ブルーベリー人気品種25選:系統別特徴と育て方、おすすめランキング
冷凍輸入ブルーベリーではなく、収穫したばかりの国産フレッシュブルーベリーを味わったことはありますか?この記事では、ブルーベリー農家の知識と、お客様アンケートの結果をもとに、豊富なブルーベリー品種の中から特におすすめの25種類を厳選してご紹介します。300種類以上とも言われるブルーベリーの品種は、それぞれ味、食感、栽培のしやすさが異なります。この記事を読めば、ブルーベリーの主要な系統ごとの特徴から、甘さ、酸味、粒の大きさ、育てやすさに注目した詳細な品種情報、おすすめ品種まで、あなたのブルーベリー選びと栽培に役立つ情報が満載です。ブルーベリーの奥深い世界を一緒に探求し、あなたにとって最高のブルーベリーを見つけてみましょう。

ブルーベリー品種の基本と、なぜこんなに人気が出たのか?

ブルーベリーは日本だけでなく世界中で栽培されており、品種の数は300~400種類とも言われています。昔から人気のある品種もあれば、新しい品種もどんどん出てきています。2020年には、京都大学、公益財団法人かずさDNA研究所、米国農務省が共同で137品種のゲノム解析を行い、そのデータをもとに、さらに品種改良が進むと期待されています。たくさんの品種の中から、自分好みのブルーベリーを見つけるのは、まさに宝探しのようです。

ブルーベリーが家庭で育てられるようになったワケ

ブルーベリーが身近になった大きな理由は、「人工培地養液栽培」という方法が確立されたからでしょう。この方法で、おいしいブルーベリーが簡単に育てられるようになり、日本でブルーベリーを作る人がとても増えました。毎年6月頃になると、ブルーベリー農園での摘み取り体験がテレビで紹介されるようになり、一般家庭でもよく知られるようになりました。栽培技術の進歩と、それによる生産量の増加が、ブルーベリーの人気を大きく押し上げているのです。

ブルーベリーの主な系統

ブルーベリーは、「サザンハイブッシュ系」「ノーザンハイブッシュ系」「ラビットアイ系」「ハイブリッド系」の4つの系統に分けられます。それぞれの系統は、寒さに強いか、暑さに強いか、実の大きさ、食感、風味などが違います。例えば、ノーザンハイブッシュ系は寒い地域に向いていて、実が大きく甘酸っぱい品種が多いです。サザンハイブッシュ系は暖かい地域でも育てやすく、早く収穫できる品種が多い傾向があります。ラビットアイ系は丈夫で育てやすく、味が濃くコクがあるのが特徴です。これらの系統の特徴を知っておくと、住んでいる地域の気候や、どんな味が好きかによって、ぴったりの品種を選ぶことができます。次の章では、それぞれの系統の人気品種を詳しくご紹介します。

主要系統別 ブルーベリー人気品種25選

全国各地の観光農園や地元の直売所、スーパーなどで手に入る、人気のブルーベリー25品種を厳選してご紹介します。同じ木から収穫されるブルーベリーでも、その大きさは様々。さらに、完熟度合いによって、甘さ、酸味、香り、そして食感まで変化します。ブルーベリーの奥深さは、ただ甘いだけでは美味とは言えない点。甘味と酸味の絶妙なバランスが重要です。食感もまた、パリッとしたものから、柔らかくジューシーなものまで、人によって好みが分かれます。ここでは、それぞれの品種の個性を理解していただくために、あくまで参考として、各品種の魅力をお伝えしていきます。それでは、系統別に選りすぐりの25品種を見ていきましょう!

サザンハイブッシュ系統:温暖な気候が生んだ革新的な品種群

近年、目覚ましい発展を遂げているのが、サザンハイブッシュ系統です。元々、ブルーベリーは暑さに弱い性質を持っていましたが、この系統は耐暑性に優れた品種が次々と開発されています。サザンハイブッシュ系統の登場により、例えばペルーの砂漠地帯がブルーベリー栽培に適した土地へと変貌を遂げ、わずか15年ほどで世界有数の生産国に躍り出たという事例もあります。温暖な地域での栽培に適しており、早生品種が多く、比較的早い時期に収穫できるのが特徴です。

ユーリカ

原産国:オーストラリア、収穫時期:6月上旬~
ユーリカは、オーストラリアのMBO社が2010年に発表した品種です。最大の特徴は、何と言っても大粒で、パリッとした心地よい食感。一般的なブルーベリーの収穫時期は6月~8月ですが、主要産地である浜松では、ハウス栽培によって1月から出荷が始まるという驚きの早生性を持っています。この早生性は市場価値が高く、多くの生産者から熱い視線を集めています。
味に関しても、新品種ながら大粒で、程よい酸味が特徴。特に、そのパリッとした食感が際立っています。摘み取り体験に訪れた地元の小学生を対象としたアンケートでは、ユーリカが人気No.1に輝くなど、その美味しさと育てやすさから幅広い層に支持されています。絶妙な甘酸っぱさと奥深い味わいは、次世代を担う品種として高い潜在能力を秘めていると言えるでしょう。デビュー間もないながら、暫定1位の美味しさの可能性を秘めた期待の品種です。

オニール

原産国:アメリカ、収穫時期:6月上旬~
オニールは、1987年にノースカロライナ州立大学と米国農務省が共同で開発した品種です。薄い皮と滑らかな舌触りが特徴で、強い甘味を感じられます。病害虫に強く育てやすいため、ブルーベリー栽培を始める方にもおすすめの品種として人気があります。比較的生育も旺盛なため、家庭菜園初心者にもぴったりです。
完熟した時の美味しさはまさに別格で、全系統の中でもトップクラスと言えるかもしれません。とろけるような甘さの中に、ブルーベリーならではの豊かな風味が感じられ、非常に高い評価を得ています。この品種の美味しさは、多くのブルーベリーファンを虜にし続けています。

スノーチェイサー

原産地:アメリカ、旬の時期:6月上旬頃~
スノーチェイサーは、2005年にフロリダ大学で誕生した品種です。薄い皮が特徴で、口に入れるとパリッとした食感が楽しめます。酸味が穏やかなため、濃厚な甘さが際立ちます。果実のサイズは中程度ですが、その甘さは格別です。また、比較的早い時期から収穫できる早生性も魅力の一つです。
酸味が少なく、強い甘みを求める方には非常におすすめです。心地よい食感と甘みが調和し、とろけるような味わいを堪能できます。栽培も比較的容易なため、家庭菜園にも適しています。

トワイライト

原産地:オーストラリア、旬の時期:6月中旬頃~
トワイライトは、オーストラリアのMBO社が開発した品種です。何と言ってもその最大の特徴は、非常に大きな果実です。生育条件が良いと、500円玉ほどの大きさになることもあります。果肉は硬めで、パリッとした食感を楽しめます。日本では、ブルーベリー苗木の販売で知られる大関ナーセリーが取り扱っており、その品質とサイズで注目を集めています。
大粒でパリッとした食感は食べ応えがあり、ブルーベリー狩りなどでも人気を集めています。甘みと酸味のバランスが絶妙で、大粒ながらも味が濃く、奥深い味わいが特徴です。採れたてを味わうと、その風味が一層際立ちます。

シャープブルー

原産地:アメリカ、旬の時期:6月中旬頃~
シャープブルーは、フロリダ大学のシャープ博士によって育成され、1975年に発表されました。酸味よりも甘みが強く、果肉が柔らかくジューシーなのが特徴です。丈夫で育てやすく、収穫量も多いため、多くの観光農園で栽培されています。その収穫量の多さから、商業栽培にも適した品種と言えます。
温暖な地域での栽培に適しており、初心者でも比較的容易に育てられます。甘みが強いため、そのまま食べるのはもちろん、ジャムなどの加工にも適しています。ジューシーな果肉が、口の中でとろけるような食感をもたらし、多くの人に親しまれています。

サンシャインブルー

原産地:アメリカ、旬の時期:6月中旬頃~
サンシャインブルーは、1979年にフロリダ州のエリオット博士によって発表された品種です。果実は小ぶりですが、甘みが強く感じられます。一本でも実をつけやすい自家結実性があり、耐暑性・耐陰性にも優れているため、ベランダや鉢植えでの栽培に最適です。樹形がコンパクトなので、限られたスペースでも育てやすいのが魅力です。
小粒ながらも、濃厚な甘みが凝縮されており、デザートやヨーグルトのトッピングにもぴったりです。また、観賞用としても美しい花を咲かせ、秋には紅葉も楽しめるため、庭木としても人気があります。育てやすさと、甘くて美味しい果実を両立した、優れた品種と言えるでしょう。

ミスティー

原産地:アメリカ、旬の時期:6月下旬頃から
ミスティーはフロリダ大学で開発され、1990年に発表されました。実のなりが良い品種で、収穫量は豊富です。主に九州南部や沖縄など、温暖な地域での栽培に適しています。果実は硬めで、裂果しにくいのが特徴。甘さと酸味が調和した、ブルーベリーらしい風味が楽しめます。収穫量が多く、比較的病害虫にも強いため、栽培農家にもおすすめです。
果肉がしっかりしているため、輸送にも適しており、市場でもよく見かける品種です。甘みと酸味のバランスがとれており、「これぞブルーベリー」という味わいが堪能できます。温暖な地域でブルーベリー栽培を考えているなら、ぜひ検討してほしい品種の一つです。

ノーザンハイブッシュ系統:ブルーベリーの定番、極上の甘酸っぱさ

私が特に気に入っているのが、このノーザンハイブッシュ系統です。甘さの中にほどよい酸味が感じられ、ブルーベリーならではのさわやかな風味も楽しめます。特に、大きさ・品質ともに優れた「ビッグセブン」と呼ばれる7品種は、すべてノーザンハイブッシュ系統です(ビッグセブン:コビル、バークレイ、アーリーブルー、ブルークロップ、ハーバート、ブルーレイ、コリンズ)。ただし、ノーザンハイブッシュ系統は暑さに弱い性質があり、地球温暖化の影響で栽培できる地域が限られてきています。将来的には、東北地方や北海道など、寒冷地でのみ栽培されるようになるかもしれません。寒冷地での栽培に適していますが、一部品種は暑さに対する耐性を改良されています。

バークレイ

原産地:アメリカ、旬の時期:6月中旬頃から
バークレイは1949年にアメリカで誕生した品種で、育てやすく美味しい「ブルーベリービッグ7」の一つとして知られています。酸味が穏やかで食べやすく、病害虫にも強いため、家庭菜園でも人気です。長年愛され続けている、信頼できる品種と言えるでしょう。
味は甘みと酸味のバランスが絶妙で、豊かな香りが特徴です。果実は比較的大きく、ジューシーな果肉が口の中でとろけるような食感を楽しめます。ノーザンハイブッシュ系の代表的な品種として、多くのブルーベリー愛好家から高く評価されています。

ブルークロップ

原産地:アメリカ、旬の時期:6月中旬頃から
1952年に発表されたブルークロップも、「ブルーベリービッグ7」の一角を担う、ノーザンハイブッシュ系統を代表する品種です。甘みと酸味のバランスが良く、世界中で愛されています。耐寒性と病害抵抗力が高く、収穫量も多いことが、世界中で支持される理由でしょう。丈夫で育てやすいため、初心者からベテランまで、幅広い層に親しまれています。
果実は中〜大粒で、鮮やかな青色をしており、ブルーム(果実表面の白い粉)が美しく付着します。風味豊かで、生で食べるのはもちろん、ジャムやデザートの材料としても最適です。その安定した品質と美味しさから、商業栽培と家庭菜園のどちらにおいても欠かせない品種の一つです。

ブルーレイ

原産地:アメリカ、旬の時期:6月下旬頃
ブルーレイは、1955年に登場した歴史ある品種です。ノーザンハイブッシュ系に属しながらも、暑さに比較的強いため、日本各地で栽培されています。果実のひび割れが少なく、品質が安定しているのが魅力です。ブルーベリー栽培の先駆けとなった品種として知られ、多くの生産者から愛されています。
味わいはまさに「ノーザンハイブッシュらしい」と言えるでしょう。甘味と酸味のバランスが絶妙で、他に類を見ない芳醇な香りが特徴です。「まるでリンゴのよう」と表現されることもあり、その独特の風味が楽しめます。大粒でありながら非常に美味しいという点も高く評価され、美味しさランキングで上位に挙げる人も少なくありません。食味と栽培のしやすさを兼ね備えた、人気の品種です。

デューク

原産地:アメリカ、旬の時期:6月上旬頃
デュークは、アメリカ農務省とニュージャージー州立農業試験場が共同で開発し、1986年に発表されました。皮がやや硬めで、日持ちが良いのが特徴です。甘さ、酸味、大きさ、食感のバランスが良く、総合的に見て非常に美味しいブルーベリーと言えます。早生品種でありながら、品質が安定している点も魅力です。
硬めの皮は輸送に適しており、市場にも多く流通しています。味は、酸味よりも甘味がやや強く、後味はすっきりとしています。栽培も比較的容易なため、家庭菜園でも人気があります。

スパルタン

原産地:アメリカ、旬の時期:6月上旬頃
スパルタンは、1977年にアメリカで発表された、ブルーベリーを代表する品種の一つです。「ブルーベリーの王様」とも称されるほどの美味しさを誇り、その食感と食べ応えが特徴です。甘味と酸味の調和がとれており、さわやかな風味を楽しむことができます。ただし、栽培が難しく、枯れやすいという側面も持ち合わせています。その栽培の難しさから、生産者にとっては挑戦しがいのある品種と言えるでしょう。
その美味しさは格別で、観光農園で見かけたらぜひ試していただきたい品種です。大粒で締まった果肉は、口に含むと豊かな香りとジューシーな甘酸っぱさが広がります。栽培は難しいものの、その美味しさに魅せられ、栽培に挑戦する人も少なくありません。収穫したばかりのスパルタンは、まさに最高の味わいです。

チャンドラー

原産地:アメリカ、旬の時期:6月下旬頃
チャンドラーは、アメリカ農務省によって育成され、1994年に発表された、超大粒のノーザンハイブッシュ系ブルーベリーです。何と言っても、その最大の魅力は、500円玉ほどの大きさになる巨大な果実です。特大サイズで知られ、そのインパクトから観光農園でも人気を集めています。見た目のインパクトも大きく、子供たちにも人気があり、摘み取り体験の目玉となることもあります。
味は、果肉がやわらかくジューシーで、まるで「桃」のようなフルーティーな味わいが楽しめます。大粒ながらも繊細な口当たりと豊かな香りが特徴で、ブルーベリー愛好家からの支持も厚い品種です。その大きさから食べ応えも抜群で、一度食べたら忘れられない味わいとなるでしょう。

エリザベス

原産地:アメリカ、旬の時期:6月下旬から
エリザベスは、アメリカのニュージャージー州でブルーベリー農園を営んでいた人物の名前が由来です。1966年に発表されて以来、その独特の風味で知られています。特に際立つのは、その薄い皮と、非常に豊かな香りです。他の品種とは異なる、洗練された風味が特徴と言えるでしょう。
果実がやや小ぶりな点は惜しまれますが、専門家の間では、その香りと甘酸っぱさの絶妙なバランスが高く評価されています。口に含むと、その華やかな香りが広がり、多くの人々を魅了します。栽培は少し難しいとされますが、この特別な風味を求めて栽培する価値は十分にあるでしょう。

リバティ

原産地:アメリカ、旬の時期:7月上旬から
リバティは、2003年にミシガン州立大学で開発された、比較的新しい品種です。収穫後の日持ちの良さから、世界中で栽培が広がっています。観光農園での導入も多く、新鮮で香り高い味わいを手軽に楽しめるのが魅力です。日持ちが良いということは、流通にも適しているため、より広い地域でその美味しさを味わうことができます。
味わいは、甘みと酸味の調和がとれており、後味はさっぱりとしています。中~大粒で、果肉がしっかりしているため、食べ応えも十分です。ノーザンハイブッシュ系の風味の良さと、サザンハイブッシュ系の育てやすさを兼ね備えており、次世代の有望品種として注目されています。家庭菜園から本格的な栽培まで、幅広く活用できるでしょう。

ラビットアイ系統:丈夫で育てやすく、たくさん収穫できる品種

ラビットアイ系統の最大の特徴は、その生命力、つまり樹の強さにあります。ぐんぐんと大きく育ちます。ハイブッシュ系に比べると酸味が控えめで、色が濃く、コクのある味わいが楽しめます。果実が熟す前に赤くなる様子が、ウサギの目のように見えることから、この名前が付いたと言われています(異説もあります)。栽培が容易で、実の色が赤から紫へと変化していく様子を観察するのも楽しみの一つです。温暖な地域での栽培に適しており、日本の気候にも比較的馴染みやすいのが特徴です。

ティフブルー

原産地:アメリカ、旬の時期:8月上旬から
ティフブルーは1955年に発表された古い品種ですが、現在でも根強い人気を誇ります。交配親が共に野生種であるため、ラビットアイ系統の多くの品種は、ティフブルーを元に交配されています。完熟した果実は非常に美味ですが、雨に弱いという欠点もあります。しかし、その美味しさが多くの栽培者に愛され続けている理由です。
味は濃厚な甘さが特徴で、まるで「生クリーム」のような味わいと評されることもあります。専門家からは「もう少し酸味があれば、最高評価だった」と言われるほど、甘みが際立っています。甘いものが好きな方にはたまらない品種でしょう。果実は中粒で、収穫量も多く、その豊かな甘みは、そのまま食べるのはもちろん、ジャムやジュースなどの加工にも最適です。

ホームベル

原産地:アメリカ、旬の時期:8月上旬から
ホームベルは、アメリカ合衆国農務省とジョージア州沿岸平原試験場が共同で開発し、1960年に発表された長い歴史を持つ品種です。小ぶりながらも甘みが凝縮された果実が豊富に実り、病害虫への抵抗力も強いため、家庭菜園での栽培に最適です。生育が旺盛で育てやすいので、初心者の方でも安心して栽培に取り組めます。ラビットアイ系ブルーベリーの中でも、特に人気のある品種の一つです。
小粒ながらも、その甘さは濃厚で、ある記事では「ジャムにすることで、その真価が最大限に引き出される」と紹介されています。凝縮された甘みを生かして手作りジャムを作り、ヨーグルトやパンに添えれば、至福のひとときを味わえるでしょう。生食はもちろんのこと、加工用としても非常に優れており、その甘さと風味は多くの人々を魅了しています。

ブライトウェル

原産地:アメリカ、旬の時期:7月上旬から
ブライトウェルは、アメリカ合衆国農務省とジョージア州沿岸平原試験場が共同で育成し、1981年に発表された品種です。ラビットアイ系ブルーベリーの中でも、特に生で食べるのに適しています。完熟すると酸味がほとんどなく、クセのないすっきりとした味わいが特徴で、甘いブルーベリーを好む方におすすめです。比較的早い時期に収穫できる品種であり、ラビットアイ系のシーズンをいち早く楽しむことができます。
その味わいは、ある記事で「晩生品種として導入されたものの、予想外に味が格別だった。ほどよい酸味が良い」と評価されており、すっきりとした甘さの中に、わずかな酸味が加わることで、奥深い味わいを生み出しています。果実も比較的大きく、ジューシーな果肉は食べ応えがあります。育てやすく、収穫量も多いため、家庭菜園だけでなく、商業栽培でも人気を集めています。

フロリダローズ

原産地:アメリカ、旬の時期:7月中旬から
フロリダローズは、2002年にフロリダ大学が発表した品種で、熟しても実が紫色にならず、ローズピンク色になるという非常に珍しい特徴を持っています。実付きが良く、甘みと香りが強いため、写真映えする観光農園でも人気があります。「完熟しても紫色にならず、美しいピンク色になるため、SNS映えする」と紹介されており、その見た目の美しさから注目を集めています。
甘みと香りが強く、見た目の美しさだけでなく、味も優れています。ある記事では「熟期後半の美味しさは、ほっぺたが落ちるほど」と絶賛されており、その美味しさは一度体験する価値があります。他にはないユニークな色合いと、優れた食味を兼ね備えた、魅力的な品種です。

タイタン

原産地:アメリカ、旬の時期:7月下旬から
タイタンは、アメリカ・ジョージア大学のネスマイス博士によって2012年に発表された、特に大きな品種です。ブルーベリーの中でも最大級の果実が豊富に実り、ラビットアイ系にありがちな舌に残るざらつきが少ないのが特徴です。その巨大な粒は、まさに「巨人(タイタン)」という名前にふさわしいほどの存在感を放っています。
味は甘みが強く、酸味は控えめです。果肉は締まっており、ジューシーで食べ応えがあります。ラビットアイ系でありながら、ハイブッシュ系のようななめらかな舌触りも持ち合わせており、食感の良さも特筆すべき点です。その大きな粒と優れた食味から、多くのブルーベリー愛好家を虜にしている品種です。

デライト

原産地:アメリカ、旬の時期:7月下旬頃から
デライトは、ジョージア州沿岸平原試験場とアメリカ農務省が共同で開発し、1969年に発表された品種です。特に暑さに強く、爽やかな味わいが特徴で、「青リンゴのよう」と表現されることもあります。その名前が示すように、口にした人に「喜び」を与えるような、独特の風味を持つブルーベリーです。
果実は中程度の大きさで、甘みと酸味の調和がとれており、後味はすっきりとしています。特に夏の暑い時期に、その爽やかさを存分に楽しむことができます。栽培しやすく、収穫量も多いため、家庭菜園だけでなく商業栽培でも人気を集めています。青リンゴを思わせる香りは、他のブルーベリーにはない個性的な魅力です。

ラヒ

原産地:ニュージーランド、旬の時期:7月下旬頃から
ラヒは、1992年にニュージーランド園芸食品研究所で開発された品種です。果実の表面を覆う白い粉(ブルーム)が多く、収穫後の日持ちが良いのが特徴です。マオリ語で「大きい」「たくさん」という意味を持ち、その名の通り、比較的大粒の実をたくさんつけます。日持ちが良いということは、輸送や保存にも適しているということです。
味わいは甘みが強く、酸味は控えめです。果肉はしっかりとしていて、食べごたえがあります。豊かな風味と安定した品質から、商業栽培でも広く用いられています。家庭菜園でも育てやすく、たくさんの美味しい実を収穫できるため、初心者の方にもおすすめできる品種です。

フクベリー

原産地:アメリカ、旬の時期:8月中旬頃から
フクベリーは、日本ブルーベリー協会の福田俊氏が育成し、2006年に農林水産省に品種登録申請された品種です。甘さと酸味のバランスが絶妙で、皮も薄いため、ハイブッシュ系のような食感を持つ、非常においしいブルーベリーです。ラビットアイ系でありながら、ハイブッシュ系のような繊細な味わいを持つという、他に類を見ない特徴があります。
ある記事では「世間的には地味な品種と思われがちだが、実は隠れた一番人気。お客様は本当の価値を見抜いている!」と絶賛されており、まさに「知る人ぞ知る名品」と言えるでしょう。粒は小さいながらも味が濃厚で、今後の栽培面積の増加も期待されています。甘酸っぱい果汁が口いっぱいに広がり、奥深い味わいを堪能できます。

ハイブリッド系統:交配種が持つ、未知なる可能性

アメリカを中心に研究が進められているブルーベリーは、異なる系統を掛け合わせることで「ハイブリッド」と呼ばれる系統も生まれています。ハイブッシュ系統とラビットアイ系統の交配や、ハイブッシュ同士の交配によって、独特の性質を持つ品種が開発されています。これらの品種は、両親の良いところを受け継ぎ、耐寒性、耐暑性、果実の品質など、様々な面で優れた特性を示すことが期待されています。これまでとは違う、新しいブルーベリーの魅力を発見できるかもしれません。

ピンクレモネード

原産地:アメリカ、旬の時期:6月下旬頃
2005年にアメリカ農務省から発表されたピンクレモネードは、ノーザンハイブッシュ系とラビットアイ系を掛け合わせて開発された品種です。一番の特徴は、熟しても紫色にならず、美しいピンク色を保つことです。ある記事では「ピンク色が目を引く」と評され、別の記事では「SNS映えする」と表現されており、観光農園での人気にも繋がっています。鑑賞用としても楽しめます。
見た目の美しさだけでなく、味も優れています。ある記事では「味もトップクラス」と評価されています。別の記事では「レモネードのような風味が特徴的」と評されており、甘酸っぱく爽やかな風味は、従来のブルーベリーとは違う味わいです。粒の大きさについて「もう少し大きいと良い」という意見もありますが、アメリカの園芸コンテストで最高の新品種として表彰された実績からも、その品質の高さが伺えます。ユニークな外観と優れた食味が魅力の品種です。

レガシー

原産地:アメリカ、旬の時期:6月下旬頃
レガシーは1993年にアメリカ農務省とニュージャージー州立農業試験場が共同で発表した品種で、ノーザンハイブッシュ系とサザンハイブッシュ系の交配種です。温暖な地域から寒冷な地域まで、幅広い場所で栽培できるのが特徴です。この適応性の高さから、様々な地域で栽培されています。
味はハイブリッドならではの甘味と酸味のバランスが取れているのが特徴です。ある記事では「ハイブリッド系の甘酸っぱいバランスが良い」と評価されており、ノーザンハイブッシュ系の風味と、サザンハイブッシュ系の甘さの両方を兼ね備えています。果実は中くらいの大きさで、しっかりとした果肉はジューシーで食べ応えがあります。育てやすく、様々な環境で美味しいブルーベリーが収穫できるため、家庭菜園から大規模栽培まで、あらゆる栽培者におすすめできる品種です。

ニーズ別!ブルーベリー品種セレクション

ブルーベリーの品種を選ぶ際は、何を重視するかによって最適な選択肢が変わります。ここでは、特におすすめの品種、見た目の個性が際立つ品種、そして味の良さで選ぶ品種という3つの視点から、特におすすめの品種をご紹介します。

注目の3品種

もし見つけたらぜひ味わっていただきたいのが、以下の3品種です。栽培特性や風味において、特に優れた品質を持つと自信を持っておすすめできます。

スパルタン(ブルーベリーの王様)

まずご紹介するのは、その卓越した美味しさから「ブルーベリーの王様」とも称される「スパルタン」です。栽培が難しい希少な品種ですが、しっかりとした食べ応え、パリッとした食感、そして甘味と酸味の絶妙なバランスが織りなす爽やかな風味が魅力です。ブルーベリー狩りで出会えた際には、ぜひその極上の味わいを試してみてください。栽培の難しさから、ブルーベリー生産者にとっては挑戦しがいのある品種であり、栽培成功は生産者の技術力の証とも言えるでしょう。

ユーリカ(極早生大玉種)

近年、急速に人気を集めているユーリカは、大粒で食感の良い極早生ブルーベリーです。他の品種よりも早く市場に出回り、新鮮な味わいを楽しむことができます。その早熟性と優れた品質から、ブルーベリーシーズンの先駆けとして注目されています。特に、いち早く収穫を体験したい方や、大粒で歯ごたえのあるブルーベリーがお好きな方におすすめです。

ホームベル(加工にも向く万能種)

ホームベルは、ジャムにすることでその美味しさが際立ちます。小粒ながらも凝縮された甘みが特徴で、手作りジャムをヨーグルトやパンに添えれば、至福のひとときを味わえます。生で食べても美味しいですが、加工することで、その豊かな甘みと風味がより一層引き出されます。栽培しやすく収穫量も多いため、家庭菜園で自家製ジャムを作りたい方に最適な品種です。

話題の個性的な3種

テレビ番組でブルーベリー農園が紹介される際、高い確率で取り上げられるのが以下の3品種です。その独特な特徴や印象的な見た目から、多くのメディアや消費者の関心を集めています。

ピンクレモネード(愛らしいピンク色の実)

ピンクレモネードとフロリダローズは、熟しても紫色にならず、可愛らしいピンク色を保つため、SNSでも人気です。ピンクレモネードは、アメリカの園芸品評会で最高の新品種として表彰されたこともあり、その外観だけでなく、味も最高レベルと評価されています。通常のブルーベリーとは異なる、見た目にも楽しめる品種です。レモネードを思わせる、さわやかな風味も魅力です。

フロリダローズ(バラ色の希少品種)

フロリダローズもまた、実が熟してもバラ色を維持する珍しい品種です。実付きが良く、強い甘みと豊かな香りが特徴で、収穫時期終盤の味わいは格別と評されるほどです。ピンクレモネードと並び、人気の高い品種となっています。

チャンドラー(大粒!500円玉級ブルーベリー)

さらに、500円玉ほどの大きさに成長するチャンドラーは、その圧倒的な存在感で注目を集めます。果肉は柔らかく、まるで桃のようなジューシーさを味わえるため、大きさだけでなく味も申し分ありません。その規格外の大きさは、従来のブルーベリーのイメージを覆すほどのインパクトを与えます。

まとめ

この記事では、300種類以上とも言われるブルーベリーの中から、特に人気の高い25品種を厳選し、主要な系統別(サザンハイブッシュ、ノーザンハイブッシュ、ラビットアイ、ハイブリッド)に、それぞれの特徴や味わいを詳しく解説しました。
収穫したばかりの新鮮なブルーベリーは、輸入された冷凍ブルーベリーとは全く異なる、格別な美味しさがあります。甘味と酸味の見事なバランス、心地よい食感、そして品種ごとに異なる個性豊かな風味は、一度味わうと忘れられない体験となるでしょう。今回ご紹介した詳しい品種情報を参考に、ぜひご自身の好みにぴったりのブルーベリーを見つけて、その奥深い世界を堪能してください。この夏、あなたにとって最高のブルーベリーとの出会いがあることを願っています。


ブルーベリーで一番美味しい品種は何ですか?

美味しさの感じ方は人それぞれ異なりますが、一般的にはノーザンハイブッシュ系の「スパルタン」や「ブルーレイ」、サザンハイブッシュ系の「オニール」などが特に高い評価を得ています。特に「スパルタン」は、「ブルーベリーの王様」とも称されるほどです。また、ラビットアイ系の「ティフブルー」は、「生クリームのような甘さ」が特徴で、甘いものが好きな方には特におすすめです。この記事では、筆者の主観とお客様へのアンケートに基づいたランキングもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ブルーベリー栽培、初心者でも安心な品種は?

ご安心ください。ブルーベリー栽培が初めての方には、特にラビットアイ系統の品種をおすすめします。この系統は生命力が強く、病害虫にも強いため、比較的容易に育てることができます。「ホームベル」や「ブライトウェル」などは、特に育てやすく、たくさんの実をつけてくれます。また、サザンハイブッシュ系統の「シャープブルー」や「サンシャインブルー」も、丈夫で一本でも実がなりやすい自家結実性を持つため、ベランダなどの限られたスペースでの栽培にも最適です。

ブルーベリー、大粒品種を選ぶなら?

ブルーベリーならではの食べ応えを求めるなら、大粒品種を選びましょう。ノーザンハイブッシュ系の「チャンドラー」、サザンハイブッシュ系の「トワイライト」、そしてラビットアイ系の「タイタン」がおすすめです。特に「チャンドラー」と「トワイライト」は、栽培環境が良ければ500円玉ほどの大きさになることもあり、その見た目のインパクトも楽しめます。「タイタン」もまた、ブルーベリーの中でも最大級の果実を実らせます。これらの品種は、口いっぱいに広がるジューシーな果肉が魅力です。

ブルーベリーの系統、ハイブッシュ、ラビットアイの違いは?

ブルーベリーは大きく分けて、「ノーザンハイブッシュ系」「サザンハイブッシュ系」「ラビットアイ系」「ハイブリッド系」の4つの系統があります。ノーザンハイブッシュ系は、寒冷地での栽培に適しており、大粒で甘酸っぱい実をつける品種が多いのが特徴です。サザンハイブッシュ系は、暑さに強く温暖な地域に適しており、早生品種が多い傾向があります。ラビットアイ系は、生育旺盛で育てやすく、濃厚な味わいが特徴です。ただし、自家結実性が低い品種が多いため、異なる品種を2本以上一緒に植える必要があります。ハイブリッド系は、これらの系統を掛け合わせたもので、それぞれの良い特徴を受け継いでいます。お住まいの地域の気候や、求める特性に合わせて、最適な系統を選びましょう。

ブルーベリーの旬はいつ?品種ごとの収穫時期の違いは?

ブルーベリーの収穫時期は、品種によって大きく異なります。一般的には6月上旬から8月下旬にかけてがシーズンですが、早生品種であるサザンハイブッシュ系の「ユーリカ」などは、ハウス栽培により1月から収穫が始まることもあります。ノーザンハイブッシュ系は6月中旬から7月上旬、ラビットアイ系は7月下旬から8月初旬に最盛期を迎える品種が多いです。ブルーベリー観光農園などでは、時期によって味わえる品種が変わるため、何度か訪れて様々な品種の味を比較してみるのもおすすめです。

ピンク色のブルーベリーは存在する?

実は、熟しても一般的な紫色にはならず、愛らしいピンク色を保つ珍しいブルーベリーが存在します。特に知られているのは、ハイブリッド品種である「ピンクレモネード」や、ラビットアイ系統の「フロリダローズ」です。これらの品種は、その独特な外観がSNSで話題となり、観光農園などでも人気を集めています。見た目の美しさだけでなく、レモネードを思わせる爽やかな風味や、凝縮された甘みが楽しめるのも魅力です。

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