バナナは私たちにとってなじみの果物ですが、実は見た目に少し異変があると気になってしまいます。そんな時、よく目にするのが真ん中を走る黒い筋です。この筋は一体何なのでしょうか?バナナに含まれる成分や栄養価、安全性など、バナナの黒い筋について深く掘り下げていきましょう。
バナナの中が黒い！その理由は…？
バナナの中が黒く変色する理由は、主に2つあります。1つ目は、バナナ本来の熟成による変色です。バナナは時間の経過とともに熟していく果物なので、しばらく置いておくと内部が酸化して黒く変色していきます。これは酵素による自然な現象で、食べられなくなったわけではありません。 2つ目は、収穫から流通過程での傷による変色です。バナナは繊細な果物なので、輸送中の衝撃や強い圧力で内部組織が損傷を受けると、酸化して変色してしまいます。皮に青あざのような痕跡があれば、この傷による酸化変色が原因と考えられます。 黒く変色したバナナは、栄養価が低下している可能性がありますが、食べられなくなったわけではありません。新鮮なうちに食べきるのが理想ですが、加熱調理すれば消化吸収がよくなります。見た目は気になりますが、無駄にせず上手に活用しましょう。
バナナの皮が黒い理由は？
バナナの皮が黒くなる理由は、熟成が進むにつれて酸化酵素がポリフェノールと反応し、メラニンと呼ばれる黒い色素ができるためです。この黒い斑点を「シュガースポット」と言います。シュガースポットが現れた頃がバナナの食べごろで、果肉は甘みが増し、ベタつきのある柔らかい食感となります。栄養価は低下しますが、強い甘みを楽しめます。つまり、シュガースポットはバナナが十分に熟し、おいしくなったサインなのです。甘みを求める場合はシュガースポットが出るのを待つと良いでしょう。一方、皮が黒くなりすぎたバナナは、ジャムやケーキの材料として活用するのがおすすめです。
バナナを使った簡単おやつレシピをご紹介！
バナナは手軽な食材ながら、栄養価が高く活用度の広いフルーツです。しかし、日持ちが短いのが難点です。そこで、バナナを使った簡単でヘルシーないくつかのおやつレシピをご紹介しましょう。 まずは、バナナスムージー。バナナ1本、牛乳200ml、はちみつ小さじ1をミキサーで混ぜるだけの簡単レシピです。爽やかでさわやかな味わいは、夏の暑い日にぴったりです。 次に、バナナオートメールクッキー。バナナ1本、オートミール100g、卵1個、ハチミツ小さじ2を混ぜて180度のオーブンで15分焼くだけです。食物繊維が豊富でヘルシーなクッキーは、おやつにも朝食にも最適です。 最後は、チョコバナナサンデー。バナナをスライスし、バニラアイスとチョコソースをかけるだけの大人気デザートです。バナナに含まれるオリゴ糖は消化を助けるので、デザートとしても優れた一品です。 このように、バナナはヘルシーでおいしいおやつづくりに重宝します。賞味期限が気になりますが、上手に活用すれば、美味しく栄養たっぷりのおやつが作れます。ぜひ、旬のバナナを使ったおやつ作りを楽しんでみてくださいね。
バナナのおやつを作ってみよう
今回は、バナナを使った簡単でおいしいおやつレシピを3つご紹介しましょう。 まずは「バナナブレッド」。オーブンで焼くだけの手軽さが魅力で、バナナの香りと味がぎゅっと詰まっています。お子様のおやつにも最適で、ナッツやドライフルーツを入れれば栄養も補えます。 次に「バナナスムージー」。フレッシュバナナとヨーグルト・ミルクを合わせてミキサーで混ぜるだけの簡単レシピです。夏はアイスドリンクに、冬はホットでポカポカと温めるのがおすすめ。蜂蜜やナッツ、シリアルなどのトッピングも◎です。 最後は「バナナアイスクリーム」。りんご汁やレモン汁を加えることでさっぱりとした味わいに。添加物不使用なので、安心して食べられます。離乳食にもアレンジできるのが嬉しいポイントです。 このように、バナナの甘みを生かした簡単でおいしいレシピは、毎日のおやつにぴったり。お子様にも喜ばれること間違いなしですので、ぜひ作ってみてくださいね。
まとめ
バナナの真ん中を走る黒い筋は、それ自体は無害な「バナナの維管束」と呼ばれるものです。維管束は植物の茎や果実の中を通って栄養分を運ぶ役割を果たしています。バナナに含まれる栄養素の流れが止まったあとに残った跡が、この黒い筋になるのです。従って、バナナの黒い筋は安全で、栄養価にも影響はありません。