お菓子作りや料理で卵黄だけを使う時、余ってしまう卵白。そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。実は卵白は、様々な料理やお菓子に活用できる万能食材なんです!この記事では、余った卵白を美味しく使い切るためのアイデアをたっぷりご紹介します。卵白消費に困っている方はもちろん、新たな料理に挑戦したい方も必見です。卵白を余すことなく活用して、食卓を豊かに彩りましょう!
お菓子作りで余りがちな卵白
お菓子作りをしていると、卵白が余りがちになることはありませんか?カスタードクリームやタルト、パイ生地など、卵黄のみを使用するレシピは多いものです。ガトーショコラやロールケーキの生地では卵白も使いますが、卵黄の割合が多い傾向があり、どうしても卵白が残ってしまいます。そんな余りがちな卵白を、まとめて消費できるレシピを今回はご紹介いたします。
卵白を活用した絶品スイーツセレクション
卵白を主役にしたお菓子にはどのようなものがあるでしょう。マカロン、ラングドシャ、マシュマロ、フィナンシェなど、卵白を活用したお菓子は数多く存在します。しかし、これらの焼き菓子をご家庭で作る際、使用する卵白の量は1個分、もしくは2個分程度であることがほとんどです。余るたびにこれらを作るのは手間がかかりますし、フィナンシェに至ってはバターを大量に消費します。なんだか少し納得がいきません。できることなら一度にたくさんの卵白を使い切り、かつ他の材料もあまり使いたくない。そんな都合の良いお菓子はないだろうかと思っていた時に、このスイーツと出会いました。
エンゼルフードケーキってご存知ですか?
「エンゼルフードケーキ」はアメリカ生まれの焼き菓子。その名の通り、天使のようなふわふわ食感が魅力です。今回のレシピでは、なんと卵白を9個も使用。材料は他に薄力粉、砂糖、少量の牛乳と油、そして乾燥卵白のみ。卵黄やバターを使わないため、一般的なお菓子に比べてカロリーを抑えられるのが嬉しいポイントです。卵黄なしのシフォンケーキを想像していただくと、イメージしやすいかもしれません。作り方もシフォンケーキとほぼ同じですが、卵黄を使わない分、手間を減らすことができます。油分もごく少量なので、泡立てた卵白が潰れる心配も少なく、気軽に挑戦できそうです。
材料(18cmのシフォンケーキ型1台分)
卵白は360g、乾燥卵白は3gを用意します。グラニュー糖は120g、薄力粉は140gを計量してください。牛乳は60g、油も60g使用します。今回は太白ごま油を使っています。
作り方
まず、卵白と乾燥卵白、そしてグラニュー糖の3分の1をボウルに入れ、ハンドミキサーでしっかりと泡立てます。次に、残りのグラニュー糖を2回に分けて加え、ツノが立つほどしっかりとした、きめ細かいメレンゲを作り上げます。ふるった薄力粉を3回に分けて加え、泡を潰さないように優しく混ぜ合わせます。牛乳を2回に分けて加え、さらに混ぜます。最後に、油を2回に分けて加え、泡が潰れないようにゆっくりと混ぜましょう。生地を型に流し込み、170℃に予熱したオーブンで30分間焼き上げます。焼きあがったら、逆さまにして冷まし、完全に冷めてから型から取り出します。お好みで、砂糖とブランデーを少量加えた生クリームを添えてお召し上がりください。キャラメルソースで飾り付けをすると、味と見た目のアクセントになります。ふわふわの生地とクリーミーな生クリームの相性は抜群です。生クリームでデコレーションするのもおすすめです。
ふわふわエンジェルフードケーキで卵白を使い切ろう!
まるでシフォンケーキのような、しっとりとした極上のふわふわ感。その純白の断面が雪を思わせることから、エンゼルフードケーキと名付けられました。卵白が大量に余ってしまった時、このエンゼルフードケーキは救世主となるでしょう。冷蔵庫の中もすっきり片付きます!