卵なしのクッキー

卵アレルギーの方や卵を控えたいベジタリアン、ビーガンの方にも美味しく召し上がっていただけるクッキーレシピをご紹介します。卵を使わずとも、素材を上手に組み合わせることで、しっとりモチモチの食感と豊かな風味を実現できます。家族みんなで安心して食べられるヘルシーな卵なしクッキーは、おやつタイムにぴったりです。

卵なしのクッキーはまずい?

卵を使ったクッキーと使わないクッキーでは、風味と食感に大きな違いがあります。卵黄は生地に滑らかな舌触りと濃厚な風味を与え、卵白は生地に弾力を加えてパリッとした食感を生み出します。一方で、卵なしのクッキーはりんご紛れや豆乳などの代替品を使うため、素朴でサクサクした食感が特徴的になります。 卵の有無によってクッキーの印象は大きく変わりますが、それぞれに異なる魅力があります。濃厚な風味とソフトな食感を求める人もいれば、軽やかでさっぱりとした味わいを好む人もいるでしょう。卵アレルギーや食生活の選択肢として、卵なしのクッキーは有用な選択肢となっています。まずいと決めつけるのではなく、開放的な心で様々なクッキーの味わいを堪能してみるのも一興かもしれません。

クッキーづくりにおける卵の性質と役割&卵を使う理由

卵には独特の性質があり、風味や食感、固さの調整、生地のつなぎ役など、多様な役割を果たします。 まず、卵は生地になめらかさとしっとり感をもたらします。卵黄に含まれるレシチンが、バターの油と水の架け橋となり、油脂と水を乳化させるからです。この乳化作用により、クッキー生地がなめらかになり、焼き上がりもしっとりとした食感に仕上がります。 次に、卵白の泡立て性が生地にふくらみを与えます。クッキーを焼く際、卵白のたんぱく質が膨張し、生地を軽くてパリパリの食感に導きます。 さらに、卵は独特の香りと風味を生地に付与します。特に卵黄の芳香成分が、素朴で上品な香りをクッキーにもたらすのです。 このように、クッキーづくりには欠かせない卵の多彩な性質が、なめらかでしっとり、軽くてサクサク、素朴で上品な香りのクッキーを実現するのです。

卵ありと卵無なしのおすすめレシピ

 ◆卵を使ったおすすめのクッキーレシピ

卵を使ったどっしりとしたボリュームのあるクッキーといえば、不二家のカントリーマアムが有名です。このカントリーマアム、実は以外と簡単に作れるのです。 卵を使った簡単で覚えやすい分量で作る、おすすめのカントリーマアム風クッキーのレシピと作り方をご紹介します。

【材料】 バター100g、三温糖100g、卵1個、塩ひとつまみ、薄力粉200g、チョコチップ100g、ベーキングパウダー小1/3

【作り方】

1. ボールに柔らかくしたバターと三温糖を入れ、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜる。

2. 卵を少しずつ加えながらよく混ぜる。

3. ふるった薄力粉、塩、ベーキングパウダー、チョコチップを加え、さっくりと混ぜ手でひとまとまりにする。

4. 棒状に形を整え、ラップに包んで冷蔵庫で冷やす。

5. 好みの大きさに切り分け、中央を少し潰して160度のオーブンで10分程焼く。 出来立ての熱々の状態でも、冷蔵庫で冷やしてからでも、トースターで温めてからでも、様々な食べ方を楽しめます。

◆卵不使用のおすすめクッキーレシピ

卵を使わないクッキーはサクッとした食感が特徴で、卵アレルギーの方でも安心して食べられます。 面倒な型抜きや生地を休ませる必要がない、簡単時短でサクサクのおすすめクッキーレシピをご紹介します。

【材料】 薄力粉120g、バター(無塩)60g、砂糖40g、バニラエッセンス5振り、塩ひとつまみ

【作り方】

1. バターを耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて軽く温める。

2. バターを溶かし、砂糖、バニラエッセンス、塩を加えて混ぜる。

3. ふるった薄力粉を加え、さっくりと切るように混ぜる。

4. 手で一つにまとめ、20cmの棒状に形を整える。包丁で7~8mmの厚さにスライスし、天板に並べる。

5. 170度のオーブンで焼き色がつくまで約14~15分焼く。 焼きたては柔らかいが、冷めるとサクサクの食感になります。

まとめ

卵なしでもしっとりとした食感が楽しめます。米粉やおからパウダーなどの代替素材を使い、バターやココナッツオイルを入れても良いでしょう。ぜひ楽しんでみてください。

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