「一善や」の「北白川夫人 檸檬」は、レモンの香りと風味豊かな生地の絶妙なハーモニー。和風の上品なラッピングで贈り物にも最適です。
4. 同じく「一善や」の「無花果のパウンドケーキ」は、はちみつとバターをしっかり含んだしっとり生地に、鳥取県産の無花果と干し柿を合わせた素材へのこだわりが光ります。
5. 「一善や」の「北白川夫人 2本入り」は、人気のメープルとオレンジの2種が花結び風呂敷に包まれた贈答用セット。上品な香りとやさしい甘さが堪能できます。
まとめ
パウンドケーキの賢い保存方法は、適切な保存方法にあります。焼き上がったら、完全に冷めたら密閉できる容器に入れ、冷暗所に保管しましょう。さらに熱が残っている内に密閉すると生地が湿気を帯びてカビの原因になります。また、保存期間中に乾燥を防ぐため、生地に少し水分を含ませるのがポイントです。こうした工夫で、おいしい食感と風味を長く保つことができるでしょう。