ブロッコリーはサラダや付け合わせで人気ですが、いつも加熱して食べている方も多いはず。「生のままでも大丈夫?」「消化に負担は?」「栄養は変わる?」と迷う場面もありますよね。この記事では、生で食べるときの利点と気をつけたい点、栄養の違い、洗い方のコツ、楽しみ方や保存までをまとめます。
※本記事の情報は一般的な目安です。特定の疾患をお持ちの方や体調に不安がある場合は、必ず医師や管理栄養士にご相談ください。
ブロッコリーの基礎知識
ブロッコリーとは?旬や産地のイメージ
ブロッコリーは緑色が鮮やかな野菜で、つぼみの部分だけでなく、茎も食べられます。クセが少なく、和食にも洋食にも合わせやすいのが特徴です。冬から春にかけて味が濃くなりやすく、この時期は食卓に取り入れやすい季節でもあります。
新鮮なブロッコリーの見分け方
新鮮なものを選ぶと、生で食べる場合も加熱する場合もおいしさが変わります。
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つぼみが細かく、全体がぎゅっと締まっている
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濃い緑色で、黄色っぽく変色していない
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茎の切り口がみずみずしく、乾いていない
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茎の内部に空洞が目立たない

ブロッコリーは生で食べても大丈夫?
生でも楽しめる理由と魅力
ブロッコリーは、生のまま食べること自体は問題ありません。海外ではサラダに入れる食べ方も一般的で、加熱とは違うシャキッとした食感や、みずみずしい風味を楽しめます。熱に弱い栄養を意識している方にとって、生で食べる選択肢があるのも魅力です。
生で食べるときに気をつけたいこと
生のブロッコリーは良さがある一方で、体調や食べ方によっては負担になることがあります。
胃腸への負担
生野菜は加熱したものより消化に時間がかかりやすく、ブロッコリーは食物繊維が多いので、食べ過ぎるとお腹の張りや不快感、下痢などにつながることがあります。胃腸が弱い方や小さなお子さんは、無理せず加熱して食べる方が安心です。
かたさや風味の好み
生だと歯ごたえがしっかりしていて、人によっては食べづらく感じることがあります。また、加熱したときの甘みを想像していると、少し渋みや青っぽさが気になる場合もあります。
虫や汚れが残りやすい
つぼみの部分は形が細かく入り組んでいるため、軽い水洗いだけでは汚れや小さな虫が取り切れないことがあります。生で食べる場合は、洗い方を丁寧にすることが大切です。
生と加熱で栄養はどう変わる?
ブロッコリーは調理法によって栄養の残り方が変わります。特に水に溶けやすい成分は、ゆでる調理で減りやすい傾向があります。本文のデータを整理すると、次のような違いが見えます。
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)をもとに作成
100gあたりの栄養の目安(生・ゆで・電子レンジ)
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エネルギー
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生:37kcal
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ゆで:30kcal
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たんぱく質
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生:5.4g
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ゆで:3.9g
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食物繊維
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生:5.1g
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ゆで:4.3g
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ビタミンC
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生:140mg
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ゆで:55mg
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電子レンジ:140mg
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ビタミンE
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生:3.0mg
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ゆで:2.7mg
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ビタミンK
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生:210μg
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ゆで:190μg
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葉酸
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生:220μg
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ゆで:120μg
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カリウム
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生:460mg
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ゆで:290mg
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電子レンジ:480mg
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栄養を意識するなら調理法はどう選ぶ?
水に溶けやすい成分は、ゆでると減りやすい傾向があります。そのため、栄養を意識するなら、生で食べるか、電子レンジを活用した加熱調理がおすすめです。
電子レンジで加熱したブロッコリーは、蒸し焼きと同様にミネラル類とビタミン類が多く残ります。特にビタミンCは97%と、蒸し焼きを上回る保持率が確認されています。 (出典: カゴメ ベジデイ 栄養情報(企業研究報告), URL: https://www.kagome.co.jp/vegeday/nutrition/201904/9687/, 2019-04)
無理に生にこだわらず、体調と好みに合わせて選ぶのが続けやすい方法です。
生ブロッコリーの洗い方と下準備
生で食べるなら、洗い方を少し丁寧にするのがポイントです。
基本の洗い方
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まず流水で全体をざっと洗う
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ボウルに水を張り、ブロッコリーを逆さにして浸す
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やさしく揺らすように振り洗いし、つぼみの奥の汚れを落とす
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必要なら小房に分けて、もう一度軽く洗う
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水気をしっかり切り、キッチンペーパーで軽く押さえる
生で楽しむ食べ方とレシピ
生食に向くメニューの考え方
生で食べるブロッコリーは、サラダや和え物、スムージーなどが取り入れやすいです。食感が気になる場合は、小さめに切る、薄切りにする、細かく刻むなどで食べやすさが変わります。
茎も生で使える
前述の通りブロッコリーの茎も食べられますが、生で楽しむ場合は外側がかたいので、皮を薄くむいて中の部分を使うと食べやすくなります。千切りや薄切りにすると、シャキシャキ感を活かしやすいです。
生ブロッコリーとひよこ豆のレモンヨーグルトサラダ
材料(2人分)
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生のブロッコリー:120g
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ひよこ豆(水煮):80g
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きゅうり:1/2本(約50g)
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プレーンヨーグルト:大さじ3
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レモン汁:小さじ2
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塩:ひとつまみ
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こしょう:少々
工程
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ブロッコリーは小房に分け、ボウルの水で振り洗いして水気を切る
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きゅうりは薄切りにする
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ヨーグルト、レモン汁、塩、こしょうを混ぜてソースを作る
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ブロッコリー、ひよこ豆、きゅうりを和え、味を見て整える
キウイと生ブロッコリーのさっぱりスムージー
材料(1人分)
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生のブロッコリー:50g
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キウイ:1個
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バナナ:1/2本
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ヨーグルト:100g
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水:50ml
工程
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ブロッコリーは小さめに切り、よく洗って水気を切る
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キウイは皮をむき、食べやすく切る
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材料をミキサーに入れ、なめらかになるまで撹拌する
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とろみが強い場合は水を少しずつ足して調整する
ブロッコリーの保存のコツ

冷蔵保存
ブロッコリーは常温だと傷みやすいので、買ったら冷蔵庫に入れるのが基本です。乾燥を防ぐように袋に入れ、野菜室で保存します。カットした場合は早めに使い切る方が安心です。
冷凍保存(生・加熱後)
長く置くなら冷凍も便利です。小房に分けて洗い、水気をしっかり拭いてから袋に入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍します。加熱してから冷凍しておくと、使うときの手間が減ります。調理は解凍せず、凍ったまま加えると扱いやすいです。
まとめ
ブロッコリーは生で食べることもでき、シャキシャキした食感やみずみずしさを楽しめます。ただし、生のままだと消化に負担がかかることがあり、食べ過ぎるとお腹の張りなどが出る場合もあります。生で食べるときは、つぼみの奥まで汚れが残りやすい点に注意し、ボウルの水で振り洗いするなど丁寧な下処理が大切です。栄養面が気になるなら、無理に生だけにせず、電子レンジ加熱も上手に組み合わせてみてください。まずは少量から、自分に合う食べ方を試してみましょう。
ブロッコリーは生で食べても本当に大丈夫ですか?
生のブロッコリーを食べること自体は問題ありません。海外ではサラダに使う食べ方もよく見られます。ただ、つぼみの部分は汚れが残りやすいので、洗い方は丁寧にする必要があります。最初は少量から試して、体調に合うか確認しながら取り入れると安心です。
生で食べると消化に悪いと聞きますが、なぜですか?
生の野菜は加熱したものより消化に時間がかかりやすく、ブロッコリーは食物繊維も多いので、量が多いと胃腸に負担がかかりやすくなります。お腹が張る、違和感があるなどの症状が出る場合もあります。胃腸が弱い方や小さなお子さんは、無理せず加熱して食べる方が続けやすいです。
生ブロッコリーの洗い方は、流水だけでは足りませんか?
流水でも表面の汚れは落ちますが、つぼみの奥は入り組んでいるため、汚れや小さな虫が残ることがあります。生で食べる場合は、ボウルに水を張って逆さに浸し、やさしく揺らして振り洗いする方法が向いています。小房に分けてから洗い直すと、より落としやすくなります。
生とゆでで、栄養はどれくらい変わりますか?
本文の数値では、ビタミンCやカリウムなどは、ゆでると減りやすい傾向が見られます。水に溶けやすい成分が、調理中に流れ出やすいからです。一方で、生が合わない方もいるので、栄養だけで決めず、体調や食べやすさも含めて調理法を選ぶのが現実的です。
生で冷凍してもいいですか?使い方のコツはありますか?
生のまま冷凍することも可能です。洗ったあとは水気をよく拭き、袋の空気を抜いて平らにして冷凍すると扱いやすくなります。使うときは解凍せず、凍ったままスープや炒め物に入れると、食感の崩れが気になりにくいです。用途に合わせて、生冷凍と加熱後冷凍を使い分けると便利です。

